« 閣内不統一その3 | トップページ | 凸凹な政治主導 »

2009年10月14日 (水曜日)

長妻厚労相は新たな無駄遣いの元凶かもしれない

年金通帳なる奇天烈なものが現政権の一翼である長妻厚労相から発表されている。民主党のマニフェストに書かれていると言うが、そんなもの選挙前に一体どれだけの有権者が認識していたことやら。まさかここまでマニフェスト原理主義だなんて、選挙が終わって見なきゃわからないものな(^_^;)。
まあそれは投票する側の怠慢と批判されるから、これ以上は言わない。

しかしである。長妻は「ミスター年金」というより「ミスター年金記録照合」と言った方が適切ではないかと最近とみに思うのである。

年金記録をいつでも通帳に記帳して照合できると言うけれど、まさか照合回数が多くなれば年金額が多くなるわけではあるまい。そりゃ加入期間が増えれば、制度の建前からは支給額は増えるだろうが、そんなものいちいち記帳して、あれ、記載漏れがあった、なんていちいちやってられるかよ、ってんだ。

ATMが混雑している時に、動作のとろい爺婆が悠長に記帳なんかするのははっきり言って邪魔である。
全銀協の協力を得る、なんて言っているが、年金も銀行もコンピューターシステムは基本的にレガシーのはず。NTTデータあたりにまた儲けさせるつもりかな。NTTの労組がバックにいるから当然か。こりゃ新たな利権というか、利権の移動だわな。

無駄を省くというなら、大枚はたいて構築した住基ネットあたりに接続すればいいではないか。そうすれば住基カードも普及するし、住基ネット自体に存在意義も出てくるというものだ。あ、でも民主党政権はもしかして住基ネットはお嫌いかな(笑)?

それとも郵政民営化を見直すらしいから、せめて通帳方式にするなら「地方」や「お年寄り」の味方のはずの郵便局のATMでやってくれよ。銀行まで巻き込んでまたシステムの改変に伴うATMの休業や接続後のトラブルなんぞ御免被りたい。しかし、銀行のレガシーシステムを前提に考えると、悲観的にならざるを得ないのである。

こんなこと(後ろ向きの年金照合のためのシステム構築)に国費を費やして、仕事をしているようなフリをするのはやめて、私らくらいの年齢から下の、今の年金制度に疑問や不安を感じている年齢層も納得できるような、大幅な制度改正ないしは思い切った年金制度の廃止を考えてくれ。それが政権交代した党の役割というものだろう。今のままでは長妻個人の満足感の達成のために、巨額の税金が無駄に使われ、それに群がる新たな利権が出来上がるだけである。

|

« 閣内不統一その3 | トップページ | 凸凹な政治主導 »

コメント

現実的な答えは国民総背番号制しかありませんよ。

投稿: wagonthe3rd | 2009年10月15日 (木曜日) 02時52分

>>wagonthe3rdさん

ええ。それはもう自民党政権時代からはっきりしている。ですが、「当時の野党の反対」もあり、自民党内にも反対勢力がいたので、潰されてきましたよね。

その反対勢力が政権についても、できるはずがないでしょう。

それと、仮に総背番号でデータの捕捉・照合ができたとして、現行の年金制度が既に実質的に破綻しているという現実には対応できませんね。

投稿: フロレスタン | 2009年10月15日 (木曜日) 10時22分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/34842/46486377

この記事へのトラックバック一覧です: 長妻厚労相は新たな無駄遣いの元凶かもしれない:

« 閣内不統一その3 | トップページ | 凸凹な政治主導 »