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2009年9月28日 (月曜日)

「友愛」という概念について

鳩山総理の思想の根底には「友愛」があるようだが、この元になった英語はfraternityである。

これは兄弟を意味する英語のbrother、独語のbruder、仏語のfrère、伊語のfratelloなどと語源が同じなので、私はどちらかというと「義兄弟の契り」ってのが(普遍的な用語ないし政治用語として適切かどうかは別として)日本語訳としてわかりやすいのではないかと考えている。

なにやら時代劇みたいだが、だれでも彼でも仲良くしよう、愛情を注ごうというのではなく、人生観や世界観を共有できる人同士の相互扶助みたいなものがfraternityの根底にあるのではないだろうか。

そう考えると、外交面ではともかく、恐らく内政では最大の支持母体である連合を中心とした労組が「友愛」の最優先の対象となるのでないかと予想される。実際総選挙直後に最初に鳩山氏が会談したのは連合の会長だった。

フランス革命の時のスローガンとされる(そうでない説もあるようだが)、liberté, egalité, paternité は自由・平等・博愛と訳されるが、この最後の博愛も「誤訳」ではないかと言われている。

こちらは父を意味する英語のfather、独語のvater、仏語のpère、伊語のpadreなどと語源が同じである。直訳すれば父性愛(笑)?

こうなると、現在のキリスト教の「父」には三位一体の父のニュアンスも含まれるだろうから、日本人には本質的にわかりにくい概念なのではないかなあ。いや、「父である神の愛」だけでなく、自由や平等も神の国でのものかもしれない。(革命という)テロ活動やっても最後の審判で救われて神の国に行ける、というアジテーションに使われたかもしれない。

と、ここまで書いて、だとすると念仏唱えていれば極楽浄土に往生できる、という浄土真宗と通底するものがあるのでないかという考えが頭をよぎった。paternité は「阿弥陀仏の衆生救済」なのかもしれない(^_^;)。

ちと脱線しました(笑)。

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