2014年6月22日 (日曜日)

実質的に終わってしまった日本にとってのW杯を早々と総括してみる

今回のサッカー日本代表のグループリーグ第2戦までの戦いは「期待通り」なのか「期待外れ」なのかは人によって異なるだろうが、ベスト8だベスト4だ優勝だというあまりにも楽観的(能天気)な見方をした人からすれば期待外れなのだろう。

私は初戦に勝つか引き分けることが出来れば、グループリーグ突破の可能性もあるが、決勝トーナメントの相手が「死のD組」から出てくることを考えると、ベスト8は正直苦しいだろう、と予想していた。

もっともそのD組からコスタリカが出てくることまでは、恐らく世界中の大多数と同様考えてもみなかった。実際直前の親善試合で日本と対戦した時まではコスタリカの躍進を信じた人は、同国関係者以外にはいなかったと思う。

これまでの4年間でうすうすと感じていたことが、本番の試合を経験したことで確信につながった面があるので、どうせ影響力などみじんもないが(笑)、今後のために記録しておくことにする。久々のブログ記事更新である(苦笑)。

1.発動されてしまった法則
誰の目にも明らかだが、これまでの4大会、日本はGL敗退、ベスト16、GL敗退、ベスト16と交互に成績の山がある。フランスも似たようなものだが、この法則が発動されないことを願っていたがダメだったようだ。しかもベスト16に進出した時の初戦は1勝1分けだが、GL敗退の時は初戦黒星である。

もう1つ法則があった。それは監督である。GL敗退の時の監督はW杯初体験なのである。98年の岡田武史と06年のジーコ。対してベスト16進出の時は02年のトルシエ(途中で解任されたが南ア代表監督を経験している)と10年の岡田武史。そして今回のザッケローニは代表監督初体験の人である。

経験の無さは、劣勢に立った時、試合終盤で追い込まれた時の対応に如実に出る。98年の岡田武史は自身もアジア予選途中で加茂周の代わりに引っ張り出され、日本代表そのものが初出場で世界レベルになかったというハンディはあるものの、初戦、2戦とも0-1で負け。得点をして引き分けに持ち込むか、最初からガチガチに守って0-0に持ち込むことができなかった。ジーコに関しては、現役選手の時の輝かしい実績や総監督、テクニカルディレクターとして果たした鹿島アントラーズに対する多大な貢献を横に置けば、悲惨の一言に尽きるだろう。選手の自主性を重んじると言えば聞こえは良いが、実際は中田英寿が王様のチームで方向性が定まらなかった。初戦の豪州戦で先制した後の戦い方が明確でなく、逆転を許してしまったのが全てである。全盛期だった高原直泰が血栓症で出場できなかった不運はあるけれど。

2.そしてザッケローニ
人柄の良さ、親日家になってくれた点というサッカー以外の高評価はともかくとして、日本の良さを活かした組織的で俊敏な攻撃的なサッカーを標榜したことは評価してよいと思う。決定力不足が長年の課題だった日本代表がこの4年間でそれを克服しつつあるように思えた。少なくとも13年のコンフェデ杯や秋の欧州遠征でのオランダ、ベルギー戦、そして今回の直前の親善試合の3試合を見れば期待が持てた。

だが、アジアカップ、アジア予選や東アジア大会、負けた親善試合などを見ていて気になったのは、選手交代のダメさである。6人の交代枠がある時は上手く使うことがあっても、公式戦で3人の交代枠になると、意図の不明な交代をしたり、交代のタイミングが遅かったりというのが気になっていたのである。

遠藤が途中交替した時に試合の流れを変えて好成績を収めたという最近の傾向があり、長谷部が長期離脱から復帰したこともあり、なんと本番では長谷部先発、後半に遠藤と交代というのがお決まりになってしまい、3人の交代枠が実質2人になってしまった。ギリシャ戦ではそのうちの1枠しか使っていない。こんな交代をするのなら何故青山敏弘をえらんだのだろうか。そしてあの試合、最後の1枠にドリブラーの斎藤学を使って欲しかったと思うファンも少なくないと思う。

今回、上手く選手交代を使って結果を残しているチームが多いことを考えると、今後は的確な選手交代というのが代表監督に一層求められるのだと思う。ザッケローニは残念ながらその資質に欠けているようである。

本番で非難を浴びている追い込まれた終盤でパワープレーに走る点だが、これは選手選考を見た時に「ああ、ザッケローニは空中戦を捨てたな」と誰もが思ったのに、である。終盤のパワープレーは当然の選択肢という意見もあるが、それなら豊田陽平か川又堅碁あたりを選んでおくべきだったろう。それ以外にも選手のポジションなどで迷走が見られる。岡崎、大久保、香川の起用に関して顕著である。

お得意の3-4-3のシステムが定着していれば戦い方の幅も広がったのだろうが、この点についての総括もすべきだろう。もっとも私は90年代のイタリアサッカーに詳しくないので調べてみたら、これが成功したのはウディネーゼとACミランのみであり、しかもビアホフという選手がいたからだ、という評価である。4-2-3-1とシステムこそ違え日本代表でザッケローニが本田圭佑中心のチームをつくったのは偶然ではないのかもしれない。

今日のニュースでは、ストレスから解放するために、予定していた練習を中止して休息日に当てるということである。これも上手く行けばよいが、コロンビア戦で結果が出なければ思いつきに過ぎないということになる。上手く行かなかった場合の対応も予め想定しておくべきだった。

彼は融通の利かないタイプのようだが、それでいて危機に直面するとパニックに陥って自身の脳が混乱を来すようである。冷静な危機管理能力も次の監督には求めたい。

3.JFAのサポートは的確だったのか。
泥沼と言えば今日か責任者である原専務が2戦終わった段階でザッケローニと話をしたというのも泥縄であるが、初戦の試合地であるレシフェのスタジアムを昨年のコンフェデ杯で経験したというところにそもそも慢心があったのではないか。

今回、初戦、2戦目とも雨中の試合である。芝の長いという南米のスタジアムはパスサッカーに不向き(スペインも苦戦した)な上に雨まで降ってはかなり苦しい。蒸し暑さは予想していたようだが、雨対策まで考えていたのだろうかという疑問がわく。

そしてキャンプ地と移動距離である。鹿児島とフロリダで暑さ対策をするので、拠点は涼しくてもよいということのようだが、本当にそれで上手く行ったのか。長距離の航空機の移動で選手が疲労しているという報道があるが、レシフェとナタウは比較的近く高温多湿なのに、わざわざ何千kmも移動するのが本当によかったのだろうか。それも初戦に勝利していれば苦にならなかったのかもしれないが、結果がついてこなければ長距離の移動や気候の変化は心身共にダメージとなる。

キャンプ地の選定に関して、JFAの大スポンサーであるキリンの工場があるから、という見方があるが、これに関しては正確な内部情報を持ち合わせていないので何とも言えない。ただ今回のように結果がついて来なかった時に、こういう疑惑の目で見られないような公正な姿勢をJFAには持ってもらいたい。

初戦が大切ということでピークを持っていくという点に関しても、見ている限りでは上手く行っていないように見える。コートジボワールの日本対策の方が上回っていたのだろうが、そうだとすれば、情報戦や分析戦で敗北したことになる。ザッケローニとラムーシは師弟関係とのことだが、ラムーシの方が1枚上手だったようである。

4.日本選手のメンタル
今大会の日本代表の2試合を見て、低レベル、下手くそといった非難があるが、今季調子のよくなかった本田や香川はともかく、多くの選手が欧州で活躍しており、その批判は当たらないと思う。4年前と比較してもレベルは上がっているとみて間違いない。問題は他国も同様に進歩している点であり、今大会は疲労のためか欠場したスーパースターとは別に、ダークホースのような若手も出てきている。どうやら日本選手のメンタルが、レベルアップした技術や戦術、フィジカルを本番で発揮できないようにしていると思えるのである。模擬試験で良い点を取るのに本番の入試でダメな受験生みたいである。

初戦のコートジボワール戦を見ていれば明らかだ。前半16分に本田が先制し、その後も内田や本田が惜しいシーンがあった。しかしこれが決まらず前半30分あたりから守りに入ったのが明らかだった。初戦に勝ちたいという重圧からか、攻撃サッカーが影を潜めてしまった。こういう時、監督は攻めろというサインを出すはずであり、ハーフタイムでそういう指示はあったのかもしれないが、それで切った交代カードが長谷部→遠藤というちぐはぐさであった。同点にされた後の戦い方も明確でなかったようで、最後まで攻める姿勢があれば立て続けに失点することはなかったかもしれない(監督が選手交代のカードを切ってもよかったと思うが)。

パワープレーに関して選手達は「監督の指示だから従う」と言っているようだが、反旗を翻してパスサッカーを徹底してもよかったのではないだろうか。どうせザッケローニは今大会限りなのである。監督に逆らうのはよくないかもしれないが、理不尽な指示であれば従わずに最後まで自分たちの本来のあり方を貫き通すというメンタルがあってもいいのではないだろうか(そういう結果にならないような監督選びが第一であることは言うまでもないが)。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年6月26日 (土曜日)

FIFAワールドカップ・グループリーグ総括

大会前にはグルーブリーグ(GL)突破を期待していなかったので、望外の結果となった。日本のサッカーにとってもこういうシビアな大会のノックアウトラウンドを経験するのは将来につながることだろう。

それにしても「岡田監督ごめんなさい」の大合唱のようだ。全く持ってこの国民は何かをきっかけに一斉に同じ方向を向くのがお得意のようだ。大東亜戦争の1億火の玉体質は変わっていない。岡田監督批判だって今年に入ってからの代表チームの不振に端を発している。批判されるべきは批判されて当然なのだから、少々結果が出たからと言って、過去に遡ってまで謝る必要はないだろう。

岡田監督だって批判を受け入れたから、本番には言って戦術を変えたのだと思う。批判がなければ惨敗だった可能性だってあるのだ。建設的な批判(例えばケガで戦えない中村俊輔を外せ)まで否定することはない。大政翼賛的な体制では日本サッカーに進歩などない。

とりあえず結果が出たから全て上手くいったように思うが、そうではない。GL初戦のカメルーン戦を辛うじて勝ったことで流れが変わった。本当に首の皮1枚で繋がっていたと言ってよい。あの試合だってGK川島のファインセーブがなければ逆転されていたかもしれないし、そもそも選手交代が従来の岡田監督どおりでおかしかったのだ。

それでも勝ったことで重圧がなくなったのか、2戦目のオランダ戦はかなり安定した戦い方になっていた。ただ中盤のキーマンの1人である遠藤は体の切れが十分でなく、後半に失点したシーン当たりまでポジショニングに難があった。周囲と連動しておらず動きが悪く相手にスペースを与えるシーンが何度かあって、よく観察していた人の指摘では失点シーンも彼のポジションニングがずれていたことでスネイデルにスペースを与えてしまったのだという。確かにその時の位置関係を見るとそのとおりなのだ。ただ、復調しつつあった遠藤は、そこで修正をすることが可能になり、追加の失点を許さず0-1のまま終わったことで、3戦目が引き分けでよいという優位な状況となった。皮肉なことにオランダ戦の1失点がGL突破を引き寄せたということなのだ。

3戦目は前半の早い時間帯でFKがそのままゴールとなったことで、勝たなければいけないデンマークの歯車が完全に狂ってしまった。あれで勝負あったと言ってもよいだろう。

GL突破という結果は、決して名称とは言えない岡田監督(恐らく分析官としては一流なのだろう)が、日本中の批判に対して多少変化を見せたことが1つの要因だろう。しかし専門家を引き入れた高地対策が功を奏したであろうということは、あまり指摘されないが、重要な点ではないか。これまで無駄走りをして70分くらいでガス欠になっていた日本代表が、最後まで走れたのは高地対策の恩恵だろう。そして何よりも潜在能力の高い選手達が危機感をもって臨んだことで一体感が生まれて、よい結果に繋がったのだと言えよう。サッカーにおける監督の役割は大きいとはいえ、岡田監督が凡将から急に名将に変じた訳ではない。これはアルゼンチンも似たようなものだろう(笑)。

決勝トーナメントは負けないサッカーでは勝ち進めない。あまりに非現実的なベスト4を打ち出していた岡田監督の頭の中には攻撃的なサッカーがあったのだと思うが、GL突破のためにそれは一度捨てた。選手起用、選手交代、戦術などもう一度切り替えないと決勝トーナメントでは対応できないと思う。もしも決勝トーナメントである程度の結果を出したら(ベスト8進出と準々決勝でのスペインまたはポルトガルを相手にした善戦がその基準だろう)、短期間に名将に転じたという評価も間違いではないだろう。02年の決勝トーナメント・ラウンド16のトルコ戦の敗戦のような消化不良感だけはまた味わいたくない。

E組以外。
A組のウルグアイ、メキシコはタフなサッカーで見せてくれた。フランスの体たらくは予想されたこと。南アは惜しかった。初戦に勝っていれば結果は当然違っていただろう。

B組の韓国は素晴らしい。02年のベスト4はどう考えても誤審など下駄を履かされていたが、今回はそういう批判を許す余地がない。よいチームである。アルゼンチン戦の1-4も結果だけ見れば無残だが戦い方は正々堂々として天晴れだ。ギリシャはGL敗退したがW杯初勝利おめでとう。ナイジェリアはイメージや身体能力とは裏腹に、ここのところ期待を裏切り続けている。アルゼンチンは本来の実力からすれば当然の結果だろう。

C組。セルビア、オーストラリアは残念。ここは実力が拮抗した死のグループで、ドイツも敗退の可能性があった。今大会で乱発されたレッドカードがもっとも影響したグループだったかもしれないが、オーストラリアに一番酷だったようだ。

D組。スロベニア残念。結果的にアメリカに追いつかれていなければ決勝トーナメントに行けたわけが、それでもアメリカが最終のアルジェリア戦の後半ロスタイムで勝利しなければ進出できていた。今大会のアメリカの終盤は神がかり的だ。

F組。スロバキアの最終戦の戦いはイタリアがヘロヘロだったことを差し引いても見事。欧州でやっていると名前負けするということがないのだろうな、ということを見せてもらった。イタリアは大会前フランスほどは酷くなかったのだろうが、初戦を見て何か変だと思ったファンは少なくないだろう。D組のイングランドと違って立て直せずにずるずる行ってしまったのは残念だが、世代交代を期待するしかないのだろう。ニュージーランドの健闘(3引分け)は特筆すべきだと思う。ここも名前負けせずに持てる力を出して戦った勇敢なチームだ。

G組。北朝鮮は最初のブラジル戦で健闘したのでいい線いくかと思ったけれど、大敗したポルトガル戦が全て。鄭大世にゴールを決めて欲しかったが、対戦相手が皆強力すぎた。コートジボワールは実力があるのに運がないのか、2大会続けてのGL敗退。アフリカでの開催なのに残念。

H組。ここもスペインが初戦に負けて危なかったが、持ち直してラテン総崩れを防いだ。スイスは健闘したけれどスペイン戦で勢力を使い果たしてしまったか。ホンジュラスはオシムに今大会最弱と言われたが、スイス戦で引き分けて勝ち点1を得た。北中米カリブ海の3位チームは、98年のジャマイカ、02年のコスタリカ、06年のトリニダード・トバゴ、そして今回と毎回違うチームが出てきて楽しいのだが、いつも結果が出ないので、次回は頑張って結果を残して欲しい。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2010年6月12日 (土曜日)

岡田、ドメネク、マラドーナ

南アW杯開幕。まだ初日でAグループの2試合を消化しただけだが、やはり世界レベルの大会はよい試合を見せてくれる。現地が南半球で冬のため、暑さがないというのも高パフォーマンスが期待できるかもしれない(高地による空気の薄さがこれを帳消しにする可能性もなくはない)。

2試合の感想は今朝ほどtwitterに流したが、やはり監督の力は大きいなというのが第一に感じた率直なところ。日本代表監督が物足りないから、よけいに感じるのかもしれないが、過去にはヒディンクのような例もあるし、今回では南アを戦えるチームにしたブラジル人のパレイラの実力の一端が開幕戦に出ていたと思う。その開幕戦ではメキシコのハビエル・アギーレの怒りの形相が印象的だ。試合後の談話では本当に満足していないと言っていたようだが、先制された後、FW2人を交替させてとにかく点取るぞ、勝ちに行くんだぞ、というメッセージが明確だった。これが引き分けにつながった。

一方、ダメダメなのがフランスのレーモン・ドメネク。よい選手集めているのにチーム戦術が見えず、孤児個人がバラバラの試合運び。最後はアンリ頼みも不発。そのアンリが相手DFのハンドをアピールしていたのはとっても皮肉。お前が言うな、のワンシーン。確かにあれは手に触っているけれど故意じゃない。対戦相手のウルグアイの戦い方が守備的で一貫していたものの、最後は退場で10人となったのに崩しきれず。

さてさて、今日はアルゼンチンが登場で、もう1人のなんちゃって監督マラドーナの登場である。タレント揃いのアルゼンチンが、監督の力量など関係なくナイジェリアを粉砕するのか、それとも広義のホームのナイジェリアが初のアフリカでの大会でアフリカ勢の初勝利を飾るのか。USAとイングランドのアングロサクソン、旧宗主国と植民地対決も楽しみだが、試合時間が(^_^;)。

それにしても、2002年の日韓大会の時もフランス、ウルグアイは同組、アルゼンチン、ナイジェリアも同組だったんだよね。同じような組み合わせはけっこう繰り返される。

6.15追記
とりあえず初戦に関しては、マラドーナと岡田がヘロヘロの試合を1-0で逃げ切った。選手が監督をアテにしていないのだろう(笑)。いずれにしても海外のW杯本大会で1勝したのは素直に喜ぶことにしよう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年5月27日 (木曜日)

不可解な選手選考または起用

韓国に全く無内容な試合をやって2連敗したことで、今回のW杯での日本代表には全く期待しないで大会全体を楽しもうという気持ちに改めてなった。もしも間違ってGL突破したら、それは余録だと思えばいい。

それにしても12年前はカズと北澤を代表メンバーからはずした監督が、今回はどうして体調不良・故障の中村俊輔と遠藤保仁をはずせないのだろうか。当初の目論見と異なりメンバーが変わると目指すサッカー(これも不明なのだが)ができない、という理由で、パフォーマンスの悪い固定メンバーに執着するのか、それとも真偽のほどは不明だが時々言われるスポンサーとのからみではずせない「アンタッチャブルな選手」に彼らが該当するのか。

中村に関しては、故障を隠して試合に出て更に悪化させるなど、実績のあるプロのプレーヤーとも思えない。体調管理ができないのであれば、代表など自ら辞退すべきだろう。W杯の代表は別に彼のためにあるわけではない。それと2chあたりではずっと揶揄され続けているが、彼のまるで他人事のような試合後の「言い訳」はもう聞き飽きた。右のサイドハーフとサイドバックの連携が悪いと言うけれど、その右のサイドハーフで起用されているのは誰だと思っているんだ(怒)。

他にも岡田監督の選手選考や起用には不可解な点が多々あるが、それは彼の考えなのだから、もうこの際いたしかたない。目先の勝ちに拘って将来につながらないような引きこもりサッカーやるよりも、どうせGL突破なんか期待してないのだから、負けてもいいからワクワクするようなサッカーをやってもらいたいものである。負けなかったけれど3引き分けの勝ち点合計3でGL敗退なんてのは最悪だ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年5月20日 (木曜日)

いつも1つ足りない

帰宅して夕刊を読んだら、ドーハの悲劇のことが記事になっていた。W杯が近づくと必ずこの話題が登場する。それを読んで、ずっと頭の片隅にあったことがどっと浮かんできた。この時から日本代表の戦いはいつも何かもう一押しが足りないのだ。すべては仮定の話になってしまうのだが…

ドーハの悲劇では、当時のオーフト監督がハーフタイムに相手(イラク)の8番がフリーになっているから守備を修正しろと指示するつもりが、その前にボードに45 minutes USAと書いたために選手が浮き足立ったしまったことが書かれていた。今更オーフトを責めても仕方ないが、この時94年の本大会を経験していれば、その後の歩みは当然違っていただろう。98年大会の予選でもあれほど苦労しなかったろうし(女ホールバルの歓喜)、本大会でも3連敗を逃れたかもしれない。この大会までは出場国が24ヶ国で、グループリーグ3位でも決勝トーナメント出場の可能性があり、実際サウジアラビアはベスト16を勝ち取った。

96年のアトランタ五輪でも23歳以下の代表がブラジルに勝利し、それはそれで歴史的なことではあったが、結局決勝トーナメント進出はできなかった。期待されたドリブラー前園はこの大会以降輝きを失う。その後の五輪代表の低迷はシドニーを除いて目を覆うばかりであるし、そのシドニーとて決勝トーナメントに進出したものの期待はずれだった。

98年のフランス大会はフランス大会で、強豪のアルゼンチンとクロアチアに0-1で惜敗(スコアは惜敗だが内容は完敗といってよい)したのに、同じ初出場でそれほど強いと思えないジャマイカ(その後本大会に出場できていない)に2失点して敗れたのはいただけない。中山雅史が日本人初のW杯得点を記録したものの、所詮は記録である。せめて引き分けて勝ち点を確保したかった。おかげでアウェーの得点はドイツ大会まで持ち越されてしまうのだ。

ベスト16に沸いた2002年のホームの大会でも、そのノックアウトラウンド初戦で、トゥルシエの不可解な選手起用で不完全燃焼の敗戦を喫してしまう(選手にもグループリーク突破の満足感があったのかもしれないが)。あれはベスト8に進むチャンスだったと皆が思っていたはずだ。あの時勝利したトルコは3位になっている。トゥルシエは相変わらず日本代表監督に色気があるようだが、恐らく誰も(少なくともファンは)支持しないだろう。

2005年のコンフェデ杯でも欧州覇者のギリシャを1-0で破り、ブラジル相手に善戦したが結局グループリーグ敗退だった。あの時決勝トーナメントに進出していれば得難い経験になったはずで、実際グループリーグ敗退が決まった時のテレビ中継の解説者(誰だか忘れた)は3試合しかしないで帰るのはもったいない、と指摘していた。

2006年のドイツ大会は今更言うまでもあるまい。オーストラリアに勝つチャンス、クロアチアに勝つチャンスがあったのだ。仮にグループリーグ敗退だったとしても、アウェーで勝ち点3を獲得する機会を逃したのだ。フランス大会で逃した最低限の目標が、この時になってようやく実現されたに過ぎなかった。

このように手に届くものをむざむざと逃がし続けた結果が今日の姿ではないのだろうか。2007年のアジア大会は4位に終わったが、蓄積がないためにオシムが無からチームを作り上げなくてはならなかったからだ。道半ばで彼は病に倒れる。

それでもいいだろう。来月、初のアウェーでの勝ち点3を獲得できれば、それが6月14日だろうとぬ19日だろうと24日だろうとグループリーグ突破の可能性が出てくる。もっとも24日が初の勝ち点3の場合は、それまでに勝ち点2が必要だろうが。その時は是非ともノックアウトランドの初戦を制して一気にベスト8まで駆け上がってほしいものである。これまでの落とし物を全部回収できれば、嘲笑の対象でしかないベスト4という目標が近づいてくるかもしれないのだ。3バックでペナルティエリアに8人が密集するようなサッカーならば落とし物は見つからないままだろう。3連敗することが期待されているのだから(笑)、期待どおり3連敗する覚悟でアグレッシブに落とし物を拾いに行ってくれ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年4月 8日 (木曜日)

この際だから大木コーチでも昇格させろよ

もはや6月の本番に何も出来ないだろうサッカー日本代表。
昨晩の試合は最初から見る気もしなかったが、後でニュースを見て、中継を見なかったのは正解だと実感した。

指揮官がショックでインタビュー拒否して、その後煙草を吸って気持ちを落ち着けてから、放送時間終了後にインタビューしたようだが、日本サッカー協会の出版物には煙草や酒は控えるように書いてあるんだ。それだけでも指揮官失格じゃあないのか。つい何日か前もテレビに出演して、自分ではテレビはほとんど見ない、試合のビデオを見ては、どうするかのたうちまわっている、などと話していたけれど、それって本番二ヶ月前にやることか。

今更3バックもだって?笑わせるんじゃない。だれが真ん中やるんだか。
センターバックだってJの各チームには人材はいる。それを2人だけ固定で使って、言い訳程度に岩政や槙野を呼んでほとんど使わず、本職じゃあない阿部や今野で騙し騙し回して、挙げ句に急場で呼んだ栗原は相手FWにチンチンにされた。

アンタッチャブルな司令塔様もいつものように他人事みたいな言い訳ばかり。

南ア大会は日本代表がどれくらい惨敗するかを楽しみつつ、各国の戦いぶりを堪能することにしよう。
そして、せめて2014年のブラジル大会は希望がもてるような監督の人選をして欲しいものである。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年12月 7日 (月曜日)

いいグルーブ?E組の日本

アイルランドネタのコメント欄でW杯の組み合わせのことが出てきたので、ちょっと感想を述べてみる。

日頃、FIFAランキングはあまり意味がないと書いているマスゴミが、ここぞとばかりにフランスやポルトガルのシード落ちを騒ぎ(第1ポットの開催国以外の7ヶ国は全部予想通りであった)、E組の日本以外の参加国は皆「格上」と煽っている。

いや、出場国のランキングを見れば、日本より低いアジアやオセアニアあたりの代表国(同じグループにならない)を除けばほとんどが日本よりランキングが上なので、この騒ぎはほとんど意味がない。

どんな組み合わせになっても、日本にとっては厳しい戦いになることは必至なので、今回の結果がいいのか悪いのか、なんてのは今更言っても仕方ないだろう。どっちにしてもグループ2位にならなければノックアウトラウンドには行けないのだから、最初からオランダを1位と決めて2位狙いというのは、現実的かもしれないが敗北主義だろう。

死の組と言われるグループG(ブラジル、コートジボワール、ポルトガル、北朝鮮)で、ブラジルが1位抜けできると決まったわけではない。コートジボワールとポルトガルが勝ち抜けるという可能性だって充分に考えられる。北朝鮮代表でもある川崎フロンターレの鄭大世は、強いところと戦えると、この組み合わせ世喜んでいるとのこと。もしも北朝鮮代表全員がそういうメンタリティならば、1966年以来のサプライズだってあり得るだろう。

初戦が大事、というのは日本のように力が劣る場合、波に乗るためには必要なことだ。前回のドイツ大会の時も同じことが言われて、何となくオーストラリア与しやすしとみて痛い目にあったのは記憶に新しいところ。あの時の敵の監督フース・ヒディンク(ヒディングと誤記されるケースが多いがHidinkである)はオランダ人だ。そして今回のアジア予選でのライバルでもあったオーストラリアの監督はこれまたオランダ人のピム・ファーベーク。先日親善試合をやったという以上に因縁はあるのだ。ま、江戸時代の長崎出島以来の因縁かもしれないけれどね(笑)。

それにオランダは、南アフリカの欧州からの最初の征服者だ。アフリカーンス語という南アで使われている言語の1つはオランダ語の一種である。

そして今回はカメルーン。オランダ、デンマークと並べて、何となくやりやすそうな印象なんだろうか。まるで勝ち点3を取ったような雰囲気が一部メディアの報道から感じられるのは恐ろしい。やる前から変な星勘定はやめようではないか。

2002年の時のカメルーンのキャンプ地になった旧中津江村の元村長はカメルーンを応援すると言っているが「国賊」め(笑)。

個人的なことを書く。オランダ、デンマークと同じ組に決まって、なんだよ、俺の好きなヨーロッパの国際空港のあるところじゃないか、というのが真っ先に思ったこと(笑)。アムステルダムのスキポールとコペンハーゲンのカストルップ。そしてどちらも国土が狭くて平坦なこと。市街地の道路のあちこちに車道と歩道の間に自転車専用レーンが設置されている。オランダのハウテンという新都市などは自転車を中心に街が設計されているし、オランダ国鉄は自転車がそのまま持ち込み可能である。

見方を変えると彼らは低地の民族なので、海抜0mのダーバンでのオランダ戦はタフな戦いになるだろう。一方、1500mの高地で戦う第3戦のデンマークはつけいる隙がありそうだ。初戦に関しては高地対策がうまく行けば、気温の点で(熱帯の)カメルーンよりはアドバンテージがあるだろう。

ということで、日本代表も自転車を使って足腰を鍛えるトレーニングをしたらどうだろうか、というのがほとんど冗談だが提案である。いや、これまた邪推だがオランダ代表の伝統的なパスワークのスピード感は自転車の速度にあるのではないだろうか。別に自転車に乗ってサッカーをするわけではないが、そういうイメージを持つのは悪いことではないだろう。

ところで強化試合はどうなるんだろうか。このマッチメイキングで、日本サッカー協会の本気度と「外交手腕」がわかるというものだ。

岡田監督はポット1のチームのうち2ヶ国とやりたい、と言っている。伝えられるところではイングランド、スペインあたりが有力なようだ。他に強豪国ということではポルトガルの名前も挙がっている。オランダやデンマーク対策ということでいえば、身体的特徴やサッカーの質を考えたらドイツあたりがいいのだろう。それと参加国ではないがスウェーデンとやるのは有用だと思われる。この視点からはスペイン、ポルトガルはあまり役立たないと思われるが、ベスト4ねらいを公言している監督は先のことを考えてここいらと試合を組むかもしれない。グループ2位通過なら第2ラウンドの初戦の相手はイタリアである可能性が大きいし、間違って1位通過ならパラグアイ相手の可能性もあるから、いずれにしてもラテン対策は必要だ。

また初戦重視でアフリカの国とやるという観点に立てば、参加国のうち韓国、北朝鮮と同じ組になったナイジェリア、コートジボワール(この2ヶ国は地理的にもカメルーンに近い)あたりが相手をしてくれるとよいだろう。フランス語が公用語(つまり文化的に近接制があるかもしれない)ということと、仮想エトー対策ということでドログバのいるコートジボワールがよいかな。参加国以外なら、アフリカ予選でカメルーンと同じグループで2位だった、これまた地理的にもカメルーンと近いガボン(11月のFIFAランキング48位で日本に近い)あたりか。

E以外のグループでは、死の組なったDやGも興味深いが、開催国とフランスの入ったA、スイス以外がスペイン語圏という「ラテンの組」のHあたりも注目である。

あとは開幕までにちゃんとスタジアムが完成して、治安対策がきちんとなされることを願うばかりである。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年12月 2日 (水曜日)

Ireland should be a honorable loser.

It is obvious that the playoff game is scandalous where "Les Bleus" (The national football team of France) gained the ticket to the 2010 FIFA World Cup by handling assisted goal and I have some sympathies to the loser as many people in the world do.

The Ireland's requirement of rematch was quite natural but rejected by FIFA as anticipated.
They must have stopped at this stage.

Their 2nd requirement is to become the 33rd special delegate in the summer of 2010 in South African Republic which I think far from the spirit of fair play and will never have been accepted by FIFA.

Ireland should be a good loser. They have a lot of chance to show their presence. EURO 2012 will be the next chance, and their good performance in Brasil in 2014 would bring them great respect from all over the world.

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2009年11月23日 (月曜日)

欧米の現代キリスト教は本当に一神教なのか?

現代キリスト教って十把一絡げの書き方はよくないけれど、とりあえず見逃して(笑)。

サッカーW杯南ア大会の欧州予選プレーオフのフランス・アイルランド第2戦でのフランス代表FWティエリ・アンリのハンドが波紋を呼んでいる。政治・外交面でもだ。

しかしFIFAはアイルランドの再試合要求を却下したし、そもそも主審が見逃してしまった以上判定や試合結果は覆らないのがサッカーである。アイルランドは本戦出場に値するチームだと思うが、それを言っても仕方がない。次回大会に出場できるよう、頑張ってもらうしかないだろう。その前にEURO2012か。

さて、マラドーナに続き杏アンリも「神の手」と言われてしまったが、恐らくムスリムはこの表現に反発するだろうな。マラドーナもアンリもアッ・ラーではないからだ。仮に本当の神が彼らの手を動かしたのだ、と主張しても、神は間違ったことはしないから、説得力はない。イスラームは偶像信仰を一切否定している(バーミヤーンのように他宗教の偶像まで破壊するのはどうかと思うけどね)。

その点ローマ帝国が国教として以降のキリスト教は偶像崇拝を容認しているから「神の手」なる表現が出てきて、さらにそれをスポーツ選手の行為にまで当てはめてしまうのだろう。日本人にはわかりやすいけどね(笑)。

一見何気ない喩えの表現に、フェアプレーに反する行為の容認とユルユルの宗教観が見え隠れする。実に現代的な現象だと思う。

もしも南アの本大会でフランスと対戦したチームがハンドがらみで決勝点を挙げて、それが原因でフランスがグループリーグ敗退となったら、因果応報である。日本代表がそんな役回りにならないことを願うばかりである。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009年10月18日 (日曜日)

東スポ以下のTBS

岡田監督「もう、二度と出ねえ」 過激インタビューの一部始終 (ウェブ魚拓)

お笑いの水道橋博士だったかな、東スポで正しいのは日付だけwと揶揄された東スポの予測が現実になるような対応をしてしまった、という点で、以前からあちこちで指摘されているTBSのスポーツ中継や報道の質の低さは、その東スポ以下であることが判明してしまったと言える。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧