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2009年5月30日 (土曜日)

今更だが裁判員制度に異議あり

多分悪法なのだと思うが、既に施行されてしまった裁判員制度。

個人的には制度化された後、一昨年くらいだった、少しだけだが積極賛成論者の人と論争したこともあるが、それ以降批判本を買ってみたりはしたものの、まともには読まず(笑)、大学の教養の時に法学の授業を選択して、課題で裁判の傍聴レポートを書いたくらいで、法律の専門家というわけでもなく(都市計画関連法規を除いて)、それでも裁判員制度にはずっと違和感があり続けているのが事実である。

何故か少し整理してみようと思う。違和感を感じていたり、反対だったり、今ひとつよくわからない、という方もいると思うので、批判的立場からそういう人の参考にも少しはなるかもしれない。

まず裁判員は国民の義務である、という点。
憲法は国家を縛るものだが、日本国憲法に書いてある国民の義務は納税、教育、勤労の3つである。
あれ、いつ憲法改正したのだっけ?
無能な法曹専門家を補助するという意味では教育かもしれないし、具体的に何日か拘束されると言うことは勤労の1つかもしれないし、(日当があるとはいえ一万円に過ぎないので)労働力を提供するという一種の「血税」(本来の徴兵という意味と同じでね)かもしれない。要するに拡大解釈ができるわけだな(笑)。

そもそも何で「呼び出し」なのだ。こういう所にお上意識を強く感じるね。本来ならば裁判所の方からお願いに出向いてくるべきではないのかな。

マスゴミが市民の視線、良識というのをことさらにプラスに評価している点。
こいつらは、本当は一般大衆は愚かだと思っているはずなのに(彼らの生み出す記事や番組を見ればそのことはよくわかる)、その本音を隠しての「市民参加はよいことだ」という一種のイデオロギーを振りまいているに違いないのだ。

そのメディアは、裁判員裁判の対象になる起訴が何件あったか、という報道に熱心である。「新型インフルエンザ」の感染者数が累計で何人になったか、というのとよく似ている(笑)。いたずらに国民の不安を煽るという点でも共通している。

アメリカの陪審員制度と似て非なるもの、という点。
量刑までは陪審員は判断しない、というのはよく取り上げられるのだが、守秘義務を墓まで持って行かなくてはならない日本の裁判員制度の過重な負担は、言われはするもののあまりたいしたことではないかのような扱いである。多分、そのうちあちこちでいろいろとトラブルが発生するに違いない。断定する根拠はないけれど(^_^;)。

関連して、これも今更なのだが、裁判員が関わるのは一審だけだが、控訴して逆転判決になったら敗訴レまでよ、もとい(^_^;)、ハイそれまでよ。それでま守秘義務は死ぬまでついて回るのか?!

心のケア、という胡散臭さ。
またしても心のケアである。そんなものが必要になるくらいなら、重い刑事事件を対象としなければよい。これなどは法曹界と臨床心理学関係者、カウンセラーあたりが組んだ新しい利権ではないか、と勘ぐってしまう。

1つだけ期待できるかもしれないのは、検察官や弁護士、裁判官などの法曹専門家の莫迦さ加減、浮世離れ、尊大・傲慢・勘違いなどが一般市民である裁判員の目に触れることだろうか(^_^;)。

理由なく出頭しないと過料10万円だそうで、有志で共同して過料支払いのための互助会作って、確信犯的に出頭しない、という人が増えたら面白いと思うが、そういうのは公序良俗に反するなどと指導や摘発の対象にされるんだろうな(笑)。

私は今回は候補者になっていないし、死ぬまでならないことを期待するが、もしも選ばれてしまったら10万円払ってしらばっくれるか、逆に法曹専門家の莫迦さ加減を暴いてやろうか、両極端のことを考えている。そして、しらばっくれなかったら、もう余命いくばくもないとわかった時に、全部バラしてやる(笑)。

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コメント

第二審で判決が覆されたとしたら、それなら最初から呼ぶなよとブチ切れますが。
親戚宅には、92歳で既に亡くなっている人間に呼び出しが来ています。
死んでも喋るな・・・・・?

投稿: 圭 | 2009年5月30日 (土曜日) 05時34分

それにしても、民主主義の国のはずなのに、国民「が」求める制度ではなく、国民「に」求める制度ばかりどんどんできるのでしょう。それがそもそもの疑問です。

投稿: wagonthe3rd | 2009年5月30日 (土曜日) 09時10分

私の勉強不足に尽きるのですが、そもそも裁判員制度なるものが出来たきっかけって何なのでしょうか?
例えば「危険運転致死傷罪」などは2007年の福岡県の飲酒運転で改正強化されたように、今回の制度導入も何らかの背景があったのでしょうか?(余りにも世論と乖離した判決が多いので、一般市民を混ぜろというようなパブリックオピニオンがあったとか。。。)Wikipediaを見てもここら辺のそもそも論には触れていないのですが、何か全然望まぬものが知らぬ間に決まっていたという感じで、とても奇異です。

投稿: アブサン | 2009年5月30日 (土曜日) 18時46分

>>圭さん

確か70歳以上は辞退できるのではなかったかと記憶してますが… 亡霊が裁判所に出頭したら面白いかも(^_^;)

>>wagonthe3rdさん

日本は官僚主義主義国家ですよ。根本的なところでは律令制が残っているのではないかとすら最近は感じます。決して民主主義国家ではないと思います。

>>アブサンさん

私も、え゛っ、そんな法律いつ決まったの?の口なので偉そうなことは言えませんが、司法制度改革の一環のはずです。先日の某週刊誌の記事だったか、亀井静香が、深く考えずに法案を通してしまった、軽率だった、と反省しているのがありました。今でも否定的、消極的な人が多いことからもわかるように、決して国民の多数が要求したものではありません。

こんな記事がありました。

「裁判員制度 司法改革、経済界要請きっかけ」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090522-00000008-san-soci
(↑リンクが切れていたらこちらへ)
http://s03.megalodon.jp/2009-0530-2215-39/headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090522-00000008-san-soci

投稿: フロレスタン | 2009年5月30日 (土曜日) 22時16分

フロレスタンさん、情報ありがとうございます。何か特に法制化のきっかけとなるような事件なり事例なりがあったわけではなさそうですね。しかしそれにしてももともと財界から要請が出ていたとは。。。
確かに今は訴訟期間が長すぎるので、迅速化を図るために法曹人口を増やすというのは理解できるものの(新司法試験制度には問題ありそうですが)、それと一般市民を裁判に混ぜるというのと一体何の関係が???
何かやみくもに欧化政策に突き進んだ明治維新じゃあるまいし、歴史的な背景のある欧米の陪審制を日本の司法制度に取り入れたところでどうなるものでもないでしょう。
政治家や学識経験者などの専門家とやらで構成している経済諮問会議に、街角のおばちゃんたちを混ぜるほうがよっぽど効果があるのでは。

投稿: アブサン | 2009年5月31日 (日曜日) 08時15分

>>アブサンさん

法科大学院の定員減などをみても、司法制度改革が迷走しているのがわかります。消費者金融の過払い返還請求では、司法書士と弁護士の間に軋轢があるようですし、司法といえども利権のしがらみから離れられないということでしょうね。裁判員制度は法務省や最高裁あたりの新しい利権ではないでしょうか。

財界は、自ら要請しておいたのだから、そのことをよく肝に銘じて、会員企業の社員が裁判員になった時に不利益になるような対応をしたら糾弾しないといけませんね。しかし、実際には物忘れが早いか変わり身の早い爺さんたちなのでどうなることやら。

街角のおばちゃん達は、すぐに有名人に付和雷同したり、目先の利得や感情論で動く人たちが多いので、審議会や委員会に加えるのは危険だと思います(苦笑)。

裁判には大岡越前と遠山の金さんを加えましょう(笑)。経済分野なら織田信長がよいかと。

投稿: フロレスタン | 2009年5月31日 (日曜日) 14時44分

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