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2007年3月 2日 (金曜日)

あまりにも期待どおりで驚いた

理系白書の「脳」特集

ゲーム脳という誤った概念を広めてしまった毎日新聞科学環境部のM記者自らが執筆者に名を連ねている。
そして「似非科学」を取り上げるのに自らのそうした過去を反省しないのはおかしいだろう、という批判が理系白書ブログに集まった。私も批判した1人である。

しかし、実際の記事での記述はこうである。

>森教授は02年、「ゲーム脳」仮説を提唱した。テレビゲームをしている時には脳波の中のベータ波が低下し、認知症に似た状態になると指摘。その状態が続くと前頭前野の機能が衰えると警告した。単純明快なストーリーはマスコミに乗って広がり、暴力的な描写に眉(まゆ)をひそめる教育関係者や、ゲームをやめさせたい親に支持された。<

は?マスコミに乗って広がり、だと。他人事かよ。誰が広げたんだよ。しかも5年近く経過するというのにそのことを何度指摘されても頬被りを続け、挙げ句に総括がこれである。

そして後半は「話題の」東北大教授、川島隆太氏の話題で巧妙に逃げている。

最後のこれは何だよ!

>研究者はどのように科学的成果を伝え、市民はどう受け止めるべきか。模範解答はないものの、今、一人一人が自らの問題として考えることが求められている。<

研究者と市民の責任は問うているのに、伝える側のメディア自らのあるべき姿は触れられていない。嗚呼。

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