2010年6月26日 (土曜日)

FIFAワールドカップ・グループリーグ総括

大会前にはグルーブリーグ(GL)突破を期待していなかったので、望外の結果となった。日本のサッカーにとってもこういうシビアな大会のノックアウトラウンドを経験するのは将来につながることだろう。

それにしても「岡田監督ごめんなさい」の大合唱のようだ。全く持ってこの国民は何かをきっかけに一斉に同じ方向を向くのがお得意のようだ。大東亜戦争の1億火の玉体質は変わっていない。岡田監督批判だって今年に入ってからの代表チームの不振に端を発している。批判されるべきは批判されて当然なのだから、少々結果が出たからと言って、過去に遡ってまで謝る必要はないだろう。

岡田監督だって批判を受け入れたから、本番には言って戦術を変えたのだと思う。批判がなければ惨敗だった可能性だってあるのだ。建設的な批判(例えばケガで戦えない中村俊輔を外せ)まで否定することはない。大政翼賛的な体制では日本サッカーに進歩などない。

とりあえず結果が出たから全て上手くいったように思うが、そうではない。GL初戦のカメルーン戦を辛うじて勝ったことで流れが変わった。本当に首の皮1枚で繋がっていたと言ってよい。あの試合だってGK川島のファインセーブがなければ逆転されていたかもしれないし、そもそも選手交代が従来の岡田監督どおりでおかしかったのだ。

それでも勝ったことで重圧がなくなったのか、2戦目のオランダ戦はかなり安定した戦い方になっていた。ただ中盤のキーマンの1人である遠藤は体の切れが十分でなく、後半に失点したシーン当たりまでポジショニングに難があった。周囲と連動しておらず動きが悪く相手にスペースを与えるシーンが何度かあって、よく観察していた人の指摘では失点シーンも彼のポジションニングがずれていたことでスネイデルにスペースを与えてしまったのだという。確かにその時の位置関係を見るとそのとおりなのだ。ただ、復調しつつあった遠藤は、そこで修正をすることが可能になり、追加の失点を許さず0-1のまま終わったことで、3戦目が引き分けでよいという優位な状況となった。皮肉なことにオランダ戦の1失点がGL突破を引き寄せたということなのだ。

3戦目は前半の早い時間帯でFKがそのままゴールとなったことで、勝たなければいけないデンマークの歯車が完全に狂ってしまった。あれで勝負あったと言ってもよいだろう。

GL突破という結果は、決して名称とは言えない岡田監督(恐らく分析官としては一流なのだろう)が、日本中の批判に対して多少変化を見せたことが1つの要因だろう。しかし専門家を引き入れた高地対策が功を奏したであろうということは、あまり指摘されないが、重要な点ではないか。これまで無駄走りをして70分くらいでガス欠になっていた日本代表が、最後まで走れたのは高地対策の恩恵だろう。そして何よりも潜在能力の高い選手達が危機感をもって臨んだことで一体感が生まれて、よい結果に繋がったのだと言えよう。サッカーにおける監督の役割は大きいとはいえ、岡田監督が凡将から急に名将に変じた訳ではない。これはアルゼンチンも似たようなものだろう(笑)。

決勝トーナメントは負けないサッカーでは勝ち進めない。あまりに非現実的なベスト4を打ち出していた岡田監督の頭の中には攻撃的なサッカーがあったのだと思うが、GL突破のためにそれは一度捨てた。選手起用、選手交代、戦術などもう一度切り替えないと決勝トーナメントでは対応できないと思う。もしも決勝トーナメントである程度の結果を出したら(ベスト8進出と準々決勝でのスペインまたはポルトガルを相手にした善戦がその基準だろう)、短期間に名将に転じたという評価も間違いではないだろう。02年の決勝トーナメント・ラウンド16のトルコ戦の敗戦のような消化不良感だけはまた味わいたくない。

E組以外。
A組のウルグアイ、メキシコはタフなサッカーで見せてくれた。フランスの体たらくは予想されたこと。南アは惜しかった。初戦に勝っていれば結果は当然違っていただろう。

B組の韓国は素晴らしい。02年のベスト4はどう考えても誤審など下駄を履かされていたが、今回はそういう批判を許す余地がない。よいチームである。アルゼンチン戦の1-4も結果だけ見れば無残だが戦い方は正々堂々として天晴れだ。ギリシャはGL敗退したがW杯初勝利おめでとう。ナイジェリアはイメージや身体能力とは裏腹に、ここのところ期待を裏切り続けている。アルゼンチンは本来の実力からすれば当然の結果だろう。

C組。セルビア、オーストラリアは残念。ここは実力が拮抗した死のグループで、ドイツも敗退の可能性があった。今大会で乱発されたレッドカードがもっとも影響したグループだったかもしれないが、オーストラリアに一番酷だったようだ。

D組。スロベニア残念。結果的にアメリカに追いつかれていなければ決勝トーナメントに行けたわけが、それでもアメリカが最終のアルジェリア戦の後半ロスタイムで勝利しなければ進出できていた。今大会のアメリカの終盤は神がかり的だ。

F組。スロバキアの最終戦の戦いはイタリアがヘロヘロだったことを差し引いても見事。欧州でやっていると名前負けするということがないのだろうな、ということを見せてもらった。イタリアは大会前フランスほどは酷くなかったのだろうが、初戦を見て何か変だと思ったファンは少なくないだろう。D組のイングランドと違って立て直せずにずるずる行ってしまったのは残念だが、世代交代を期待するしかないのだろう。ニュージーランドの健闘(3引分け)は特筆すべきだと思う。ここも名前負けせずに持てる力を出して戦った勇敢なチームだ。

G組。北朝鮮は最初のブラジル戦で健闘したのでいい線いくかと思ったけれど、大敗したポルトガル戦が全て。鄭大世にゴールを決めて欲しかったが、対戦相手が皆強力すぎた。コートジボワールは実力があるのに運がないのか、2大会続けてのGL敗退。アフリカでの開催なのに残念。

H組。ここもスペインが初戦に負けて危なかったが、持ち直してラテン総崩れを防いだ。スイスは健闘したけれどスペイン戦で勢力を使い果たしてしまったか。ホンジュラスはオシムに今大会最弱と言われたが、スイス戦で引き分けて勝ち点1を得た。北中米カリブ海の3位チームは、98年のジャマイカ、02年のコスタリカ、06年のトリニダード・トバゴ、そして今回と毎回違うチームが出てきて楽しいのだが、いつも結果が出ないので、次回は頑張って結果を残して欲しい。

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2010年6月12日 (土曜日)

岡田、ドメネク、マラドーナ

南アW杯開幕。まだ初日でAグループの2試合を消化しただけだが、やはり世界レベルの大会はよい試合を見せてくれる。現地が南半球で冬のため、暑さがないというのも高パフォーマンスが期待できるかもしれない(高地による空気の薄さがこれを帳消しにする可能性もなくはない)。

2試合の感想は今朝ほどtwitterに流したが、やはり監督の力は大きいなというのが第一に感じた率直なところ。日本代表監督が物足りないから、よけいに感じるのかもしれないが、過去にはヒディンクのような例もあるし、今回では南アを戦えるチームにしたブラジル人のパレイラの実力の一端が開幕戦に出ていたと思う。その開幕戦ではメキシコのハビエル・アギーレの怒りの形相が印象的だ。試合後の談話では本当に満足していないと言っていたようだが、先制された後、FW2人を交替させてとにかく点取るぞ、勝ちに行くんだぞ、というメッセージが明確だった。これが引き分けにつながった。

一方、ダメダメなのがフランスのレーモン・ドメネク。よい選手集めているのにチーム戦術が見えず、孤児個人がバラバラの試合運び。最後はアンリ頼みも不発。そのアンリが相手DFのハンドをアピールしていたのはとっても皮肉。お前が言うな、のワンシーン。確かにあれは手に触っているけれど故意じゃない。対戦相手のウルグアイの戦い方が守備的で一貫していたものの、最後は退場で10人となったのに崩しきれず。

さてさて、今日はアルゼンチンが登場で、もう1人のなんちゃって監督マラドーナの登場である。タレント揃いのアルゼンチンが、監督の力量など関係なくナイジェリアを粉砕するのか、それとも広義のホームのナイジェリアが初のアフリカでの大会でアフリカ勢の初勝利を飾るのか。USAとイングランドのアングロサクソン、旧宗主国と植民地対決も楽しみだが、試合時間が(^_^;)。

それにしても、2002年の日韓大会の時もフランス、ウルグアイは同組、アルゼンチン、ナイジェリアも同組だったんだよね。同じような組み合わせはけっこう繰り返される。

6.15追記
とりあえず初戦に関しては、マラドーナと岡田がヘロヘロの試合を1-0で逃げ切った。選手が監督をアテにしていないのだろう(笑)。いずれにしても海外のW杯本大会で1勝したのは素直に喜ぶことにしよう。

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2010年5月27日 (木曜日)

不可解な選手選考または起用

韓国に全く無内容な試合をやって2連敗したことで、今回のW杯での日本代表には全く期待しないで大会全体を楽しもうという気持ちに改めてなった。もしも間違ってGL突破したら、それは余録だと思えばいい。

それにしても12年前はカズと北澤を代表メンバーからはずした監督が、今回はどうして体調不良・故障の中村俊輔と遠藤保仁をはずせないのだろうか。当初の目論見と異なりメンバーが変わると目指すサッカー(これも不明なのだが)ができない、という理由で、パフォーマンスの悪い固定メンバーに執着するのか、それとも真偽のほどは不明だが時々言われるスポンサーとのからみではずせない「アンタッチャブルな選手」に彼らが該当するのか。

中村に関しては、故障を隠して試合に出て更に悪化させるなど、実績のあるプロのプレーヤーとも思えない。体調管理ができないのであれば、代表など自ら辞退すべきだろう。W杯の代表は別に彼のためにあるわけではない。それと2chあたりではずっと揶揄され続けているが、彼のまるで他人事のような試合後の「言い訳」はもう聞き飽きた。右のサイドハーフとサイドバックの連携が悪いと言うけれど、その右のサイドハーフで起用されているのは誰だと思っているんだ(怒)。

他にも岡田監督の選手選考や起用には不可解な点が多々あるが、それは彼の考えなのだから、もうこの際いたしかたない。目先の勝ちに拘って将来につながらないような引きこもりサッカーやるよりも、どうせGL突破なんか期待してないのだから、負けてもいいからワクワクするようなサッカーをやってもらいたいものである。負けなかったけれど3引き分けの勝ち点合計3でGL敗退なんてのは最悪だ。

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2010年5月20日 (木曜日)

いつも1つ足りない

帰宅して夕刊を読んだら、ドーハの悲劇のことが記事になっていた。W杯が近づくと必ずこの話題が登場する。それを読んで、ずっと頭の片隅にあったことがどっと浮かんできた。この時から日本代表の戦いはいつも何かもう一押しが足りないのだ。すべては仮定の話になってしまうのだが…

ドーハの悲劇では、当時のオーフト監督がハーフタイムに相手(イラク)の8番がフリーになっているから守備を修正しろと指示するつもりが、その前にボードに45 minutes USAと書いたために選手が浮き足立ったしまったことが書かれていた。今更オーフトを責めても仕方ないが、この時94年の本大会を経験していれば、その後の歩みは当然違っていただろう。98年大会の予選でもあれほど苦労しなかったろうし(女ホールバルの歓喜)、本大会でも3連敗を逃れたかもしれない。この大会までは出場国が24ヶ国で、グループリーグ3位でも決勝トーナメント出場の可能性があり、実際サウジアラビアはベスト16を勝ち取った。

96年のアトランタ五輪でも23歳以下の代表がブラジルに勝利し、それはそれで歴史的なことではあったが、結局決勝トーナメント進出はできなかった。期待されたドリブラー前園はこの大会以降輝きを失う。その後の五輪代表の低迷はシドニーを除いて目を覆うばかりであるし、そのシドニーとて決勝トーナメントに進出したものの期待はずれだった。

98年のフランス大会はフランス大会で、強豪のアルゼンチンとクロアチアに0-1で惜敗(スコアは惜敗だが内容は完敗といってよい)したのに、同じ初出場でそれほど強いと思えないジャマイカ(その後本大会に出場できていない)に2失点して敗れたのはいただけない。中山雅史が日本人初のW杯得点を記録したものの、所詮は記録である。せめて引き分けて勝ち点を確保したかった。おかげでアウェーの得点はドイツ大会まで持ち越されてしまうのだ。

ベスト16に沸いた2002年のホームの大会でも、そのノックアウトラウンド初戦で、トゥルシエの不可解な選手起用で不完全燃焼の敗戦を喫してしまう(選手にもグループリーク突破の満足感があったのかもしれないが)。あれはベスト8に進むチャンスだったと皆が思っていたはずだ。あの時勝利したトルコは3位になっている。トゥルシエは相変わらず日本代表監督に色気があるようだが、恐らく誰も(少なくともファンは)支持しないだろう。

2005年のコンフェデ杯でも欧州覇者のギリシャを1-0で破り、ブラジル相手に善戦したが結局グループリーグ敗退だった。あの時決勝トーナメントに進出していれば得難い経験になったはずで、実際グループリーグ敗退が決まった時のテレビ中継の解説者(誰だか忘れた)は3試合しかしないで帰るのはもったいない、と指摘していた。

2006年のドイツ大会は今更言うまでもあるまい。オーストラリアに勝つチャンス、クロアチアに勝つチャンスがあったのだ。仮にグループリーグ敗退だったとしても、アウェーで勝ち点3を獲得する機会を逃したのだ。フランス大会で逃した最低限の目標が、この時になってようやく実現されたに過ぎなかった。

このように手に届くものをむざむざと逃がし続けた結果が今日の姿ではないのだろうか。2007年のアジア大会は4位に終わったが、蓄積がないためにオシムが無からチームを作り上げなくてはならなかったからだ。道半ばで彼は病に倒れる。

それでもいいだろう。来月、初のアウェーでの勝ち点3を獲得できれば、それが6月14日だろうとぬ19日だろうと24日だろうとグループリーグ突破の可能性が出てくる。もっとも24日が初の勝ち点3の場合は、それまでに勝ち点2が必要だろうが。その時は是非ともノックアウトランドの初戦を制して一気にベスト8まで駆け上がってほしいものである。これまでの落とし物を全部回収できれば、嘲笑の対象でしかないベスト4という目標が近づいてくるかもしれないのだ。3バックでペナルティエリアに8人が密集するようなサッカーならば落とし物は見つからないままだろう。3連敗することが期待されているのだから(笑)、期待どおり3連敗する覚悟でアグレッシブに落とし物を拾いに行ってくれ。

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2010年4月 8日 (木曜日)

この際だから大木コーチでも昇格させろよ

もはや6月の本番に何も出来ないだろうサッカー日本代表。
昨晩の試合は最初から見る気もしなかったが、後でニュースを見て、中継を見なかったのは正解だと実感した。

指揮官がショックでインタビュー拒否して、その後煙草を吸って気持ちを落ち着けてから、放送時間終了後にインタビューしたようだが、日本サッカー協会の出版物には煙草や酒は控えるように書いてあるんだ。それだけでも指揮官失格じゃあないのか。つい何日か前もテレビに出演して、自分ではテレビはほとんど見ない、試合のビデオを見ては、どうするかのたうちまわっている、などと話していたけれど、それって本番二ヶ月前にやることか。

今更3バックもだって?笑わせるんじゃない。だれが真ん中やるんだか。
センターバックだってJの各チームには人材はいる。それを2人だけ固定で使って、言い訳程度に岩政や槙野を呼んでほとんど使わず、本職じゃあない阿部や今野で騙し騙し回して、挙げ句に急場で呼んだ栗原は相手FWにチンチンにされた。

アンタッチャブルな司令塔様もいつものように他人事みたいな言い訳ばかり。

南ア大会は日本代表がどれくらい惨敗するかを楽しみつつ、各国の戦いぶりを堪能することにしよう。
そして、せめて2014年のブラジル大会は希望がもてるような監督の人選をして欲しいものである。

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2009年12月 7日 (月曜日)

いいグルーブ?E組の日本

アイルランドネタのコメント欄でW杯の組み合わせのことが出てきたので、ちょっと感想を述べてみる。

日頃、FIFAランキングはあまり意味がないと書いているマスゴミが、ここぞとばかりにフランスやポルトガルのシード落ちを騒ぎ(第1ポットの開催国以外の7ヶ国は全部予想通りであった)、E組の日本以外の参加国は皆「格上」と煽っている。

いや、出場国のランキングを見れば、日本より低いアジアやオセアニアあたりの代表国(同じグループにならない)を除けばほとんどが日本よりランキングが上なので、この騒ぎはほとんど意味がない。

どんな組み合わせになっても、日本にとっては厳しい戦いになることは必至なので、今回の結果がいいのか悪いのか、なんてのは今更言っても仕方ないだろう。どっちにしてもグループ2位にならなければノックアウトラウンドには行けないのだから、最初からオランダを1位と決めて2位狙いというのは、現実的かもしれないが敗北主義だろう。

死の組と言われるグループG(ブラジル、コートジボワール、ポルトガル、北朝鮮)で、ブラジルが1位抜けできると決まったわけではない。コートジボワールとポルトガルが勝ち抜けるという可能性だって充分に考えられる。北朝鮮代表でもある川崎フロンターレの鄭大世は、強いところと戦えると、この組み合わせ世喜んでいるとのこと。もしも北朝鮮代表全員がそういうメンタリティならば、1966年以来のサプライズだってあり得るだろう。

初戦が大事、というのは日本のように力が劣る場合、波に乗るためには必要なことだ。前回のドイツ大会の時も同じことが言われて、何となくオーストラリア与しやすしとみて痛い目にあったのは記憶に新しいところ。あの時の敵の監督フース・ヒディンク(ヒディングと誤記されるケースが多いがHidinkである)はオランダ人だ。そして今回のアジア予選でのライバルでもあったオーストラリアの監督はこれまたオランダ人のピム・ファーベーク。先日親善試合をやったという以上に因縁はあるのだ。ま、江戸時代の長崎出島以来の因縁かもしれないけれどね(笑)。

それにオランダは、南アフリカの欧州からの最初の征服者だ。アフリカーンス語という南アで使われている言語の1つはオランダ語の一種である。

そして今回はカメルーン。オランダ、デンマークと並べて、何となくやりやすそうな印象なんだろうか。まるで勝ち点3を取ったような雰囲気が一部メディアの報道から感じられるのは恐ろしい。やる前から変な星勘定はやめようではないか。

2002年の時のカメルーンのキャンプ地になった旧中津江村の元村長はカメルーンを応援すると言っているが「国賊」め(笑)。

個人的なことを書く。オランダ、デンマークと同じ組に決まって、なんだよ、俺の好きなヨーロッパの国際空港のあるところじゃないか、というのが真っ先に思ったこと(笑)。アムステルダムのスキポールとコペンハーゲンのカストルップ。そしてどちらも国土が狭くて平坦なこと。市街地の道路のあちこちに車道と歩道の間に自転車専用レーンが設置されている。オランダのハウテンという新都市などは自転車を中心に街が設計されているし、オランダ国鉄は自転車がそのまま持ち込み可能である。

見方を変えると彼らは低地の民族なので、海抜0mのダーバンでのオランダ戦はタフな戦いになるだろう。一方、1500mの高地で戦う第3戦のデンマークはつけいる隙がありそうだ。初戦に関しては高地対策がうまく行けば、気温の点で(熱帯の)カメルーンよりはアドバンテージがあるだろう。

ということで、日本代表も自転車を使って足腰を鍛えるトレーニングをしたらどうだろうか、というのがほとんど冗談だが提案である。いや、これまた邪推だがオランダ代表の伝統的なパスワークのスピード感は自転車の速度にあるのではないだろうか。別に自転車に乗ってサッカーをするわけではないが、そういうイメージを持つのは悪いことではないだろう。

ところで強化試合はどうなるんだろうか。このマッチメイキングで、日本サッカー協会の本気度と「外交手腕」がわかるというものだ。

岡田監督はポット1のチームのうち2ヶ国とやりたい、と言っている。伝えられるところではイングランド、スペインあたりが有力なようだ。他に強豪国ということではポルトガルの名前も挙がっている。オランダやデンマーク対策ということでいえば、身体的特徴やサッカーの質を考えたらドイツあたりがいいのだろう。それと参加国ではないがスウェーデンとやるのは有用だと思われる。この視点からはスペイン、ポルトガルはあまり役立たないと思われるが、ベスト4ねらいを公言している監督は先のことを考えてここいらと試合を組むかもしれない。グループ2位通過なら第2ラウンドの初戦の相手はイタリアである可能性が大きいし、間違って1位通過ならパラグアイ相手の可能性もあるから、いずれにしてもラテン対策は必要だ。

また初戦重視でアフリカの国とやるという観点に立てば、参加国のうち韓国、北朝鮮と同じ組になったナイジェリア、コートジボワール(この2ヶ国は地理的にもカメルーンに近い)あたりが相手をしてくれるとよいだろう。フランス語が公用語(つまり文化的に近接制があるかもしれない)ということと、仮想エトー対策ということでドログバのいるコートジボワールがよいかな。参加国以外なら、アフリカ予選でカメルーンと同じグループで2位だった、これまた地理的にもカメルーンと近いガボン(11月のFIFAランキング48位で日本に近い)あたりか。

E以外のグループでは、死の組なったDやGも興味深いが、開催国とフランスの入ったA、スイス以外がスペイン語圏という「ラテンの組」のHあたりも注目である。

あとは開幕までにちゃんとスタジアムが完成して、治安対策がきちんとなされることを願うばかりである。

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2009年12月 2日 (水曜日)

Ireland should be a honorable loser.

It is obvious that the playoff game is scandalous where "Les Bleus" (The national football team of France) gained the ticket to the 2010 FIFA World Cup by handling assisted goal and I have some sympathies to the loser as many people in the world do.

The Ireland's requirement of rematch was quite natural but rejected by FIFA as anticipated.
They must have stopped at this stage.

Their 2nd requirement is to become the 33rd special delegate in the summer of 2010 in South African Republic which I think far from the spirit of fair play and will never have been accepted by FIFA.

Ireland should be a good loser. They have a lot of chance to show their presence. EURO 2012 will be the next chance, and their good performance in Brasil in 2014 would bring them great respect from all over the world.

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2009年11月23日 (月曜日)

欧米の現代キリスト教は本当に一神教なのか?

現代キリスト教って十把一絡げの書き方はよくないけれど、とりあえず見逃して(笑)。

サッカーW杯南ア大会の欧州予選プレーオフのフランス・アイルランド第2戦でのフランス代表FWティエリ・アンリのハンドが波紋を呼んでいる。政治・外交面でもだ。

しかしFIFAはアイルランドの再試合要求を却下したし、そもそも主審が見逃してしまった以上判定や試合結果は覆らないのがサッカーである。アイルランドは本戦出場に値するチームだと思うが、それを言っても仕方がない。次回大会に出場できるよう、頑張ってもらうしかないだろう。その前にEURO2012か。

さて、マラドーナに続き杏アンリも「神の手」と言われてしまったが、恐らくムスリムはこの表現に反発するだろうな。マラドーナもアンリもアッ・ラーではないからだ。仮に本当の神が彼らの手を動かしたのだ、と主張しても、神は間違ったことはしないから、説得力はない。イスラームは偶像信仰を一切否定している(バーミヤーンのように他宗教の偶像まで破壊するのはどうかと思うけどね)。

その点ローマ帝国が国教として以降のキリスト教は偶像崇拝を容認しているから「神の手」なる表現が出てきて、さらにそれをスポーツ選手の行為にまで当てはめてしまうのだろう。日本人にはわかりやすいけどね(笑)。

一見何気ない喩えの表現に、フェアプレーに反する行為の容認とユルユルの宗教観が見え隠れする。実に現代的な現象だと思う。

もしも南アの本大会でフランスと対戦したチームがハンドがらみで決勝点を挙げて、それが原因でフランスがグループリーグ敗退となったら、因果応報である。日本代表がそんな役回りにならないことを願うばかりである。

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2009年10月18日 (日曜日)

東スポ以下のTBS

岡田監督「もう、二度と出ねえ」 過激インタビューの一部始終 (ウェブ魚拓)

お笑いの水道橋博士だったかな、東スポで正しいのは日付だけwと揶揄された東スポの予測が現実になるような対応をしてしまった、という点で、以前からあちこちで指摘されているTBSのスポーツ中継や報道の質の低さは、その東スポ以下であることが判明してしまったと言える。

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2009年10月15日 (木曜日)

第4コーナー

いよいよ来年のFIFAワールドカップ・南アフリカ大会の予選も大詰めですな。
開催国の南アフリカを含めて23ヶ国が出場決定。残りは欧州の予選グループ二位どうしのブレーオフ4枠、アジア・オセアニアのプレーオフの1枠、北中米・南米のプレーオフの1枠とアフリカの最終節で決まる3枠で、来月の14日と18日に結果が出る。

新線なのは分離独立後初出場のスロベンスコ(スロバキア)や7大会ぶりのオンドゥーラス(ホンジュラス)あたり。チーレ(チリ)も久しぶりである。一方で前回出場国ではチェスコ(チェコ)、フルバツカ(クロアチア)、ポルスカ(ポーランド)、スバリエ(スウェーデン)が敗退。(以下、国名は日本での通称のみ)ウクライナ、フランス、ポルトガルもブレーオフ敗退の可能性がある。欧州以外ではコスタリカがブレーオフで敗退の可能性があり、エクアドル、トリニダード・トバゴ、イラン、サウジアラビア、トーゴ、アンゴラがアウトでチュニジアも最終節でこける可能性が残る。

それ以外でも、トルコ、ベルギー、ルーマニア、ハンガリー、ブルガリア、ノルウェーといった欧州の強国が出場できないなど、相変わらずアジア以外の激戦である。

来月のブレーオフや最終節の壮絶な戦いの結果が楽しみだ。
そしてその先にある本大会の組み合わせ抽選。どんな因縁めいた対戦が待ち受けるのか、これも待ち遠しい。

今回の出場国の顔ぶれから、9月現在のFIFAランキングを基にすると恐らく第1シードは開催国の南アフリカとブラジル、アルゼンチン、スペイン、イタリア、ドイツ、イングランド、オランダの8ヶ国だろう。ロシアがブレーオフで出場権を獲得すればアルゼンチンがはじき出される。多少の変動はあるだろうが、先日のオランダ遠征でも明らかなように、南アフリカ(まあこれもオランダみたいなものだが)を除くとどの国と当たっても日本は苦戦を強いられるのは間違いない。本戦までに強い国とアウェーで戦いたいと岡田監督は要望しているようだが、当然だろう。ベスト4を本気で狙うなら、グループリーグは一位抜けが望ましい。とすれば欧州や南米の強豪国に悪くても引き分けなくてはならないのだ。

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