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2009年1月23日 (金曜日)

やはり論争は必要だ

南極大陸でも温暖化確認、10年に0・1度ずつ気温上昇(読売新聞) (ウェブ魚拓はこちら)
地球温暖化:南極大陸も 10年ごとに0.12度--米ワシントン大分析(毎日新聞) (ウェブ魚拓はこちら)
南極大陸も温暖化 「寒冷化」の定説覆す米研究論文(朝日新聞) (ウェブ魚拓はこちら)
南極は内陸部も温暖化 米チームが衛星で解析(日経新聞) (ウェブ魚拓はこちら)

なんだか、各社とも嬉しそうだな(笑)。見出しは相変わらず煽動的である。読売新聞の見出しが「温暖化確認」などと1番断定的で問題がある。
その中では、毎日変態新聞が珍しく? 

南極では「寒冷化している」と主張する研究者もおり、温暖化をめぐる論争が激しい。IPCC報告書作成に参画した山内恭・国立極地研究所教授(極域気候学)は「南極の観測値は変動が大きいため、期間をどう取るかで結果が左右されやすい。影響力の大きい雑誌に発表して論争の決着を狙ったのだろうが、論争は活発化するだろう。南極大陸の気候変動は海面上昇など地球規模で影響を与えるので、観測体制の強化が必要だ」と話す。
という具合に中立的と思われる学者のコメントを掲載しており、この点は評価できる。

一方、朝日は「従来説を覆すもので、地球全体の温暖化の将来予測にも影響しそうだ」「今回の結果は国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)がまとめた氷床融解や海面上昇の予測の見直しにつながる可能性がある」などと些か書き過ぎている。一般的に科学記事は朝日のものが信頼に足ると思われるが、この記事に関してはちょっと問題だな。

衛星のデータそのものは信頼してよいと考えられるが、「研究チームは過去25年間の衛星観測データと、昭和基地など42地点の過去約50年間の記録を使った。両者を比較・補完し、57~06年の南極の平均気温を算出した」とあるので、内陸部や東部の26年以上前の気温は補正されたデータなのだろう。従ってその補正のされ方について議論の余地があるように思う。

そもそもここ30年くらいは確かに温暖化しているのだから、南極だけが例外でなくともおかしくもなんともない。それに南極の場合、この程度の気温上昇では、棚氷の崩壊はともかく、全体としては降雪量が増えて氷床が厚くなると予測されるので、海面上昇と結びつけて論ずることには慎重になるべきである。この点も、近年の論争の多様化の影響からか、各社の記事内容とも、海面上昇にまで言及していない。やはり科学的な議論がなされるのは好ましいことであり、また必要なことであるということがわかる。

ところで、こうした50年単位の長期の気温変動とは別に、NASAのデータを見ると2008年は明らかに地球の平均気温が下がっていることがわかる。2007年と比較してもかなり顕著な下がり方をしているグラフもある。もちろんこれは1年での短期変動なので、長期的には温暖化傾向が続くのかも知れないが、北大西洋震動などから寒冷化サイクルにすでに入っているという主張もなされており、低温化の傾向が続く可能性も当然あるわけである。

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