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2006年7月 5日 (水曜日)

ワイン対ビールまたはパスタ対ソーセージ

延長後半残り1分で、コーナーキック崩れでビルロのスルーパスからグロッソが先制点。
コーナーキックのチャンスが何度もありながら、ほとんどがGKレーマンにダイレクトキャッチされていたイタリアは、最後にゴールから離れるボールを蹴ってチャンスをつくった。

ついでにロスタイムにデル・ピエロの追加点。そして試合終了。この1対1を抜かれたメルテザッカーはショックからか試合終了後、ピッチに倒れて泣いていた。これを監督のクリンスマンが慰めていたのが印象的。

ようやく開催国の「暴走」が止まった。おそらく世界中のほとんどが「またPK戦か」と思った矢先の劇的な結末だった。開催国と言うこともあり、ドイツ勝利を予想していた人が多かったろう。しかし、結果は1990年のイタリア大会と同様、開催国が準決勝で敗退した。

グロッソはオーストラリア戦に続いて終了間際にいい仕事したよな。今日のイタリアは、先発FWのトーニやトッティが今ひとつだったが、カモラネージ、ザンプロッタ、マテラッツィ、カンナヴァーロ、ペッロッタそれにGKブッフォンらもいい仕事をした。途中交替で入ったジラルディーノも惜しいシュートがあった。

どちらかというとイタリアが攻撃的で、ドイツが守備を固めてカウンター狙いという、いつものイメージとは逆の展開が終始続いた。オフサイドの数が途中段階でイタリア8に対してドイツ1、というのが象徴的。ボール支配率も最後は画面に表示されなかったが、途中ではイタリアが6割くらいだった。ドイツは今大会、戦っているうちに守備が固くなり、日本との親善試合のザルが嘘のようだった。イタリアは何度もチャンスをつくるが最後がこじ開けられない。

それでも、最後の最後でぽっかり穴が空いて、途中交替のシュヴァインシュタイガーはボールウォッチャーになってしまっていた。そこを通したピルロのパスにグロッソがよく反応して左足を振り抜いた素晴らしいシュートだった。シュヴァインシュタイガーは疲れていて先発をはずれたということだったが、確かに途中から入っても動きは今ひとつだった。ポドルスキーは何度か惜しいチャンスをはずしていたが、相方のクローゼの調子が今ひとつだったことも影響しただろう。ジョーカーでクローゼと交替で入ったヌヴィルも決定的な仕事が出来なかった。

見ていて驚嘆したのは、イタリア代表の精神力である。高い技術は言うまでもないが、開催国相手に最後まで守備の意識を高く持ちつつ、攻撃的な展開を見せていた。大会前に発覚したセリエAの疑惑が逆に彼らの闘争心に火をつけたのだろう。

もう1つ試合、フランス、ポルトガル、どちらが来てもワイン対決、もといラテン対決である(^_^;)。
ドイツ相手に3位決定戦やりたくないだろうから、準決勝のもう1試合も熱戦になりそうである。

(追記)
FIFA公式サイトによると、ボール支配率はイタリア57%ドイツ43%、オフサイドはイタリア11、ドイツ2、コーナーキックはイタリア12、ドイツ4だった。
シュート数はイタリア15、ドイツ13とほぼ互角だが、枠内シュート数ではイタリア10、ドイツ2と差がついていた。

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コメント

素晴らしい試合でしたね。フロレスタンさんが仰るように、誰もがまたPKかと思った後半の14分に先制点ですからね。その後のデル・ピエロの追加点もイタリアらしかったです。諸手を挙げて喜んでしまいました。

私事ですが(笑)、試合中に流れた北朝鮮によるミサイル発射のテロップに、今日の仕事を思慮してしまいました。ただの威嚇行為だと思いますが、切羽詰まっていることを考えると恐ろしい気がします。

明日の早朝も試合。そして、今日の仕事環境。嬉しくも、中年オヤジには体力的にキツーイ両日になりそうです(笑)。

投稿: outlaw | 2006年7月 5日 (水曜日) 09時32分

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