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2007年1月24日 (水曜日)

社説のパロディを作ってみますた

元ネタはこれ。
社説:ねつ造番組 報道機関を名乗る資格がない

でもって、当エントリーはJosephYoikoさんのブログ記事に触発されて書きましたので、そちらとセットで御覧下さい。
頭を下げない人々(=_=)

あくまでパロディです。

斜説:ねつ造記事 報道機関を名乗る資格がない

 毎日新聞で報道された科学環境部記者による記事「ゲーム脳」でいい加減な計測方法によるデータの存在が発覚した。テレビゲームに熱中すると脳に悪影響を与えるという記事内容はまったくのでたらめだった。

 報道した毎日新聞(東京都千代田区)は緊急会見した。キレた子供であることを示す写真は別人で、脳神経科の医師の発言についてありもしない文章をねつ造したり、異常を示したとされる脳波は実際には計測すらしていなかった。

 記事掲載の直後から、研究を担当したM教授が急に注目を集め出し、評価も急上昇して、教授は大学からは姿を消して全国の学校からの講演依頼に対応したところも多かった。ところが、ゲームの影響についてはまったくのねつ造で、ゲーム機の減産体制をとった業者は一転して大量の受注残を抱えるなど、混乱が広がっている。

 新聞をめぐっては、やらせや発行部数操作などの問題がこれまでも続いたが、ねつ造が引き起こした社会的な影響の大きさという意味から、今回の記事は特に悪質だ。テレビでいうなら番組が放送打ち切りに追い込まれた関西テレビの「あるある大事典II 納豆ダイエット」に匹敵する。

 にもかかわらず毎日新聞は自覚に乏しい。緊急会見では当初「事実と異なる部分があった」と繰り返すだけで、記者から追及され、会見の最後でようやくねつ造を認める始末だった。

 会見では社長が「報道機関でもある新聞社として」とも語っていた。しかし、こんな状態で報道機関と言えるのだろうか。毎日新聞だけでなく、東京放送などグループ全体としてとらえるべき問題だ。楽天との攻防の際、東京放送は「公共性」を強調していたが、公共性を語る資格があるのかとも言いたい。

 記者個人に執筆責任を丸投げし、デスクはノーチェック状態だったことも明らかになった。テレビゲームを長時間やるだけで子供はキレるようになるなどという話は常識的におかしく、それに気付いて当然だった。

 広告費確保のために発行部数を偽ると同時に取材費を削り利益を増やそうとする新聞社の経営姿勢が、ねつ造ややらせを生んでいると指摘されている。ねつ造は記者個人の行為だが、少ない予算で酷使し、科学ジャーナリスト大賞の獲得を目指せとまで強いている新聞社の責任はさらに重大だ。

 新聞社は、記者クラブを牛耳るなど報道機関の頂点に君臨してきた。しかし、報道内容の大部分が官製の報道機関用資料の垂れ流しという構図のままでいいのだろうか。お手軽な煽り記事ばかりが量産され、ねつ造ややらせまで行わざるを得ない状態でまともな新聞記者が育つとは思えない。

 独占禁止法の適用除外の維持などの既得権益確保のための活動が、巨額のPR費をつぎ込んで行われているが、新聞各社と取材先の関係がこのままでは、今回と同じことが繰り返されかねない。

 科学技術をわかりやすく報道するという問題はさまざまな観点から論じられ、科学ジャーナリストの育成も大きなテーマだ。そのためには、記事執筆を文系出身の記者から解放するという視点と、そのための方策も必要なのではないだろうか。

My Niche新聞 2007年1月24日

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コメント

局長賞をあげます。
ボーナス増額です。
これからもがんばってください。

投稿: 圭 | 2007年1月24日 (水曜日) 05時51分

>>圭さん

あ、あの、社長賞ぢゃないのでしょうか?w

投稿: フロレスタン | 2007年1月24日 (水曜日) 16時26分

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