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2006年6月22日 (木曜日)

何を見当違いなことを

理系白書’06:第1部・迫るアジア 私の提言/1 水野順子・新領域研究センター長

金型に関しての詳細な解説(上記記事のミスリーディングな点を修正してくれています)は、JosephYoikoさんのブログにありますので、そちらを御覧下さい。

ここでは、唯1点、以下の文章に突っ込みを入れることにする。

なぜ日本はそこまで技術を出すのか。先の戦争で、アジア諸国に大変申し訳ないことをしたという潜在意識があるのかもしれません。

どうしてこういう論理の飛躍をするのか不思議でならない。複数の技術者に確かめたのでないことは、語尾の「かもしれません」で明らかである。この文章、水野氏のオリジナルなのか、編集部の手が入っているのか分からないが、唐突に大東亜戦争の贖罪意識が登場するのは、論理的にも飛躍しているばかりでなく、思想的にも偏っていると言わざるを得ない。

こんな贖罪意識で仕事をしている技術者なんていねえだろうが。

日本人の技術者の多くは、根が真面目(堅物過ぎて融通きかないのも少なくないのが問題と言えば問題)で仕事熱心で、自らの仕事や技術に誇りを持っているのである。それを他人に伝えようとすれば(これもお人好しの面があるので国益という観点からは問題なしとはしないが)、相手が外国人だろうが日本人だろうが関係ないのであるよ。要するに仕事が好きで、他人を指導したり技術移転したりするのが、純粋に喜びなのだ。

水野氏が、個人的にどういう戦争観を持とうとそれは自由だが、自分のフィルターを通して、勝手に日本人技術者の内面にまでちょっかい出すのはよくないね。

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コメント

>こんな贖罪意識で仕事をしている技術者なんていねえだろうが。

カハハハ、本当ですよね。記事を読んでいて吹き出してしまいました。
金属ブロック相手にミクロンオーダーの格闘をしながら贖罪意識・・・・・。どうすればそんなイメージが可能なのかが想像できません。

投稿: Joe | 2006年6月22日 (木曜日) 19時01分

>>Joeさん

戦争への贖罪意識。これで思考停止になれる、左翼マスゴミにとっては魔法の言葉ですな(笑)。

そもそも、戦前から統治していた台湾や韓国でインフラ整備したり衛生環境整えたり、工場をつくったりと日本はしてきた訳で、こういう姿勢は日本人の特性でしょうね。

もっと遡れば、技術移転ではないけれど、日本人の血を引いている、というだけで国益に直接関係ない鄭成功への支援をしたくらいですから(笑)。

投稿: フロレスタン | 2006年6月23日 (金曜日) 07時10分

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