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2007年12月16日 (日曜日)

紙、牛ときて次は羊か(笑)

バイオエタノール:紙から製造 環境機器ベンチャー、県立大と共同研究 /広島

なかなか画期的なことのようである。よくもまあ考えるものだと感心する。個人情報保護法なる悪法と地球温暖化騒動の産んだ副産物といえないこともない。

紙1tからエタノール200リットル、重量に換算すると160kg。日本の年間ガソリン消費量は約6000万kl(キロリットル)なので、仮にこの10%をエタノールで代替(混合)しようとした場合、その全てをこの製法によろうとすると、3万tの紙が必要になる。
やや古いデータだが、2000年の紙の生産量は約1900万tで、うち情報用紙は9%だからだいたい170万t。(http://jatan.org/woodchip-j/production.html)
この半分を回収して全部をエタノール化できたら、10*170/2/3 = 283だから、年間ガソリン消費量の2.8倍あまりを供給できてしまうではないか!

いくら元の材料が木(パルプ)だからといって、紙の製造過程には石油も使われているし、シュレッダーの製造や使用でも同様だ。紙の回収にも石油は使われることになる。「新しく開発した強い酵素」というのはどうなのだ?エネルギー収支は合うのだろうか。

新聞はすごいすごいと囃し立てるだけでなく、様々な角度から事実や課題、波及効果などを客観的に調べて報道してもらいたいものである。

また「バイオエタノール」とわざわざ称するところにはベンチャー企業ならではの胡散臭さと商売っ気を感じないわけにはいかない。ベンチャー企業に冷たい日本の風土ではいたしかたないかもしれないが。

などと考えて何気なく検索をしていたら、こんな記事を発見。
バイオマス・ガソリンの開発に日本の研究者が成功

記事とコメントの全部に目を通したわけぢゃないけど(^_^;)。代替エネルギーの百花繚乱状態はいつまで続くのか。

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