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2009年12月30日 (水曜日)

寒風の年末

公設派遣村って、年末年始が終わったら、集まってきた連中を追い出すつもりなのかねえ。
それとも、また生活保護とセットで公営住宅の空き家でも世話するのかな。

だとしたら、パフォーマンスのような派遣村を年末年始だけ開設するのってのは、政治ショーの一種にすぎない。湯浅誠も内閣府参事になって権力側に立ったわけだが、発想は基本的にNPO(もやい)のままのようだ。国家がNPOもどきになってどうするのだ。

社会構造が問題とか福祉は国家の施策、という彼の主張はわかるが、こういうパフォーマンスがそのための解決策として適切なのかどうか、検証もされていない。去年と同じことをやっているだけだ。違いは去年は彼が民間人で今年は政府の一員というテント、もとい、点と、その国家権力を担う政党がよりポビュリズム的性格の強いところに変わったことだ。

国家というのはもっと大きな流れを示して、その上で例えば具体的な施策の担い手としてNPOが動く、というのが本来のあるべき姿だと思うのだが、国家社会主義的な民主党連立政権は、何でもかんでも国がやろうとしているようだ。

だから、一方でこういう「気の毒な失業者を救う」という目先の対策に過剰な労力を割く一方で、派遣規制の法案を準備するという雇用状況を悪化させる危険のある施策に手をつける、という矛盾を犯すのだ。

不況による貧困の拡大も問題だが、この国の一番の貧困は相も変わらず政治だ。

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