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2009年2月 3日 (火曜日)

口先だけの「100年に一度の危機」

「政府紙幣」導入論が浮上=副作用指摘する声も−政府・与党ウェブ魚拓はこちら

うーん、やはりこのケニア君、もとい総理大臣は経済音痴なのかなあ。ついでに自民党も。
100年に一度の経済危機なんて言っているのが口先だけであることもバレバレである。本当にそういう危機感があるなら、副作用を承知で施策を講ずるものだろう。進行癌や末期癌の患者に副作用があるから抗癌剤や放射線治療をしない、というなら、それは死を待つだけのことだ。風邪薬程度でいいと思っているなら「みぞうゆう」の経済危機なんかぢゃないぞ。

 通貨価値の下落を通じ、物価が上昇するインフレや円安を招く「副作用」を指摘する声もある、というのだけれど、需要が落ち込んでいるのに通貨価値の下落も糞もないだろう。需要があって、なおかつそれを上回る通貨供給量があってインフレになるわけで、もしも政府通貨が供給過剰気味になれば、日銀が通貨供給を調節すればいいことではないだろうか。政府通貨に有効期限を設定すれば、タンス預金で死蔵することもなく、また過度なインフレを招くことも避けられるだろう。定期預金などの貯蓄性預金にした場合には金利をマイナスにするのだ。あるいは外貨との交換を不可にすることで、波及効果の海外流出も防げるのではないか。もしかして、そういうのは法律で想定していない?どなたか詳しい方はいませんか。

それと円安が副作用ということは、今の円高を容認しているのか。アメリカのバブル崩壊に懲りたのかもしれないが、輸出産業主体の経団連あたりが圧力をかければ、あっという間に方針転換するかもしれない。もしもそうであれば、この政権は国民の生活苦には平気な顔をする癖に、大企業の苦境には尻尾を振って対応するヘタレ政権ということでよろしいか。

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コメント

通りすがりの者ですが失礼します。

需要が落ち込んでるのって一連のマスコミの報道が一つじゃないかなーと、ここのところずっと思ってます。
もちろん金がない人も多いでしょうけど、あれだけ不景気報道したらなんとなく余計なもの買う気なくなるよってなもんです。
ヤメテ。

あと100年に一度の経済危機なのはどっちかというと日本の外だと思います。
中国の失業のニュース見ると日本の失業の人数なんか比べるのが悪いくらい。
文字通り桁が違うんだもの・・。

投稿: 山口 | 2009年2月 5日 (木曜日) 01時11分

>>山口さん

メディアの報道が自虐的なのは同感です。その癖、経済の基本的なこともわかっていないような感情論がまかり通っています。

隣国の場合は、もとの人口が一桁違いますし、のたれ死んでも日本と違ってそこいらに死体放置でしょうね。

投稿: フロレスタン | 2009年2月 5日 (木曜日) 21時29分

内田樹先生が最近中央公論で書いていましたが、本当に100年に1度の危機だと考えているなら、100年に1度のすごい対策を考えなければいけないはず。現状を見ていると、そんな認識はなさそうですね。やはり政治家もマスゴミも口だけ。

投稿: 狩野ATOK | 2009年2月 7日 (土曜日) 02時34分

>>狩野ATOKさん

そうなのですよ。おっしゃる通りです。
政治家は結局税金に寄生していますから、本当の危機感などないのでしょう。

河川敷の高水位なんてのは100年に1回の大洪水を想定して設定されるわけですが、今の政治のやろうとしている目先の景気対策は「低水位」レベルにしか思えません。

河川はというと、最近はこの確率を上回る頻度で豪雨が襲ってきたりするわけですが(^_^;)。

投稿: フロレスタン | 2009年2月 7日 (土曜日) 03時35分

日本の場合、今の高レベルの生活をどうやって維持するかということですので、やはり諸外国に比べて危機の度合いは高いといわざるを得ません。特に、その高レベルな生活が所与のものと思っている人が多いことがその危機をさらに深めています。

投稿: wagonthe3rd | 2009年2月 8日 (日曜日) 05時09分

>>wagonthe3rdさん

人間は保守的なものだと思います。アメリカはじめ、先進国はどこも生活レベルを維持したいと考えていることでしょう。

今の生活が所与のものと思っている人が多い、というのは日本の場合、そのとおりかもしれません。

既得権益で(労働生産性以上の収入があり)潤ってきた人たちがそれを手放そうとしない限り、今の閉塞的な状況を根本から打破することはできないでしょう。

投稿: フロレスタン | 2009年2月 8日 (日曜日) 13時18分

日本以外の先進国には難しいながらも底辺から這い上がる、あるいは全てを失ったところから再チャレンジするモデルがあります。

それには、移民を一般的に受け入れていることも大きいです。コネもその国での実績でもないところから、実力で道を切り開くことが普通にあります。

移民など想像の外である日本でも、何十年か前まではそれでも田舎から出てきて一山当てるというモデルがありましたが、今ではお受験と就活でエスカレーター式のシステムとなり、それに途中から割り込むことがますます難しくなっています。

このモデルは右肩上がりの経済ではうまくいきましたが、現在のようにパラダイムが数年単位でひっくり返る時代には全く不整合をおこしてしまっています。

これは先進国の中では日本特有の事情であり、現在の日本の危機をより深くしています。それにも関らず、日本国内での危機意識は十分ではないと思います。特に、首相の年頭の言葉のように、世界で一番早く日本が不況を抜け出すなどとは到底いえない状況であると思います。

投稿: wagonthe3rd | 2009年2月 8日 (日曜日) 18時11分

>>wagonthe3rdさん

欧州あたりでも移民で成功するのは一部ではないですかね。もちろん日本が論外なのは言うまでもありませんが、私は移民を積極的に入れてもうまくいかないと思っていますので、移民1000万人などという財界の企みには反対ですね。

「全てを失ったところから再チャレンジするモデル」が日本にないのもそのとおりです。

「首相の年頭の言葉のように、世界で一番早く日本が不況を抜け出すなどとは到底いえない状況」というのは、理由はいろいろ考えられて同床異夢かもしれませんが、結論としてはそのとおりだと思います。

麻生総理の頭の中の時計は彼の若い時で止まっているのだとしか考えられません。懐古趣味と表したブログコメントを見ましたが、懐古趣味でなく時計が止まっているのだと私は思っています。

投稿: フロレスタン | 2009年2月 8日 (日曜日) 21時43分

私は日本は移民を受け入れるというより、移民を送り出すという戦略を立てた方がよいのではないかと思っています。日本が文化・ソフトをもっと積極的に輸出する国になるためには、世界各地に現地で広める役割の人がもっといると思うからです。

投稿: wagonthe3rd | 2009年2月 9日 (月曜日) 16時37分

>>wagonthe3rdさん

今の日本だと、移民という形では受け入れてくれる国がなさそうな気がしますね。学問やスポーツ、芸術などでは優れた人材は既にたくさん海外に出ていますが、それ以上に、となると、なかなかハードルが高そうです。

英国がBritish Councilなどを使って英語を広めようとしているように、もっと日本語や日本文化を海外に広める積極的な努力はすべきだと思います。日本に来た留学生ももっと大切にしないと(産業スパイや犯罪集団の隠れ蓑みたいな奴らは別)。

観光客を外から受け入れる必要もあると思いますが(これは経済効果がけっこう大きいと思います)、築地市場のようにマナーのなってない不良外国人も多いので、諸手を挙げて歓迎とはいきませんが、その点についてももっと日本文化や社会についてのPRは必要でしょう。

話が拡散してきてしまいました(^_^;)。

投稿: フロレスタン | 2009年2月 9日 (月曜日) 19時50分

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