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2010年5月20日 (木曜日)

蒲田飛ばし

羽田空港利用者以外にはあまり関係ない話題なのだが、京浜急行のエアポート快特が5月16日からのダイヤ改正で蒲田通過となったことに地元大田区が反対している。

この件について検索すると、いろいろなブログ記事が見つかるが、概ね地元関係者以外は「通過でよい」「通過反対に反対」という論調のようだ。ごく常識的に考えれば通過反対が地元エゴであることは明らかだ。

通過によって短縮される時間は1分程度だが、品川からノンストップで羽田空港直下まで行けるというのは利用者にとってはありがたい。そうでなくとも羽田空港アクセスには軌道系では東京モノレールがあり、首都圏各地からのシャトルバスもあり、京浜急行は熾烈な競争に晒されている。

今回の上り線高架化は、ダイヤ設定嬢のボトルネックだった京急蒲田駅の改良工事に大きな進展があったわけで、これを機会にトータルの輸送サービスを向上させたい京浜急行の意思の反映だろう。直前まで通告がなかったと大田区は怒っているようだが、そんなことしたら通過反対でもめるのは明らかで、敢えて「隠密作戦」で強行突破するつもりだったのだろう。

そもそも京急蒲田は旧駅名京浜蒲田駅の時代には快特は停車しなかったのだ。現在でも同駅の乗降客数は5万人をやや下回る程度で他の快特停車駅の半分くらいである。となると東京都心と羽田空港のアクセスという特殊なルートを通過にしても問題は少ないはずである。石原知事もたいした問題ではない、とあっさり受け流した。地元の商店街では、通過で客が減ると困ると言ってるようだが、もともとエアポート快特の乗客は蒲田で買い物するつもりなんかないのだから関係ない。情緒的な反論である。

ダイヤ改正前の9本/1時間から6本/1時間にはなったが、横浜方面からのエアポート急行が3本/1時間新設され、これまで4両編成で運行されていた横浜方面・羽田空港ルートの輸送力も強化された(横浜方面からはスイッチバックになるので停車が必要だが、がたがた言うならこれも運転停車扱いにするかw)。
10分ヘッドの本線快特(品川・泉岳寺・浅草線方面〜京急久里浜・三崎口)は相変わらず京急蒲田停車である。

大田区は通過させるために金を出したのではない、と連続立体工事の拠出金200億円の返還請求も検討すると言っているが、何と大人げない。この事業は京浜急行にとっては設備の改良だが、大田区からみれば踏切の撤去による交通流の円滑化と地域分断の解消という大きな目的があったはずだが、違ったんですかね?

永井敬臣大田区議は「石原さんも大田区民でしょう?だったら羽田空港へは自転車で行ってください」と子供じみた批判をしているらしいが、知事が空港は近くて自転車でも行ける、と言ったことへの鞘当てのようだ。でも羽田空港へは京急蒲田に停車する電車もちゃんと走っていて、そちらの方が本数が多いのだ。

(追記)
これは、北陸新幹線で、上越(仮称)駅に全列車止めないと負担金出さない、とごねた新潟県知事と同じ臭いがする。

(追記2)
twitterにも垂れ流しましたが、替え歌を作ってみました(笑)。
つうかはーだめだかいとくーとめろ200億かえせー(蒲田行進曲のメロディーで)♪

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