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2010年2月 6日 (土曜日)

商売上手やね

今、NHKの経済ビジョンという番組で、酷よ、もといコクヨの「東大生ノート」のことを紹介していた。太田あやという東大生が東大生のノートはきれいだ、という本を書き、それをベースに開発された。他の番組でも紹介されたことがあり、年間2000万冊の大ヒット商品だから、ご存知の方も多いだろう。

通常の横罫線に加えて、定間隔のドットが打ってあり、要するにワープロのインデントのように文字揃えがきれいにできるという製品である。

脳科学や脳トレーニングがブームであり、この商品もそうした世相に合致しているのだろう。
これで綺麗にノートを取るようになり、日本人の青少年の学力が向上するのであれば喜ばしいことである。

しかし、そう簡単にいくだろうか。
東大生のノートがきれいなのは、きれいに書くことが目的ではなく、系統立てて整理することが目的であり、その結果がきれいに見えている、ということだ。頭のいい子であれば、罫線すらない白紙のノートでもきれいに書けるだろう。頭の中の整理能力と、それをノートという平面上に表現する空間能力がもともとリンクしていると考えられる。

表面的なきれいさに眼を奪われてしまったら本末転倒である。
学習内容を理解しながらリアルタイムでそれをきれいにノートに取る、というのはなかなか難しいものなのだ。

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