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2006年6月24日 (土曜日)

グループリーグが終了したわけだが

日本代表は「サムライブルー」というよりも「お寒いブルー」だった。正直もう少しやってれると期待していたが、残念だ。決めごと(戦術)がないと戦えない、というのはある程度はそうかもしれないが、4年間もジーコの下でやってきて、創造性が育たなかったということか。まだまだお子ちゃまサッカーだということだろう。オーストラリア戦なんてその典型で、同点にされた時、時間帯と自分たちの決定力を考えれば、即座に引き分け狙いにすべきだった。パニックになってもう2失点などというのでは本当に小学生並みだよ(小学生に失礼か)。そうすれば、勝ち点5まで伸ばせた可能性があった。

何を言っても後の祭りな訳だが。

グループリーグ最終日。先に行われたH組、スペイン・サウジアラビア、ウクライナ・チュニジアはともに1−0で欧州のチームが勝利した。ウクライナはスラブ全滅を防ぎ初出場でベスト16に進出した訳だが、初戦の大敗からよく持ち直したというべきか、組み合わせに恵まれたというべきか。サウジはともかく、チュニジアはもう少しやってくれると思ったが、最終戦で退場者が出てしまったこともあり、ウクライナに及ばなかった。

G組のフランス・トーゴ。前半はフランスが相変わらずもたもたしていたように見えたが、本当に調子がよくなかったのか、それとも作戦か。トーゴは既に敗退が決まっているし、内紛で大会中までもめたチームだからな。結局後半にヴィエラとアンリが得点して勝利し、グループ2位でベスト16に進出した。アンリは所属クラブでの活躍とは裏腹に、国際大会に弱いというレッテルを張られてしまっているが、今回の2得点でそれが解消できたのか、あるいはそれ以上に相変わらずチャンスを逃していると見るべきか、ジダンとの相性の良し悪しも含めて、次の試合で真価が問われることは間違いないだろう。何しろ、次の相手は今大会好調のスペインだからな。

スイス・韓国は開始早々の先取点が、ゴールを決めた側も守った側もともに背番号4番が流血するという壮絶な試合。後半に入ったフライの2点目は、副審がオフサイドフラッグを上げていたのに、主審は流してゴールが決まるという微妙な判定。この場合最終的な判断は主審に権限がある訳で、ホイッスルが吹かれないのに旗だけ見てプレーをストップしてしまった韓国の失敗であった。ホイッスルが鳴っていないのに気がついて最後までゴールに向かった背番号9のワントップFWフライもまたストライカーだな(もっともこの試合も随分シュートをはずしていたが、どこかの国のFWと違って、チャンスと見ればシュートを積極的に打っていたことは事実であり、だからこそはずす本数も多いのは仕方ない)。

スロー再生で見ると、オフサイドっぽいのであるし、多分オフサイドだったろう。眠気を理由にしたくないが、見逃したのは悔しい。味方からのスルーパスではなく韓国DFに当たったボールだったようだ。オフサイドにはならない。でもね、これを不利な判定というなら、韓国チームよ、おまいらは4年前にもっと疑惑いっぱいの判定でベスト4まで行ったことを忘れてはいけない。

笑っちゃったのは、実況のアナウンサー(町田右)が、「フライがフリーです」って叫んだの。
フライはFreiであり、これは英語に訳せばFreeだ。つまりこの台詞を英訳するとFrei is freeであり、独訳すればFrei ist freiだよ。いい名前の選手ではある(笑)。

結局スイスは勝ち点7でグループ首位で勝ち抜いた。このチーム、2年後の欧州選手権をオーストリアと共催することもあり、強化に力を入れているのだろう。なかなか侮れないチームである。もっともそれは欧州予選の時からわかってはいたことだが、どうも日本の報道あたりはスイスを甘く見て、韓国が組み合わせに恵まれたような調子だったが、とんでもないミスリーディングだったと言うべきである。日本代表の報道の仕方といい、この国のマスゴミは本当にどうかしているよな。

スイスは次の試合ではウクライナと戦う。スペインとぶつかなかったことはベスト8に向けていい材料かもしれない。グループリーグ無失点が示すように守備が固いが、攻撃におけるシェフチェンコの役割の大きいウクライナのようなチームは封じやすいのではないかと思うからだ。もちろんやってみなければ何が起こるかわからないのがサッカーではあるし、先制点をあげながら腕の負傷で途中交替したセンデロス(肩の脱臼と靱帯損傷らしい)が、もしも次の試合に出場できないとすれば、これは誤算かもしれない。

韓国のグループリーグ敗退で、アジア代表4チームは全て消えた。8年前のフランス大会も同様だったが、やはり欧州での大会というのは、ただでさえ力のある欧州勢が地の利を得ることから、アジア勢には厚い壁だが、乗り越えないといけない壁である。

今大会はオセアニア代表だが、既にアジア連盟の一員となっているオーストラリアがベスト16に残ったのは、アジア枠という点から見れば救いであるが、次の2010年南アフリカ大会のアジア枠は減らされるかもしれないな。仮にそうなっても、オーストラリアが加わって、出場枠が減らされる、という中でシビアな予選を勝ち抜くくらいでないと、また本大会で醜態を晒すことになるから、かえっていいかもしれない。

さて、決勝トーナメントの組み合わせが全部決まった。どうせ当たらないから(笑)、好き嫌いも含めて大胆に勝敗を予想してみる。はずれても文句なしね(^_^;)。

ドイツ・スウェーデンの「バルト海を挟んだゲルマンダービー」(笑)は(恐らくおおかたの予想は開催国ドイツ有利だろうが)、復活しつつあるウェーデン攻撃陣が守備の不安定なドイツを2−1で撃破する。

アルゼンチン・メキシコの「旧スペイン植民地ダービー」は、今大会圧倒的な力を見せているアルゼンチンが、攻撃の格ボルヘッティを欠くメキシコを一蹴するが、メキシコもシード国の意地を見せて4−1でアルゼンチンの勝ち。

よって準々決勝の組み合わせの第一はスウェーデン・アルゼンチン。

イタリア・オーストラリアの好調チームどうしの戦いは、2−2で延長にもつれ込むが、ジラルディーノの決勝ゴールで3−2。半島が島(というには本当は大陸なので大きいけれど)に勝利します(日韓戦ならこの逆で行きたいが)。

スイス・ウクライナの「山と平野の戦い」は守備の要センデロスを欠くも、スイスが粘って1−0で勝利。

準々決勝の第二の組み合わせはイタリア・スイスの「アルプスダービー」(笑)。

イングランド・エクアドルの「『経度0』対『緯度0』対決」は、オーウェンを欠くイングランドがエクアドルに苦戦するものの、ランパードのミドルシュートが炸裂して1−0で勝利する。

ポルトガル・オランダの「江戸時代の日本の鎖国で貿易利権の明暗を分けた国どうしの対決」は、エースのファン・ニステルローイが今ひとつで、ロベンも独りよがりが批判されるなど内紛模様のオランダに対して、安定した戦いを見せているポルトガルが2−0で勝利。

準々決勝の第3の組み合わせはイングランド・ポルトガルの「グリニッジ標準時ダービー」(笑)になります。

ブラジル・ガーナは大穴狙いでガーナが2−1の勝利。「コーヒーとココアの戦い」(笑)は、ココアに軍配が上がります。

スペイン・フランスの「ピレネー・ダービー」(^_^;)はこれまでの調子を考えて、3−0でスペインの圧勝。フェルナンド・トルレスがハットトリック達成、と(^_^;)。

準々決勝の最後の組み合わせはガーナ・スペイン。

ついでに、準々決勝の結果 ベスト4はアルゼンチン、スイス、ポルトガル、スペインと予想。
で、決勝はアルゼンチン・スペインの旧宗主国・植民地対決になると予想。今大会はこの組み合わせが多い(イングランドとトリニダード・トバゴ、ポルトガルとアンゴラ)のでね(^_^;)。で、欧州大会ということで、スペインが念願の初優勝。3位決定戦はスイスの勝利。

完全に独断と偏見です(笑)。このブログを見てくれている人が楽しめればそれでいいんです。
決勝トーナメントの一回戦が終了したら、また修正予想を出します(笑)。

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コメント

日本代表はそれ程、悪いチームでは無いと思うんですが、どうも本番に弱い
技術的にも強豪国に劣るとは思えませんし、あとは選手個人のメンタリティかな・・・・自信を持ってプレーする必要があると思うんです。
判断力とかシュート精度や積極性とか挙げ出したらキリがありませんが、せめて2006の大会中にメンタルの面とかどうにかして欲しかったもんです(オシムとか上手いことやってくれそうな気がしますが)

さて決勝トーナメントですが僕も勝手に予想してみます

ドイツ×スウェーデンは今やってて得点も決まっちゃったから後出しじゃんけんみたいですけど、決まる前に予想してたスコアを書きます(笑)


ドイツ×スウェーデンは

3-1でドイツ  
守備の三人とキーパーは日本以上にザルですけど、サイドからの崩しで有利に運びそうなドイツ

ホームのアドバンテージもありますし、点を早く決めちゃいますしw


アルゼンチン×メキシコは

3-0でアルゼンチン

今大会で一番チームのバランスがよく、若手の勢いも相まってボコボコにやられるかと

特にバルサ出身のメッシーには期待大です
あとマリーシアの上手さも


イタリア×オーストラリアは

つまらないオーストラリアを一蹴

4-0でイタリア
2002の審判のアシストがない分、ヒディングの奇跡もここまでで


スイス×ウクライナは


2-1でウクライナ


僕はこのチームが2006のダークホースだと思っているので三位はこのチームかと


エクアドル×イングランドは

2-1でエクアドル

イングランドは前評判もいいんですが、FWが力を発揮できていないようなので

クラウチみたいな立ってるだけで脅威な選手をワントップにして、ジェラード、ランパード、J・コールのミドルシュート狙いの展開はあり得そうで怖いですが、結局機能せずルーニーの意地の1ゴールで敗退


ポルトガル×オランダは

フロレスタンと同じ考えでして、ユナイテッドで干されてたファン・ニステルローイが活躍できず

3-1で敗退
ロッペンの独りよがりなプレーは決勝トーナメントで通用しません。
ここの若手も好きなんですが、直前の怪我が引きずって実力が出せてないようなので・・・・勝って欲しいんですが
ポルトガルはユーロ2004の準優勝国ですし、監督のフェリペも勝つサッカーを知っていますし


ブラジル×ガーナは

1-1で延長にはいって、太っていたロナウドがいい感じに痩せて、一点を決め
2-1でブラジル
ジュニーニョ・ブルナンブカーノを出すようならもっと楽に勝てるかと思います

スペイン×フランスは
一番分かりません

スペインは昔から予選だけが「無敵艦隊」でして、いいサッカーしてるだけに、その法則が発動しないことを祈っております

と言う訳で
1-0でスペイン

トーレスはプレーにムラがあるので、コンスタントにゴールを決めれるビジャがゴールして勝利
今回のスペインみたいなサイドアタックをしてくれるチームが一番好きです


優勝はアルゼンチン

三位はウクライナ

決勝戦はポルトガルかスペインのどちらかが来るかと思います


とここまで書いてる途中でドイツが2点目も決めちゃいました
僕の予想が当りそうですね(笑)


とか言ってたら退場でちゃったよ

投稿: ガウショ | 2006年6月25日 (日曜日) 00時35分

>>ガウショさん

予想、ありがとうごさいます(^_^)。

当たりはずれはともかく、こういう楽しみ方もあるのではないかと思うので、皆さん思い思いに今後の展開を考えるも一興ですね。

ドイチュラント・スヴァリエ戦についてのコメントは別エントリーを作成しましたので、よかったら御覧下さい。

投稿: フロレスタン | 2006年6月25日 (日曜日) 02時01分

確かに日本チームの精神レベルはお子チャマっぽいですね。だからヨーロッパで試合してる奴らもしくは経験者に期待したのですが?

標準偏差が非常に小さい平均像として、日本人の性格をあげるとしたら、アグレッシブさがないことだと思いますが、プロでもそうなら情けないです。金は天から降ってくるかね、お寒い代表の諸君?

投稿: outlaw | 2006年6月25日 (日曜日) 03時32分

>>outlawさん

集中力を欠いたような信じられないミスパスを除けば、日本代表の技術レベルは世界と比較してもそれほど遜色はないと思います。「世界との差」は言われているほどは大きくない。

ただ、チャンスがあればいつでもシュートを狙うような姿勢、苦しくても横パスやバックパスに安易に逃げない姿勢、一瞬の動き出しや寄せの早さなど、1つ1つのプレーの質という点で、僅かに劣っていて、その積み重ねが90分間で出てしまうのだと思います。だから終盤に信じられないような失点をしてしまう。

役所や大企業が大勢の社員集めてだらだらと会議を繰り返して、何も有効な結論が得られない、その間にライバル企業に出し抜かれる、そんな状況と重なって見えてしまうのが今回の日本代表のサッカーだったようにも思えてきました(笑)。

投稿: フロレスタン | 2006年6月25日 (日曜日) 14時37分

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