« 技術系の会社のくせに | トップページ | もう少しまともなオバサンだと思っていたのに »

2007年8月23日 (木曜日)

ミランコヴィッチサイクル

氷期・間氷期:地球の公転・自転変化が原因 日米欧で実証

いわゆるミランコヴィッチサイクルですな。見出しは正確ぢゃない。本文にはあるけれど公転軌道や自転軸の変化が正しい。

国立極地研って、私の仕事場のすぐ近くにあります。何の関係もないけどね。いまや東京区部にある大学以外の公的研究機関って貴重ですよ。ちなみに国立国語研究所ってのも近くにあります(^_^;)。

この4月に三省堂サイエンスカフェで、この研究所の東久美子さんの話を聞いたのだが、その内容もドームふじ基地で採取した氷床コアの分析結果に関するものだった。例によって質疑の時には、何でもかんでも地球温暖化で済ませようとする人の質問もあったりした(笑)。彼女はとても冷静で中立的な研究者という印象で、そういう質問に対しても「南極の氷で何でもかんでもわかる訳ではないし、氷床コアの分析もまだ途中」という趣旨の回答をしていた。でもいろいろなことがわかるんだよね。

理系白書ブログを読むとわかるのだが、この記事を書いた田中泰義記者はどちらかというと過激な地球温暖化二酸化炭素主犯説に立っているように思える。その記者がこういう記事を書くのも皮肉かもしれないが、記事の最後に「川村助教は『日射量の変化が地球全体に及ぶ仕組みを明らかにし、人間活動が原因で起きる温暖化の予測精度の向上にも役立てたい』と話している」と書いたのは乾坤一擲か(笑)。

それにしても、我々が化石燃料を大量消費すると二酸化炭素が排出されて、その温室効果で地球が温暖化して悪影響を及ぼす、というストーリーがわかりやすいことを改めて感じる。これに対して、地球の公転軌道や自転軸の傾きが実は一定でなく、10万年サイクル(もっと短いサイクルもあるけれど)で周期的に変化して日射量が変化する、というのは、どうみてもあまりわかりやすい話しではないな。

|

« 技術系の会社のくせに | トップページ | もう少しまともなオバサンだと思っていたのに »

コメント

マスコミが、ミランコヴィッチ、ミランコヴィッチと何度も書けば、市民もなじみが出てくるはず。エルニーニョだって、昔聞いたときは?ハッ?という感じだったけれど、今じゃ天気予報にも出てくるし。。。

投稿: スーパーTS | 2007年8月23日 (木曜日) 15時30分

>>スーパーTSさん

M女史あたりにその気があればいいんですがねえ。表現力が稚拙だからなあ(笑)。

ま、いずれにしても二酸化炭素主犯説、ミランコヴィッチサイクル万能説といった両極端には走りたくないものです。

温暖化の原因は絶対にかなり複雑なはずで、それを再現できるモデルなんかまだない。地球シミュレータはまだまだかなり単純化したものでしょう。

省エネ、省資源とは切り離して考えないと、どうしても「何でも温暖化のせい」にして思考停止になってしまう危険性がついて回ると思います。

なお、クールビズの提唱者、小池百合子の莫迦さ加減について、エントリーたてようと思います(^_^;)。

投稿: フロレスタン | 2007年8月23日 (木曜日) 18時27分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/34842/16210214

この記事へのトラックバック一覧です: ミランコヴィッチサイクル:

« 技術系の会社のくせに | トップページ | もう少しまともなオバサンだと思っていたのに »