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2008年5月 6日 (火曜日)

2つの世界遺産の共通点

「NIKKOはNIPPON」という観光ポスターがある。日光が日本であることは間違いないが、その名前の起源はサンスクリットである。

ポタラカ→補陀洛→フタラ(二荒)→ニコウ→ニッコウ(日光)

一方、チベットの首都ラサにあるポタラ宮も同じ言葉が語源である。
10年以上も前にポタラ宮を訪れたのに、今頃気がつく全く鈍感な自分が情けない。

補陀洛は観音菩薩の住み処という意味らしい。ということは、当然仏教が保護されなくてはならないし、心穏やかに暮らせる場所でなければならない。それだけでも宗教を否定する共産主義国家にポタラ宮があることは許されないことであることがわかる。これに対して、日光のある日本では、少なくとも宗教の自由は最大限に保証されている。フランスでカルト扱いの某教団が存在し、政教分離違反の疑いを引きずりつつ、政権にさえ参加している始末である。

清朝を中華帝国と等価であると見なすと間違いのもとである。
清朝皇帝は満洲人の長であり、そしてモンゴルのハーンの後継者であり、そのモンゴルが信じるチベット仏教の保護者であり、たまたま明の後に中華皇帝を兼務したに過ぎないのである。チベット仏教の保護者というところが重要である。中華人民共和国がチベットの領有権を主張するなら、チベット仏教とチベット文化、民族を最大限尊重しなくては、その根拠がなくなるわけだが、現状は全くその逆である。

中華人民共和国など、所詮建国59年にすぎない(易姓革命で興亡を繰り返した)王朝国家の1つにすぎず、遠からず滅亡するかもしれないが、それで問題が解決されてチベットに安寧が訪れる保証はない。

チベットが独立しようがどこかの国の領土であろうが、主権者はチベット仏教の保護者である必要があることを、国際社会の共通理解にしなければならない。

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コメント

ようこそ、チベットの虐殺者。
http://jp.youtube.com/watch?v=7TGGJ1UvTDk&feature=related

さようなら中華人民共和国。
http://jp.youtube.com/watch?v=SBX5tdC61e0

投稿: nenpiro | 2008年5月 6日 (火曜日) 20時15分

>>nenpiroさん

今日、来たんですよね、虐殺大親分。
パンダ2頭貸与決定だそうですが、これも貴重な税金から支出かな。パンダイラネと毒づいた石原知事は正論だと思うのですが。

2つ目の動画のオープニングみたいに距離を置きたいものですね(笑)。

投稿: フロレスタン | 2008年5月 6日 (火曜日) 20時58分

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