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2008年11月24日 (月曜日)

異常なメディアによる異常な報道

小泉毅による元厚生事務次官夫妻他の殺傷事件。

池田信夫ブログで「意味づけ」の病として、犯人逮捕後のこの事件の報道姿勢を批判しているが、本日のNHKのNW9では、犯人も参加していたらしいペットの世話をするボランティア団体までわざわざ取材して、この団体に参加したことで子供の頃のことがフラッシュバックしたのではないか、などともっともらしい説明をしている。その上、犯罪学が専門だという中央大の藤本哲也教授のとってつけたようなコメントを紹介した他、作家の佐木隆三が長々とコメントしていた。その中で佐木は「この事件を異常な人間による異常な事件だと思わないことが重要だ。自分の隣人がこんな事件を起こしてしまった、ととらえなければならない」などと言っている。しかもメインキャスターの田口五朗がこのコメントを支持して「事件の再発を防がなければならない」などと「後説」している。

しかし、この事件は恐らく「異常な人間による異常な事件」だろう。再発防止は不可能だ。そもそも凶悪犯罪が起きるたびに再発防止とメディアは言うけれど、結局のところ同種の事件はしばしば後に発生する。日本に限定しても1億2000万人余りの人口がいれば、これはしかたのないことだろう。大都市で、自分の隣に住んでいるやつがどんな人物かわからないのに、それを全く関係のない人間が自分のことにように受け止めるなど笑止千万である。

注)田口五朗は生まれた年月が私と同じではないか(^_^;)。

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コメント

どこのメディアも小泉の言う事を信じて、ペットの事ばかりに放送が集中しているが、仕事をしていない人間が家賃を滞納せず払っている事は、背後に闇が有ると考えられないだろうか?理由も余りに筋が通らないし、子供の頃の写真は普通の人間だが、逮捕された顔は何処か暴力団体で修業を積んだような、人殺しも軽く遣る様な顔に成って居る。メディアはもっとこの辺りを付く必要は無いのか?

投稿: 一視聴者 | 2008年11月24日 (月曜日) 23時19分

> 管理人様

節操は、この犯人がクレーマーだったという事実に着目していまして、おそらく何かにクレームを付け、そしてそのクレームを届かせなければならないという思い込みが生んだ事件であり、ペットというのはとってつけただけではないか?と思っています。まぁでも、拙僧的には、直接関係ないはずの保健所業務と厚生省という組み合わせが、未だに良く分かりません。でも、この辺のいい加減さが、この事件なのかな?とも思います。整合性は要らないかも知れませんね。

投稿: tenjin95 | 2008年11月24日 (月曜日) 23時39分

>>一視聴者さん

おっしゃるように顔つきは、基本的な骨相は替わってないようですが、悪人面に変化していると思います。

それと、この犯人は、何か悪いことには知恵が回るようなところがあるような気がしますね。背後に闇があるとして、利用されているだけでなく、何か積極的な関与があるのかもしれません。

メディアはこいつが出頭する前は年金テロだ、これまでなかった行政テロだ、と騒いで、逮捕したら言い分鵜呑みにしてペットのことばかり。警察が背後関係の有無をきちんと捜査してくれているとよいのですが…

>>tenjin95さん

ペット云々が取って付けた理由というのは、恐らくそうだと私も思います。

図書館で被害者の住所を調べたと言っていますが、住所氏名が具体的に掲載されていたのは埼玉の山口氏が最後らしいのです。しかも犯人と住居が近かった(大石英司氏のブログにそういうコメントが掲載されています)。その後の次官経験者は住所掲載がなくなったようで、たまたま狙われた運の悪い人だったと思います。

犯人は極度に自己中心的で思い込みが激しいようなので、彼の頭の中だけでいろいろと組み合わせができていたのかもしれません。ということで、論理的に考えて導き出される整合性は確かに不要だと思います。

投稿: フロレスタン | 2008年11月24日 (月曜日) 23時52分

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