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2006年6月17日 (土曜日)

本当の「死の組」は?

スウェーデン・パラグアイは、試合終了間際にユンベリ(Ljungberg)が得点を上げてスウェーデンが辛うじて勝利した。好きなチームなので、眠い眼をこすりながら、実際に少し寝て(笑)明け方の試合を見ていた甲斐があったというものだ。2試合続けて無得点引き分けだと、いくら最終戦の相手が14試合連続負け無しのイングランドといっても、プレッシャーがかかるだろうから、この勝利は大きかった。

それにても、イブラヒモビッチが故障?で前半で交替。随分とシュートをはずしていたが、最初から故障だったのか?攻撃陣、全体に力が入りすぎではないのかね。トリニダード・トバゴにせよパラグアイにせよ、圧倒して勝とうとしているように思えてならなかった。だから点が入らないとかえって焦ってしまう。好選手・アンデシュ・スベンソン(Anders Svensson)があまりぱっとしないのも気になるところである。

ともかく、最終戦の相手チームの監督は自国人である。うーん、これはF組あたりの最終戦と同じだな。無敗記録を15に伸ばしてくれ。そうすれはノックアウトランド(決勝T)の最初の相手はドイツかエクアドル。

セルビア・モンテネグロは悲惨だった。誰もこんな展開を予想しなかっただろう。欧州予選で無失点といえどもDFの選手に故障が相次いでは、アルゼンチンには通用しないということだ。それにしても初戦のオランダ戦を見る限り、0−6という結果を予想した人はほとんどいなかったはずだ。

オランダ・コートジボワール戦は観戦しなかったが、2−1でオランダの勝利。コートジボワールは二戦続けて得点するも1点差負け。オランダは初戦、ロベンの独りよがりがチーム内で批判されたようだが、この試合の得点者はエース、ファン・ニステルローイとファン・ペルシー。「内紛」の危機を抑えつつ、最終戦は対アルゼンチン。華やかな攻撃サッカーのぶつかり合いとなるのか、それとも決勝Tを控えて、駆け引きが展開されるのか、どちらにしても、この対戦は世界中の関心を呼ぶことは間違いない。日本でもこの両チームのファンは多いが、私はアルゼンチンを応援するね。

コートジボワールは強いんだか、そうでないのか、よくわからないうちにグループリーグ敗退となってしまった。スター選手ドログバを絶賛する声は日本でも多く、確かに彼は世界の一流選手の1人であることは間違いないが、コートジボワールはドログバ頼みのチームであるという批判もある。そして同じ轍を踏みそうなチームがH組にもう1つあるが、これはもう何日かすれば結果がでる。

最終戦は恐らくセルビア・モンテネグロを打ち負かすだろうが、アルゼンチン、オランダのどちらかを相手に引き分けていたら、この「死の組」はもっと盛り上がっていたはずだ。あまりに順当すぎる結果となったC組は、本当に死の組だったのだろうか。結果論に過ぎないのだが、セルビア・モンテネグロという「亡霊」による幻の死の組だったのかもしれない。その亡霊は故障者とモンテネグロ(ツルナゴーラ)独立宣言が生み出したのである。

メキシコ・アンゴラ戦も観戦はしなかったが、引き分けに終わった。アンゴラは初戦もポルトガルに善戦していて、案外侮れない存在なのかもしれない(そうでない可能性もあるが)。恐らく今日のポルトガル・イラン戦はポルトガルが勝利するだろうから、今後の展開によってはアンゴラの決勝T進出の可能性もあるわけで、メキシコにとっては、あまりうれしくない引き分けだったかもしれない。

それにしても、イランには簡単にポルトガルに負けて欲しくはないわな。核問題で国際政治の世界で敵役のイランは、大統領のW杯における行動もあって、なおさら逆風なのだが、純粋にサッカーの観点からは今後のアジア枠が大切なのだ。

今日はもう1つの「死の組」の2試合がある訳だが、こちらもアメリカがイタリアにコケにされるようだとC組同様、イタリア・チェコの勝ち上がりという安直な結果が待っている。もちろん実力、実績からすればそれは順当な結果なのだが、そうだとすればこちらの「幻」はアメリカの世界ランキングがもたらしたという他はなくなる。

繰り言になってしまう可能性が大きいのだが、実はわがF組が最大の死の組だったのではないだろうか。F組を死の組と呼ばせなかったのは、未知数のオーストラリアに対する過小評価とブラジルという「絶対的本命」の存在だが、2戦目の日本・クロアチアとブラジル・オーストラリアの試合内容と結果によって、ここが本当の死の組だったのかどうかがかなりはっきりすることだろう。

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コメント

>今後のアジア枠
 中東2・極東1くらいでいいのではないかと思われ。そのくらい、今のアジアは欧州・南米に比べて実力で劣っていますよ。やはり、ワールドカップでは世界トップレベルの試合を見たいものです。
 日本代表? 150円やるからその席空けろと(以下略)。

投稿: 五月原清隆 | 2006年6月17日 (土曜日) 17時09分

>>五月原さん

その手で行くと、中東2も多いっすよ(^_^;)。

不思議なのは、カザフスタンがどうしてUEFAに行っちゃったのか。AFCなら本大会出場の可能性もあるだろうに、UEFAぢゃ永久に無理。

まあ、欧州もSCGやポーランド見ると、14という枠は多いかもしれないし、北中米カリブも3でいい。

となると、やはり94年大会までの24チームでの本大会ってのがいいと思いますね。グループリーグ3位チームにもノックアウトラウンド進出の可能性があるから、3試合目が「消化試合」化する可能性が低くなる。

アジア 2.5(オーストラリアがAFC入りしたので)
オセアニア 0.5
北中米カリブ海 3
南米 3.5
アフリカ 4
欧州 10.5

これで24ヶ国、と。
大会が肥大化してしまった今となっては、現実的ではないでしょうが。

投稿: フロレスタン | 2006年6月17日 (土曜日) 17時39分

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