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2007年6月20日 (水曜日)

シェー、スパッ!!

三日ほど記事をあげずにいたら、渋谷でとんでもない事故が発生した。
タイトルはなくなった方には不謹慎かもしれないが、びっくりしたので、お許しいただきたい。
なくなった従業員の女性3人にはお悔やみ申し上げる。一人は自分と同世代、そして二人は自分の子供と同世代である。

この「シエスパ」という名称。昼寝のシエスタとスパでもひっかけたのかな。サーバがアクセス集中でサイトにアクセスできないので確認してないが。だとすると、昼寝どころの話ではない。

場所は渋谷区松濤ということで、松涛といえば高級住宅地である。学生時代に渋谷から駒場まで散歩したことがあるが落ち着いた閑静な町だった。地図を見るとわかるが、松濤美術館や観世能楽堂などもあり、文化的要素も持ち合わせた町である。

しかるにこの(女性専用などという差別的なたわけた施設である)シエスパは、松涛の外れ、円山町と向かい合い、要するにラブホテル街に隣接しているのである。東京本店がすぐ近くなのはご愛敬か。
渋谷駅から歩いた場合、カップルは左に、女性だけならそのまま直進してくださいってことか。
松涛はイメージダウンだな。

それはともかく。
渋谷スパ爆発:天然ガス点検せず 警視庁が運営会社捜索

解せないのは、こういうときに必ずと言っていいほど「点検は外部に委託していたのでよくわからない」という台詞が会社の幹部から聞かれることである。おまい、それで経営者かよ、と言いたいね。専門的なことをわかる必要はないが、外注先が適正に業務を執行しているかどうかチェックするのは最低限の「コンプライアンス」だろう。コンプライアンスは単純な法令遵守という「直訳」ではなく、こういうことも含まれていると解釈すべきだ。

毎日新聞の朝刊記事によると、南関東の地下は天然ガス田なのだという。
そんなことがわかったら、中華人民共和国大使館あたりが盗掘を始めるのではないか、という冗談は(本当になるかもしれないが)さておき、であれば地下深く掘っている多くの首都圏の同種の温泉施設は、皆同じようにメタンで爆発する危険性を秘めていることになる。浮ついた温泉ブームに対して、一斉チェックが必要かもれしないな。

それとすぐにできる対策は、館内全面禁煙ね。

(追記)
杜撰もいいところ。これでは亡くなった人は浮かばれない。
運営会社などを捜索 温泉施設爆発事故で警視庁

 事情聴取に対し、温泉施設運営会社「ユニマットビューティーアンドスパ」(港区)や設備の保守管理を請け負っていた「日立ビルシステム」(千代田区)、その下請け「サングー」(品川区)は、施設にはガス検知器が取り付けられていなかったと説明していることがわかった。

 施設には、06年1月の開業当初からサングー社員が常駐していたが、タンクの温泉水量を目視点検するだけで、ガスの状態の確認や換気扇の作動具合などの点検はしていなかったという。

 サングーの社長は「ガスは点検項目に含まれていなかった。温泉水にガスが混じること自体初めて知った」と説明している。

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コメント

>温泉水にガスが混じること自体初めて知った

アホかこいつ。
日本の沖積平野なら、深く掘ればまず温泉が出るものの、それ以前にガス層に当たる可能性が高い、そして直接ガス層に当たらなくともガスが混じる、というのは常識なのではないのか(違うのかなあ)。
温泉掘削の際には何らかの認可が必要なのだろうと思う(未確認)が、そうだとしたらその手続きにおいてガスの扱いはどうなっていたのでしょうか。都も無知だった可能性があるのではないでしょうか。

投稿: Joe | 2007年6月20日 (水曜日) 17時20分

>>Joeさん

一般人ならともかく、温泉施設の管理を請け負う会社なら、当然知っているべき事項でしょうね。

なんか温泉という言葉に騙されて、関係者の危機管理意識がたるんでいたのではないでしょうかね。そもそも火山地帯の温泉なら、硫化水素で事故死する危険性もあるわけですし(実際、比較的最近東北の某温泉でもその手の事故がありましたよね)。

温泉とはちょいと違いますが、最近流行っているらしい岩盤浴というのは、施設が細菌類の温床だそうです。こちらも法的規制はないのではないかなあ。

投稿: フロレスタン | 2007年6月20日 (水曜日) 18時43分

例によってマスゴミはセンサーを設置して
いなかっただのと報道してますが、
センサーを付けていても事故は起こっているようです。
http://shippai.jst.go.jp/fkd/Detail?fn=0&id=CD0000098&
 
地球温暖化の議論については懐疑的ですし、
こんなことを言うとヒートアイランド現象の
原因は温泉の汲み上げだというとんでもな
エコ学説が現れそうですが、この施設は二酸化炭素の20倍以上の温室効果ガスであるメタンを大気中に放出してるんですね。

投稿: nenpiro | 2007年6月20日 (水曜日) 19時20分

>>nenpiroさん

センサーが感知した直後に静電気でスパーク、なんてことは十分にあり得ますね。付けないよりはマシでしょうが、付けてないからダメ、付けているからOKという論調では、事故は繰り返すことでしょう。

要するにそういう問題ではなく、施設全体をシステムとして捉えて、どれだけ適切な管理をするか、ということがポイントだと思います。

全体を系として捉える、という視点ないし発想が、あらゆる場面で欠落しているのが、昨今の状況ではないかと思います。

そうでないと、おっしゃるように、メタンは排出して爆発事故は防げるかもしれないけれど、温室効果ガスを放出している、という事態に陥りますね。この手の施設、二酸化炭素を削減したとしても、それだけではダメぢゃないか!せっかく分離しているのなら、適切に管理してエネルギー源として利用する手だてを考えられないのかなあ。

投稿: フロレスタン | 2007年6月20日 (水曜日) 22時47分

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渋谷の松涛にある温泉施設で爆発事故が発生し、3人死亡3人がケガしたということです。 [続きを読む]

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