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2009年9月17日 (木曜日)

政治主導と言うけれど

今日は新大臣達のパフォーマンスの日だったようだ。

前原国交相の八ツ場ダム建設中止には、群馬県知事が激怒、「お仲間」のはずの上田埼玉県知事は手続き無視(これは法律に照らして本当のようだ)と批判している。流域の知事達はおしなべて批判的である。残りの事業費が1200億円という見通しの中、自治体の負担金返還は1500億円になるという。しかも地元に対する「再補償」も上乗せされるだろうから、これは「無駄をなくす」ために新たな無駄をすることになる。

八ツ場ダムの必要性については議論が分かれているが、どうも誰かさんが長野県知事になった時以来、ダムは無駄な公共事業の象徴として祭り上げられてしまった。そのため、民主党のマニフェストにも名指しで事業中止がうたわれてしまったわけだが、全国民が現地の状況やこれまでの50年にも及ぶ経緯を理解してこのダムの事業中止に賛成して民主党に投票したわけではない。それは各種の調査でも、民主党の政策が必ずしも支持されているわけではなく、自民党にお灸をすえる、と言う回答が多いことからもわかる。選挙結果は、お灸のつもりが大火傷になってしまったわけだが(苦笑)…

本来マニフェストにこんな具体的な事業名を記載するのが妥当かどうか、という疑問も残る。

中央合同庁舎五号館の屋上から人の雨が降る、などと一部で揶揄されている長妻厚労相。
後期高齢者医療制度の廃止を宣言したが、財源をどうするか、という問題については「検討する」というのみで、事務方に検討させることになったという報道である。あれ?政治主導じゃなかったのかな。民主党はこんな世代間対立の火種になる問題について、財源の検討もしないでマニフェストに記載したことになる。

いかに杜撰なマニフェストであることか。
前述のような国民の反応を見ても、民主党に全てを白紙委任したわけではないのだ。もっとも、そうは言っても形式的には白紙委任になってしまうのが現在の選挙制度なわけで、だからこそ私は選挙前に「民主党に大勝させてはならない」と主張したのだ。

ニュースZEROでは、少子化担当大臣の引き継ぎとして、小渕・福島の会談の映像が流れたが、出産間近の小渕からもう子供を産める年齢ではない福島への引き継ぎには笑えた。小渕の政治家としての能力は、結局のところほとんど何も仕事らしい仕事をしていないからよくわからないのだが、能力もないのにキャンキャン吠える福島よりは、何もしない方がましだったかもしれない。福島が「女性、女性」と叫ぶごとに、世の男性は辟易として、挙げ句の果てには精子まで活力を失ってしまいそうである。

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コメント

鳩山友愛内閣は「財源探し内閣」です。
大盤振る舞いの勘違いバラマキをやるから、財源探しに血まなこです。(焦る汗)

投稿: 閑話ノート | 2009年9月19日 (土曜日) 20時14分

>>閑話ノートさん

「子ども手当」の財源は、子供のない世帯からの増税でまかなうのですね(正確には配偶者控除の廃止などでしょうが)。

経済状況がよくない中2人の子供を育てて(1人は高校も私立)、現在も私立大学に通わせている我が家は、「手当」や「授業料無償化」の恩恵もなく、増税の直撃を食らうかもしれません。

ある地方議員のこの話をしたら、そういう人がたくさんいるはずだ、怒っていいのだ、と言われました。

選挙前から私は民主党のこの政策には怒っています(苦笑)…

投稿: フロレスタン | 2009年9月19日 (土曜日) 21時51分

nosmoking 群馬県知事 「地元住民や関係市町村、1都5県の意見を聞くことなく建設中止したことは言語道断で極めて遺憾。」
茨城県知事 「中止の判断に至った理由、代替案などについて何らの説明もないことは極めて遺憾。」
埼玉県知事 「民主党の公約そのものがルールを無視したもの。」
千葉県知事 「私も視察に行ったが、あの状況で止めるのは大変。地元の人達の国への信頼もなくなり、協力への躊躇が出るのではないか。」
東京都知事 「基本的に建設反対に反対。7割もできているプロジェクトをやめる意味は、理解できない。」
立地予定の群馬県を除く周辺の1都4県の知事は、中止の際には支出済みの負担金約1500億円の返還を求めることで一致した。前原国土交通相は返還すると語った。
治水の必要性は、河川の流域に住んでおらず、浸水被害を経験したことのない鳩山由紀夫には実感はないはず。
後始末はどうするのか。例えば、既にできている高さ約100mの巨大な複数の橋脚は、撤去するのか放置するのか民主党は具体策を示さなければならない。

投稿: 在日民主党 | 2009年9月21日 (月曜日) 11時00分

↑ 現地を視察して、首長や地元の人たちの話を聞いて、考えが変わることを期待するしかありませんね。

あちこちでゲリラ的に民主党や前原大臣を相手取って訴訟を起こす、という手もあるかもしれません。中止になった場合には、負担金の返還を阻止する住民訴訟(笑)や造成済みの代替地や付け替え道路・鉄道の現状復元訴訟など。

お金をかけてでも中止するということのようですが、無駄をなくすために新たな無駄をする、というおかしな循環に陥っています。

玉石混淆のマニフェストそのものが自己目的になっていると思います。

投稿: フロレスタン | 2009年9月21日 (月曜日) 11時35分

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