何のための順番表記なのか
とどまるところを知らないかのような「偽装」の連続である。もはや「蟻巣」と書き換えるべきかもしれないな(笑)。
今度は「シウマイ」(シュウマイではない)で有名な横浜の崎陽軒であるが、帆立貝柱の使用量が2番目でないのに2番目に表記されていたとして、JAS法違反の疑いがあり、販売を中止、農水省の立ち入り検査、そして社長の謝罪記者会見である。
一体、原材料の表記を使用量の順番にしなくてはならない合理的な理由がどこにあるのだろうか。使っていないものを使っていたなら偽装であるが、崎陽軒のシウマイで帆立が2番目に多いなどと思って食べている消費者などほとんどいないだろう。食中毒を起こした訳でも、傷んだ商品を売ったわけでもない。
私は崎陽軒のファンである。熱心なファンではないが、シウマイは好きだし、鯛飯弁当など安くてボリュームもそれなりにあって美味しい駅弁もなかなかのものである。はっきり言ってこんなくだらないことで食べられなくなるのなら、JAS法なんぞ糞食らえだ。法律を守ること自体が自己目的化している(つまり、今回の立ち入り検査に見られるように、官庁の権限を過剰に温存し、社会にとって有害である可能性がある、ということ)。
近ごろは莫迦の一つ覚えで、何かというとコンプライアンス(法令遵守)、コンプライアンスだが(コンプライアンスを単純に法令遵守と訳すのも問題があるがそれはさておき)、実情にそぐわない法令を改廃できないのなら、そんなものに意味はない。過ぎたるは及ばざるが如し、である。
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コメント
私の友人は「悪人を作り出す法律は悪法である」と言っていて、正直、「まったくだな」と思います。
まさに、コンプライアンス不況ですね。
投稿: takeyan | 2007年12月 5日 (水曜日) 16時21分
>>takeyanさん
日本ではもはや「法治国家」というのが限界に来ているのかもしれません。
「悪人を作り出す法律は悪法」というのはなかなか含蓄のある言葉だと思います。以前「悪法も法」と平然と言ってのけた総理大臣がいましたが、悪法だらけの国に暮らす民はいい迷惑です。
投稿: フロレスタン | 2007年12月 5日 (水曜日) 16時53分
おじゃまします。
おっしゃる通り最近の食品偽装!?はやたら多いですね。
姉歯の耐震偽装はともかくとして今回のシウマイはもはやマスコミのネタにしかなっていないような気がします。
この程度のことで指摘されるなら全国の食品業者あさったらいくらでもでてきそうですよね。
問題とそうでないことの意識が国民とマスコミの間に大きなズレがありそうです。
投稿: ○○○ | 2007年12月 6日 (木曜日) 22時44分
保健所には毎日かなりの数のタレコミがあるようです。
その中にはメディアの餌食になりうるネタはいくらでもあるでしょう。
情報を受け取る国民の側の冷静な判断、対応が必要ですが、それもあまり期待できないのかもしれません。多分世界でもトップクラスの衛生状態と食品の質の高さが日本にはあるのに、扇動者のせいで常軌を逸した不安感が国中を覆っていますから。
投稿: フロレスタン | 2007年12月 7日 (金曜日) 10時20分