2012年5月29日 (火曜日)

生活保護と扶養の問題について考えてみる

次長課長の河本準一の母親の生活保護受給の問題が世相を賑わしているが、当事者や行政関係者ではないので個々の事例について言及するだけの情報は持ち合わせていないので、今回はそのことではなく、この問題から出てきた「子による親の扶養」について考えてみたい。

小生は法律の専門家でも法学者でもなく、大学の一般教養で法学を学んだ程度ではあるが、専門分野では関連法規を扱ったこともあり、法律論を展開しても許されると思うので、その点は予めご了解いただきたい。

子による親の扶養の根拠は民法第877条にあり、次のような条文である。

(扶養義務者)
第877条 直系血族及び兄弟姉妹は、互いに扶養をする義務がある。
《改正》平16法147
2 家庭裁判所は、特別の事情があるときは、前項に規定する場合のほか、3親等内の親族間においても扶養の義務を負わせることができる。
《改正》平16法147
3 前項の規定による審判があった後事情に変更を生じたときは、家庭裁判所は、その審判を取り消すことができる。

これは、子供は常に親を扶養しなくてはならない、ということではなく、「扶養義務とは,独立して生活していけない人に対して,経済的に支援してあげなければならない義務のことをいいます」ということらしい(−民法の取扱説明書− 扶養の義務とは?)。

さて、どの法律でも制定された時期があり、その時代背景と目的を考慮しないと、時代錯誤の法律が現実社会に適合せず、法律を墨守することが自己目的になってしまうという弊害があるのだが、しばしばそのことは無視される。典型例は少年法だろう。戦後の貧困と食糧難の中で、空腹に耐えかねてついつい食糧を盗んでしまった少年少女と現在の少年少女を同一に扱うのはおかしいのである。この場合、必要なことは恐らく法律の改正なのだが、政治家も法曹界もそういうことはしない。現状が彼らの都合によいからだろう。

さて、民法第877条は、当初の民法(明治29年4月27日制定)にあったわけではないが、第4編として約2年後の明治31年6月21日に制定された。当時の産業構造や家族構成、平均寿命などを考慮する必要があるだろう。すなわち農林水産業が主体で大家族、OECD資料によると1900(明治33)年の日本の平均寿命は44歳である(平均寿命の歴史的推移)。

もちろん平均寿命だから長生きする人もいることは間違いないが、子育てが終われば人生も終わる、というのが多数だろう。明治期の合計特殊出生率のデータが見あたらないのだが、団塊世代の頃で4.5程度で恐らく5前後だろう。乳児死亡率が現在の60倍くらい、普通死亡率が7倍くらいと高いが、実際の状況を見れば子沢山なことに疑いの余地はない。大家族だから世帯分離せず三世代同居が普通。次男以下も同一敷地内か近所に居住する。嫁入り先も近在の集落が大半だろう。
参考:歴史的に見た日本の人口と家族

という風に考えれば、民法第877条というのは制定当時の社会状況の追認であり、ごく自然に社会に受け入れられる内容だったと考えるのが自然である。

現代ならば生活保護の対象になる困窮者にしても、村落共同体でその救済に当たったであろうし、給与収入がなくても食糧は身の回りにある。もちろん現在のような豊かな社会ではないにしても、何とか生きていくことはできたであろう。それすらできない最悪の場合は共同体全体の崩壊か、相対的に裕福な都市部への「娘の身売り」かもしれないが、現代ですら困窮者の100%救済はありえないのだからいたしかたない。

現代とは社会状況が全く異なるのである。だからこそ高齢者や障碍者のための社会保障があるのである。若者は老い、健常者は常に障碍者となる可能性を孕んでいる。だから社会保障はセーフティネットとして社会の構成員全体に必要なのだ。

そういう時代に「年老いた親の面倒を子供が見るのは日本の伝統なのだ」という虚構をもって国民に道徳を説く政治家は警戒しなくてはならない。

民法の扶養義務規定は、現代社会の社会保障と整合性がとれるような形での改正が必要なのだと思う次第である。

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2012年3月 3日 (土曜日)

「高齢出産」が困難なことに変わりはない

2月14日のNHKクローズアップ現代で「産みたいのに産めない ~卵子老化の衝撃~」(テキスト部分のみの魚拓はこちら)が放映されて、少なからぬ女性が衝撃を受けたようだが、アンチエイジング、某政治家の人工授精による出産、高齢芸能人女性の妊娠のニュースなどで惑わされて何歳になっても子供は産めるとでも思っていたのだろうか。

高齢芸能人に関しては、妊娠だけがニュースになって目立つから、実際には妊娠しにくいということに気がつきにくいのだろう。また産んだ後の苦労の話はほとんど報道されない。

ところが、3月1日にこんなニュースが登場した。
卵子は次々に作られる、幹細胞の新研究ウェブ魚拓

仮にティリー氏による卵子の幹細胞の存在という「ミクロの現象」が事実だとしても、その発見によって高齢出産が容易になるわけではない。それは長い歴史の中で多くの女性が証明している「マクロの現象」である。

1度に受精できる卵細胞は1つである。卵子が完全に入れ替わる訳ではないから、幹細胞によって新しく生まれた「新鮮な」卵子が常に受精の対象になるとは限らないだろう。

報道によると、ティリー氏も「出産年齢の女性の卵巣にこうした卵子の前駆細胞があることと、年齢を重ねると生殖能力と卵巣の機能が低下するという事実とはまったく矛盾しない」と言っているので、加齢による卵巣の機能低下までは否定していない。

科学的に新たな発見があったとしても、ミクロなメカニズムが書き換えられるだけで、普遍的に見られるマクロな現象を変えるわけではない。もちろん、今回の話題に関して言えば、卵細胞を全て新しいものに置換できるような技術が開発されれば話は別であるが、そういうことではない。

仕事を持っていようが持っていまいが、子供が欲しい女性が20代のうちに安心して出産・育児のできる環境をどうやって実現するか、改めて考える必要があるだろう。例えば専門的な仕事などであれば、出産前後の産休はやむを得ないとして、妊娠中や子育て中の自宅就労などを積極的に採り入れてもよいと思う。そういうことが可能な条件はITなどで揃いつつあるはずである。

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2011年5月30日 (月曜日)

話にならん莫迦教師だな

米沢市の山中でおきた酒田工業高校のワゴン車転落事故。
ワゴン車転落:8人乗りに12人 引率教諭「10回転」ウェブ魚拓

1)8人乗りのワゴン車に12人乗せる。
2)進入禁止の林道に入る。
3)ベーパーロック現象を起こしたらしい(ブレーキが利かなくなったと証言している)。

別記事によると顧問教師は2人いたようだから、車を二台用意すれば少なくとも1)避けられたわけだが、あとの2点を考えると、要するに車の運転すべきじゃない奴がよりよもよって山岳部の顧問教師をやってて、自動車で合宿の下見に行ってしまった、ということだろう。懲戒免職でもいいくらいの不祥事だ。木がクッションになって死者が出なかったのが不幸中の幸だ。

上記記事によると、運転していた教師は「生徒たちがアスファルトの下り坂を延々と歩いて下るのをためらったため、車で下りようという話になった。間違った判断をした」と言ったとのことだが、歩かせろよ。記事の最後にも「本来はワゴン車に荷物だけを積んで生徒は徒歩で下山するはずだったという」とあるじゃないか。生徒もヤワなのかもしれないが、予定通りの行動をするよう説得できないのならば指導力に疑問をもたれてもしかたないだろう。部活の解散までしたら気の毒だが、今年度いっぱいくらい活動停止くらいしてもよいと思う。

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2011年4月 7日 (木曜日)

これじゃあ科学的根拠のないデマも広まる訳だ

震源海底、24メートル変動=3メートル隆起、世界最大規模—海保

これはこれで驚くべきニュースだが、地球のスケールを考えれば大したことはないと言う見方も当然出来る。それよりも、このニュースに関連してヤフー掲示板の書き込みに笑えるネタが満載なので晒してみよう。しかし笑ってもいられないかもしれない。こんな間違った知識や無知を平気で掲示板に晒して平気な連中がたくさんいるのだから、タイトルにも書いたようにトンデモ科学に騙される奴が後を絶たないのもいたしかたないことである。絶望的だが、そんなものかもしれないという諦観も禁じ得ない。

>この海底の隆起があの津波を発生させたのか!!!
津波を発生させた地震のエネルギーが海底を隆起させた、という方が正しいだろう。

>これだけ凄い地震だったから、元に戻るまで余震が長期化するだろう。
元に戻るって何のこと?(笑)

>日本列島はユーラシア大陸から離れて出来た訳だから、いままでに何万回も巨大地震を起こして
>きたのだろうね。現人類が知ることのできる地震なんて、せいぜい2千年分くらいだもの。
突っ込みどころ満載過ぎてコメントのしようがない。まあ1万年くらい前の地図を見てみなさい、とだけ言っておこう。

>これが内陸直下型だったらと思うとゾッとする
直下型の大型地震が浅い震源で起きたら恐ろしいが、M9.0という規模なら直下型ではあり得ないだろう。内陸型のM7くらいでも震源が深ければ大したことはない。

>長年のひずみの蓄積が一気に開放されて・・・24メートル!!!???
>牡鹿半島が約5メートル東に動いたってだけでも驚いてたのに!!!
>ところで、この後どうなるの???
わかれば苦労しない(笑)。

>そんなことが分かるのに、なんで原発は終息しないんだ
何を八つ当たりを、というところ。比較できない種類のものを比較して怒ってもしかたない。

>一気にズレてくれたお陰で日本は大変な事態となった…
>今回の地震を基準に早く対策を立てて欲しい。
今回のを基準にしたらいくらお金があっても…ゼロリスク要求の典型だな。

>女川原発ほんとうに大丈夫だったんだろうか。
心配なら現地に行ってみれば。ついでに支援物資大量に車に積んでさ。

>大陸移動説はやはり本当だったんですね。
アホか。今回の地震がなければ信じなかったのかな(笑)。

>震度9.0で済んでよかったと思わせるような数字です、24mって。
これが多分今回の金メダルだな(爆)。なんだよ、震度9.0って。ここは欧州じゃないぜ。
震度とマグニチュードの違いがわかってない大馬鹿の代表だ。こういうのはいくらでも脅せるし、廣瀬隆のような陰謀論も信じてしまうのだろうなあ。

>いまだに「10メートルの津波が来たらどこに避難すれば・・・」と考えてしまう。
はいはい、その時は10m以上の高さの所に避難して下さいね。

>地球が少しエネルギー放出するだけで町や村は壊滅的被害を被る。
>皆が登記してる土地は全て地球の物なんだ。
自己満足しているんだろうなあ、多分被災地に土地を所有してない投稿主は。

>水爆数百発分のエネルギーってこういう事なんだ。
ちゃんと計算してる?こういう定量的把握がいい加減なの多いんだよね。

>それに伴い東海地震への影響はどうなんでしょう?
こういう奴がデマを広めるんだろうな。プレートも違うし、直接はないと考えるのが普通だろう。
しかしないと断定も出来ないし、仮に今東海地震が発生したとしても、関係があるかないかなんて0か1かの判断など出来る訳がない。

>そんなに動いたらしばらく地殻は安定しないよ
大袈裟な。

>それでも予知はできないのか…大地震発生前の三陸沖の群発地震が前震だった、なんて起きて
>しまってから言われても何にもならん その時に危ないと思った研究者は居ないの?
必ずこういうの出てくるよね。それこそ起きてから批判するの。できませんって。

>新燃岳の噴火、NZ地震、今回の大震災、キラウエアの活発化した噴火…などなど。
>ここ数ヶ月で地球の内部が活発になってるような気がする…
はい、気のせいです。全体としては地球は少しずつ冷えて安定に向かっている。局部的な活発さとは関係ない。

>東南海地震(関東大震災)も近い。
これも金メダル級だ。ギャグにもなってない。今更何を指摘したいか書くのもバカバカしいくらい。

>地震後、電波時計が3分も狂った。
単に福島の標準電波送信所が停止したからじゃないの?回りでそんなこと言ってる人いないよ。わしの時計も狂ってないし。

>元に戻ろうとして、また地震が続くのかな 余震早くおさまれ〜
だから「元」って何だよ。

>これだけのエネルギーが他の場所に影響が無いなんてことは絶対にありえないと思う。
>大きな余震、新たな地震、火山の噴火いずれかはわかりませんが、暫くはどの地域も要注意な気が
>します。日常を取り戻しつつ、1年くらいは警戒は怠らないようにしたいと思います。
地質年代を考えると「1年」はホンの一瞬。本人は長いつもりらしいが、エネルギーが他の場所に及ぼす影響は心配してるのに、ちょっとこの感覚は笑ってしまう。それなら少なくとも数十年単位で心配しないとねえ。つまり一生警戒しないといかん。そして日本に住んでたら防災とはそういうものだろう。

>そりゃ発電所も潰れてあたりまえやな。
地震では潰れてませんが何か。

>東京もあんなに揺れたのは初めてだった。
1923年以降なら多分。

>日本っていう島国は、そのプレートの隆起の一部分にすぎないんでしょうね…
ちょいと違うなあ。

>米国の地震発生兵器の効果じゃないかと、ネットでは騒がれている。
信じているなら死んで下さい。

>地震学者の実用レベルに程遠い予測をもとに作りだした災害マップに従った為に亡多くの人が
>亡くなった。ただ本能の蠢くままに高いところに避難した人が助かった。地震学者と防災学者は
>「想定外」といわず自分たちの研究が実用レベルに達していないことを認めろ。
学者は最初から限界があることを分かっているよ。これは学者だけの問題じゃない。むしろ政治や行政の問題として捉えるべき。そもそもこういうことを言う奴は、どういう災害マップなら満足するのかな。こいつもゼロリスク要求の典型だ。

>海底もそうだが地球の自転も変わったらしいぞ…春夏秋冬もこれから狂う可能性もなくはない
>狂いだしたらどんどんズレる可能性すらある 地球全体の問題になってます
これは銀メダル級だ(笑)。何が地球全体の問題なんだ、ええ(笑)。そもそもこいつは自転と公転を混同している大莫迦ね。ちなみに自転速度は16/10000000秒早くなった。地球の自転は少しずつ遅くなっているけどね。今回ので確か50何日か前の自転速度に戻った(計算したけど正確な数字は忘れた)。

>これはある意味ヤバいのでは?これだけ動いているなら他の場所でも同じ様に動いていると
>いうことでは?
いや、全体が同じように動いたのなら何も問題ないのだが(笑)。

>マジで日本沈没も有り得た…。
死んで下さい。

>どうりでいつまで経っても、余震が収まらない訳だ…
そんなにすぐに余震が治まると思っているの?

>震災で被災なさった方々にはスミマセンが、「巨大地震の震源のほぼ真上の海底が、東南東に
>約24メートル動き、約3メートル隆起」とは、地球物理学上、貴重なデータが取れましたね。
>これが、プレートテクトニクスの信憑性を、さらに「確かな」ものにする科学的事実なのですから。
プレートテクトニクスってそんなに信憑性のない学説だったの?(笑)

>最近しんと静まり返っている静岡東部と伊豆がやけに気になります。
>日本で唯一の直下型プレートはいつ動く気か。
これは銅メダル級かな。直下型プレートって何ですか?

>この移動で、東海地震のプレートとかには何か影響あったのかな?
>エネルギーが逃げる方に動いてくれてるならいいけど…
エネルギーが逃げる方って何だよ?

>この数字を見て、改めて今回の地震、津波の強さ、怖さを知りました。
数字を見て怖さが分かるのか,ええ?実体験が一番怖いんだよ。

>でも、海溝の型から言うと台湾の方が危ない!!
何を根拠に?

>怖い。
>日本は他国に比べたら本当に小さな島国で地震大国だから
>全てのプレートで大地震が起きたりしたら
>日本は沈没してしまうんじゃないだろうか
これもコメントのしようがないくらい突っ込みどころ満載だなあ。そんなに怖いなら死んでいいよ。
こういう奴が不安に駆られて訳の分からんデマを広めるんだろうな。

>広い海でたかが24m動いて3m隆起しただけで、凄まじいエネルギーが日本を襲う何て、
>信じられないし驚きしかない。
そういうあなたの感覚の方が信じられないし驚きしかない。たかが24mって…

>日本は工業国に向かないのかもしれないと感じた。
>かなり悲観的な意見になってしまうが
>10年に1回ぐらいは巨大地震が起こるし
>この先もいつ大きな地震が来るかわからない。
>発展→地震→復興→発展→地震→復興ではいずれ経済が沈没してしまう気がする。
こういう奴にも困ったものだ。それじゃあ一体全体どうして明治維新以降約140年間、日本は工業国として発展してきたのかな。目先のことに不安を感じて広い視野でものを捉えられない視野狭窄だ。

>プレートに水ガラス(止水剤)を入れたらどうよ?
莫迦ですか。

>もう、それ以上動かないでほしい!
そりゃ無理だ。

>どっかの原発の土地が24m動いたらどうなるのだろうか?
>そこに20mの津波きたら?
>地質学的にありえないんだろうけど想定してください。
あり得ないことを想定するのは無意味。1地点だけが他と切り離されて24m移動した訳ではない。思い込みが強いのは困ったものだ。これで本人はしたり顔なんだろうな。

>プレートにとっては海も陸も同じようなもの。
>M9が都市直下で起きることは充分あり得ますよね。
よく勉強した方がよさそうだ。

>世界や日本列島が年月を経て大陸から切り離され、移動した。
>これも過程の一つでしょう。
>ムー大陸が消えたというのも地震によって沈んだから。
こいつも一万年前の地図を見た方がいいな。縄文海進知らないんだろう。それと「世界が大陸から切り離された」ってのは日本語がおかしいな。

>海底で人の想像を越える、恐ろしい事が二度と起こらない事を祈る
あなたの祈りは無意味です。祈るのは勝手だけど。

>昔アトランティス大陸というのがあって、大地震で沈んだらしいが、日本もそうなるんだろうか?
> あと、放射能により日本も食糧難になる可能性もあるな。
はいはい、フィクションと事実をごっちゃにしないでね。それとこういう奴が風評被害を広めるんだろうね。

まだまだトンデモは続くが、同じようなパターンになってきたし、そろそろ打ち止め。

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2010年3月23日 (火曜日)

自治体名から消えた安土

21日に滋賀県蒲生郡安土町が近江八幡市と合併し、新・近江八幡市が誕生し安土町が消滅した。

信長のまち二分 滋賀・安土町リコール町議選で合併反対派が過半数ウェブ魚拓

その前には合併推進派の元町長もリコールされ、町を二分するドロドロの戦いが繰り広げられていたようだ。
近江八幡市は例えば私立総合医療センターをPFI方式で建設し、経営難に陥っている。
現在はPFI方式を停止して、市の直営にしているようだ。

以下にリンクしたブログに記載のような経緯らしい。
近江八幡市PFI病院の倒産の恐れ
PFI契約解除 滋賀県近江八幡市立総合医療センター
近江八幡市立総合医療センターを考える会

合併推進派は市になって体力をつけて安土を発信する、という考えのようだが、上記のような状態では体力をつけるどころか消耗してしまう可能性もある。安土という名前は歴史の教科書に必ず登場するくらいだから知名度は、自治体の規模(合併前の町時代で約12,000人)を考えると非常に高く、実際、地元の観光業者や商業者なども安土の名前が消えるのはマイナスだ、とテレビのインタビューに答えていた。

しかし、いずれにしても合併が法的に決まった後の反対派の動きなので、安土町は既に消滅してしまった。もう一度「分離独立」する分立(ぶんりゅう)という手段はあるが、これはもう50年近く実施例がないそうだ(それ以前では1940年に一度川口市と合併した鳩ヶ谷町(現鳩ヶ谷市)が1950年に分離して再び鳩ヶ谷町になった例がある)。

これで「豊臣家による織田家乗っ取り」が完全に終わったことになる。
安土町は文字通り織田信長が安土城を建設しその城下町として発展したが、本能寺の変の直後安土城は明智秀満によって焼かれてしまった。豊臣政権になってから、秀吉の甥の後に関白となる秀次が隣接地に八幡城を建設し、その城下町として発展した。近江商人発祥の地とも言われ、昔のメンタムの近江兄弟社(一度倒産した)なんかもここが本拠地である。

豊臣政権の実現は、秀吉を首謀者とする羽柴一族による織田政権乗っ取りだったわけだが(織田氏の子孫は大名として幕末まで続く)、400年以上経って、ついに安土の町名も豊臣氏によって基礎が作られた都市に吸収される(法的には両者対等な新設合併という形だが)ことで自治体名としては消滅した(近江八幡市の町名としては残る)。

安土の由来は平安楽土という言葉であるという説が有力であるようだ。そしてこれは仏典由来と考えられている。対して八幡神は応神天皇であり神道の神様であるから、神道が仏教に勝ったとも言える。いわば「廃仏毀釈」である。

2010年3月21日という日は、戦国時代(1582~1585年あたり)や明治維新の頃を投影した、歴史的な日だったのだろう。

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2010年2月13日 (土曜日)

学生結婚していたDQN大学生プロスノーボーダー

國母和宏の成田空港からヴァンクーヴァーまでの服装が物議を醸して、賛否両論、twitterやあちこちのブログが賑わっている(笑)。私はああいう態度は許せないね。日本代表なら出発から帰国まで公人だろ。だいたい「謝罪」のための記者会見で、コーチに促されて「反省してま〜す」と軽口で言ったらしいが、その前に「ちっ、うっせーな」という声がしっかりマイクに拾われたそうな。反省しえねーよな、こいつ。

問題なのは、空港や移動中が公の場なのかプライベートなのか、ということだが、少なくともオリンピックに参加するために、税金が投入されているであろう派遣費用で航空機に搭乗し(チケット自前で買ってはいねえだろ)日本選手団の公式ユニフォームを着用しているのだから、プライベートと考える方がおかしい、というのが常識的な考え方だろう。飛行機の中や空港が公の場かどうか、ではなく、何の目的でそこにいるかによって、公私は変わってくるのではないかな。着崩したいなら私服にすべきだし、日本選手団が移動中の私服着用が認められていないのであれば、きちんと着る必要がある。JOCの日本選手団公式服装着用規定というのがあって「自覚と誇りを持って公式服装を着用しなければならない」と定められているそうだ。

奴を擁護している連中(驚いたことに町とか村とかいった文字が苗字についている北大教授もその一員である)は、その常識とやらも胡散臭いものに思えるようだが、規定の方はどう考えているのか。

その先生のブログでは、カナダ在住の日本人とやらが、カナダ人に國母の写真を見せたら、誰も問題にしなかったというのだが、尋ねた相手はどういう連中なのだ。それに事の背景をちゃんと説明したのかな。まともなカナダ人なら、着崩しているのが日本選手団の公式ユニフォームで、彼が日本代表選手で、しかもオリンピック参加のための移動中だと知れば、反応は違っていたのではなかろうか。それでも問題ない、とするならそのカナダ人達の方が礼儀も知らない莫迦者だ。

好き勝手な服装したいなら、オリンピックとは全く無縁のプライベートな時にやってくれ。それなら誰も文句は言わない。

さて、そのDQNボーダーの所属する東海大学だが、ウェブサイトで以下のような見解を表明している。
國母選手に対する本学の見解についてウェブ魚拓

いやいや、少子化の時代、大学も危機管理が大変である。今年はもう受験に突入してしまったから受験者数(というか受験料収入)に影響はしないかもしれないが、合格しても入学辞退する学生が増えるかもしれない。それに来年の受験に悪影響が出るかもしれない。何でこんな奴入学させたのだろうか。

東洋大学は昨年の箱根駅伝での柏原の衝撃的な山登りの活躍で、部員の痴漢不祥事から一転して受験者が9000人以上増加したという現実がある。所属する学生、特に影響の大きいスポーツ選手の言動は、下手をすると大学の経営にも影響しかねない時代になってしまっているのだね。

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2010年1月28日 (木曜日)

二重の意味で「うーむ」

横のすき間がわずか6cmしかない車庫に駐車、さらに誰にもマネできないような方法で車から家の中に入る動画ウェブ魚拓

記事ではドイツって書いてあるけれど、どう見ても画面キャプチャーに出ているのはオランダ語。それともオランダ語そっくりの低地ドイツ語なのかな。(というか、オランダ語は低地ドイツ語の一種だけれど)

それにしてもこの爺さん、よくやるな(笑)。

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2009年11月23日 (月曜日)

こりゃすげえや

松方さん、また300キロ超ゲット クロマグロ釣り競争ウェブ魚拓

同じ日、NHKでは、ご本人演ずる徳川家康は死んでいるというのに(笑)!

「2年連続の大物なので、これでまぐれとは言わせない」と得意満面だった、って、そりゃマグロですからマグレじゃありませんな。

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2009年11月15日 (日曜日)

対向車は民主党の「刺客」かな?

いやあ、これは「泣きっ面に蜂」ですなあ。

自民・谷垣総裁、自転車事故で顔にけが
(ウェブ魚拓)

それにしてもサイクリングが趣味なのに、愛用車はママチャリか?(笑)
金持っているんだろうから、アルファロメオとかプジョーあたりの高級車にすればいいのに。

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なんつう安直な名前の射撃場

釜山の射撃場で起きた爆発・火災事故で亡くなった日本人旅行客は痛ましい。
中学校の同級生で旅行に行ってオプショナルツァーで射撃場に行ったらしい。そういう友達で生死が分かれたことも亡くなった人の遺族からするとやりきれないし、生き残った方も痛恨だろう。そして子供が小さい人もいるようで、亡くなったとすれば無念だろう。

それにしても、現場の射撃場の写真で名前を見た時に、絶句した。
ガナダラ射撃場。가나다라射撃場!

ちったあまともな名前を考えろや、ゴルァ。
韓国語(朝鮮語)をかじったことがある人ならすぐにわかるが、「가나다라」は日本語で言えば「あかさたな」である。私なら名前見ただけでこんな施設には入らないね。「いろはにほへとパチンコ」なんてあったら、あなたは入店しますか?

こんな真剣さの足りない娯楽施設に足を踏み入れてしまったことを、生き残った負傷者はきっと後悔していることだろう。

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