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2007年11月 4日 (日曜日)

「水子」の交響曲

NHKのBShiで「シベリウスの魂 フィンランド」という昨年オーストラリアで製作された番組が放映された。

そうだ、今年はこの偉大な作曲家の没後50周年なのだ。1957年9月20日、私が母の胎内にいる時にこの世を去ったシベリウス。なんと第8交響曲が完成していたという。しかし多分1942年に全部焼き捨てられたと番組中で語られていた。

第7交響曲の凝縮された完成度を考えれば、晩年のシベリウスには不満だったのかもしれない。しかしそんな曲があると知れば、聴きたいと思うのが人情である。

草稿の残されたベートホフェンの10番交響曲。未完成に終わったシューベルトの8番交響曲と彼の系譜を継ぐアントン・ブルックナーの同じく未完成の9番交響曲。別の作曲家による補筆によるCDの出ているチャイコフスキーの7番交響曲。そしてマーラーの10番交響曲にシベリウスの8番交響曲。

偉大な作曲家達の「最後の」交響曲はこの世とあの世の橋渡しなのか、不思議な香りが漂う。モーツァルトに至っては最後の未完の曲が「レクイエム」である。

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