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2007年1月28日 (日曜日)

2人の武田信玄

私は小説というのをほとんど読まないので、藤沢周平の作品もテレビドラマ化されたものでしか知らない。
例えば「清左ヱ門残日録」は仲代達矢の枯れた演技を通じて知っているだけが、人生の襞が感じられてなかなか味があると思う。それまでの人生を振り返って残り少ない人生を淡々と過ごしているのに、妻や息子など周囲の愛するもの達への煩悩も残っていて、ご隠居さんなのに藩の不祥事の解決にも一役買う。時代は違ってそんな人生の最終章を過ごしたいものだとも思う。

今、時代劇専門チャンネルでNHKが1982年に放送した「立花登青春手控え」というのをやっていて、こちらはお人好しの若い牢医者が若さゆえに巻き込まれる様々な人間模様に葛藤し、成長していく姿を描いている。本放送の時には見なかったのだが、若き日の中井貴一がこれまたいい味を出している。

一昨日は「帰ってきた」というタイトルで、恩赦で10年ぶりに遠島処分から帰還した絵師とその家族、弟弟子の苦悩と葛藤を描いていた。小伝馬町と板橋と代々木がとても近い(笑)のはテレビドラマの愛嬌として、恐らく末期の胃ガンに冒されているであろう与次郎というその元流人を高橋幸治が渋い味で演じている。他の医者が診てくれない、という与次郎を登が板橋の宿で診察するのだが、知る人ぞ知る、高橋幸治は1969年の大河ドラマ「天と地と」で武田信玄を演じており、一方中井貴一はこの後1988年の大河ドラマの主役で武田信玄を演じることになる。

中井貴一が武田信玄に抜擢されたのは、もしかしてこの時のドラマが底流にあるのかね、と思ったが、実際のところはどうなんだろう。考え過ぎか(笑)。

そういえば、このドラマで立花登のおじ小牧玄庵役で登場している高松英郎は「天と地と」で上杉謙信の家臣役で登場していましたな。

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