パイロットでもある医師の死
新年早々、熊本空港近くで小型機墜落のニュースである。どうやら搭乗・操縦していた山口県の医師夫妻は遺体で発見された模様である。医師の方は恐らく私と同学年である。合掌。
しかし、報道によると、この医師は南極観測隊にも参加したことがある操縦歴20年のベテランで、小型機操縦では抜群の腕前と評判だという。積乱雲が発生した時には飛行を取りやめたこともあるというから、判断力もあって冷静沈着なのだろう。
そうしたことから、予期できぬ気象条件の変化など突発的なトラブルに見舞われた可能性が指摘されているが、ここは是非徹底的に詳細な事故原因の究明につとめてもらいたいものである。操縦ミスや不可抗力という程度の結論で片付けてしまっては、この医師の死も小型機による空の安全性向上に役に立たず犬死にになってしまう。
この事故を報道した全てのメディアは、事故原因の報道まできちんと責任を持って取材を続けて、見やすい記事で結末を伝えてもらいたい。
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