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2007年2月28日 (水曜日)

「小松玄庵」逝く

高松英郎さんが心筋梗塞で亡くなりました。家族が気がついたときには亡くなっていたそうで、恐らくあまり苦しまないで往生されたのだと思います(どんなに突然死んでも、死の瞬間は苦しいといいますが)。

この間まで、時代劇専門チャンネルで再放送していた「立花登青春手控え」で主人公の叔父の小松玄庵役を演じていたのを見ていたので、感慨深いものがあります。

私の印象に残っているのは、昭和44年の大河ドラマ「天と地と」で、上杉謙信の家臣金津新兵衛役(さすがにこの役名は忘れていたのでWikiで調べました^^;)を演じた時ですね。最近の大河ドラマでは平成7年の「八代将軍吉宗」で、加賀百万石の藩主前田綱紀で出たのが最後ではないかと。

また1人、お気に入りのベテラン俳優が他界してしまいました。ご冥福をお祈りします。

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2007年2月24日 (土曜日)

三バカ親トリオ(^^;

今日24日付の毎日新聞16面の論点「今どきの親」。最近の毎日新聞の記事は、とみに知的レベルが落ちているような印象をうけるのだが(前からそんなに大したことはなかったが)、気のせいではなさそうだ。この特集の内容は本当に内容の知的水準が低い。
論者は広田照幸(日大教授)、佐々木かをり(イー・ウーマン社長)、鈴木光司(作家)の3人。3人ともタダの莫迦なのか、毎日新聞にレベルを合わせた記事を書いたのか。

まずは広田教授。「今どきの親はダメ」と決めつけるな、という主張なのだが、なんと引き合いに出しているのは給食費未払いの親なのである。世間の常識的なとらえ方は、別にこの問題をもってして、今どきの親はダメだなどとは主張していないと思う。単に払えるのに払わない(そのくせ遊興費などには出費している)その行為を責めているだけである。

しかも全国の給食実施校の平均値を持ち出して、給食費を払わない親は一校当たり2ケース程度である、などと言っているのである。こんな平均どこに意味がある!現実に未払いが多い学校では、給食費の単価を下げざるを得ず、エビフライがイカフライになったり、デザートが切りつめられたりしているのである。そういう個別の現場こそが問題なのであって、全国平均など糞食らえではないか。いや、もしかすると平均でも一校に複数の給食未払い親がいる、というのは深刻な事態なのかも知れない。本来この値は1を切っているべきではないか。

東大大学院の博士課程を出て、東大教授を歴任した人物がこんな粗雑な主張をしていていいのかな?

主張の最後に「給食費未納問題は法的措置をとることを含めて、徴収業務システムの強化をドライに工夫すればよい問題だ。ごく一部の『困った親』に怒って、今の親たち全体を問題視するのは筋違いでしかない」とある。前の文章はそのとおりである。しかし後ろの文章はそれこそ「筋違い」である。繰り返すが給食費未納のみをもって、今の親はダメだ、などというのはおかしい。今の親がダメだと言われるのは、もっと深いところに原因がある。社会規範や常識の欠如や利己中心主義であり、そうしたダメ親はいつの世にもいるものだが、自分の身近にそういうのが多くなっている、と感じる人が増えているということだろう。

次に佐々木かをり。
「目指す人物像や目標設定の言語化が必要」とあるから、言語化とは何かと思ったら、学習指導要領に例えば「小一では家庭で○○を身につけさせる」などと書くことなのだそうだ。それって言語化ぢゃなくて文章化というのではないのかにゃ?

でもって、多様化した社会だからこそ、とこういう画一的な目標を掲げよ、というのは論理矛盾ではないのか。そもそも小一といっても、発達段階には個人差があるから、一律に学習指導要領で決めることが適切なのかどうかも疑わしい。中教審の臨時委員だそうだが、女社長というだけで就任したんじゃないのか。最近そういう肩書きコレクターがけっこういるからな。

そして最後には、自分の会社を礼賛しつつ、企業の発想転換を求めている。この人の会社は「親業休暇」「進学休暇」を就業規則に盛り込んでいるのだとか。大きなお世話だよね。必要な時に有給休暇を取ればいいのであって、いかにも我が社は先進的です、と言わんばかりの規則など、かえって後進性を表しているようなものではないか。そういう休暇を強制しないとダメな社員ばかりなのではないかな。

あとね、早く帰宅し、地元の商店街や学校、家庭などで体験をする知識は発想力を高め、新たなビジネスチャンスにつながる、のだそうだ。結局は会社のためかよ(笑)。商店街や学校は踏み台か。もっとも、ビジネスチャンスを見つけるために会社から早く帰って地域でいろいろな体験をしなさい、などとお節介を焼くのは、「目標の言語化」を主張し「親業休暇」「進学休暇」を押しつけるのと根っこは一緒である。

最後に3人目の鈴木光司。
彼は2人の娘(大学生と高校生)と論理的な会話が出来ることを自慢したくてこの記事を書いたらしい。そして、自らが参加した審議会でも、うまく戦略を立てて、自分の意見を採り上げてもらえるように工夫した、という自慢話も、娘との会話の話しとセットになってくっついている。

凄いことを書いているのである。
「まず第一に意見を形成するためには、世界共通の論理に立脚すること」というのだが、世界共通の論理って何さ?

そして「日本語はもともと情緒的な言語なので、表現の前の思考は徹底的に分析的、論理的であった方がバランスがとれる」ですと。出ましたねえ。日本語が情緒的な言語という妄想。これはよく英語は論理的な言語だ、というこれまた根拠のない断定とセットで登場する。

日本の文学の過去からの膨大な蓄積を見れば、日本語が叙情的な言語であることは想像できるし、同様に叙情的な言語は世界に多数あるようだ。叙情的と情緒的は違う。この場合の情緒的はよくない意味、つまり非論理的である、ということである。

よく日本語は主語がないが、英語は主語がある、というのがこの手の話しの根拠で使われるのだが、これは日本語と英語しかしらないやつの妄言だ。主語なんて、言わなくてもわかるのなら省略されるのはどの言語でも同じであり、英語だって主語がない(命令形でない)文章はいくらでもある。動詞の語尾変化で主語が分かる他の多くの印欧語では主語は通常省略される。

そもそも、言語にもともと情緒的だとか論理的だ、などということはない。
人間が情緒的に使えば、言語も情緒的になり、論理的に使えば論理的になるだけである。表現の前の思考は徹底的に分析的、論理的であるべきなのは、当然のことであり、日本語を使っているからではなく、どんな言語の使い手でも同様に必要なことである。あ、もしかしてそれが「世界共通の論理」のことかいな(笑)。

そして、家父長制の時代の父権を断罪し、コミュニケーション不足であるとも言っているのだが、こういうのは現在の価値観で過去を断罪する悪しき手法であり、それこそ論理的、分析的ではない。論理的に発せられた言葉だけがコミュニケーションの道具である、というのは現代人の思い上がりだろう。

むしろ、論理的に考えれば、子供相手であろうと誰が相手であろうと、その意思の疎通に論理的な言語が必要であると判断されれば、そういう風に言葉を使い、「言葉はいらない、俺の背中を見ろ」というリーダーシップが必要な時には言語以外の身体の部分を使って意思の疎通を図るのが人間というものだろう。

家庭での娘との会話が上手く行ったからと言って、それで言語万能主義に陥るのは、作家の職業病なのかもしれないな。

この3人、私と同世代なのだが、この記事を見た他の世代から、1950年代後半生まれの世代の親はダメだ、などと後ろ指さされはしないかと心配である(笑)。

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老害それとも皮肉?

黒川紀章さん、ちょっと頭おかしいんでないかな(^_^;)。

都心に低所得者向け住宅群…黒川氏が東京の未来像

記事を鵜呑みには出来ないけれど、これだけだったら東京の未来像なんて言えた代物ではない。恐らく黒川氏の頭の中には「壮大な未来像」があるのだろうが、妄想かもしれないしな。

そもそも首都機能の一部を移転、って、それは国の仕事であって都知事の仕事ぢゃないよ。もちろん、国と都の連係は必要な事柄だけど、今それをやる必然性がない。

黒川氏は公務員宿舎や省庁の一部を地方に移し、跡地を公園と住宅にする構想を披露。

いや、こんなこと言っているけど、実は黒川氏が批判した(恩師でもあるはずの)故・丹下健三氏設計の都庁舎を移転させるのが本音ではないかのな。そして自分の設計で新しい都庁舎をつくる、と。

それに、国や都の予算使わないで都心に住宅つくるなら、都知事にならなくたっていいぢゃないか。建築家のままでできるはずだよ。役所の土地を売却した費用を充てるつもりかな。低所得者向けの住宅だと証券化で資金を調達する、というのは困難だろう。へんちくりんなファンドが入ってきたらそれはそれで問題だ。

都心に低所得者向けの住宅群なんかつくったら、悪いけどスラム(要するに貧民街ね)が出現する恐れがある。安売りのスーパーなんかも必要だしね。それはそれで経済活性化に寄与する、という理屈も成り立つかもしれないが、マイナス要素の方が大きいだろう。隣接地域では土地や建物の資産価値が低下するから、反対運動が起きるのも必至である。その前にそういう利害関係者は黒川氏に投票しないな。

都心居住と言いながら、月額賃料が100万円以上もするような高級賃貸住宅ばかりというのもどうかと思うが、スラムができるくらいならまだこの方がマシだ。

それとも、建築家らしく、高さ300m、70階建てくらいの超高層住宅を建てて、低所得者は50階から上くらいに隔離するつもりかもしれないな(笑)。入り口やエレベーターも当然別。もちろん下の方は高級住宅やホテル、オフィスなどだ。そして低所得者向け住宅の下は警察署と警察官向けの官舎が入る、と。

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またやりおったよ

この新聞社のネットセキュリティはボロボロだな。そもそも情報漏洩は人的要因がほとんど(7割とも8割とも)なのに、その人に対する対策が(末端の販売店まで含めて)全くなってないのだから、どうしようもない。

取材内容、ネット流出=レコーダーを協力者に渡す−毎日記者、糸川議員脅迫事件で

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2007年2月22日 (木曜日)

怒れる「ご老公」

森進一「激怒」見て直接謝罪へ

確か森進一はシンガーソングライターではないはずだが、長いこと何度も歌っているうちに、自分で作詞したような錯覚に陥っていたのかな。それとも「大物歌手」の著作権意識なんてこんなものなのだろうか。だが、十把一絡げにしてはいけないな。森進一は、自らの判断か周囲の圧力かわからないが、誤らないとだめだ、という状況には気がついたのだろう。ただしその理由はよくわかっていないようだ。

まあ森進一が一曲持ち歌を歌えなくなったところで私には関係ない。
それよりも、作詞家の川内康範には驚くね。テレビで会見の様子を見たが、さすがに外見は86歳だけあって「よぼよぼの爺さん」(失礼!)である。だが、自らの著作物がいい加減に扱われていることに対して、相手が「大物歌手」だろうとなんだろうと怒り飛ばすというそのエネルギーに感服する。だからこそ長寿を保ってもいられるのだろう。

最近、世の不条理に対して諦観を抱き始めているのだが、考え直さないといけないな。50歳まで1年を切った訳だが、精神的に老け込む年ではない。川内氏からみたら私の年代などまだまだひよっ子である。

それと、どうでもいいのだが、この人の名前を見るたびに川端康成の名前が浮かんでしまう。子供の頃は川端康成が流行歌(古い言い方だ^^;)を作詞しているのだと思っていた時期もある(笑)。

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2007年2月19日 (月曜日)

たかおのかたお

17日の土曜日に高尾山に妻と出かけてきた。
都営地下鉄新宿線から京王電鉄にこの日だけの臨時急行「高尾山冬そば号」というのが出るので、乗換が神保町1回きりと楽なことから、出かけることにした。カメラを持った鉄ヲタ君の姿がチラホラ。いかにもそれとわかるヲタクの風貌なのが笑える。俺は鉄道好きだけど、ヲタクぢゃないからね(笑)。

終点近くの北野駅を過ぎたところで、乗客に対してパスケースの配布があった。この写真ね。反対側にはしっかりとPASMOの宣伝が入っている。
Cardholder

終点の高尾山口駅で下車して少し歩き、ケーブルカーに乗り換える。
何でもこのケーブルの最大勾配は31%くらいあって、日本の鉄道で最大なのだそうだ。改札を出て山の下を除くと、中央道と圏央道の接続点となる開通間近の八王子JCTが見える。圏央道の方は外回りと内回りのトンネルの口が見えている(今回は写真なし)。なるほど、横浜方面に延伸する場合、高尾山の真下を貫通することになるのがよくわかる。地元では計画が明らかになった時点から反対運動がある。

首都圏に環状道路が必要なことは言うまでもないのだが、圏央道がどの程度必要なのか(関越道・鶴ヶ島〜中央道・八王子は首都高・中央環状新宿線がなかなかできないのでその代わりだ、という説明がなされたこともあったが、その中央環状新宿線の高松〜西新宿JCTも今年中に開通見込み)、必要だとしても高尾山の下しかルートがなかったのかと思う。もっともシビアに事業化を前提に考えれば、他にルートはなかったのかもしれないが。

名物だというとろろそばを食べてから、薬王院に向かう。8世紀に行基が開山した寺だ。
3日に節分会が行われたようだが、北島三郎(地元在住)、丘みつ子といった芸能人の名前の他に、大相撲の片男波部屋の面々の名前(皆、玉なんとか、という四股名)が参加者として並んでいる。

薬王院の境内には梅の蕾。
Ume
お天気が下り坂で見晴らしもあまりよくないので、今回は山頂まで歩くのは止めた。
ケーブルカーを降りて、甘味処で休憩。私は抹茶を頼み、妻はあんみつ。ああ、どうして女って甘いものが好きなの?

帰りの電車ではちょいと居眠り。調布あたりで目覚めると、現実に引き戻された。

(梅の写真は1024*768ピクセルの壁紙写真に収録)

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2007年2月17日 (土曜日)

温情措置?

昨年11月のエントリーで取り上げた、故郷高崎でのイラン人家族の問題

短大進学が決まっていた長女にだけ特別在留許可が下りた。しかもその入学式後まで残りの家族3人の滞在も延長された。(一応の)法治国家としては最大の温情措置として喜ぶべきだろう。もちろん当該家族にとっては満足できない結果だろうが。

ともあれ、勉強したいという若者の気持ちを読み取ってくれたのは評価すべきなのだろう。あとは家族の絆だな。

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2007年2月16日 (金曜日)

転向宣言

別に愛国心を捨てて、左翼になろうというのではない(笑)。

以前、日本橋の首都高に批判的なことを書き(ブログだけでなく仕事でも)、余所様のブログでもそういうコメントをしたことがあった。別に今日いきなり、というのではない。小泉政権末期の国政レベルでの地下化の検討結果を見聞きしたり、いくつかの著作に接して自分の中で考え方が変わっていった。

冷静に考えれば、日本橋上空の首都高の高架構造物は、当時は画期的なことだったはずであり(実際にそういう記録もあるようだ)、その後の日本の高度成長のきっかけの1つであったことは間違いない。

それを今日的な視点で醜悪である、と断罪してしまうのは、先人に対して失礼である。ましてや、少なくともあそこの首都高を一度でも通ったことがあれば、口汚く罵るのは人間性を疑われる(笑)、ほど大袈裟ではないか。

東北大助教授の五十嵐太郎氏は、日本橋首都高の地下化は新たなハコモノ作りである、と批判しているが同感である。電線類を地下化した後の街並みがえらく貧相であることが日本の都市には往々にしてあるが、もっと壮大な貧相な景観が出現する恐れがある。そして事業費を生み出すために、容積率の移転をはじめとして、いろいろと制度がいじられ、そこには新たな利権が発生し、日本の都市が外国資本に蹂躙される可能性もある(都心だからある程度はしかたないかもしれないが)。そんなドロドロの世界の方が、よほど現在の日本橋の景観よりも醜悪である。

物的空間として見ても、日本橋上空の首都高を取り除いただけで、安藤(歌川)広重の浮世絵の世界が登場する訳ではない。川沿いの陳腐な親水公園でカムフラージュされた「日本橋マンハッタン」になるかもしれないのだ。しかも6000億円とも言われる事業費をかけて、である。そこまでわかっていて首都高を移設しろと主張する人は多くはないだろう。

それでもどうしても、というなら急ぐ必要はない。中央環状線や東京外郭環状道路の方が、全体の道路ネットワークから見れば優先度が高い。そしてそれらが完成することには、少子化も今より進展し、自動車の台数も減少するだろう。その頃にゆっくりと日本橋上空の改造に着手しても決して遅くはない。

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2007年2月14日 (水曜日)

犬死にならぬよう

東上線の急行にはねられて亡くなった宮本警部(殉職後巡査部長から2階級特進)の葬儀は15日に執り行われるようだ。

13日午後も板橋警察署の入り口には、報道陣が大勢陣取って異様な光景だった。

頼むから、お涙頂戴で終わらせないで、再発防止のための具体策(鉄道・道路などのインフラ、警察官の触執行体制、精神を病んでいて外部社会に危害を加える恐れのある今回の女のような頭のおかしいやつらに対する治療・監視施策など)を講じてくれ。そうじゃないと、精神論で大勢の犠牲者を出した大東亜戦争と同じことになってしまう。案外と、安倍内閣は戦争する内閣という左翼連中の言っていることが正しいのかもな(^_^;)。メディアも「絵になる光景」ばかり追っているのではなく、今回の事故をめぐる諸問題を洗い出すべきだ。

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2007年2月12日 (月曜日)

「非情」通報装置

過日のエントリーで触れた東武東上線ときわ台駅付近の踏み切りで、キチ○イ女を救出しようとした警官が亡くなったそうだ。ご冥福をお祈りする。警察官の遺族はこの莫迦女と親族・後見人に損害賠償請求できるのだろうか。

死者を茶化したくはないが、あまりに職務に熱心すぎて正義感が強い、というのも一般論としては考え物だ。人の命は皆平等で大切だ、などというが、本音を言えばそんなもの建前に過ぎない。今回のように、大勢の人に迷惑をかける鉄道自殺を図ろうとするような精神を病んでいる奴に生きている価値が本当にあると思う人間は何人いるのだろうか。

それはともかく。
<踏切事故>非常通報装置、誰も押さなかった
ということだそうだ。

線路に転落した人を助けようとして飛び込んで自分も巻き添えで死んでも、同時に助けようとしてやはり死んだ人間が半島の人だったりすると、そちらばかりが脚光を浴びて賞賛され、日本人の方は忘れ去られてしまう、なんて世の中である。自分の命は大切にしたいし、自らの意志ではなく偶発的に電車に轢かれそうな人の命も助けなければならない。

いざという時、非常警報装置のボタンを押せるように、よく利用する駅や踏み切りなどでは、その位置を頭に入れ、そして非常時にためらわず行動に移せるように意識してないとだめだな。もっとも1つ間違えると列車往来妨害になってしまう可能性もあるので、判断が難しい場合もあるかもしれないが。

(追記)
12日の夕方、用事があって仕事場にちょいと顔出しました。夜のニュースで、この警官の遺体が板橋警察署に安置されていて、12日の夜に安倍総理が弔問にやって来たようですが、これが私の仕事場のすぐ近く。先日ICカード免許証に更新した場所でもあります。ニアミスだったわけですが、別に安倍総理と会っても嬉しくはないので、どうということもありません。

それよりも、総理が「勇敢な警察官を誇りに思う」というようなことを言ったらしいのですが、そんなこと言っても彼が生き返る訳ではない。支持率が低下しているから人気回復のパフォーマンスだとしか思えませんね。それよりも、ホームドアなり立体化なり、あるいは警報装置の改良でもなんでもいいから、物理的に鉄道の人身事故、特に自殺を防止するような手だてを講じてくれることを強く望みます。まあ、期待してないけどね。

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2007年2月11日 (日曜日)

痛ててっ!

今、地デジという言葉をテレビで聞いたら、瞬間「血で痔」という文字を連想してしまった(^_^;)。
何度も地デジって聞いているのに、これは初めてだぁ〜。

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多分著作権法違反にはならないと思うので

ちょいと頭の体操を兼ねてクイズもどきを。
今読んでいる一般向けの言語学の本(アンリエット・ヴァルテール著・西欧言語学の歴史)の中の1コラムから。

次のデンマーク語の意味がどの程度分かりますか、というもの。もちろん英語(ないしドイツ語)にある程度似ているので、デンマーク語を知らなくても類推可能ということで。ある程度語学の得意な人なら、何度も読んでいればだいたいの意味はつかめると思います。

En rig aeldere dame er myrdet klokken elleve fredag formiddag paa et hotel i Koevnhavn. Politiet fandt morderens pibe og hans brune hat paa en stol. En af hottellets gaester saa en person gaa ud af hotellets doer seks minutter over elleve; manden havde en tyk bog under armen. Politiet har nu arresteret over hundrede personer; de havde alle en tyk bog under armen.

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これはまともなIQテストなのか

昨日の脳内エステIQサプリ(CX系列、伊東四朗司会)のクロスワードの問題。
できたらIQ118だったかな、俺はできなかったけど(^_^;)。

ただのクロスワードでなくて、言葉の一部を「変換」するという、この番組によくあるパターン。

   □
□□□□
□  □
□  □

というのが枠で、入る単語はネクタイ、プラスチック、助け船ねの3つ。
正解はプラスチックの「プラス」と助け船の「たす」を「+」に変換して

   ネ
+チック
け  タ
ぶ  イ

というものなのだが、俺にはどうしてもplasticの"plas"を"plus"には変換できなかった。
正しい英単語の知識が邪魔した訳ですよ(笑)。

それから最後の問題は、できたらIQ125のスーパー天才、ってのだが。
問題は(野球のアニメが映し出されて)バッターが打ったボールが今田耕司投手の口の中に入りました。打ったのはイチロー(背番号51)、松井秀喜(背番号55)、松坂大輔(背番号18)のうちの誰でしょう、というの。

口の中にボール → 口の中にタマ → 口の中に玉 → 国 → 9×2=18
正解は松坂大輔、という結末。

これもね、俺は教養が邪魔して出来なかったよ(笑)。タマを玉には変換できなかった。どうしても球しか思い浮かばなかった。それが頭固いのよ、と言われればそれまでだけど(^_^;)、玉ってのは球のことではなく宝石とか王様のことだからねえ。

でもってタイトルのような疑問になった訳。
言い訳みたいになるけど、あの手の番組の問題、私ゃけっこう出来る方なんです。だから余計こんな「ひっかけ」に負けると負け惜しみで疑問を感じる訳です、はい。

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AっPAらぱー

耐震偽造の水落物件で、営業停止になるAPAのホテルうち、近くにある板橋の写真を晒してみます。
Apahotel_itabashi

JR埼京線・板橋駅ホームと並行して立っているので、上り線側のホームに立つと丸見えです。偽造発覚前はホテルのレストランで客が食事をしている光景がホームからも見えたのですが、今は閉鎖してひっそり。
その代わりに、写真のように和田アキ子が壁面を占領しております(笑)。

冬柴国土交通大臣は、「強度が足りるか、足りないかを度外視して営業休止するのはサービス業として良心的な判断。敬意を表したい」とお莫迦なことをぬかしたようだが、総理におべんちゃら使うのもいい加減にせいよ。

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糞教師どもいい加減にしろよ

毎日新聞の東京版にこんな記事があった。地方版の記事だが、全国に注目して欲しい。

国旗・国歌訴訟:「強制に対する防波堤」 教職員、提訴の意義強調

この問題は何度も話題になり、また多くのブログでも取り上げられている。しかし、糞教師(元教師を含む)どもが粘着質である限り、批判もしつこくならざるを得ないのだ。

東京都という自治体の管轄下にある公式の学校行事において、国旗や国家を「強制」することに問題はない。別に教育現場の日常において国旗や国家に対する忠誠が強制されているという事実はない。むしろ左翼教師達による特定思想の強制の方がよほど問題だ。

一番お笑いぐさで、かつ呆れかえるのが次の下りである。おまえら何様のつもり、と言いたい。

「石原(慎太郎)知事はトップダウンで自分の主義を押し付けている」。原告団共同代表の星野直之さん(62)は石原知事の下での教育行政をそう批判し、「私たちは都の全教職員の代表者という自負がある」と興奮気味に語った。尾山弁護団長も「訴訟は国民全体の精神的自由を守る闘いの先頭に位置付けられる」と口をそろえた。
星野というおっさんは、興奮気味である時点で自己陶酔に陥っている可能性が大きく、要するに「あちら側に行ってしまっている」のである。こんな奴が東京都の全教職員の代表なら、東京都内の公立学校はまともな教育を実施する機関とはもはや言えない。弁護団長の言いぐさもどうかしている。この原告団の連中こそ、国民全体とまでは行かないまでも、教え子達の精神的自由を侵してきた張本人ではないか。

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2007年2月 9日 (金曜日)

やはり同業者に甘い?

今夜の日テレ「太田総理」。

国民は怒っているんだぞ(勝手に国民などと代表面して欲しくないけど)のベスト5.
第3位が例のあるある大事典の「納豆ダイエット」問題だったのだが、「田中秘書」の「自分達も同じような番組やっているから気をつけなくちゃ」であっさりお終い。他の4項目はねちねちと扱っていたので、やはりマスゴミというのは身内(同業者)に甘い、と改めて感じた次第。

でもって第1位は柳沢失言問題なのだが、和希沙也の言っていることは、莫迦女性議員どもと同じ。恐らく台本にでも書いてあったのだろう。柳沢大臣よりも早い時期に、攻撃している側の民主党幹部の某氏が似たような「問題発言」していたことも発覚したが、番組収録はそれより前だろ。

同じく出演者の民主党・原口代議士が子供を産むことは女性の権利、と発言していたが、それはおかしいだろ。出産は(産むのは女性だとしても)女性だけの問題ではないし、権利でも義務でもない。生物としての営みの一環だ。もしも女性の権利だというなら、その女性を好きになって結婚した男性が子供が欲しいと思ったとしても、相方が権利を主張すればアウトである。

原口、おまい問題発言だぞ。

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さすが「ワンルームたこ部屋」会社

社員旅行「社長と同部屋の人優先」セクハラ指摘で撤回

だってさ(笑)。

今時、社員旅行でもないだろうに。

だいたいこの社長、たかが旅行に行くのに、本当に行きたい人だの、気持ちが強い人がいいだの、おかしくねえか。

企画したグループ会社の社員 → 案内文には、〈1〉社長と2人でも喜んで行き、同じ部屋でも心からお世話したい人〈2〉2人でなく団体で、部屋は別で――という二つの選択肢から選ばせる内容。〈1〉を希望した者が優先的に参加できると明記していた。女性は社長の携帯電話にメールで回答、男性は人事担当者に文書で提出するよう指示していた。 

対象にはグループ会社の社員、アルバイト、派遣従業員の女性らも含まれていた。同社は「不適切な表現だった」として条件を撤回し、「セクハラ行為と誤解されても仕方がない」としている。

この企画したグループ会社の社員ってのは何者?社長の甥っこなんて属性じゃないかなあ。さもなきゃ、とんでもないゴマすりか腰巾着。

最近はセクハラという言葉が拡大解釈されて一人歩きする傾向があるが、この文書は「セクハラ行為と誤解」じゃなくて、セクハラ行為そのものだよ。

この会社の社員旅行は、女性社員が社長の世話をするためのものなのかな(笑)。どこを世話して欲しいんだろうね。しかも、もしも1人だけ、世話してもいいという女性が現れたとして、それが社長の好みのタイプと正反対だったらどうするつもりだったのかね(爆笑)。

この会社の経営する物件も、もしかしたら社長と2人で住んで世話をしてもいい、という強い気持ちの女性がいたら、優先的に入居させるつもりなのだろう。

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2007年2月 8日 (木曜日)

ニュース原稿の「失言」

今日昼頃、TBSラジオのニュースを聞いていたら、こんなのが聞こえてきた。

アメリカ・ニュージャージー州のカジノで、陣痛を腹痛と間違った妊婦が、何度もトイレに行っている内にカジノの施設内で出産。予定よりも1ヶ月早かった。「ここで死ぬ人はいたけれど、子供が生まれたのは初めて」なのだそうだ。

でもって、その赤ん坊、読まれたニュース原稿では「体重が2500gしかなかったが元気」となっていた。

うん?「しかなかった」だと。悪かったな。俺も出産時は2500gちょっと「しかなかった」んだよ。
「しかなくて」悪かったな。体重の少ない新生児はダメな存在なのかな。

という揚げ足取りは、ちょうど柳沢大臣の発言に、ハイエナのように食いついている夜盗、もとい野党やマスゴミと同じようなものである。そんな言葉狩りをやっている暇があるのは羨ましい。まあ、俺にも少しくらいそういう暇があるから、こんなこと書いているんだけどね(笑)。

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国際社会は気をつけろ

中国の月探査「資源が狙い」 ウラン・チタンなど豊富

全くもって邪悪な国だなあ。南極大陸でさえ領土権が認められていないというのに、テメエのところの伝説の女がいる、というのを月の領有権主張の根拠にしそうだ。

まあ、いっそのこと、国を挙げて(ただしチベットやウィグルなど不法占拠しているところは除く)手ぶらで月に移住して二度と地球に帰ってこないなら、やむを得ない選択としてはあるかもしれない。残りの地球からは大きな混乱要因がなくなる。ついでに北朝鮮がその時残っていたら、一緒に行ってくれ。死んでいるだろうが金正日は金邪月と改名するニダ。

しかし、そんなことしたら、やつらのことだから、約束など平気で違えて「解放地球的人民巴!」などと叫んで侵攻してくるに違いない。その時、月はやつらに掘り尽くされて、太陽光の反射による満ち欠けではなく、本当に三日月のようになっているだろう(^_^;)。

あ、最後は冗談ね(笑)。当然そんな風になる前に重力バランスが崩れしまうから、あり得ないし、九体を維持していても小さくなればやばい。

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2007年2月 7日 (水曜日)

ご近所での悲劇

「止まってくれ」必死の追跡の果て… 東武東上線事故

この事故現場は、我が家から比較的近いところである。当該の踏み切りは何度も渡ったことがある。
ともあれ、警官の回復を祈りたい。

この事故を受けて、警官の勇気を称えたり、○違い女を放置することの是非を論ずるのもいい。

しかし、それだけでは不十分だ。東武東上線は池袋・成増間のすべての路盤が地平であり、高架化ないし地下化されている区間がない。開かずの踏み切りという問題もあるが、こうした事故や遮断機が下りてからの線路内への進入を防ぐため、コストはかかるが早く立体交差にして踏み切りを解消すべきなのである。踏切事故による輸送への影響も回避できる。

こういう指摘をしているメディアは果たしてあるのかな。

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新旧俳優顔面相似形

なんかここのところ世情が殺伐としていますねえ。

そこで、今日は息抜きに、「△△は若いときの○○に似ている?」を。
時代劇専門チャンネルで今放映中の1982年NHK制作・放映「立花登青春手控え」を見ていて思った2人。
(主役の「中井貴一 → 橋幸夫」ってのはよく言われますよね)

萩尾みどり → 竹内結子
福田豊土 → 布施博

どうでしょうか。

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2007年2月 6日 (火曜日)

橋下徹弁護士 「柳沢擁護」に熱弁

この男はあまり好きではないのだが、時々こういう骨のあることもやるので、全面否定はしない。
むしろ、この記事に書いてあるような考えの人の方が多いと思うのだが、そういう人は私も含めてサイレントマジョリティ(ただしブログでは発言)なだけだろう。

民主党の小沢代表が、批判が大きなうねりにならないと不思議がっているようだが、不思議でも何でもない。騒ぎ立てている方が実は少数派なのを見誤っているのだ。

少数派(それも議員やメディアに登場できるいわゆる言論人たちなど)が大声挙げて、あたかも自分の主張が多数派で正義であるかのように振る舞えた時代は、終わろうとしているのかもしれないし、そうあって欲しい。

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2007年2月 5日 (月曜日)

これじゃ「酔っ払い運転」がなくらないな

花粉症の薬、4割が飲んで運転=大半に眠気や判断力低下−ネット調査

調査の実施方法や内容を信頼するとして、この結果から判断すると、やはり「自分だけは大丈夫」「少しくらいなら問題ないだろう」「酒と違って薬なんだから」「運転しなければ仕事にならない」といった考えが底流にあるのだろう。

しかし眠気や判断力低下は脳内現象によるものであり、脳自体はその原因が薬か酒かという区別はしていない。分子レベルの違いがあるかどうかである。アルコールと同様に判断力の低下を招くのであれば、花粉症の薬を服用して運転することは処罰の対象にされるべきであり、処方する医師や薬剤師は強制力を持って運転をやめるよう指示すべきである(もしも守れないならば薬の処方をすべきでない)。現行の法令がそのようになっていないのであれば、速やかに対応するように制度改正すべきである。

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2007年2月 3日 (土曜日)

弁護士の守秘義務は聖域か

日本弁護士連合会(日弁連)が登場するニュースというのはいつも腹立たしい。個々の弁護士を見れば、有能、優秀で仕事熱心、人格も優れている人もいる一方で、おまいは左翼の運動家かと突っ込みたくなる奴や893顔負けの悪徳弁護士からテレビ出演に忙しい面々まで様々である。そうした個々の弁護士とは別に、日弁連というのは既得権に固執する圧力団体ではないかと思うのだが、内情をご存知の方がいたら正直なところを教えて欲しいものである。

さて、このニュース(2日の朝刊紙面に掲載された記事は修正されている)。
資金洗浄:警察庁が収益移転防止法案 今国会成立目指す
問題はここである。

国際機関の勧告は満たせず=解説

警察庁がまとめたテロ資金やマネーロンダリング(資金洗浄)対策の新法案は、弁護士や公認会計士、司法書士などについて顧客の本人確認と取引記録の保存は求めたが、疑わしい取引の届け出を求めることは見送った。警察庁は弁護士側に譲歩することで今国会の成立を優先させた形。ただ、犯罪で得た資金を弁護士に預ける事件も起きており、法の実効性を疑問視する声もある。

こういう例外からほころびが出るとするのが割窓理論だ。方の実効性を疑問視する声は正しいだろう。

 守秘義務を言うのなら、たいていの業務には守秘義務があり、NDAが締結された場合、これに違反したら訴訟の対象になってしまうだろう。弁護士(あるいはここでは公認会計士や司法書士を含める)の守秘義務だけがあたかも聖域であるかのように特別扱いされるいわれはないし、そんな崇高なものでもないだろう。顧客を選ばない弁護士だっているはずである。

弁護士というと法律の専門家ということから、まるで正義の味方、社会の番人みたいな扱い方が昨今の状況のようだが、その実凶悪犯罪者の弁護も業務として引き受ける、という犯罪被害者からみれば憎たらしい存在でもある。法律は元来人間の幸福のための手段であるはずなのに、一部の弁護士の言い分を聞いていると法律そのものが自己目的になっている。

今回のような「例外措置」は法の下の平等を定めた日本国憲法に違反していないか。それとも法律家だけは例外ですか、ああそうですか。内閣法制局はこんな妥協の産物の法案、認めたのか?まあ内閣法制局そのものが法律が自己目的化している官僚組織な訳だが。

その行き着く先が利権団体としての日弁連ではないか、と言ったら言い過ぎか?

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また見出しで煽る全国紙

地球温暖化:「人為的と確信」IPCC報告書

本文では(人間活動が温暖化を引き起こした可能性は)確率90%以上、かなり高い、となっているのに、一番目立つ(それしか見ない人もいる)見出しでは「確信」である。90%以上の確率を確信と表現して何が悪いのか、という批判もあるかもしれないが、ニュアンスは定性的な表現と定量的な表現とでは異なる。しかも確信というのは主観を伴う。本文中には「確信した」という報告書の表現も記載されているが、これはよく読むと「温暖化の一因と確信した」となっていて、見出しとはやはりニュアンスは違う。二酸化炭素が増えたから温暖化したのか、温暖化したから二酸化炭素が増えたのか、はなし崩しに前者が有力になっただけで、まだ決着がついていないはずである。

第1作業部会報告書の骨子は次のとおり。

・大気、海洋、雪氷などの観測から、地球温暖化は明白だ
・1906〜2005年の地球の平均気温は0.74度上昇した
・1961〜2003年に年1.8ミリの割合で海水面が上昇した
・20世紀半ば以降の気温上昇は、人間活動による確率が90%以上
・20世紀末に比べ21世紀末の平均気温の上昇幅は1.1〜6.4度
・21世紀末の海水面上昇幅は18〜59センチ
・猛暑や熱波、豪雨の頻度が増える可能性がかなり高い

各項目についての私見は次のようになる。

 大気、海洋、雪氷などの観測から、地球温暖化は明白だ → 今のところそのとおり
 1906〜2005年の地球の平均気温は0.74度上昇した → 観測結果は否定しない
 1961〜2003年に年1.8ミリの割合で海水面が上昇した → 同上
 20世紀半ば以降の気温上昇は、人間活動による確率が90%以上 → 100%とは言ってない
 20世紀末に比べ21世紀末の平均気温の上昇幅は1.1〜6.4度 → これは予測の幅が広すぎる
 21世紀末の海水面上昇幅は18〜59センチ → 同上
 猛暑や熱波、豪雨の頻度が増える可能性がかなり高い → 局所的にはその逆もあるだろう

海面上昇については
地球温暖化:予測超え海面上昇 欧米豪チーム発表、という記事もあり、やはり大変ではないか、という見方もあるだろうが、日本周辺について言えば、(原因はともかく現象だけ見れば海面上昇は今回が初めてではなく)10000年前の海水面はどうだったのだ、とだけ述べておこう(縄文海進)。

むしろこの部分が気になるところである。

報告書は、大気や海の平均気温の上昇や雪氷の融解などの現象を根拠に「地球温暖化は疑う余地がない」と指摘。18世紀半ばの産業革命を境に、温暖化を起こす二酸化炭素(CO2)とメタンがそれぞれ1.4倍、2.5倍に急増したことを挙げ、「1750年以降の人間活動が温暖化の一因だと強く確信した」と分析した。
メタンは100年積算で二酸化炭素の21倍の温室効果を持つとされていて、それが二酸化炭素よりも増加率が高いのであれば、こちらの方が深刻である。

しかも二酸化炭素の赤外線吸収スペクトルは15μm付近の波長帯とされていて、はるかに温室効果の高い水蒸気と区別しにくい上、また二酸化炭素によるこの波長帯の赤外線吸収は97%程度に達していて、上限に近いという説がある。一方、メタンの赤外線吸収スペクトルはこれよりも1/3程度短い波長帯であり、二酸化炭素よりも温室効果が高い、ということはこのためである。

そして直近のエントリー「環境教育の暴走」で紹介したMax Planck研究所の成果のごとく、植物が好気性環境下でメタンを生成しているとなると、(これ以上の温室効果があまり見込めないと考えられる)二酸化炭素の削減のために、それよりもはるかに温室効果の高いメタンを生成する樹木を植える、という喜劇を我々は真剣な顔で演じていることになってしまうのである。過度な人為的緑化は別の意味で生態系や大気循環などを乱し、気候変動を招く恐れがある。

18世紀半ばの英国の産業革命に端を発する現代文明は、寒冷期の気候とこれに基づく生活様式を基礎としているから、気温上昇で混乱するのだと思う。徒に危機感を煽るのではなく、また自らの研究や商売上の理由ないし政治的理由から、闇雲に二酸化炭素だけを悪者にするは問題だ。もう少し冷静かつ科学的に状況を把握するとともに、ある程度の気温上昇に対応できるよう現代文明のあり方を見直す必要があるかもしれない(しかし一番影響が大きいと思われる太陽活動の変化から一転して寒冷化に向かう可能性も否定できないから、そのことも頭に入れておくべきだとも思う)。

なお、何度も繰り返すが、有限な資源やエネルギーの無駄遣いをなくすよう努めることは、地球の気温とは関係なく必要なことである。

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2007年2月 2日 (金曜日)

環境教育の暴走

地球温暖化:怪獣ガスラー、緑化で倒せ 紙芝居で防止訴え−−習志野

この単線思考には笑ってしまうな。本人は悪気がないどころか、いいことをしているつもりなんだろうが、複雑な自然現象をこういう風に単純化して捉えるやり方は、子供に対する教育としては適切ではない。これでは目的のためには手段を選ばない環境原理主義者ではないか。
頭脳の発達段階にある子供のうちは、もっと考えるための力、そしてその基礎となる科学知識をたたき込むべきだ。

>主人公は、二酸化炭素の怪獣「ガスラー」。車の排ガスや煙突の煙が好物で、成長しながら暑い息を吐いていく。<

大気汚染物質と温室効果ガスをごっちゃにしている点がまず問題だ。それと二酸化炭素そのものが高温の期待であるかのような錯覚を起こさせる危険性が大である。

>地球を見守ってきた空の精の天狗(てんぐ)「てんじいさん」、水の精のカッパ「カックン」の奮闘もむなしく、地球全体をガスラーに覆われてしまう。<

おいおい、そもそも本物の二酸化炭素はとっくの昔(40億年以上前)から地球全体を覆っているぞ。それに、もしもそんな、大気汚染物質を体内に取り込んだ怪獣が地球全体を覆ったら、逆に太陽光線が遮断されて気温は低下する(二酸化炭素だけなら太陽光は遮断しないが)。

嫌気性環境下でしか植物由来のメタンが生成されない、という従来考えられてきたことが実は違っていて、好気性環境下でも植物がメタンを生成する、というMax Planck研究所の研究結果が1年前のNatureに掲載されている。緑化は確かに二酸化炭素を吸収するかも知れないが、行きすぎると、それ以上に温室効果の大きいメタンを大量に生成する可能性があるのだ。

>尾曽さんは「一人一人の小さな力を集めて地球全体を守っていかないと温暖化は解決しない。100%理解してもらおうとは思わないが、大きくなって『あのことだったんだ』と思ってもらえれば」と話している。<

こういう紙芝居を見た子供が大きくなって、あれは一体何の騒ぎだったんだろう、と思う日が来る可能性だってあるのだ。

「二酸化炭素の発生増→温暖化の進行→緑化で解決」というほど地球環境は単純ではないのだ。

それから、この記事を書いた井上和也という記者。バングラデシュのことをバングラディシュと誤記しているが、ちゃんと勉強しようね。Dishという英語からの連想からか、この間違いをやる人は少なくない。ちょうどDesktop(机上)を記憶装置であるDiskと混同してDisktopという人がいるのと同じである。ベンガル語でデシュは国という意味で、バングラデシュはベンガル人の国、という意味である。

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「恵方把の商人」

明日は節分である。
コンビニのポスターやスーパーマーケットのチラシの太巻き寿司が鬱陶しい季節である。

私の場合(というか日本の多くの地域でそのはずなんだが)、節分といえば豆撒き。撒いた後年の数だけ豆を食べるのが不味くて嫌だった子供の頃。でも年に1回だし、そんなものだと思って大きくなった。

だから大阪など西日本の一部地域で太巻きを食べる習慣があるのを知っても、ああそう、という程度だった。

しかるに、昨今のこの商魂たくましさは何だ。バレンタインデーやハロウィーンなど海外の祝祭日まで商売ネタにするこの国の商人どもだから、国内の特定地域の習慣をネタに、全国的に金儲けしようとするのはいとも容易いことだろう。

俺は食わないぞ。太巻きは好きだけど、天の邪鬼だから、みんなが食べるなら、敢えて俺は節分には食わない。食わないと言ったら食わない。

そもそも縁起のいい方を向いて、なんてイスラームの礼拝もどきだし(^_^;)、食っている間言葉を発していけないなんて、楽しいはずの食事が苦行ではないか。よってタイトルの如し(^_^;)。

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2007年2月 1日 (木曜日)

携帯灰皿持っていればいいってもんじゃないぞ

またまた、英語なぞを使ったJTのマナー広告。
A portable ashtray in hand, a stranger, but probably a sensible person.

携帯灰皿を持った人がいる。知らない人だが、悪い人ではなさそうだ。

というのが日本語表記。でもなあ。

A true sensible person would not smoke in public.

だと思うぞ。

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