2009年6月29日 (月曜日)

知事という立場

東京都知事は「特別区(23区)の市長」も兼ねているという立場なので特殊だが、残りの46道府県知事というのは地方分権を進めるという観点からは中途半端である。その地方分権自体が市区町村と都道府県との間にも綱引きがある。もちろん国と地方という大きな対立軸があることに変わりはないのだが、最終的には、地方分権というのは市区町村レベルでの権限と財源を強化し、身近な行政サービスを充実させることが望ましい。(評価はともかくとして)平成の大合併で市町村の集約が進んだのだからなおのことである。東京の特別区も23区のそれぞれを(適宜再編しつつ)完全な市として独立させる方がいいだろう。神奈川県など、来春相模原市が政令指定都市に移行すれば、半ばもぬけの殻のようなものだろう。

さて、その知事だが、いつからか「改革派知事」という概念が主としてメディアによって広められた。恐らく学術的にもこのことは政治学や社会学、メディア論などの分野で研究対象になるのだろう。私はこの分野の研究者ではなく、ブログのエントリーで学術的な論証を経た記述をしようとは思わないが、橋本大二郎が高知県知事に就任したあたりを嚆矢とするのではないかと思われる。

橋本龍太郎の弟という血筋に加えて、NHKの記者として昭和天皇の崩御に至るまでの「下血報道」で全国的に有名になり、落下傘候補として長期政権の当時の知事を批判し当選し、料亭での接待を廃止するなど世論の支持を受けて改革派知事と称された。

その後、宮城県の浅野史郎、三重県の北側正恭、鳥取県の片山善博、岩手県の増田寛也、埼玉県の上田清司、神奈川県の松沢成文あたりがこの分類に該当する。知事ではないが横浜市長の中田宏も同様の扱いと見て間違いない。また、最近では同じ酉年生まれで一回りの年齢差のある東国原英夫、橋下徹の2人が仲間入りである。一方、メディアサイドから見れば「仲間」ないし「身内」であるはずだが、スキャンダルや能力不足で失速した青島幸男や横山ノックは改革派知事とは称されない。

これまでの改革派知事の内実といえば、高知で「バカ二郎」と揶揄されているらしい橋本や、県債を大きく増やしたと批判され東京都知事選にも立候補して敗れた浅野(いつだったか毎日新聞の記事に「浅野先生の授業は経験を語るだけで面白くない」という慶大生の声が掲載されたことがある)、石原産業問題やRDF発電プラントのような負の遺産を放置した北川など、いいことずくめではない。いや冷静に分析すれば、マイナス面が大きいのかもしれない。それでもメディアを通じて彼らは辞職後も影響力がある。

従来の改革派は当選後にメディアにかつがれたが、東国原、橋下の2人は逆だ。メディアでの露出が長年にわたり大きく、その影響力で知事に当選した。東国原などは未だにお笑い芸人の延長上で見られることが多いようだが、早稲田大学で勉強するなど、政治家になろうとしたその努力は素直に認めるべきだ。だが、テレビに出すぎだよな(笑)。芸能界を引退するといって出馬したのに当選したら芸能人に逆戻りだ。公共の電波を使って宮崎県をPRするのは、一種の私物化だろう。あれだけ東京でテレビに出ていたら、どう考えても地元での知事としての仕事は手薄になるはずだ。副知事以下、スタッフが穴埋めをしているのだろう。

そして「総裁候補」発言で、自民党や政治評論家たちは完全に東国原に振り回されている。彼が強い権力志向の持ち主であろうことは、その言動から想像がつくが、それを差し引いて考えても、個人の人気に頼らないと総選挙が戦えなくなってしまった自民党は誠に情けない。自業自得だろうが。

政令指定都市など一部の大都市を除くと、市町村長はこういう派手な動きが目立つことはほとんどない。よほど強烈なキャラクターの持ち主の首長であるか、全国区マターの出来事が存在する場合を別にすれば、数万人から数十万人の地域住民に対する行政サービスがその仕事であるから、全国的に目立たないのは当然であるし、そういう業務は日常の地道な対応が必要であり、全国区のメディアに登場する時間的余裕もないはずである。

中二階とも揶揄される都道府県。知事も案外暇なのではないだろうか。暇といって語弊があるのなら、住民生活に直結するような業務が少ないから、その分精神的及び時間的余裕があると言えばよいだろうか。しかし大阪府のように事実上破綻している自治体の場合は、財政問題では逆に余裕など全くないはずで、そのことが橋下を当選以来の過激な行動に走らせていることも疑いない。これと比べれば宮崎県は相対的に長閑に見える。

いずれにしても、悪く言えば暇で中途半端、しかし政治家の区分の中では自由度と権力のバランスの一番取れていそうな知事。ろくな実績もないまま辞職してテレビでコメント垂れ流したり、大学の教壇で昔話をするくらいなら、在職中にもっとその立場を利用して中身のある政治改革をしてほしいものだ。

橋下を中心とする知事・市長グループは支持政党を明確にするようだが、今の自民党・民主党の枠組みではこの国は変わらない。共産党・公明党を除くその他の政党が全部解体した本格的な政界再編が絶対に必要である。そういう地殻変動が起きるような仕掛けを作ってほしい。

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2009年6月22日 (月曜日)

これは忍びがたい

昨晩のNHKには2度脱力した。

まず大河ドラマ(JCOM経由でBShiを視聴)。まあこれは昨晩に限ったことではないのだが(笑)…
オープニングでクレジットに「猿飛佐助」の文字を見た時に既に脱力した。同局のかつての水曜時代劇「真田太平記」ですら猿飛佐助なる架空の人物は登場しなかったというのに(向井佐助なる忍びは中村橋之助が演じてはいたが)。そのうち霧隠才蔵や根津甚八も出てくるかもしれないな。根津甚八は根津甚八が演じたりして(^_^;)。

真田の扱いが破格なのは、後半で伊達とのつながりもあるのだろうから、それはまあいいとして、あの程度の役柄ならば別に無名の忍びで何の問題もない。今更猿飛佐助を出すなど、脚本家の頭の中が混乱しているのだろう。主人公が加藤清正邸を訪問しているのに加藤清正は登場せず、福島正則だけが登場しているのも違和感があるし、徳川家康の必然性のない登場シーンも相変わらずだ。

小早川秀秋が登場予定なのでまさかとは思うが、関ヶ原の戦いに大谷吉継が登場しないなんてことはないだろうな。真田信繁(幸村)の正室は大谷吉継の娘である。

その後は、チャンネルを変えている途中のわずかな間なのだが、夜8時少し前に藤原紀香の顔が映ったかと思うと、電気(照明)を消して蝋燭に火をつけスローな生活を、と省エネキャンペーン。これまたいつものことだが、莫大な電気を使ってこんな番組をやるのは偽善以外の何者でもない。私は照明を消さずにテレビのスイッチをオフにした(笑)。

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2009年5月24日 (日曜日)

驚愕・天地人

大河ドラマ「天地人」が糞作品であることは、既にあちこちで言われて久しいようだが、こんなブログもあるし=NHK『天地人』、今週のお粗末(『三成の涙』) =週刊朝日にも批判記事が出たようだ。
「天地人」はこんなにヘンだ!

前にも書いたように、主役の出身地(新潟県六日町=現南魚沼市)に仕事で縁があったことや謙信後から関ヶ原までの上杉家を描いたドラマをこれまで見たことがなかった、それと大島ミチルの音楽が好きというだけの理由でこのドラマにつきあっているわけだが、脚本のダメさはもうどうにも止まらないな。そろそろ我慢できなくなってきたので、批判の火の手を上げることにした(笑)。

上記のブログにも記載されているが、本能寺の変(これもへんちくりんな描写だったが)の後、いきなり3年間の主要な出来事をナレーションだけでざっと片付けて、秀吉が関白に就任していたのにはびっくりした。

さて本日放映の「三成の涙」。おお、涙は兼続の専有物ではなかったのか(^_^;)。
しかしなあ、秀吉から「三成が涙を流したのは、おねに握り飯を食わせてもらった1回だけ」と聞いて、すぐに握り飯をもって(秀吉の命令で席を外していた)三成に会いに行った兼続のどこが「智将」なんだ(笑)。妻夫木聡はいつになったら智将を演じさせてもらえるのだろうか?

まあこのシーンは魚沼産コシヒカリの産地である地元に対するNHKの配慮なのだろうが、脚本が糞だからよけいにこういう気配りが必要になることを、脚本家自身がわかっているのだろう。

タイトルは「三成の涙」だったのに、実は焦点は「景勝正室の武田信玄の娘菊姫の懐妊誤報騒動」にあった。脚本家が現代の女の視点で愛を描いたりするからこういうことになる。この騒動で時間を空費した兼続は、直江屋敷を訪問した三成を長時間待たせて、帰ろうとする間際に間に合って、夕餉の宴を催して仲良くなる、というこれまた臭い展開なのだ。

そして、最後は1つの握り飯を兼続と三成が分けて食べて、三成が「生涯で二度目の涙」を流すシーンだった。安っぽいよなあ。2000年の大河ドラマ「葵徳川三代」で江守徹演ずる石田三成が、淀に必死で軍資金の拠出を懇願しながら涙を流していたシーンがあったが、戦国武将ってのは(史実にこういうシーンがあったかどうかは別として)こういうものだろう。泣き虫2人の食べた握り飯はさぞかし涙でしょっぱかったのだろうと思う。

ところで、4月くらいからこのドラマ、出演者が極端に少なくなっている。オープニングの時のキャストのクレジット表示で、やたら空白が多いのである。徳川家康には家臣は本多正信しかいなかったのかな(笑)?その家康と正信の登場シーンも、今日あたりは(いや、これまでのところ毎回かもしれないが)必然性が感じられないのである。秀吉と上杉が結ぶとやっかいなことになる、という台詞があったが、これは関ヶ原への伏線のつもりなのだろうな(笑)。歴史を知っているから後付でこんな台詞が書けるわけで、この時点で秀吉と結ばなければ、上杉に限らず大名家は滅亡だぜ!

来週は真田「幸村」(史実は真田信繁)が「かっこよく」登場するみたいだけれど、北条と徳川の板挟みで存亡の危機に立たされていた真田家が、秀吉を頼って「次男坊」の信繁を人質に差し出したわけで、人質は人質らしく描いて欲しいよね。真田が登場となると長澤まさみの登場シーンも増えるのかな。これも鬱陶しい限りだ。

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2009年5月 9日 (土曜日)

地デジに巣くう滓(CAS)

小型B-CASカード、11月以降導入へ

B-CASの見直しってカードサイズのことだったか、という笑い話で済まされればよいが、そもそもB-CASそのものがいらない(地上波の無料放送にスクランブルをかけているのは日本だけらしい)、独占禁止法に抵触する可能性がある、利権の巣窟だ、などと批判されていたはずだ。

しかもほとんどの人はこんなカードの存在を認識せずに、あるい知っていても様々な問題を含んでいることまでは知らずに、地デジ対応の機器を購入しているのが実情だろう。我が家の地デジ対応のJCOMのチューナーにもB-CASカードが挿入されているが、これがないとデジタル放送は見られません、というのでしかたなく「放置して」ある(笑)。なくてもすむなら、こんなコソ泥みたいに天下り利権組織を養うようなものは駆逐してしまうべきだ。公正取引委員会は何をやっているのか。

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2009年4月14日 (火曜日)

本当に恥ずかしいのは

麻生総理が弥栄を「いやさかえ」と「誤読」したという「誤報」が話題になっているようだが、いい加減にしたらどうかな。麻生総理が漢字をまともに読めないのはわかりきったことなので、ニュースとしての価値はない。それよりもケインズ経済学を理解していないと財政出動消極派のドイツのメルケル首相を批判したことの方がよほど恥ずかしい。

先日、NHK BSのニュースで結野亜希アナウンサーが「郡上市」を一発でただしく読めず「ぐんじょう」と言いかけて、スタッフが訂正指示する声をマイクが拾っていた(笑)。旧中山道を「いちにちじゅうやまみち」と読んだ女子アナも過去にはいた。総理を茶化すのもいいが、その前にやることがあるだろう。

あ、こういう記事を書くと、必ずといっていいくらい、女子アナとか芸能人関連のくだらないトラックバックスパムが来ます(笑)。アクセス禁止にするけどね。

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2009年4月 5日 (日曜日)

つまるところ劣等感の裏返しではないのか

大人は反感?子供に人気の日本アニメ=支持多い、首相の「国産奨励」発言—中国ウェブ魚拓

ふん、やったししても、どうせ国産という名のパクリだろうが。
「日本のウルトラマンなど殺してしまえ」と言われても、既にウルトラマンはゼットンにやられているんだがなあ(笑)。

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2009年2月21日 (土曜日)

血で痔ネタ再び

32型液晶テレビが4万円台に 値下げラッシュは始まるのか? (ウェブ魚拓はこちら)

我が家のテレビは25インチのブラウン管式の旧式モデルである。充分現役で通用するし、実は住んでいるマンションのアンテナが地デジ対応でないようなので、しばらくは買い換える予定はない。というか、今のようなくだらない番組が多い状況だと、それこそ自分1人なら大型の液晶テレビなど買わなくてもいいとさえ思う(家族がそうさせてくれないだろうがw)。フィンランドでは実際にデジタル以降でテレビ離れが加速したという。

それに実を言うと、JCOMに加入しているので、見るだけなら今でも地デジには対応しているのである(^_^;)。草彅剛あたりに「地デジの準備よろしく」などと言われても、「フン」としか思えない。

ということで、あまり真剣にテレビの買い換えのことを考えていないので、少なくとも家電メーカーのテレビカタログに関する知識はあまり豊富でないのだが、上記の記事を見て最低限のことは押さえておこうと思った。レコーダーとの組み合わせなどを考えるとぐちゃぐちゃになるので、機械音痴の読者の方の参考になれば幸いである。もっともこれは私の頭の中の整理としての最終版ではなく、あくまで第一歩であることをお断りしておきます(^_^;)。

(目の付け所がそれほどシャープとも思えない)早川電機もといシャープのサイトを見てみた。
フルハイビジョンモデル、ハイビジョンモデルそれにアスペクト比(画面の縦横比)が3:4(縦横比4:3というと間違いになる)のノーマルモデルがある。フルハイビジョンは32インチ以上、ハイビジョンは16〜32インチ、ノーマルモデルは13,15インチである。

何が違うかというと、画素数である。
フルハイビジョンは1920*1080画素、ハイビジョンは1366*768画素、ノーマルモデルは640*480画素。ハイビジョンの定義は1920*1080なので、このシャープの表現は商売上の戦術としてはともかく、技術的には問題だと思う。フルハイビジョンという言葉を使うことで、なにやら高級感、特別感を抱かせようとしているのではないだろうか。他の会社も似たりよったり。例えばパナソニックも同じ言葉を使っている。

ところで、ハイビジョン規格(1920*1080画素)の映像を送信するには25Mbpsの帯域が必要だが、地デジの帯域は17Mbpsなので、ハイビジョン規格の映像はそのままでは送信できない。どうやっているかというと17Mbpsの帯域で送信できる1440*1080画素の映像を送信して、受信機側で横幅を伸ばしているのである(フッテージ変換)。ちなみにBSハイビジョンの送信帯域は25Mbpsとのこと。

ちょいと脱線すると、これはHDV方式というデジタルビデオカメラと同様のことをやっている。miniDVテープを使う家庭用のビデオカメラがそうなのだが、現行ではキヤノンとソニーの各1モデルしかなく、今販売されているHDDやSDカード式の大半のビデオカメラはAVCHD方式というHDVとは互換性のない方式が採用されている。こちらは1920*1080画素なのだが、画像が圧縮されているのでデータ量が小さくなっている。

この方式は従来のDVD-Videoとは互換性がない。最近のBlu-rayやDVDレコーダーはAVCHD規格の映像を再生できるようだが、テレビから録画したものとビデオカメラで録画したものとで互換性がないので、混乱を引き起こす可能性がある。Blu-rayかDVDかによっても画像の圧縮処理が異なるので期待していた画質が録画で得られない可能性もある。結局のところ、金を出せば高画質が手に入る、というのが正直なところだが(笑)、そんなに高画質が必要かな。

話を液晶テレビに戻す。
低価格なテレビは間違いなく「フルハイビジョン」ではないだろう。しかし地デジのテレビ番組を見るだけなら問題ない。1440*1080画素を1366*768に「縮小」するから見た目は綺麗なはずである。
デジカメの写真で確認するとわかるが、拡大するとボケるが縮小するとくっきりと見える。無理してBlu-rayレコーダーを購入する必要もないだろう。

元々1920*1080画素で作成されたコンテンツを大賀面で楽しみたい、というのであれば「フルハイビジョンモデル」が適当ということになる。しかし家庭用の(高圧縮の)AVCHD方式のビデオカメラで撮影したものを見るだけなら無理にフルハイビジョンモデルである必要もないだろう。となると一体全体フルハイビジョンモデルって何?ということになる(笑)。

金が余っているか、気分的に「高画質」を楽しみたいという人は、58インチくらいのフルハイビジョンモデルの液晶テレビにBlu-rayレコーダーを組み合わせるとよいだろう(笑)。
そうではなく地デジの番組を見るだけというなら、相対的に低コストの1366*768画素で十分だと思われる。ブラウン管式よりも大きめのサイズのテレビを選びましょう、というのが販売サイド言い分だけれど、一般消費者が家電製品を購入する時の最重要ファクターは部屋の広さではなく懐具合なのだよ。

この点では、ジャパネットたかたなんかは消費者の味方かもしれない、と密かに(笑)思っている。この会社の健康食品なんかのコマーシャルは実に鬱陶しいけれど。

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2009年2月 7日 (土曜日)

調子に乗るやつら

こんな不快な銭ゲバタレントはテレビから締め出せ! (ウェブ魚拓はこちら)

日刊ゲンダイというのを別にしても(笑)、昨今のこういう風潮を快く思っていない市井の人は少なくないのではないだろうか。電波の私物化というのは全く持ってそのとおりである。「タレントの副業」と生業である一般の経営者との間に、広告宣伝で最初からハンディがあるのである。笑点でラーメン店を自虐ネタにする林家木久扇あたりも加えてくれ。

厚顔無恥な出演者にも問題があるが、テレビ局も視聴率がとれるから、といって見て見ぬふり、あるいは積極的にそういう番組作りをしているのだろう。流行に乗り遅れまいとして、ほいほい尻尾を振ってそういう店で買い物したり食事したりする消費者も思考停止状態だ。

テレビからの締め出しなんて期待できない。効果的なのはこういう番組を制作したら、テレビ局に高額の制裁金を課し、一定期間放送免許停止にすることだ。それでも懲りずにもう1度やったら免許剥奪。これしかない。企業もそういう番組のスポンサーからは降りるべきだ。どうせ不況で広告宣伝費削減したいのだろうから。

断っておくが、私は「タレントの副業」そのものを否定するつもりはない。テレビ出演して宣伝するなどせず、地道に経営してよい商品やサービスで顧客を集めるなら、よいことだ。実際、そういうケースもあるだろうが、それは本人が言わないから普通は知られていないだけのことである。

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2009年1月25日 (日曜日)

田中美佐子最高っ!出演陣の年齢ギャップを何とかしてくれ

昨年は「篤姫」を忌避していたが、今年の天地人は今のところ視聴を継続しております。

上杉氏に関して、謙信没後を本格的に取り上げたドラマというのは多分これまでなくて、関ヶ原の時に東北地方で反乱起こしたという程度で、その後は「忠臣蔵」まで出番がない。

何年か前に新潟県南魚沼郡六日町(現南魚沼市)の仕事をしたことがあって、ここが主人公直江兼続(後に重光と改名)の生まれ故郷であることも、親近感を感じる理由の一つである。それと大島ミチルの音楽も好きである。

一昨年の風林火山が1561年の川中島合戦で幕を閉じており、このドラマの幕開けがその3年後の1564年。「続編」として遊び半分で見てみるとなかなか楽しい(^_^;)。

  • Gacktが阿部寛になってしまった。どこでそんなに変われるのか(笑)。
  • 川中島で戦死した諸角虎定が、北高全祝という僧侶になって登場する。僧侶も化けるのか?(加藤武さん、失礼)
  • 戦闘員、いや仙桃院は西田尚美から高島礼子へと綺麗になりすぎ(^_^;)。西田も綺麗だと思うけれどね(^_^;)。それにしても剃髪しない尼って(^_^;)…
  • 春日虎綱はせっかく正しい名乗りが風林火山で登場したと思ったら、高坂弾正に逆戻り。田中光太朗から大出俊ってのも年取りすぎ。

それ以外では、笹野高史の秀吉に違和感感じる。笹野は味のあるよい俳優だと思うけれど。主君の織田信長役の吉川晃司とは実年齢で27歳も笹野の方が上(利家とまつの時ですら、信長役の反町隆史=1973年生まれ、秀吉役の香川照之=1965年生まれ、とここまでのギャップはなかった)。笹野高史の実年齢が、ほとんどなくなった時の秀吉の年齢に近い(秀吉の生年1537年説をとれば、笹野は今年6月で秀吉の亡くなった時の満年齢と同じになる)ことがその違和感の理由だ。せめて本能寺の変あたりまでは中堅の俳優を使って欲しかったなあ。

主な登場人物の生年と俳優の生年はざっと次のようなところ。登場人物の若い順に並べてある。
阿部寛は演じている上杉謙信と実年齢が近いわけだが、仙桃院は(大河常連では)名取裕子あたりが妥当だったな。

淀    1569? 深田恭子 1982
伊達政宗 1567  松田龍平  1983
真田信繁 1567? 城田優  1985
大国実頼 1562  小泉孝太郎 1978
直江兼続 1560  妻夫木聡 1980
石田三成 1560  小栗旬  1982
お船の方 1557  常盤貴子 1973
上杉景勝 1556  北村一輝 1969
上杉景虎 1554  玉山鉄二 1980
毛利輝元 1553  中尾彬  1942
北政所  1548? 富司純子 1945
徳川家康 1542  松方弘樹 1942
前田利家 1539  宇津井健 1931
羽柴秀吉 1537  笹野高史 1948
織田信長 1534  吉川晃司 1965
上杉謙信 1530  阿部寛  1964  
仙桃院  1524  高島礼子 1964

今日の第4回では、泉沢久秀役の東幹久が、兼続に「又五郎」と呼ばれて「またごろうと呼ぶな、ひさひでと呼べ」と言っていたが、これは史実とは逆だな。普通は実名を呼ぶのは忌み嫌われた(だから実名は諱=忌み名)、本当は久秀殿と呼んだら「ひさひでと(諱で)呼ぶな(縁起悪い)、またごろうと(通称で)呼べ」が正しい。まあドラマだからしょうがないけれどね(^_^;)。

そんなことより、このドラマで1番感動したのは田中美佐子の演技である。
久々に彼女の姿をテレビで見たが、相変わらず綺麗である。そして円熟している。
幼子を送り出す母の葛藤、強さ、優しさといったものをものの見事に表現している。何回くらいで退場となるのかわからないが、病身の役柄、できるだけ長く登場させてくれ。

田中美佐子と高島礼子を見るために日曜夕方6時にNTVからチャンネルをBShiにを切り替えているようなものである(^_^;)。予定されている出演者リストを見ると後半の楽しみは深田恭子と木村佳乃だな。常盤貴子なんかどうでもいい(常盤ファンの人、失礼)。長澤まさみは邪魔ですらある。なんだ、あの初音ミク、じゃなくて(^_^;)初音ってのは。真田信繁(幸村)の妹だって?巧妙が辻の時もそうとう鬱陶しい役だったが、少なくとも彼女は大河ドラマではキワモノ女優だ。

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2008年12月26日 (金曜日)

高画質で貧弱なコンテンツを見る気にならない

視聴者サイドで地上デジタルへの対応が遅れている。まあ当然かも。受信機は決して安くないし、くだらない番組や偏向報道が多すぎるものな。

家電量販店に行けば、所狭しとテレビが陳列されているが、地デジ対応は46%程度(世帯普及率)とか。北京オリンピックも追い風にはならなかった。そしてこの半年で増加率は3.2%だという。完全移行予定まであと2年半余り。景気も悪化しているし、恐らく100%の達成は不可能だ。

我が家はまだブラウン管テレビである。集合住宅のアンテナが対応していないし、いつになるのかわからない。もっともCATVに加入しているので、このままでも問題はない。

さて、どうも国や業界は地デジの完全移行に躍起になっているようで、生活保護世帯だけでなく、NHK受信料支払い免除世帯までチューナーの無償配布をするとのこ。その費用が600億円、嗚呼。無駄遣いだなあ。ところでチューナー配布するのはいいけれど、アンテナはどうするのさ?

現在のVHF帯の音声を受信できるラジオも、2011年7月24日以降は、その周波数帯が機能しなくなってしまう。これを問題視している人もいるが、少数派だろうから恐らく無視だと思う。地上波デジタル完全移行はテレビという20世紀のビジネスモデルの終焉の始まりになるのかもしれない。

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2008年11月30日 (日曜日)

男のデブはダメで女のデブはいいのか?

日テレのバンキシャ!のCM。
小林製薬のナイシトール85(男性の3人の1人はウェスト85cm以上、内臓脂肪を取りましょう、という薬のCM)の直後に、同じ会社の別製品のCMに森公美子が出てくるのは悪い冗談としか思えない(笑)。

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2008年10月20日 (月曜日)

What's inside ?

先週読んだある週刊誌のコラムから。執筆は生物学者の福岡伸一氏。

D♭ D♭ G♭ D♭ A♭

これを見ただけでどんなメロディーかわかる人は音感が優れている、という趣旨のことが書いてあった。
いや、それほどでもないだろう。私も音感は自信があるし、このメロディーはすぐに頭の中で流れたが、わかる人は大勢いると思う。

でも、聞いたことがあるような気がするのに、何のメロディーかどうしても思い出せない。

記事の最後を見て、愕然とした(笑)。大袈裟だけど。
「世界で1番売れているCPUのメーカー」のテレビコマーシャルの最後に流れる音楽だったのだ。
Walter Werzowaという作曲家の作品だという。そしてこれは、全世界で5秒に1回の頻度で流されていたらしい。

そうだよなあ。言われてみればどうってことないのに。
私の頭の中にはIntel入ってないからな(笑)。

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2008年10月 7日 (火曜日)

ホームドラマ大河の年に「討ち死」した緒形拳

緒形拳氏死去。驚いた。もっと演技を見せて欲しかった。本当は「おがたこぶし」と読ませる芸名だったそうな。

私は舞台や映画はほとんど見ないので、テレビを通して見るのが大半で、特に大河ドラマが中心だったが、1番印象に残っているのは、まだモノクロ放送時代の「源義経」の最終回の立ち往生のシーンである。まだ小学3年生だったので、ドラマ全体はよく覚えていないが、あのシーンだけは最終回という以上に強烈だった。映画では楢山節考は見たが、あの息子役は緒形拳以外だったらあの映画は名作として存在し得なかったのではないかと思う。

弁慶役といえば、同じNHKの水曜ドラマで主役を演じた中村吉右衛門がはまり役だと思うが、緒形拳の場合、大河で弁慶以外にも秀吉役2回の他、藤原純友、大石内蔵助、足利貞氏、尼子経久、宇佐見定満といった主要な役を演じて、欠かせない存在であった。太平記の足利貞氏は、決してメジャーな存在ではないが、自身は北条氏支配に甘んじながら、源氏のプライドと意地を捨てずに、息子の高氏(尊氏)に密かに期待する様を好演して、ドラマの序盤を支えた。毛利元就での尼子経久役は、史実はそうではないだろうが、嫡男を戦で失い後継者が孫という状況下で、将来自身の脅威となるかもしれない幼い元就の器量に心の片隅で期待もするという複雑な戦国大名の心理的葛藤をうまく表現していたと思う。どちらも1990年代の作品。遠くなってしまったものだ。

今年の大河ドラマは史実を軽視してホームドラマ仕立てにして高視聴率なようだが、そんな年に「討ち死」してしまったのは皮肉なものだ。できればかつてのような重厚な大河ドラマで緒形拳が出演するのをもう一回くらい見てみたかった。CMではキリンの一番搾りが印象に残っている。合掌。

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2008年9月30日 (火曜日)

見苦しい女ども

資生堂のTSUBAKIのCMの最新バージョンは一般女性?(それともコスプレか?)の登場だが、よくもまあこれだけ不細工集めたな、というのが率直な印象である。恐らく美人を出すと(美しくない)多くの顧客女性の反発を買うからだろう(笑)。

3人が横に広がって歩いているケースが多いが、あれを狭い歩道でやらないでほしいものである。
CMの中でベビーカー押して横に並んで歩いている莫迦がいるが、以前のエントリーでも言及したように、実際にあれをやられると著しく邪魔なのである。

商品は日本のイメージなのだろうが、CMを見る限り、日本女性の手弱女ぶりは既に過去の遺物のようである。

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2008年8月24日 (日曜日)

ヨーグルトの食べ過ぎ?

「私は30年間ヨーグルトを食べ続けてきました」というCMを見た。びっくりした。
言葉どおりに受け止めると、30年間、不眠不休でトイレも行かず、ひたすらヨーグルトを食べている様子を想像できるからだ(笑)。

いくら健康によい食品でもそんな食べ方をしたら死んでしまう。

もちろん、これは単なる揚げ足取り(^_^;)。言いたいことはよくわかる。ただ、その台詞を言っているおばさんは完全な白髪なのだ。髪の毛までヨーグルト色になってしまったというわけだ。CMとしては、逆効果な一面があるのではないのかなあ。

そういう私もヨーグルトは好物だ。特に明治ブルガリアヨーグルトね(^_^)。
あ、髪の毛(その他の毛にも)にだいぶ白いものが(^_^;)…

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2008年4月25日 (金曜日)

書き言葉の成立と時代の変化

23日水曜日放送のNHK「その時歴史が動いた」は、古事記の成立を日本語の確立と絡めた新しい視点で制作されており、なかなか面白かった。

それまでの日本語表記は、いわゆる万葉仮名や漢文表記を含めて、漢字が専ら用いられていたが、統一的な表記法がなく、読みにくいものだった。それを太安万侶と稗田阿礼のコンビによる古事記で、万葉仮名風の統一的な書法を成立させたもので、それを可能にしたのが稗田阿礼の抜群の記憶力に依拠した「誦習」だという。

これを見て思い出したのが、14世紀、イタリア語(中世)の成立にはダンテの神曲からボッカチオのデカメロンに至るトスカーナ州出身の文学者の寄与が大きく、また同じく中世の英語の成立には、同時期のチョーサーによるカンタベリー物語が大きく影響している、といったことである。

時代が下ってスウェーデン及び帝政ロシア支配下にあったフィンランドでは、近代フィンランド語がエリアス・レンリョートによる叙事詩カレヴァラの採取と記録によって確立された。民族言語の獲得はフィンランドの独立運動へと発展していく。

デンマークから独立したノルウェーでは、民族言語の確立を求めた結果、BokmaalとNynorskという「2つの言語」が並立している。確かBokmaalはほとんどデンマーク語そのもの?

フランス語については「ラテン語からフランス語へ」というサイトを見つけたが、フランス語の確立もやはり中世のようで、古フランス語の文学は英国やイタリアよりも早く、「1100年ごろの『ロランの歌』で一つの文学的傑作に達します」ということだそうだ。そして13世紀くらいになるとフランス語の公文書が多くなってくるという。そして現代フランス語の規範は17世紀のルイ13世治世下に設立されたアカデミー・フランセーズによって定められている。

面白いのは、古事記にやや先だって、アラビア半島では預言者ムハンマドを通じて神の言葉を記述したクルアーン(いわゆるコーラン)がアラビア語の規範(というかそのもの)である、ということである。

さて、古事記の成立に話を戻すと、あくまで今回のNHKの番組で紹介された説は1つの仮説にすぎないだろうが、歴史上の単なる一著述ではなく、日本語の書法の確立に大きく寄与したとすれば、画期的なことだ。平安時代になって平仮名が成立し、これによって書かれた源氏物語は世界最古の「エロ小説」(笑)だが(エロを抜かしても最古と言って良いだろう)、上述のように欧州の主要言語の確立が12〜14世紀であることを考えれば、太安万侶・稗田阿礼コンビの功績は非常に大きいということになる。

古事記の制作を命じた立役者である天武天皇は、万世一系の天皇家の系図からは「天智天皇の弟」ということになっているが、そうすると生年と業績に辻褄が合わない点が生ずるらしく、恐らく先帝とは血のつながりがなく、政権を簒奪した革命ないしクーデターであったのだろう。私は歴史研究の専門家ではないので2次資料からしか判断できないが、そう確信している。天智天皇暗殺説もあり、妻の持統天皇は人質あるいは「戦利品」と考えれば得心がいく。

日本語の表記方法ということであれば、近代になっての正岡子規や二葉亭四迷といった人物はこれに匹敵する功績を挙げたと評価できるだろう。この時代も徳川政権という武家政治から天皇制への政変である。

イスラームの成立は、間違いなくアラビア半島における大政変である。
欧州の場合はこれほど単純に割り切れないだろうが、帝政ローマの残像の消滅と主要国の枠組みの成立、十字軍遠征とこれによるイスラームの影響を受けたルネサンス、そして豊かさをもたらした中世の温暖期の終焉、ペストの大流行など、暗黒と言われる中世を経て新たな時代の光がさしてこようと言う時に、現代に通ずる書き言葉としての言語の規範が出来上がった、と概観できるのではないかと思う。

書き言葉というのは、自然発生的な話し言葉と違って、文学や宗教が大きく絡んでおり、政変や疫病流行などの大きな出来事に絡んで偉大な天才や権力者によって規範がもたらされた、というのが言語の歴史の一側面なのだろう。若い頃は、何とはなしに昔から書き言葉というのは自然に存在したように思っていたが、何という無知であったことか(^_^;)。よく考えれば、初期の文字(楔形文字や甲骨文字など)は権力者がその治世を記録するために生み出したはずだから(時代が下って始皇帝による焚書は漢字以外の文字を抹殺した)、書き言葉が自然発生的に成立するはずなどないのだが。

そしてこういう流れはテレビやインターネットによって断ち切られる運命にあるのかもしれない。
文字の発明によって生み出され進化してきた書き言葉が、電気的ないし電子的なデバイスの発達によってその本質を大きく変えようとしている文明の変曲点に今は差し掛かっているのだろう。

(追記)
ペストの大流行をもたらしたと言われる、これに先立つ13世紀のモンゴルの欧州侵攻のことを書くのを忘れていた(苦笑)。他民族、それも東洋人に領土を蹂躙されれば民族意識(国家意識の原型みたいなものか)も目覚めるだろうし、それに引き続いて疫病で1/3も人口が減れば、何とかしよう、人々を元気づけようと文学作品の秀逸なのが現れるのも当然だろう。

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2008年4月 6日 (日曜日)

TBSによる洗脳番組

たまたまだが、TBSの「噂の東京マガジン」という番組の最後の方を見た。「農家デモ・野菜直売書に役所がノー」というもの(森本毅郎、小島奈津子司会、レポーターは笑福亭笑瓶、コメンテーターは北野誠、山口良一、風見しんご、リンク先の番組サイトには放送終了時点で先週の番組の内容が掲載されているので、もうすぐ今日の内容が登場するだろう)。

高崎市(旧群馬町)の話題である。
「地産地消」を掲げた「食の駅」という延床面積約1000平米の物販施設が、ここの市街化調整区域に立地し、開業後、行政の指導で売り場面積が縮小され、これに農家が反対している、というものである。

背景として、2006年1月の高崎市による周辺の旧群馬郡群馬町、箕郷町、倉渕村と旧多野郡新町の吸収合併(その後10月に旧群馬郡榛名町を合併)がある。施設の計画は合併前の旧群馬町の時代にもちあがり、市街化調整区域の開発ということで、開発許可権者は群馬県であった。そのため、県は大規模物販施設では認められないが、ドライブインならいい、ということで「便宜的」に許可をする方向で動いた。

しかし、合併後は高崎市が特例市ということで開発許可権者になり、高崎市は独自運用規定でドライブインでの物販コーナーは50平米以内にせよ、ということで売り場面積の縮小という事態に至った、というわけである。

番組は、「地産地消」を無条件によいものとし、農家も消費者も喜んでいるのだから、と行政を一方的に叩いていた。普段は「コンプライアンス(法令遵守)」を声高に叫ぶマスゴミだが、食の問題になると批判の基準はその都度変わるご都合主義になる、という典型である。国内の大手メーカーは本質的でないことで叩かれる(赤福、不二家、崎陽軒など)のに、シナ(天洋食品)にはほぼだんまり。そして今回は都市計画法違反の疑いが濃厚なのに、業者やそれを利用する農家を一方的に弱者に仕立て上げている。

「地産地消」は「地球温暖化防止」と同様に現代社会においては、批判を許さない絶対的な真理であるらしい。こういう空気は大東亜戦争前夜に似ているのではないか、と推測される。「地産地消」も「地球温暖化防止」も左翼の人達が大好きなスローガンだろうが、皮肉なことに彼らが警戒する「軍靴の音」はそのスローガンから聞こえて来るようだ。

まあ、そんな「戯れ言」はこの際どうでもいいだろう。ここにはより本質的な問題が多く潜んでいる。

農協が弱小農家の作物を少量引き取ってくれないから、こういう施設が必要なのだ、というが、それなら農協とは一体何なのか、ということには全く切り込んでいない。農協体制が国内農業の振興に全くといっていいくらい無能であった事への批判はないのか。

緊急避難的に今回のような事業者が対応するのは悪いことではない。しかし、何故「市街化調整区域」での立地なのか。旧群馬町は地図を見るとわかるが、郊外型店舗の立地ラッシュと言ってもいい。車社会の群馬県の典型のような場所である。旧群馬町の行政のご都合主義のなれの果てではないか、という疑念も湧いてくるが、そこは番組では一切触れられていなかった。

旧高崎市は、1968年の都市計画法施行以来、市街化調整区域での虫食い的開発が継続して行われた。これは私が大学院の時に検証した。そして行政が「住宅団地」をいくつも作ってしまうくらいである。
そうしたことへの反省から、1990年代に作成された都市マスタープラン(これも作成に私は関わった)ではコンパクトな市街化を目標に、中心市街地の役割の再評価と郊外での開発抑制が基調となった。そのことも経済成長と乱開発、市街地の無節操な拡大への反省から当然の流れであった。

ところが、今度は平成の市町村合併である。
高崎市は合併の結果、多くの郊外、中山間地、山林を抱えることになった。市内を流れる烏川(からすがわ)から水道水を取水しているが、その水源である長野県境にある鼻曲山まで市内になってしまったくらいである。烏川は国管理の一級河川だが、下流の利根川合流点付近の一部を除いてほぼ高崎市内を流れる「市内河川」なのである。

こうなると当然都市マスタープランのつくり直しが必要だが、これは現在進行中なのかな?
そして今回の施設も、番組によると地産地消施設ということで延床面積300平米までなら認める方向らしいが、その場合、建物を縮小せよ、ということらしい。早い話が今の建物は取り壊して作り直せ、ということのようだ。

しかし、それはあまりに杓子定規だろう。こういうことをしているから「コンプライアンス不況」が起きるのである。ここは例外として、建設行政お得意の「既存不適格」として、取り壊しないし建替え時期までは1000平米の施設のうち300平米を物販コーナーにするのが現実的だろう。

ドライブインでの物販面積は50平米などという根拠法令の明確でない一自治体の独自の運用基準に理はない。これは行政の暴走である。通達行政、要綱行政の残滓がここには見られる。こういうものは日本社会の公平性、透明性の確保のためには叩きつぶさなくてはならない。

いや、現行の都市計画法そのものが1968年施行、92年大規模改正(その後微細な修正は数知れず)が時代に合わなくなっている。市街化区域・市街化調整区域の線引きによる土地利用純化(市街地と非市街地を区分する)と地域地区による用途純化(用途地域規制を手段に住宅地、工業地、商業地を原則として分離する)は、歴史的に見れば、その根源は18世紀末からの英国の産業革命による都市の混乱への対応策にあるといってもよい。著しい過去の遺物なのである。都市計画法に大規模小売店舗の立地規制を委ねたのも失敗と言っていいだろう。

道州制が最良の解答であるかどうかは別として、それも含めた地方自治のあり方の根本的な見直しと、都市行政、農政の抜本的な見直しが必要な時期に来ていることは間違いない。

それから、高崎市の職員の人達よ、「前任者がいないので詳しいことは分からない」というのはやめようよな。これは番組でも批判されていたが、当然である。ことは高崎市に限らない。こういうことの積み重ねが社会保険庁で起きると5000万件の不明記録になるのだ。

最後に、今回のケースをいささか茶化し気味だがわかりやすく説明してみよう。
爺さん婆さんが軽トラックで少量の野菜を郊外の直売所に持ち込んで収入を得ようとし、これまた爺さん婆さんの一般消費者が3ナンバーの乗用車でその直売所に殺到して安い野菜を購入しようとしている、というのが実態なのだ。それに地産地消というお墨付きを与えて絶対化し、悪法と化しつつある都市計画法ではあるが、それを遵守しなくてもいい、と免許事業者であるテレビ局が堂々と主張しているのだ。

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2008年2月28日 (木曜日)

The nexto steishon is ...

久々にゆりかもめに乗った。もちろん鳥ではなく新交通システムである。
豊洲まで全線開業してからは初めてだ。

かつて東京ビッグサイトに行くのに、新木場まで行ってりんかい線に乗るという大回りで運賃が高く(ゆりかもめも負けずに高いけど)待ち時間も長い、という選択肢(1)か、新橋まで行って大回りするという選択肢(2)しかなかったので、多少はましな選択肢(3)ができたことになる。

さて、そのゆりかもめ、フジテレビ女子穴、もとい女子アナによる車内アナウンス実施中、とあって、以前その収録している様子をテレビで見たのを思い出した。あれネタじゃなかったのね(笑)。

私は民放女子アナフェチではないので、声だけ聞いても誰だかわからない。
そのわからない誰かの中の1人が"The next station is Ariake tenisu(tennis?) no mori." というのをしっかり"The nexto steishon is ..."と発音しておったよ(笑)。

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2008年1月 7日 (月曜日)

「退」河ドラマだな

もともと幕末ものはあまり好きではないのだが、「篤姫」は予告編見て宮崎あおいの声としゃべり方に全くついていけない(生理的に受け付けない)ことが判明したので、04年の「新撰組」(この時も香取慎吾のしゃべり方が好きではなかった)に続いて、今年は大河ドラマ視聴をしないことにした。

90年の「翔ぶが如く」で島津久光役だった高橋英樹が今度は島津斉彬役ってのも安直すぎねえか。高橋英樹という俳優については、時代劇俳優として高評価でいいと思うが、制作側がアホ。
それと05年の「義経」に続いて、短いサイクルでの宮尾登美子ものというのもなあ。

ところで昨日の視聴率はどれくらいだったんだろ?

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2007年12月27日 (木曜日)

クイズスーパーミリオネアへの疑問

このあいだテレビでやっていた特番?。
お莫迦女医・西川史子への出題(スーパーミリオネア特有の二択問題)で、次のようなのがあった。

地球で刻一刻と変化しているのは次のどっち?
A.重さ B.大きさ

で、西川は当てずっぽうでAと答えて正解。
理由は隕石が衝突しているから、重くなっているのだそうな。

でも、そんなに隕石ってしょっちゅう中っているのか?題意は「刻一刻」だから、不適切なような気がして仕方がない。

かたや大きさは、というと、46億年の歴史でほとんど変化していない、という説明もあれば、自転速度が少しずつ落ちているから、それに伴って(遠心力が小さくなるので)小さくなっている、という説明もあるようだ。

地球内部のコアも冷却によって固化する。内核はそれで、固体部分が拡大しているというが、こういう現象は大きさに変化は及ぼさないのだろうか。

地球内部に関しては、よくわかっていないことも多いのだろうが、どなたか上の二択問題に明快な説明を与えていただける方はいらっしゃいませんか。

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2007年12月18日 (火曜日)

も1つテレビネタ行くか

16日のパネルクイズアタック25は年末恒例のチャンピオン大会。
言い間違いや微妙な間違いでも誤答と認定されて2問の間「立ち番」にされるのだが、今回は参加10人から本戦出場の4人を選抜するための冒頭の早押しで、これでいいのか、というのがあった。

正解はフィレンツェなのだが、回答者(女性)は「フィレンチェ」と言った。
FirenzeであってFirenceではないので、通常の基準なら誤答認定になるはずなのだが、70代の児玉清にはさすがに識別困難だったのか?それとも許容範囲内だったのか?

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若い連中に嘘を教えるなよ、CX!

受験生のくせして娘がフジテレビの「あいのり」なんて見てやがる(^_^;)。
横目でチラっと見ていたが、昨晩のは若い男女7人連れてドイツに行っている。男女関係はどうでもいいが、さりげない間違い(意図的かもしれない)や情報操作とおぼしき場面があったので指摘しておきたい。

まず決定的な間違いは、ナツィスのユダヤ人虐殺を「戦争犯罪」と言っていたこと。あれは戦争と関係ない大ドイツ主義による民族浄化である。

そしてアウシュビッツ収容所跡にドイツ人学生が訪れてボランティア活動をしていたり、ドイツ国内のあちこちにナツィスの犯罪を示すモニュメントがあって、過去を忘れないようにしている、という「いつもの」ドイツ礼賛である。

アウシュビッツは民族浄化の施設だから戦争と関係ない。そしてドイツは国家として戦後処理を済ませていない、という事実をきちんと教えるべきだ。それにドイツは国内でネオ・ナツィを排除できていないではないか。

日本にも記念碑はあるぢゃないか、広島に「過ちは繰り返しませんから」という主語の曖昧な反省文が。それとも南京や重慶にでも行って奉仕活動しろとでも番組制作者は言いたいのかな(笑)。

昨今の環境問題でもそうだが、無条件のドイツ礼賛は、それこそ戦前の日本の大本営発表、翼賛政治と同様に危険だということを認識する必要がある。

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2007年12月 5日 (水曜日)

堅い話の後

この間テレビドラマに中島久之が出てきたのだが、イッセー尾形と間違えそうになった(^_^;)。

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2007年11月 2日 (金曜日)

風前の灯火

11月である。そろそろ大河ドラマが終盤、風林火山も風前の灯火である(笑)。
さて、以前から気になっていたことに、19年前の大河ドラマ「武田信玄」とのキャストの年齢対比がある。

この19年の間に自分が年取ったせいで、風林火山のキャストが若く感じられるのだが、実際に主要な配役の年齢(その年での満年齢)を比較してみると、武田信玄の方が全体として若いのである。まあそんなものだろう(笑)。それにしても武田信虎は問題だなあ(甲斐を追放された時の満年齢は47である)

ざっと次のとおり。

武田信玄 中井貴一(27)、市川亀治郎(32)
山本勘助 西田敏行(41)、内野聖陽(39)
北条氏康 杉良太郎(44)、松井誠(47)
今川義元 中村勘九郎(33)、谷原章介(35)
上杉謙信 柴田恭兵(37)、Gackt(34??)
武田信虎 平幹二朗(55)、仲代達矢(75)
大井夫人 若尾文子(55)、風吹ジュン(55)
三条夫人 紺野美沙子(30)、池脇千鶴(26)
諏訪の姫 南野陽子(20)、柴本幸(24)
油川夫人 紺野まひる(30)、池上季実子(30)
信玄の妹 山下 容莉枝(24)、桜井幸子(34)
板垣信方 菅原文太(55)、千葉真一(68)
甘利虎泰 本郷功次郎(50)、竜雷太(67)
馬場信春 美木良介(31)、高橋和也(38)
飯富虎昌 児玉清(54)、金田明夫(53)
原虎胤  宍戸錠(55)、宍戸開(41)
武田信繁 若松武(38)、嘉島典俊(34)
高坂弾正 村上弘明(32)、田中幸太朗(25)
山県昌景 篠田三郎(40)、前川泰之(34)
真田幸隆 橋爪功(47)、佐々木蔵之介(39)
直江実綱 宇津井健(57)、西岡徳馬(61)
村上義清 上條恒彦(48)、永島敏行(51)
上杉憲政 滝田裕介(58)、市川左團次(67)
雪斎   財津一郎(54)、伊武雅刀(59)
寿桂尼  岸田今日子(58)、藤村志保(68)
諏訪頼重 坂東八十助(32)、小日向文世(53)
大熊朝秀 勝野洋(39)、大橋吾郎(51)

注)
Gacktの公表年齢は467歳(1540年生まれ)だが、ウェブに34歳との記述あり。
諏訪の姫は武田信玄では湖衣姫、風林火山では由布姫
三条夫人は武田信玄では三条の方
油川夫人は武田信玄では恵理、風林火山では於琴姫
高坂弾正は風林火山では春日虎綱
山県昌景は武田信玄では当初飯富三郎兵衛、風林火山では飯富昌景
中村勘九郎は現中村勘三郎
板東八十助は現坂東三津五郎
若松武は現若松武史

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2007年8月26日 (日曜日)

NHK GJ !

今日の大河ドラマ「風林火山」(真田の本懐)は、オレのために放送してくれたようなものだ(自意識過剰=笑)。

今日は叔父の三回忌の法要に行ってきたのだが、和尚(曹洞宗寺院檀家の実家と宗派が違って真言宗だったのでちょいと違和感はあったが)がご先祖様のことにも言及してくれた。そのご先祖様縁の真田一族が実質的な主役。しかもエンディングの風林火山紀行は故郷高崎(最近合併したところだけどね)とお隣の藤岡が登場し、高崎編で映された箕輪城跡はこの18日に訪ねたばかり。

1989年の武田信玄では、上州はほとんどスルーされていた。今回の風林火山はそのかわりこれまでのところ相模・北条氏の扱いが軽いようだ。

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2007年8月12日 (日曜日)

CX、嘘垂れ流すなよ

フジテレビ系列で昨晩放映された「はだしのゲン」後編。
ナレーション兼成人後のゲン役の山本學が「日本は無条件降伏した」と言ったのだが、いつまでこういう嘘がまかり通るのだろうか。放送法による免許を取得しているキー局の番組だぞ。しかもこの局は富士参詣、あっ、ちごた、フジさんけいにグループではないか。

私も子供の頃、親も含めて周囲の大人から日本は無条件降伏したと聞かされて育ったので、真実を知るまでそうだと間違って覚えていたが、ポツダム宣言にちゃんと降伏条件が定められている。決して無条件降伏ではない。無条件だったのは日本軍の武装解除である。

こういう重大な間違いに対して、たかがドラマとはいわずに、総務省はきちんと処分すべきだ。

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2007年7月25日 (水曜日)

ライダーダブルキックの困難さ

さっき、目の前のテレビでパチンコ「仮面ライダー」のCMやっていて、決め技「ライダーダブルキック」が披露されていた。

柳田理科雄みたいなことをいうと、この技、2人の仮面ライダーの足が同時にショッカーの怪人にヒットしないと意味がないはずだが(ちょっとでもずれたらダブルキックぢゃなくなるからね)、それを達成するのは相当に高度なテクニックが必要なはずである。どうやって実現しているのか気になるところである(笑)。

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2007年7月 6日 (金曜日)

ドラマでは殊勝な役だったのに

ちょっと遅いが、羽賀研二の逮捕に関連して。

恐喝で逮捕ってのは今更驚きもしないが、その後のテレビで羽賀の出演シーンをカットして放映したらしい。まるで丸山弁護士だな(笑)、という冗談はともかく、収録済みのものはそのまま放映して、テロップで「言い訳」することも多いのに、それだけ嫌われている、ということなのかいな?

CSの時代劇専門チャンネルで1995年の大河ドラマ「八代将軍吉宗」を放送していて、その中で羽賀は、将軍争いに敗れた尾張の殿様、徳川継友役で出演している。そして逮捕される前日だか前々日に「はしかにかかって死ぬ」のである。

はしかにかかる、というのも今年の世相を反映していて皮肉なのだが、時代劇専門チャンネルは、出演シーンをカットする必要がなかった、ということである。もっともこの局はどの番組も「時代背景や作者の意図を尊重してそのまま放送」するのだが(笑)。

(ついでに書いちゃうと)だから、キチガイ、めくら、つんぼ、いざり、こじき、かたわ、びっこなんて言葉は当たり前に飛び交っている。

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2007年6月10日 (日曜日)

河越夜戦

今日の大河ドラマ「風林火山」は実家近くの高崎市の地名にゆかりの武将が2人登場。
箕輪城主の長野業正(小市漫太郎)と倉賀野城主の倉賀野直行(大門正明)。どちらも関東管領上杉憲政の家臣。その山内上杉氏の本拠はお隣藤岡市にあった平井城である。平井という地名も藤岡市に現在もある。
箕輪城は後の1590年に井伊直政が入城しているが、直政は1598年に高崎城をつくって本拠地を移した。

倉賀野も長野も高崎市の小学校名である。長野小学校というのは全国にたくさんあると思うが、長野業正の領地は上野国群馬郡長野郷あたりである。長野小学校の卒業生は長野郷中学校に進学する。以前のエントリーにも記載したと思うが、倉賀野城趾のすぐ近くにある倉賀野神社は私の本名の「供給元」である。

という個人的な事情はともかく(^_^;)。
1988年の大河ドラマ「武田信玄」では滝田裕介が演じ、今回は市川左團次である。これだと河越夜戦当時でも高齢の武将ということになり、私も実はそういうイメージだった。

滝田裕介は1930年生まれなので演じた当時は57、8歳ということになる。主役だった中井貴一は1961年生まれだから当時26、7歳。そして今川義元役の中村勘九郎(当時)は1955年生まれだから中井よりも6つ年長。

市川左團次は1940年生まれで66歳。市川亀治郎は1975年生まれで31歳。今川義元役の谷原章介1972年生まれで34歳(3人とも誕生日前)。

どちらのドラマも本物の武田晴信と今川義元と演じる俳優の年齢差に大きな問題はない。対して上杉憲政は父親くらいの年齢である。

しかるに実際は、というと今川義元1519年生まれ、武田晴信1521年生まれ、上杉憲政1523年生まれである(笑)。これは一体どうしたことか。河越夜戦は1546年だから、数え年でいっても今川義元28歳、武田晴信26歳、上杉憲政24歳ということになる。

名門にあぐらをかき、世の中の流れを読めず、戦闘能力や統治能力に欠けて没落してしまうと、「落ちぶれたボケ老人」みたいなイメージを後世に残してしまうものなのだろうか。

上杉憲政は後に7歳年下の長尾景虎を頼り、最終的には彼を養子にして(上杉政虎)関東管領の座を譲る。上杉家は後に会津・米沢と転封になるが、倉賀野氏の名前は米沢藩の記録にも出てくるようである。

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2007年5月27日 (日曜日)

駄洒落ですか?

任天堂のDSの「眼力(めぢから)トレーニング」のテレビCM 。

あれ、眼力って「がんりき」って読むんだったよな。
無理矢理「めぢから」(「目地から」と変換される)と読ませるのはMedical Trainingに引っ掛けているのかニャ(笑)。

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2007年4月13日 (金曜日)

風の隼人

時代劇専門チャンネルで放送中の「風の隼人」。
1979年のNHKの水曜時代劇の再放送である。うーん、本放送は大学生の時ぢゃないか(^_^;)。この時は大河ドラマで「草燃える」をやっていたなあ。こっちは見ていたのだが、「風の隼人」は見てなかった。

原作は直木三十五の「南国太平記」。いわゆるお由羅騒動を扱った作品である。そもそもわし、直木作品に接したことがなかったものねえ(自慢することぢゃないけど)。

薩摩がテーマだとタイトルバックに桜島というのは当然としても、後年の大河ドラマ「翔ぶが如く」を知っていると何となく似ているような気がする。テーマ音楽の作曲は小林亜星。フラメンコ風の曲想だが、同じ作曲家の魔法使いサリーちゃんや狼少年ケンも同じ系列の曲想か。小林亜星自身はラテンのリズムでは踊れないだろうがなあ(^_^;)。そういえば、しばらく前に明大前駅のホームで見かけたぞ。

そして、これまた木管楽器のコーラングレ(イングリッシュホルン)の使い方が「翔ぶが如く」を彷彿とさせるのである。こちらは作曲者は一柳慧と別人だが。

例によって出演者を観察するのも面白い。
まず「翔ぶが如く」との共通点では益満休之助役(架空の人物か?)の西田敏行の出演である。この時の西田はまだ若く腹も出ていない。なんかジョニー大倉に似ているんだよねえ(^_^;)。しかし「翔ぶが如く」ではお由羅騒動は確か第1回でカタがついてしまっている。

主役の仙波小太郎役の勝野洋とのツーショットがけっこうあるが、この2人「葵徳川三代」では西田が徳川秀忠で勝野が井伊直政役。そして勝野は大河ドラマで徳川秀忠を2回演じている(徳川家康と独眼龍政宗)。

津川と西田は、「風の隼人」では藩主の世子とその影武者的存在という関係だが、八代将軍吉宗、葵徳川三代とどんどん「血のつながり」が濃くなっていくのである。その後「武蔵Musashi」「功名が辻」と再び疎遠になっていくが(笑)、西田の腹は出る一方のようだ(^_^;)。

お由羅を南田洋子、島津斉彬を津川雅彦が演じているが、この2人役柄としては義理の母と息子、実社会では義理の姉と弟である。津川も39歳で若いよねえ。

同い年の夏目雅子と名取裕子が姉妹役。しかも誕生日の早い名取の方が妹役である。この2人、私と同学年。この時はまだ21歳。名取裕子、可愛いぜっ!名取裕子と厚木高校の同窓生というのが2人知り合いにいるけれど、羨ましい。そして父親の仙波八郎太役の佐藤英夫はチャコちゃんのお父さん役でもあったが、チャコちゃんの四方晴美も夏目、名取と同い年である。

お由羅屋敷で名取演じる仙波深雪が細川俊之演じる庄吉とツーショットというシーンがあったが、この2人、西田が主演の八代将軍吉宗では、六代将軍徳川家宣とその側室月光院役。細川は葵徳川三代では大谷吉継役。津川は五代将軍綱吉役だった。そして「翔ぶが如く」でお由羅を演じた草笛光子は、八代将軍吉宗では家宣の正室天英院(近衛煕子)役。

大河ドラマ徳川家康を見ると、勝野洋の徳川秀忠の他、夏目雅子は淀の方、佐藤英夫は関口親永。津川雅彦は大久保長安で、兄長門裕之は本多作左右衛門。石川数正の妻に高田敏江。高田と佐藤はチャコちゃんのパパとママである(^_^;)。「風の隼人」では娘を遺して斬殺されてしまう佐藤だが、実際にはまだ81歳で健在なのに対して、夏目はとうにこの世を去ってしまっている。なんという巡り合わせ。

柳生博も近衛忠煕役の「翔ぶが如く」とかぶっているなあ。「風の隼人」では呪術師牧仲太郎。

まあ、結局のところ、NHKの時代劇をこなせる俳優が限られているから、使い回しになってしまって、どうしてもこういう駄話のネタになってしまう、ということなのだよね(笑)。

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2007年4月 7日 (土曜日)

確率の概念がないのだな

5日夜のTBSテレビ「紳助にダマされるな!"ザ・ディール2!!」
1円から1000万円までの金額に相当する26個のカバンから1つ選び、残りのカバンを次々と開けながら賞金獲得を目指す番組である。見てない方は、進め方をいちいち書くのが面倒くさいので(笑)、こちらを見てください

でもって、化け物化膿しまいぢゃなくて、叶姉妹と原西孝幸、藤本敏史の組で、選んだカバンと残ったカバン1つの計2つで、どちらかが1000万でもう片方が5万円というところまで進んだ。

結局プロデューサーの提示した買い取り価格500万を選択したわけだが、実は選んだカバンを開けてみるとは1000万円だった。野郎2人は悔しがっていたねえ。

しかし、最終決断の時点で獲得賞金の期待値は502万5千円である。
つまりこの組は計算上は2万5千円損しただけなのだが、カバンの中を見てしまったので500万円損したような悔しがり方だった。

そりゃ結果が分かればどうとでも言える。しかし500万蹴って5万円しか獲得できずにもっと悔しがった確率も同じ1/2だったのだ。バーカ(笑)。

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2007年3月25日 (日曜日)

親の七光り(いや十四光)か

柴本幸ってのは大根なのか?
いえ、足ではなく、役者ってことですが(^_^;)。

大河ドラマ「風林火山」での諏訪頼重の娘「由布姫」役。今日は無言でチラッと写ったワンシーンのみだが、クレジットはタイトルバックの「花」のところで登場。ここにクレジットされたのは、あとミツ役を好演した貫地谷しほりだけ。同じ位置のクレジットなのにこの違いは何?あれならわざわざ登場させなくてもいいのにな。母親の真野響子は好きなので、あまり娘のことを悪く言いたくはないが。

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2007年2月11日 (日曜日)

痛ててっ!

今、地デジという言葉をテレビで聞いたら、瞬間「血で痔」という文字を連想してしまった(^_^;)。
何度も地デジって聞いているのに、これは初めてだぁ〜。

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2007年2月 7日 (水曜日)

新旧俳優顔面相似形

なんかここのところ世情が殺伐としていますねえ。

そこで、今日は息抜きに、「△△は若いときの○○に似ている?」を。
時代劇専門チャンネルで今放映中の1982年NHK制作・放映「立花登青春手控え」を見ていて思った2人。
(主役の「中井貴一 → 橋幸夫」ってのはよく言われますよね)

萩尾みどり → 竹内結子
福田豊土 → 布施博

どうでしょうか。

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2007年1月30日 (火曜日)

糞スポンサー提供の糞番組

29日のTBSの「歴史ミステリー特別企画」。織田信長暗殺の黒幕(番組中では近衛前久なのだが)を探る、という内容だが、スポンサーはWindows Vista発売のキャンペーンのためにM$である。そしてNECがコバンザメ。

日本史が変わる、という大風呂敷の触れ込みの割に、なんとも細切れな内容で、正直期待はずれ。しかもそんな大それた口上とは裏腹に、「武田信玄の肖像画」は多分違うはずなのにいつものあのひげ面の太ったものであるし、長篠・設楽原の合戦の鉄砲三千丁と三交代制の銃撃は従来の説と変わらず(これも鉄砲の数や戦法に異説あり)。まあTBSあたりにこの手の番組で期待する方が莫迦か(笑)。近衛前久黒幕説なら以前からあるので、それにちょいと脚色した程度であった。

それよりもだな、番組の最後にとってつけたように、前久の最期→徳川幕府の基盤確立→鎖国→幕末の開国という流れで、日本は世界に窓を開いた、Open the Windowと進行役兼信長役の加藤雅也に言わせている。スポンサー様とのお約束の終わり方だった訳ね。そこまでしないとLonghornのベータ版は売れないのかな?

番組中の文献検索でも、Live Searchなんか使っちゃって(笑)、まあスポンサー様への忠誠心からすれば民放としては当然な訳だが、それで一気に検索エンジンのシェアがひっくり返ることもないだろう。

まあ、ヴァチカンに渡ったという狩野永徳による安土城の屏風絵を探索しているらしいので、それが成功した時の次の企画のための2時間の壮大な予告編と好意的に解釈しておこう。次もスポンサーはM$なのかな?それとも屏風絵に豹の絵でも描いてあって、今度のスポンサーはAppleかなあ(笑)。

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2007年1月28日 (日曜日)

2人の武田信玄

私は小説というのをほとんど読まないので、藤沢周平の作品もテレビドラマ化されたものでしか知らない。
例えば「清左ヱ門残日録」は仲代達矢の枯れた演技を通じて知っているだけが、人生の襞が感じられてなかなか味があると思う。それまでの人生を振り返って残り少ない人生を淡々と過ごしているのに、妻や息子など周囲の愛するもの達への煩悩も残っていて、ご隠居さんなのに藩の不祥事の解決にも一役買う。時代は違ってそんな人生の最終章を過ごしたいものだとも思う。

今、時代劇専門チャンネルでNHKが1982年に放送した「立花登青春手控え」というのをやっていて、こちらはお人好しの若い牢医者が若さゆえに巻き込まれる様々な人間模様に葛藤し、成長していく姿を描いている。本放送の時には見なかったのだが、若き日の中井貴一がこれまたいい味を出している。

一昨日は「帰ってきた」というタイトルで、恩赦で10年ぶりに遠島処分から帰還した絵師とその家族、弟弟子の苦悩と葛藤を描いていた。小伝馬町と板橋と代々木がとても近い(笑)のはテレビドラマの愛嬌として、恐らく末期の胃ガンに冒されているであろう与次郎というその元流人を高橋幸治が渋い味で演じている。他の医者が診てくれない、という与次郎を登が板橋の宿で診察するのだが、知る人ぞ知る、高橋幸治は1969年の大河ドラマ「天と地と」で武田信玄を演じており、一方中井貴一はこの後1988年の大河ドラマの主役で武田信玄を演じることになる。

中井貴一が武田信玄に抜擢されたのは、もしかしてこの時のドラマが底流にあるのかね、と思ったが、実際のところはどうなんだろう。考え過ぎか(笑)。

そういえば、このドラマで立花登のおじ小牧玄庵役で登場している高松英郎は「天と地と」で上杉謙信の家臣役で登場していましたな。

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2006年12月21日 (木曜日)

こういう日もあるのね

暮れになって気温が低くなったせいもあるのだろうが、葬式の多い季節に突入である。
先日、知り合いの区議さんと話したら、1週間で4件お葬式に顔出すことになったと言っていた。

さて、昨日は芸能関係の訃報が目立った。
岸田今日子、青島幸男、奥田瑛二のご母堂。ここまでは70代だが、カンニングの中島忠幸はその半分程度の35歳である。これは気の毒というしかない。相方の竹山隆範が時々テレビでこの病気のことに言及していたが、さぞかし残念だろう。

青島幸男は政治家としての晩節を汚した(一期限りの東京都政の迷走、その後の参議院落選)が、参議院当時は、政権与党の自民党に単身噛みついて、それはそれで当時の政治状況を考えると、存在価値があったことは間違いない。

何と言っても、作詞家、放送作家としては一流の人物だったのだろう。
私はチビ(3歳くらい)の頃、当時流行していたスーダラ節を振り付きで演じて大人達に受けていたらしい。歌って踊った記憶ははっきりあるのだが、周りに受けていた、というのは親から聞いた話である(笑)。

そして、小学生くらいになった時、家にあったクレージーキャッツのレコードを見ると、作詞青島幸男、とある。どんな人なのだろう、と子供心に思ったものだ。「いじわる婆さん」に関しては、ほとんど見ていないのでノーコメントである。

岸田今日子は、ムーミンの声優としての記憶が鮮明である。私の年代ではそういう人も少なくないだろう。、
元夫の仲谷昇氏の死からわずか1ヶ月後の訃報であり、これも何かの因縁かもしれない。

まとめてで失礼かもしれないが、皆さんのご冥福をお祈りします。

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2006年11月 5日 (日曜日)

最低の関ヶ原

本日の大河ドラマ「功名が辻」は関ヶ原。しかし、これまで見た限りでは最低の出来だ。
葵徳川三代の初回なんかと比較したらもうどうしようもない。

まずは初っぱな。確かに東軍の先陣は福島正則隊(西軍は宇喜多秀家隊)だが、婿の松平忠吉を引き連れた井伊直政が、外様に一番乗りを許すまじ、と抜け駆けしたのが全く描かれていない。

動かぬ島津に業を煮やした石田三成が直談判に乗り込むシーンも描写不足。だいいち、関ヶ原に欠かせないだろう島左近が登場しないし、大谷吉継もいないと同じ。せっかくこうした重要な要素を犠牲にして小早川秀秋の裏切りに重点置いたのだから、大谷吉継の自害シーンくらいないとなあ。

宇喜多隊の敗走シーンもないし、戦闘終了後のクライマックスである島津の中央突破もない(脱出していくシーンはちょこっとだけあったが)。何のために島津豊久役にわざわざ「中村一氏の相方」を引っ張り出したのかねえ(笑)。

戦闘が終わったのに井伊直政はピンピンしているじゃねえか。さすがミラクル篠井英介か(^_^;)。直政はその島津の中央突破を追撃して、鉄砲を足に受けて負傷しているのだ(その傷が元で1年半後に敗血症で亡くなっている)。秀忠遅参についても一言ナレーションくらいあってもよかったのにねえ。

笑っちゃったのが、香川照之演じる六平太。小早川秀秋にご注進に及んでいるのだが、おまえ1989年の大河ドラマでその小早川秀秋演じているだろ。まあ、毛利隆元を演じた上川隆也も、毛利家中も割れておる、という台詞には感慨深いものがあるかも知れないが。内応するような奴は信じられない、と名指しで批判した吉川広家は毛利隆元の甥ぢゃないかよ。

(追記)
徳川家康(西田敏行)が秀秋(阪本浩之)にねちねちやっているけど、95年の大河「八代将軍吉宗」では、2人とも吉宗役だったんだよねえ(阪本君は少年期の松平頼方)。それを言い出すと、家康・西田と秀吉・柄本は、この時は従兄弟どうしの役だった訳だが。

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2006年9月25日 (月曜日)

遂に逝ったか

19日に源義経がらみのドラマの配役のことを書いたら、なんと丹波哲郎氏が亡くなってしまった。
2002年の大河(利家とまつ=井口太郎左右衛門役)の頃から激やせ状態だったが、やはり衰えていたのだろうな。

35g軽くなって大霊界に逝ってしまった訳だが、これからはどうやってこの世と行き来するのだろうか。
よって敢えて「冥福」は祈らない。

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2006年9月19日 (火曜日)

配役に思わず苦笑

夜、偶然見たケーブルテレビで、前に日テレが放映していたらしい「源義経」というドラマをやっていた。チャンネルを変えていたら、たまたま野村宏伸と平幹二朗が話しているシーンで、そこから見たのだが、すぐにこれが「義経もの」であることが分かって、しかも野村が義経役、平が後白河法皇役というので苦笑その1。

野村宏伸…大河ドラマ「炎立つ」で義経役
平幹二朗…大河ドラマ「義経」で後白河法皇役

苦笑はこれで終わらなかった。
高橋英樹、安宅の関の富樫泰家役で登場。高橋は大河ドラマ「義経」では、その富樫の追及を逃れて落ち延びていった先の平泉の御館、藤原秀衡役。で、本日のドラマで藤原秀衡役は丹波哲郎だが、この御大、大河ドラマ「義経」では、源頼政役で登場している。

頼朝役は誰かいな、と思っていたら、さすがに石坂浩二とか中井貴一ではなかった(笑)。榎木孝明だが、こちらも大河の常連である。それから、義経の正室(御家人河越氏の娘)が和久井映見だったのだが、帰蝶(濃姫)に見えてしかたなかった(笑)。ああ、ケガの功名が辻(^_^;)。上川、由紀恵タン拐かすなよな。

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2006年9月13日 (水曜日)

結局のところ便所の落書きレベルの安倍批判にすぎない

今日の発信箱「縮み志向」。某「大物女性記者」さんの手による。

で、この今日の発信箱だが、やけに有徳院(徳川吉宗の院号)に肩入れしている。日本人の持つ平均的な吉宗のイメージに立脚していると見ていいだろう。つまるところ、改革を断行した名君、江戸幕府中興の祖、といったものである。そのために、吉宗時代の「縮み指向」を意外だという論調で記述しているのだが、意外でも何でもなく、それがありのままの姿である、ということをこのエントリーでは主張してみたい。記事中に登場する科学史家の板倉聖宣氏の見解は妥当なものとして賛意を表明する。

我が国初の人口調査は、八代将軍徳川吉宗が始めた。
1つ勉強になりました(笑)。1726年のことですね。ただし「将軍徳川吉宗が68カ国の大名に命じて、百姓、町人、社人、僧尼等16歳以上男女の人口数を調査(ただし、琉球・蝦夷は除外。公卿・武士も除外)」だそうです(「社会調査の歴史」から引用)。

1728年に四公六民を廃止して五公五民にしているから、そのための基礎調査という位置づけが出来るだろう。悉皆調査ではなく、また直営事業でもなく、少なくとも現在の国勢調査や各種指定統計と同列に論ずることは出来ない。

その前に1721年に江戸の人口を調査している。ちなみに吉宗の征夷大将軍就任は1716年である。

しかし、江戸時代の三大改革というのは、改革という名前に騙されてはいけない。いずれも農本主義・復古主義の権力者が時計の針を逆回ししようとしたものである、とこれまでに読んだ各種の書物から私は考えている。

吉宗は「米将軍」と呼ばれた。寛政の改革の松平定信は吉宗の孫であり、そのマネをしたといってもいいだろう。白河藩主時代の米買い占めなどは米将軍の孫の面目躍如である。開明的な重商主義者で改革指向だった田沼意次は目の敵であった。天保の改革の水野忠邦の時代錯誤ぶりは今更言うまでもないだろう。その忠邦の先祖(五代前)にあたる忠之は享保の改革の担い手であった。要するに三大改革というのは、時代の変化について行けず、矛盾を露呈した幕府政治の手術であったのだが、処方箋が間違っていたために、帰って矛盾を拡大した、という風に見てよい。おかげで明治維新につながっていくわけだが。

吉宗は初代将軍にして曾祖父の家康の治世を理想とし、吝嗇家であるところも似ている。側用人を廃した独裁主義者といってもいい。目安箱など、要するにガス抜きだろう。もちろん町医者小川笙船(しょうせん)の投書が契機となった小石川療養所のような成果まで否定するつもりはないが、これとて社会不安を取り除くためのプラグマティックな政策と見ることも出来る。医学・薬学の発展につながる根本的な改革はなされていない。

また、望遠鏡で星空を見たり、象を輸入したりと科学好きの一面が強調されるエピソードもあるが、それが民政にはほとんど反映されていない。要するに個人的興味に過ぎなかったのだろう。

彼の敬愛する五代将軍綱吉(吉宗の「吉」の時は綱吉からの偏諱である)の治世には、数学者(和算家)の関孝和がいる。だが関は六代将軍家宣の直参となり、その治世中に死去した。吉宗は六代将軍の政治体制を否定し、将軍就任時にその宿老をことごとく追放している。新井白石然り間部詮房然り。そのことからの邪推に過ぎないが、和算を発展させようという意思は吉宗にはなかったのではないだろうか。

また、吉宗の後継者である家重、家治の治世下では、平賀源内が活躍したが、彼もまた異端児扱いであった。それは享保の改革があくまで農業改革主体であり、科学技術振興に対する理解があったとは言えないことを示しているように思う。

総裁選レースの先頭を走る安倍晋三官房長官の政権構想を読む。ちゃんと「技術革新で活力ある社会」「再挑戦できる社会」と書いてある。ただ「科学技術」の4文字がない。縮み志向ではいけないという意気込みは伝わるが、具体的な戦略が読み取れない。

どうしてそんなに文字としての「科学技術」に拘泥するのかな?「技術革新」と書いてあるわけだろ。それには基礎科学の発展など言わずもがなで不可欠であるよ。

分かりやすさでは小泉さんと吉宗さんが一枚上手か。
ポビュリズムという観点からするとそうかもしれない(笑)。 しかし、結局ここまで読んでわかるのは、この記事が、壮大な前置き付きのタダの安倍批判にすぎない(笑)、ということである。

ちなみに1995年の大河ドラマ「8代将軍吉宗」の上記記載人物の配役を(^_^;)。
徳川吉宗…西田敏行、少年期の松平頼方…阪本浩之
徳川綱吉…津川雅彦、徳川家宣…細川俊之、徳川家重…中村梅雀、新井白石…佐藤慶、間部詮房…石坂浩二、水野忠之…石立鉄男、小川笙船…河原崎長一郎

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2006年8月24日 (木曜日)

寅さんシリーズなんかではなく

寅さんの仲間役、コメディアンの関敬六さん死去

懐かしい名前に接したと思ったら訃報である。

渥美さん主演の映画「男はつらいよ」シリーズには、寅(とら)さんのテキ屋仲間役で存在感を示した。

映画が弱点の小生だが、特に寅さんシリーズには興味がない。故に全く見ていない。
私からすれば、関敬六といえば、チキチキマシン猛レースである(笑)。中学1年の時にこんなのを見て喜んでいた訳ね(^_^;)。ケンケンの真似はよくやったよ。

合掌。

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2006年8月 5日 (土曜日)

「パ」クったよ「ロ」スを覚悟で「マ」ツシタを

パロマが松下の真似しているなあ(笑)、テレビCM使った例の問題(一酸化炭素中毒死)への対応。
といっても、全世帯に郵便出すほどの体力も根性もないはずだから、コマーシャルだけだと思うが。

それにしても「マネシタ」の真似するとはねえ(爆)。

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2006年8月 3日 (木曜日)

ドラマでの喫煙シーンをなくせ

柴田恭兵さん がん手術
.
あれだけドラマの中でもタバコ吸ってりゃ無理ないな。
柴田恭兵に個人的恨みはないが、これで術後の経過が悪くて再発でもして死んだら、ドラマでの喫煙シーンが見直されるのだろうか?

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2006年7月30日 (日曜日)

自分たちは特別な存在ですか?

映画ネタはほとんど扱わないこのブログ。映画を見ない訳ではないが、映画の知識はほとんどない私(笑)。私を知る人は博学なので驚く訳ですが(^_^;)、映画は弱点です、はい。

でも、こういうのは黙ってられねえ。

幕切れにさせないで ゆうばり映画祭中止で願い

企業なら倒産しているわけで、そう言うところにこれ以上、何をしろと。
企業の場合なら再建目指して事業を継続することもできるが、自治体の本来の業務は住民サービスである。映画祭なんかやっている場合ではないだろうに。「ゆうばり映画祭」というよりは「よくばり映画祭」だな。昔なら開き直って「前張り映画祭」でもやったら受けたかもな(^_^;)。

山田洋次。偉そうなこと抜かすなら、私財を投げ打ったらどうなのだ。

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2005年12月11日 (日曜日)

最終回を台無しにしたCG仕立て

大河ドラマ「義経」が最終回。最終回にありがちな時間延長だが、今回は60分バージョン。90分バージョンも過去にはあったなあ。

2週間前の「安宅の関」からはお約束の展開だ。他にやりようないだろうけどね。弁慶が立ち往生しないとこのドラマは終わらない。思えば、私が最初に見て印象に残っている大河のシーンが、緒形拳演ずる弁慶の立ち往生シーンだった。当時はまだモノクロ。この時の義経役の尾上菊之助(現菊五郎)と静役の藤純子=寺島純子(現富司純子)は本当に夫婦になっちまった。娘の寺島しのぶは私ファンです(^_^;)。

今回の独自色と言えば、覚悟を決めて持仏堂にこもった義経が、差し込む陽の光の黄金色に金屏風を重ね合わせて「新しき国に清盛様も志半ばでございましたな」とつぶやくことと、うつぼ(上戸彩)を平泉と京都のメッセンジャーに仕立てたことだろう。烏丸(高橋耕次郎)がいつのまにか失明して琵琶法師になったというご都合主義には笑ってしまった。まあ想定外だが許容範囲内。

それはいいのだが、義経が自害した瞬間、持仏堂の屋根を突き破った光はまるで「スペシウム光線」だ。あの中にはウルトラマンがいたのかねえ(笑)。

2001年の時宗の時の元寇、2003年の武蔵の巌流島決闘、そして今回と奇数年の大河は安っぽいCGで墓穴を掘っている。策士策におぼれるというのも一度なら許せるが、ここまでくるとNHKの病気ともいえる。最終回としての展開自体はそれなりに見応えのあるものだっただけに、あの「爆発シーン」だけが残念でならない。総集編でカット、されるわけないよな。

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2005年10月12日 (水曜日)

久々にテレビが楽しみな夜

最近はくだらないバラエティやお決まりのパターンのドラマなどが多くて、あまりテレビを見ないのだが、今夜はサッカーの日本代表・対ウクライナ戦があるし、その前に半年ぶりに「相棒」が帰ってくる。水谷豊と寺脇康文のコンビによるこの番組、お気に入りである。水谷豊のしゃべり方を真似するので、妻に「すぐに染まる」と茶化される(笑)。

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2005年9月 4日 (日曜日)

ラーメンにはなるとでしょう

今日テレに気象予報士の源範頼(石原良純)が出ていて、なると(食品)の知名度が低いと発言して、司会の千鳥(中島知子)に突っ込まれています(笑)。

良純さんよ、まさか台風を自宅の冷蔵庫に入れてないよね(^_^;)。
おいらもなると好きだけどね(^_^)。

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2005年9月 3日 (土曜日)

ブームなんて最初からねえよ

韓流バブル崩壊か…テレビ界もはや“反”流

ブームだと煽って、マスコミや広告代理店と一部のオバタリアンが内輪で莫迦騒ぎしていただけの実態のないつくられた「寒流、もとい韓流ブーム」。バブルもクソもあるかよ。寒流ならまだ美味い魚が捕れるからいいけどねえ。

でも韓国ドラマはもっと豊富にあるらしい。ただしそれを日本でまともに放映できるかと言ったらそうではない(「マンガ嫌韓流」でも読んでみて下さいな)。だからこんなに早く底が割れてしまうのだ。

韓流というより、彼らの文化の本質は恨流だ。だからいつまで経っても、過去を捏造して蒸し返す。心ある理性的な韓国人が、ちょっとでも日本寄りの発言をしただけで社会から抹殺されるのだから、日本人の心に響くようなドラマがいつまでもできる訳がないだろう。

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2005年8月28日 (日曜日)

脇役の日

今日放映の大河ドラマ「義経」。

光っていたのは、義経正妻(役名は萌)の尾野真千子と烏丸役の高橋耕次郎だな。
正妻は義経に最後まで付き従ったわけで、最終回あたりの脚本が史実に沿ったものならば、今日の演技から感動的な夫婦の別れが期待できるかもしれない。

その前に、来週は壇ノ浦。

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2005年8月21日 (日曜日)

暑さを吹き飛ばしてくれそうな爽やかなお天気キャスター

さっき、テレ朝(今回は褒めごとなのでテロ朝というのは止めておく)の20:54の天気予報が見えた(見るつもりじゃなくて、たまたまついてた)。武田玲子って姉ちゃんが出演していたのだが、見た目は今風の女の子、服装もちょいとキャバクラ嬢っぽい感じ(いや、かわいいんだけどね(^_^;))。

なんだかなあ、と思っていたら、発音と発声がとてもしっかりしているのに驚いた。見た目で判断しちゃいかんね(^_^;)。1音1音が明瞭で、鼻濁音もきちんと発音している。茨城もちゃんと「いばらき」って言ってたし。

調べてみたら、テレビ朝日アスクという養成学校の出身で、土日のこの時間のお天気キャスターである。テレビ局やラジオ局はもっとこういう人材育てて、出演時間を長くしてもらいたい。適当にしゃべってるだけの奴が多すぎる。

武田さん、今の気持ちを忘れないで、ずっと綺麗な日本語で情報伝えて下さい(^_^)。

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2005年8月15日 (月曜日)

アイドル屋島合戦

ひさびさに大河ドラマ「義経」ネタで行く。

昨日は、屋島の合戦だったのだが、主役の滝沢秀明の他、那須与一に相棒の今井翼、その「今井与一」が矢を放つ先にある扇を持っているのが異父妹能子役の後藤真希。平家方から寝返った阿波水軍の大将田口教能役にはかつてのアイドルずうとるびの新井康弘。新井氏は大河常連俳優だけどね。

滝沢君はだいぶ台詞回しに慣れてきたようだけど、カ行やタ行に弱い。「御家人」ってのをきちんと発音できないのは、源氏の御曹司としてはちと痛い。

さて、その屋島合戦で義経の盾となって亡くなった郎党の佐藤継信役を宮内敦士が好演してきた。平泉での登場以来、ある意味彼が義経主従の「真面目で固い絆で結ばれた関係」のシンボルみたいな役回りだったと思う。弟忠信役の海東健が次週以降、この役を引き継ぐのだろうか。宮内氏は北条時宗の時も出番は短かったが関白近衛基平役を好演していた。ただ、公家が朝廷内で切腹するという史実ではありえない設定の最期だったが、今回は武士として本懐を遂げた最期を演じた。

また、(昨日は出てないが)平重衡役の細川茂樹も好演だったと思う。重衡は一ノ谷で捕虜になって鎌倉に移送され、頼朝と面会した時も堂々とした態度で、頼朝も感服したという人物で優れた武人だったようだが、そうしたすがすがしい人物像が伝わってくるような演技をしていたと思う。重衡という人物のことをこれまであまりよく知らなかったが、興味を持たせてくれた。異父兄で嫡男の平重盛役の勝村政信と並んで、平家方の役者の中では印象が強い。

あ、それから梶原景季役の小栗旬もなかなかの好演。これから義経と父の間でどういうことになるのか楽しみである。

ストーリーは、これからクライマックスの一つである壇ノ浦に向かっていく訳だが、松坂慶子演じる二位尼がキーパーソンになりそうだ。

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2005年8月14日 (日曜日)

嫌みな姉ちゃん

大林組のCFに出てくるタクシーに乗り込む姉ちゃんだが、「建物に対する正確な知識と愛情を持っている」のではなくて、知識をひけらかしているだけの社会性のない嫌みな姉ちゃんにしか見えないのだが。
運ちゃん、乗車拒否していいよ。大林組さん、社員教育の内容、疑われますよ。

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2005年8月11日 (木曜日)

他人事じゃない

いつもは見ないのだが(みのもんた、あまり好きじゃないので)、今日から休んでいて、たまたまクイズ・ミリオネア見ている。回答者の水道工事会社社長43歳。公共事業削減の煽りで売り上げが1/3に減少。社員を減らしてもなお8000万円の借金があって、今月18日までに500万返済しないと、事務所が競売にかけられるという。今、その500万をかけた問題だが、本人がカンで、といっている回答が正解だ。だが番組はまだ正解告げてなくて、今CF。歓喜の瞬間がもうすぐだな。おめでとう。

だが他人事じゃない。そこまで悲惨じゃないけど、オレも仕事ないよ。佐藤錦がさくらんぼであること知らなくても500万円手にできちゃうんだあ(^_^;)。

お、やた。みのが今「せいかいっ」と叫んだ。

でも、みのも言ってたけど、応援に来ていた奥さん、いい服装しすぎ。涙ぐむ前に、もっと質素な服装にすべきだな。

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2005年3月29日 (火曜日)

差別的CM

P&Gにレノアっていう消臭効果のある消臭剤がありますね。ファブリーズと共同開発とのこと。
で、この(動物アニメの)CMが「特に主人が」と、お父さん(の体臭)をコケにしている(笑)。

本当に日本人のおっさん(オレもその仲間)は寛大だ。ここまでコケにされても、不快だからCMやめろ、と文句言わないもんねえ。もっとも、タバコやら整髪料やら、本当に臭えから、文句言えねえのか(^_^;)。
でも、オレはタバコ吸わないし、整髪料も使わないし(無香料のヘアトニックと寝癖直しだけ)、そんなに臭くねえぞ。

さあ、世の中の体臭のきついお父さん達、立ち上がろう。
レノアのCMを放送中止にするためではない。せっかくこんな「いい商品」を開発してくれたのだから、積極的に使おうではないか。私は仕事場にファブリーズを置いている。しかたなくタバコの煙の中で過ごさざるを得なかった時、上着に吹きかけて臭いを消してます。

男はやはり懐が深くなくっちゃね(たとえ寂しくても(^_^;))。

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2005年3月21日 (月曜日)

大河ドラマ「義経」考 その1

小生、歴史が好きなせいもあって、大河ドラマも好きである。幼い頃の記憶に残っているのは昭和41年の「源義経」である。尾上菊之助(現菊五郎)が主演で、緒形拳が弁慶を演じた。小学校2〜3年生だったので、全編見て記憶しているわけではないが、最後の弁慶の立往生のシーンが記憶に残っている。昨年の正月にレンタルビデオ店で総集編を収録したのを借りてきて見たのだが、藤原忠衡をまだ20代の田村正和が演じていて、さすがに若い、と思った。竜馬が行く(北大路欣也主演)の最後の暗殺シーンもなぜか記憶に残っている。オレは残酷なのか(笑)。ま、最終回というのはインパクトがあるのだ、ということにしておこう。

嵌ったのは、昭和44年の天と地と(石坂浩二主演)からである。小学校5〜6年生だったので、全部覚えている。緒形拳、北大路欣也、石坂浩二といった面々は、その後も大河ドラマで重きをなすことになるのは大河ファンなら周知のところだが、名優の資質というのは子供心にも訴えるものがあるということなのだろう。

この大河も21世紀に入ってから駄作が続く。惰性で見てしまったが、2001年の時宗(題材はよいと思ったが、いかんせん脚本がどうしようもなかった)、2002年の利家とまつ(戦国ホームドラマって何よ?)、2003年の武蔵Musashi(堤真一の演技が救いだった)ときて、昨年の新撰組はとうとう最初の3回くらい見て脱落した。そして今年の義経である。冒頭のように、記憶に残っている最初の大河が義経なのだ。日曜日の午後8時に習慣は復活した。

主演の滝沢秀明は、99年の元禄繚乱に吉良義周(きらよしちか、吉良義央の実の孫で養子)役で出演していた。その時の演技が稚拙だったので、今回どうなるかと思ったが、さすがに歳月は経過しており、周囲の配慮や本人の努力もあるようで、それほど悪いとは思わない。主役の演技がひどいと目も当てられないが、今回は一年通して見られそうである。

昨日は、鹿狩りで行方不明になった奥州藤原氏の4代目泰衡(渡辺いっけい)を、夜間に単騎救い出して、その武勇が奥州に鳴り響く、というのが前半の展開だったが、藤原秀衡(高橋英樹)から贈られた愛馬白童子を駆って斜面を駆け下りるシーンは、明らかに一ノ谷の合戦の前振りである。こういう見え見えの演出が臭く感じられるのが大河のいやらしいところでもあるのだが、まあそれはそれでいいだろう。それよりも、義経による泰衡救出シーンとこれに恩義を感じる泰衡の行動が、2人の悲劇的な関係と最期を知るものにとっては、長い伏線になるのが非常に重たい。

後半は平家の悲劇の序曲がテーマだが、それにしては鹿ヶ谷の陰謀がナレーションとわずかな映像だけですまされたのは、ちょっと軽すぎないか、と思った。軽すぎたせいか、一緒に見ていた娘が、何を言っているのかよくわからないと言っていた。平家のシーンは似たような名前の登場人物が多すぎて(笑)、いつもよくわからないようなのだが、ここいらあたりは、独眼流政宗の時に始まったアバンタイトルでの解説を充実させてくれたら、と思う。

来週は、平家嫡男(清盛長男)の重盛(勝村政信)が亡くなるようだ。優秀な跡継ぎを亡くしたことは清盛にとって、そして平家にとって痛手だったろう。勝村政信は97年の毛利元就で、元就家老の一人渡辺勝(わたなべすぐる、榎木孝明)の嫡子通(かよう)の役を演じて以来だが、あの時は、危機に瀕した主君の身代わりになって死ぬ役で、出演回数が少なかった。今回も決して出演回数は多くないが、出演者のクレジットを見ても重要な役まわりであることが明白であるし、利発な名門の嫡子の役を見事に演じている。小泉孝太郎と賀集利樹の2人がこの重盛の息子(資盛と維盛)を演じているが、これまでのところバカ息子のような扱いなので、その父親としての威厳もよく表現している。ドラマ序盤の礎石の一人だろう。

もう一人序盤の功労者をあげるなら、稲森いずみである。初回の常磐御前の演技は3人の幼児の母、夫を殺された未亡人、そして一人の女という三面が見事に調和していて絶品であった。トレンディドラマに時々出演する姉ちゃんくらいにしか彼女のことを見ていなかったが、完全に脱帽である。

それにしても、何故マツケン武蔵坊はあのようにいつもハイテンションなのだ?

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2004年12月 1日 (水曜日)

のっけから新聞記事の引用。厳密には許可を取らないと著作権法違反だが、営利行為じゃないので、ここは大目に見てもらおう。犯罪行為の批判をするつもりなので、こういう開き直りもどうかと思うが(笑)。

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 TBS(東京放送)の男性アナウンサー(32)が酒気帯び運転で事故を起こし、書類送検されていたことが三十日、分かった。アナウンサーは謹慎となっている。
 警視庁世田谷署の調べによると、----中略----乗用車を運転中、電柱や民家の塀に衝突。呼気から若干のアルコールが検出されたため、道交法違反(酒気帯び運転)で東京区検に送致された。
 TBS広報部は「事故を起こしたことは事実であり、反省を促す意味で一部の業務を除き謹慎状態にしている」とコメントしている。
(産経新聞) - 11月30日15時19分更新
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なんだそうだ。人命が失われなかったのが救いだが、塀を壊された家の方はお気の毒。

まず何で名前が出ない。冤罪かもしれない痴漢行為などで会社員や教員は大きく実名が出ることが多いのに。
産経新聞とTBSは系列が違うが(欧米では新聞と放送が資本系列にある、ということもないのだそうだが、それは個別の問題なのでここでは触れない)、マスコミ仲間で甘いのか。
2ちゃんねるでは、実名で祭になっているだろうな。これからチェックしてみよう。

一部の業務を除き謹慎だと!そういうの謹慎って言うのか?
それに酒気帯び運転なら、一般の会社や役所なら免職ものだろう。

まあ、TBSは死んだ、といいながら、その後も延々とニュース番組に居座り続けて高給を取っている某キャスターがいるくらいの会社だからなあ。そのTBSは死んだ、という台詞だって、某宗教団体がらみの大変なスキャンダルなのに。

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