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2009年6月30日 (火曜日)

比例一位の末路

いよいよ自民党は窮したか。総裁候補の座を要求した東国原を懐柔したいのか、東京か南関東の比例一位で担ぎ出すらしい。これは有権者を愚弄した話だ。大政党の名簿一位なら選挙を戦う前から当選が決まったようなものだからだ。その分、客寄せパンダとして苦しい戦いの選挙区の応援演説にでも起用するつもりなのだろう。

権力志向で知事の座を放り出す男(もしも次の総選挙に出馬したとすれば、だが)を落選させようとすれば、それこそ当該選挙区の有権者のほぼ全員が、比例区には自民党と書かないか白紙で投票するしかない。それは非現実的だ。

しかし、である。

皆さんは猪口邦子という名前に記憶があるだろうか。小泉チルドレンの候補者として前回の総選挙で東京ブロックから自民党の比例一位で立候補して当選し、上智大学の教え子達を放置したおばさんである。
彼女が一体どんな実績をあげたというのだろうか。もちろん猪口と東国原は別人格であるから、同列に扱うのはどんなものかとも思うが、自民党の比例一位など所詮こんなものだろう。当選後、党員集めがままならなければ次回の選挙では冷たくあしらわれる。

猪口なんてまだ名前を記憶されているだけましかもしれない。他にも終身比例一位(北関東ブロック)で物議を醸した中曽根大勲位などの存在もある。彼は小泉元総理によって引退に追い込まれた。

総選挙の比例一位などこんなものである。歴史に学ぶのであれば、政党の目くらましにあってはならない。

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2009年6月29日 (月曜日)

松井秀喜は限界が近いのか?

NYYの松井秀喜も35歳になった。最近はトレーニングやメインテナンスの質が向上したためか、40過ぎても衰えぬ活躍を見せている選手も少なくないし、メジャーリーグでは以前から丈夫で長持ちの選手が少なからずいる。最近ではランディ・ジョンソンなどはその代表だろうし、かつては(ヒット数史上一位を誇る)ピート・ローズのような選手もいた(スキャンダルもあったが)。

日本人のスラッガーでは掛布雅之が33歳で引退と選手寿命が短かったが、最近の松井を見ていると衰えが進んでいるのではないかと危惧される。今シーズンはこれまでに本塁打こそ10本放っているものの、代打出場も最近は多く、打点はたったの28である。昨シーズンも怪我の影響か45打点、9本塁打という不信だった。2003年のメジャー入り以来の3年間の仕事ぶりを見ると、さらに円熟味を増すのではないかと期待されたのだが、2006年に守備の際の手首骨折という大怪我をして以来、いま1つぱっとしない。2007年シーズンこそそこそこの活躍だったが、以来下降線である。

膝という下半身の故障は致命的なのかもしれないが、最近のチャンスに凡打を繰り返す打撃ぶりから、動体視力も衰えているのではないかと思う。夏に強い男がこの夏も爆発できなければ、それこそメジャーリーグに居場所がなくなってしまうだろう。いや、仮に夏場に本塁打を量産したとしても、今年が契約満了年でありニューヨークでは不要論が出ている上、彼の年俸の高さからすると他の球団が積極的に獲得に乗り出すとも考えにくい。日本の球団でも恐らくYGかHTくらいしか彼に高給を払えるところはないだろう。

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知事という立場

東京都知事は「特別区(23区)の市長」も兼ねているという立場なので特殊だが、残りの46道府県知事というのは地方分権を進めるという観点からは中途半端である。その地方分権自体が市区町村と都道府県との間にも綱引きがある。もちろん国と地方という大きな対立軸があることに変わりはないのだが、最終的には、地方分権というのは市区町村レベルでの権限と財源を強化し、身近な行政サービスを充実させることが望ましい。(評価はともかくとして)平成の大合併で市町村の集約が進んだのだからなおのことである。東京の特別区も23区のそれぞれを(適宜再編しつつ)完全な市として独立させる方がいいだろう。神奈川県など、来春相模原市が政令指定都市に移行すれば、半ばもぬけの殻のようなものだろう。

さて、その知事だが、いつからか「改革派知事」という概念が主としてメディアによって広められた。恐らく学術的にもこのことは政治学や社会学、メディア論などの分野で研究対象になるのだろう。私はこの分野の研究者ではなく、ブログのエントリーで学術的な論証を経た記述をしようとは思わないが、橋本大二郎が高知県知事に就任したあたりを嚆矢とするのではないかと思われる。

橋本龍太郎の弟という血筋に加えて、NHKの記者として昭和天皇の崩御に至るまでの「下血報道」で全国的に有名になり、落下傘候補として長期政権の当時の知事を批判し当選し、料亭での接待を廃止するなど世論の支持を受けて改革派知事と称された。

その後、宮城県の浅野史郎、三重県の北側正恭、鳥取県の片山善博、岩手県の増田寛也、埼玉県の上田清司、神奈川県の松沢成文あたりがこの分類に該当する。知事ではないが横浜市長の中田宏も同様の扱いと見て間違いない。また、最近では同じ酉年生まれで一回りの年齢差のある東国原英夫、橋下徹の2人が仲間入りである。一方、メディアサイドから見れば「仲間」ないし「身内」であるはずだが、スキャンダルや能力不足で失速した青島幸男や横山ノックは改革派知事とは称されない。

これまでの改革派知事の内実といえば、高知で「バカ二郎」と揶揄されているらしい橋本や、県債を大きく増やしたと批判され東京都知事選にも立候補して敗れた浅野(いつだったか毎日新聞の記事に「浅野先生の授業は経験を語るだけで面白くない」という慶大生の声が掲載されたことがある)、石原産業問題やRDF発電プラントのような負の遺産を放置した北川など、いいことずくめではない。いや冷静に分析すれば、マイナス面が大きいのかもしれない。それでもメディアを通じて彼らは辞職後も影響力がある。

従来の改革派は当選後にメディアにかつがれたが、東国原、橋下の2人は逆だ。メディアでの露出が長年にわたり大きく、その影響力で知事に当選した。東国原などは未だにお笑い芸人の延長上で見られることが多いようだが、早稲田大学で勉強するなど、政治家になろうとしたその努力は素直に認めるべきだ。だが、テレビに出すぎだよな(笑)。芸能界を引退するといって出馬したのに当選したら芸能人に逆戻りだ。公共の電波を使って宮崎県をPRするのは、一種の私物化だろう。あれだけ東京でテレビに出ていたら、どう考えても地元での知事としての仕事は手薄になるはずだ。副知事以下、スタッフが穴埋めをしているのだろう。

そして「総裁候補」発言で、自民党や政治評論家たちは完全に東国原に振り回されている。彼が強い権力志向の持ち主であろうことは、その言動から想像がつくが、それを差し引いて考えても、個人の人気に頼らないと総選挙が戦えなくなってしまった自民党は誠に情けない。自業自得だろうが。

政令指定都市など一部の大都市を除くと、市町村長はこういう派手な動きが目立つことはほとんどない。よほど強烈なキャラクターの持ち主の首長であるか、全国区マターの出来事が存在する場合を別にすれば、数万人から数十万人の地域住民に対する行政サービスがその仕事であるから、全国的に目立たないのは当然であるし、そういう業務は日常の地道な対応が必要であり、全国区のメディアに登場する時間的余裕もないはずである。

中二階とも揶揄される都道府県。知事も案外暇なのではないだろうか。暇といって語弊があるのなら、住民生活に直結するような業務が少ないから、その分精神的及び時間的余裕があると言えばよいだろうか。しかし大阪府のように事実上破綻している自治体の場合は、財政問題では逆に余裕など全くないはずで、そのことが橋下を当選以来の過激な行動に走らせていることも疑いない。これと比べれば宮崎県は相対的に長閑に見える。

いずれにしても、悪く言えば暇で中途半端、しかし政治家の区分の中では自由度と権力のバランスの一番取れていそうな知事。ろくな実績もないまま辞職してテレビでコメント垂れ流したり、大学の教壇で昔話をするくらいなら、在職中にもっとその立場を利用して中身のある政治改革をしてほしいものだ。

橋下を中心とする知事・市長グループは支持政党を明確にするようだが、今の自民党・民主党の枠組みではこの国は変わらない。共産党・公明党を除くその他の政党が全部解体した本格的な政界再編が絶対に必要である。そういう地殻変動が起きるような仕掛けを作ってほしい。

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2009年6月22日 (月曜日)

これは忍びがたい

昨晩のNHKには2度脱力した。

まず大河ドラマ(JCOM経由でBShiを視聴)。まあこれは昨晩に限ったことではないのだが(笑)…
オープニングでクレジットに「猿飛佐助」の文字を見た時に既に脱力した。同局のかつての水曜時代劇「真田太平記」ですら猿飛佐助なる架空の人物は登場しなかったというのに(向井佐助なる忍びは中村橋之助が演じてはいたが)。そのうち霧隠才蔵や根津甚八も出てくるかもしれないな。根津甚八は根津甚八が演じたりして(^_^;)。

真田の扱いが破格なのは、後半で伊達とのつながりもあるのだろうから、それはまあいいとして、あの程度の役柄ならば別に無名の忍びで何の問題もない。今更猿飛佐助を出すなど、脚本家の頭の中が混乱しているのだろう。主人公が加藤清正邸を訪問しているのに加藤清正は登場せず、福島正則だけが登場しているのも違和感があるし、徳川家康の必然性のない登場シーンも相変わらずだ。

小早川秀秋が登場予定なのでまさかとは思うが、関ヶ原の戦いに大谷吉継が登場しないなんてことはないだろうな。真田信繁(幸村)の正室は大谷吉継の娘である。

その後は、チャンネルを変えている途中のわずかな間なのだが、夜8時少し前に藤原紀香の顔が映ったかと思うと、電気(照明)を消して蝋燭に火をつけスローな生活を、と省エネキャンペーン。これまたいつものことだが、莫大な電気を使ってこんな番組をやるのは偽善以外の何者でもない。私は照明を消さずにテレビのスイッチをオフにした(笑)。

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2009年6月20日 (土曜日)

宇宙に関心のある小中学生へ

こんな催し物があります。お近くで関心のある小中学生の子供達・保護者の方は参加されてみてはいかがでしょうか。

世界天文年全国同時七夕講演会 東京大学会場講演
・URL: 世界天文年全国同時七夕講演会
・日時: 2009年7月7日(火)18:00〜19:00
・場所: 本郷キャンパス 理学部一号館小柴ホール
・概要: 「ガリレオが見た宇宙、見なかった宇宙」
須藤靖 教授(東京大学大学院理学系研究科物理学専攻)

対象:小中学生向け(保護者の方、大人の方のご参加も歓迎します)
注意:小学生低学年の皆さんは保護者の方とご来場ください。
定員:170名
事前申し込み:必要ございません。当日、会場に直接おこしください。
オンライン中継: 7月7日の夕方より中継を行います。

※参加してくれた小中学生の方には記念品をお渡しします。
 ただし数に限りがありますので、先着順とさせて頂きます。

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2009年6月18日 (木曜日)

いい加減に長野県は迂回ルートを諦めるべき

1月に「だだっ子長野県」という記事を書いて、長野県の姿勢を批判したが、けっこういい線いっているようだ(^_^;)。

リニア中央新幹線計画、品川~名古屋間の所要時間は40~47分に (ウェブ魚拓)

繰り返すが、事業者であるJR東海が迂回ルートに難色を示すのは当然のことだ。
政治的にゴリ押しが通り、迂回ルートになるようなら、正しい論理が通らず民が官の不当な力によって圧迫される、という意味で、それこそこの国の未来は暗い。その頃には恐らく私はこの世にいないか、いても最晩年だろうが…

リニアには「線形の」という意味がある。政治的に不線形の要素が入るようなら、それこそリニアではなくなるのだ。

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不可解な敗戦

サッカー日本代表。やはり監督を変えた方がいいのではないか。
予選最終戦のアウェー・オーストラリア戦。前半先制するも、いつものように流れの中では得点できず、結局2006年のドイツW杯の再現のような逆転負け。

不可解なのは、どうして阿部が中澤の代わりのセンターバックだったのか。本職のセンターバックに山口、槇野といて、事前の報道では山口先発が有力だったのに、阿部先発で最後まで交替なしである。そして2点ともそこが穴だった。阿部がよい選手であることは間違いないが、今回の起用には疑問が残る。しかもキッカーとしても名手のはずなのに、フリーキックでもコーナーキックでも使わず、玉田、中村(憲)がキッカーだった。もちろんこの2人も名キッカーであることは間違いないのだが、どうにもチグハグに感じられる。のびしろを考えるなら槇野を使って欲しかった。

セットプレーで、オーストラリアにはケネディ、ニールとでかいのがいて、対して日本は闘莉王1人。それで2度ともマーカーが釣られて、ケーヒルにやられてしまった。

最初の失点の後、阿部を交替させてもよかったのではなかろうか。追いつかれて焦るのもいつものこと。前半を1-0で終えたことで、選手達に守りの気持ちが芽生えはしなかったか。

試合後半は岡崎が消えていた。前半に何度か相手DF裏への飛び出しがあったが、後半はそれを活かすような攻撃の組み立てが見られなかった。矢野と興梠の交替のタイミングや意図も今ひとつ不明。まあ逆転された後だから攻めて点を取れ、というメッセージなのは間違いないが、交替後も全くリズムが変わっていなかった。それと滑りやすそうなピッチコンディションだったようで、足を取られている場面が何度もあったが、あれスパイクの選択は正しかったのか?

NHKBSの中継ではアナウンサーが、よくパスがつながっている、と相も変わらず日本代表を褒めていたが、それで今までどういう結果だったことやら。サッカーはパスをつなぐことが最終目的のゲームではない。今回守備的MFに入った今野などは、よくボールに触っている、とこれまた賞賛していたが、確かによくボールには触っていたものの、ただそれだけのようだった。全体的に短い距離でパスをつなぐのはうまいが、中長距離のパスの精度はよくないなあ。

ただ、松井や長友が縦に突破を試みた時には、チャンスが生まれていた。局面で個人の力でアクセントをつけられる選手がやはり必要だ。だがやはり最後は攻撃の枚数が足りない。なんのかんの言って、中澤不在もそうだが、長谷部、遠藤の不在は非常に大きかったようだ。

まあ、勝って気が緩むよりは、これからの一年間の強化のための課題が明らかになったと考えれば悪い敗戦ではない。ドイツ大会の二の舞だけは見たくない。日本サッカー協会全体としての能力が試されるこれからである。

(追記)
似たような主張のブログを見つけた。
ただの消化試合に終わったオーストラリア戦。
【A代表】日本vsオーストラリア(away)

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2009年6月16日 (火曜日)

またぞろ低レベルの地名問題

相模原市:政令市移行 新設行政区名、「北区」陳情不採択へウェブ魚拓

北区を陳情している橋本地区の人たちの方がまともだが、そもそも北区も緑区もトンデモ地名である。どっちもどっち。全国にいくつ「緑区」や「北区」をつくれば気が済むのかね。

こうなりゃもう分離して、旧津久井郡を「緑区」、橋本地区を「北区」にすればいいではないか。人口規模などいろいろ問題はあるのだろうが、しこりを残さないようにする方が必要なことだと思う。もっともそうなれば「津久井区」「橋本区」の方が(最善かどうかはともかく)よりましな区名ということになるだろう。

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ところでphase 6

マスクなんぞしているのは成田空港の職員はじめ、日本人だけですな。
成田空港の職員は全員マスク着用。ただし法務省(出入国管理)や厚生労働省(検疫)や空港職員、店舗従業員、空港が委託していると思われる警備や清掃などの人たち。チェックインの航空会社職員はしていない。

そして、Charles-de-Gaulle空港でもプラハのRuzyně空港でもチェコ国内でもマスク着用なんてだれもしていない。ユネスコ世界遺産のチェスキー・クルムロフあたりは日本人やシナ人観光客もけっこういたけれど同様。空港には新型インフルエンザ(SchweinとかSwineという表示があるので、相変わらず「豚起源」が目に入る)自体、そもそも話題にすら上っていないのである。

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2009年6月15日 (月曜日)

ナンチャッテ国際空港

昨日帰国した久々の海外渡航。
実は、出発前に機内や待合時の時間つぶしにと思ってちょうど書店で見つけた「血税空港 本日も遠く高く不便な空の便」というのを購入した。まだ途中なのだが、そんな折、こんな記事がブログ「大石英司の代替空港」で紹介されていた。

トランジットで利用したパリ郊外のCharles-de Gaulle空港は、混雑するしあまり好きではない(一昨日なんか空港の職員の黒人の姉ちゃんにフランス語で話しかけたら、フランス語は苦手なので英語で話してくれ、と言われたw うーむ、こちとら、パリということでそれほど達者とも言えないフランス語で話したのに~。日本人のエールフランス職員の方がずっとフランス語達者だぞ)が、まあ国際的な大都市の空港は規模や機能としてはあれくらいは欲しい。

それに比べると成田の貧弱さは、開港以来30年余、何度も何度も言われているが改善の兆しは見えない。それでもなお、現在就航している海外の航空会社と同数くらいの国が、枠の空くのを待っているという。改善されるのは、高速新線が開業する都心とのアクセスくらいだ。もはや仁川やチャンギなどと比較するのも憚られるような状態で、今回航空路としての最終目的地だったプラハのRuzyně空港と比較しても、機能や規模で劣っている。規模面では例えば滑走路。プラハは2本あるがどちらも3200m以上と長距離大型便が就航可能だ。24時間運用でない成田空港は午前8時に出発ターミナルに人はそれほどいないが、母都市の規模の遥かに小さいRuzyněは成田よりも人が多かった。

さて、この夏野氏による記事で主張されていることは、概ね良識ある識者の共通認識といってよいだろう。ただ、静岡空港のようなお莫迦空港はさておき、「発着枠はすでに満杯」といういささかミスリーディングな表現があったので、これについてはコメントしておこう。これは紹介した新書の「血税空港」でも指摘されているが、事実ではない。

1つは、発着の間隔がまだ詰められる、ということで、現在約22万回/年とされている離着陸の回数は実は30万回/年くらいまで可能である。これは航空管制の問題や近隣への騒音対策などの理由があるようだが、航空機の低騒音化やダウンサイジングも進んでおり、ここは是非早急に可能な限りの対処を要望したい。

そして、新書で読んで知ったのだが、成田の滑走路は長いA滑走路(長さは欧米長距離大型便の発着可能な4000m)と短いB滑走路(現在2180mで延長して2500mになる)にそれぞれ最初から航空会社ごとの割り当てが決まっていて、A滑走路でアジアなどの近距離便の発着が行われるという無駄もあるという。そして相当の部分がノースウェストやデルタなどのアメリカの航空会社の既得権になっている。成田を利用した方はわかると思うが、アメリカの飛行機が並んでいる様は、いったいどこの国の空港かと思わせる光景である。

通常はその時々で管制が利用する滑走路を変えるようだが、成田はそうなっていないのだという。

もっと重大なことは、世界の国々でオープンスカイ化が進んでいるのに、日本はこれにも乗り遅れていることだ。
航空機の航続距離が伸びれば、日本はアジアと北米を結ぶ路線網の中でスルーされる危険性も相変わらず孕んでいる。日本は経済大国だからと殿様商売などできないのである。成田国際空港会社の略称はNAAだが、Nが「なんちゃって」の略にならないことを切に祈るばかりである。

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2009年6月 7日 (日曜日)

海外からアクセス

チェコ・プルゼニに来ております。今ホテルからネットに接続。こちらの時間は6日土曜日の夜11時過ぎ。15分で切れるチケットなので、たくさんは書けません(^_^;)。詳細はまた帰国したらですね。

海外は7年半ぶり。6月のヨーロッパは24年ぶり。

エールフランスに搭乗したけれど、快適そのもの。落ちる気配など当然ながらかけらもなし。
ホント、航空機事故ってのは、遭遇した人が運が悪いとしかいいようがないことを改めて実感した次第。

サッカー日本代表のW杯出場決定もこちらで知りました。
前回に続いて世界最速決定はいいけれど、またグループリーグで敗退しないよう、これから世界に通用する力をつけないとね。

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2009年6月 5日 (金曜日)

プロ野球の対戦カードで遊んでみる

日本のプロ野球は目下セ・パ両リーグの交流戦の真っ最中である。
かつては交流戦というと下位に沈み、それまでの順位を下げていた広島カープが昨年あたりから変身し、今年もなかなか好調だ。打線が低調で投手に負担がかかっているが、それでも踏ん張っている投手陣は、以前の投壊カープの姿とは異なる。今年は、パのお荷物だった楽天も頑張っている。

さて、球団の親会社は映画、マスコミ、鉄道などと経済状況を反映して移り変わり、昨今はカタカナ名称の球団が増えたこともあり、テレビの中継画面を見ると、まるで国際大会のようである(笑)。特にパリーグ。

例えば日本ハムと西武。日−西となるので、日本対スペインみたい。
ソフトバンクは「ソ」と略されるのでかつてのソ連みたいで、日本ハムとソフトバンクは日ソ戦だし(^_^;)、ロッテはロシアなので、ソフトバンク対ロッテはソ連対ロシア(おいおい)。オリックスの「オ」はオランダかオーストリア(オーストラリアは「豪」表記になるだろうから)あたり。

国際大会ではないけれど楽天対日本ハムは楽−日となって、何かもの悲しい。これがシーズン最後の消化し合いだったらなおさらだ(^_^;)。

交流戦の日本ハム対中日も日−中となって、こりゃシナ相手か、と。ナイトゲームでも日中戦なのね。
ソフトバンクと中日の対戦はやばいです、ハイ(^_^;)。アムール川(黒竜江)に血の雨が…

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2009年6月 4日 (木曜日)

「天然農薬」の怖さ

二つ前のエントリー「エコな内ゲバ」の圭さんのコメントに対するコメントの中で無農薬のことに触れたが、ちょうど折よくこんな記事があった。

無農薬野菜の落とし穴…花粉症患者アレルギー誘発! ウェブ魚拓

夕刊フジの記事と侮るなかれ。ここに書かれているようないわゆる「天然農薬」のことは知っておいた方がいい。農作物は量産化された工業製品ではない。生きた植物なのでストレスを感じるしその結果外的に対する防御機構が働くため、農薬使用と不使用では当然状態が異なってくる。

「人工の農薬+天然農薬」という病虫害に対する防御機構全体でみれば、(人工の)農薬使用も不使用も結局のところ人体に対する危険性では大差がないか、下手をすると天然農薬の方が、この記事に紹介されているようなアレルギー誘発で危険性が高いこともありうる、というわけだ。

潔癖性の日本人の「無農薬信仰」は、どこか今回の「新型インフルエンザ」への過剰反応に通じるところがあるような気がする。「虫が食べるくらいだから安全」という科学的根拠のない信仰は、その裏返しで「虫が死ぬ遺伝子組み換え作物は危険」という「迷信」も生み出した。この論争についてご存知ないは

遺伝子組み換え食品とは

の中の以下の記述を参考にされたい。

c. 遺伝子組み替え食品の安全性に疑問を投じた二つの論文
1.  1998年8月イギリスのアーパド・バズタイ博士は「遺伝子組み換えによる害虫抵抗性ジャガイモをラットに与えたところ腎臓や、脾臓、胸腺、胃などの組織における成長障害と免疫力の低下がみられた」とテレビ番組で公表しました。この報告は「世間に誤解を与えるものである」として博士は停職処分を受け、事件はいったん解決したかのように思われましたが、その後も賛否両論が噴出し、最終的に明確な結論は得られておりません。
2. アメリカのコーネル大学のJ. ローシー助教授がアワノメイガという害虫を防除するために「Bt (バチルス・チューリンゲンシス)」というバクテリアの遺伝子を組みこんだトウモロコシの花粉を、オオカバマダラというチョウの幼虫に食べさせる実験を行いました。その結果、4日間でチョウの幼虫のうちの44%が死んだという論文が科学雑誌「ネイチャー」(1999年5月20日号)で発表されました。「害虫が死ぬトウモロコシを人間が食べてほんとうに害はないのか」といった疑問が大きな波紋をよび、遺伝子組み換え作物に対する反対運動がおきるきっかけとなりました。
 これに対して、開発した企業や科学者らからは、「アワノメイガとオオカバマダラは同じ鱗翅目の昆虫なので、Bt作物にある程度影響を受けてもおかしくない」、「昆虫は自分がえさにする植物を決めているのでトウモロコシをえさとしないオオカバマダラで死ぬものがいても当然」などと、反論がでました。 1999年11月にはこの問題を検証するシンポジウムが開かれ、「現段階では、自然環境に対する影響は心配ない」との結論になっております。


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2009年6月 3日 (水曜日)

プリンタ(複合機)のメンテナンス

オフィスでEPSONのPM-A890というインクジェット複合機を何年か前から使っている。
エプソンのインクジェットプリンタは皆同じ仕様らしいのだが、廃インクパッドというのがあり、ヘッドクリーニングなどで使用した廃インクを吸着するようになっていて、これがインクを吸い込まなくなると交換が必要になる。

その交換は(いわゆる故障とは違うのに)EPSONの修理センターでないとできず、しかも仮に保証期間内だとしても有償らしいのである。まあ消耗品の交換だから有償なのはよいとしても、どうしてユーサーが自分でできないようなつくりになっているのだろうか。少なくともメンテに出している何日間かはプリンタが手元になく使えなくなるのだ。

それはそれとして、この交換料金が税込み4200円。これが髙いかどうかはともかく、思わず笑ってしまったことが1つ。

インク代の節約のために、通販で購入した1カートリッジあたり410円(純正品は1000円ちょっと)というリサイクルインクを使っているのだが、これを入れたまま交換に出したら、ご丁寧に(しかも予想通り)つまりや故障の原因になるのでインクは純正品を使いましょう、という注意書きのある伝票が送られてきて、しかもそのリサイクルインクははずされて乾燥しないように梱包された上で、満タンの純正インクが装着されていた(笑)。4200円で消耗品を交換した上に、6000円以上するインクカートリッジがついて戻ってきたのである。

EPSONからすれば、これで純正品を使ってくれればよい、ということなのだろうが、実際には廃インクパッドの交換が必要になるくらいまでリサイクルインクを使っても、何のトラブルも発生しなかったという事実も一方にある。同様のリサイクル業者や詰め替えインク販売業者がたくさん存在する。ユーザーがいかに多いか想像できる。一方でネット上の掲示板の書き込みや店頭に並んでいる商品を見る限り、純正品指向のユーザーも同様に多数存在することも間違いない。

いびつな市場である。

※大手量販店の店頭にあるエコリカというメーカーのリサイクルインクはお勧めしない。一度使ったことがあってトラブルはなかったがインクの減少が異様に早かったのである。外からはインク量が見えないので、充填量をちょろまかしているのではないかと私は疑っている。しかもリサイクル品というわりに大して安くない。

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エコな内ゲバ

山手線某駅ホームにあるNEWDAYSのガラス面に貼られていた「エキからエコ」キャンペーン?のポスター(あまり大きくない)。

レジ袋の削減に御協力を、とあって、その下に「家に帰れば不要になるレジ袋。製造だけでなくリサイクルでもCO2を排出します」とある。大東亜戦争の時は、こんな調子で「欲しがりません、勝つまでは」なんてやっていたのだろうな(^_^;)。

レジ袋をゴミ袋にすれば、家に帰っても不要にはならないし、燃料として機能する。分別しすぎて生ゴミの水分が多く、重油を燃やしているようなアホなゴミ処理よりもまともになる。しかも、その自治体のゴミ処理は、指定のゴミ袋を改めて作るという無駄と利権の温床。

だいいち、この表現だと、「エコな人たち」の大好きなリサイクルも悪者になっている(笑)。

ま、(NEWDAYSを経営する)JR東日本リテールとしては、エコな企業であることをPRできて、なおかつマイバッグを売れればそれでいいのだろう。所詮エコなんてそんなもの。こちらは会社はNRE(日本レストランエンタープライズ)だが、そのうち駅弁もマイ箸、マイ弁当箱でなんて言い出すかもしれない。

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