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2006年5月27日 (土曜日)

科学ジャーナリスト賞か

自社の看板記者が大賞を受賞したので、毎日新聞がはしゃいで報道している。

理系離れが進む中、科学や技術の動向をわかりやすく世の中に伝えるのは大切な仕事である。
こういう賞ができて、ジャーナリストの質が高まるのであれば歓迎すべきことだろう。

でも、何だかなあ、受賞者の顔ぶれやテーマを見てみると、センセーショナルなものが重視されるような傾向があると思うのは、深読みのしすぎだろうか。だって、枯葉剤、BSE、アスベストだぜ。

こういう問題を伝えることは必要だ。だが、それが科学ジャーナリスト賞というのでは、もっと地道な取材・執筆活動をしている人達は日の目を見ないだろう。逆に、センセーショナルなテーマや報道に偏ってしまう危険性もある。

賞を選ぶ側の資質も問わなければならないな。

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コメント

 「日本科学技術ジャーナリスト会議」とやらのサイトを見てきましたら、自薦・他薦で応募したものから選考とあります。選考は以下の通り。

・選考基準はとくに定めていませんが、日本科学技術ジャーナリスト会議が設けた賞であることを中心に考え、社会的なインパクトがあることを重視します。

 科学技術シャーナリズムの価値を社会的インパクトで測るのは納得できませんね。

投稿: tygrysojciec | 2006年5月27日 (土曜日) 06時18分

tygrysojciec さん

>科学技術シャーナリズムの価値を社会的インパクトで測るのは納得できませんね。

まさに、これでは「社会面」と同じような記事の選択基準になってしまう。

投稿: スーパーTS | 2006年5月27日 (土曜日) 10時01分

>>tygrysojciec さん

コメントありがとうございます。サイトを御覧になったのですね。私は面倒くさくてサボってましたが(笑)、やはり受賞結果からの判断は間違っていなかったようです。

>>スーパーTSさん
tygrysojciec さんへのコメントにもなりますが、私も社会的インパクトが基準というのは承服できません。所詮はジャーナリズムとやらの限界なのでしょうか。

とすれば、やはり国民の科学・技術リテラシーを向上させるには、科学ジャーナリスト以外の専門職が必要です。技術士試験に「広報部門」をつくったらどうかなあ(笑)。

投稿: フロレスタン | 2006年5月27日 (土曜日) 12時08分

排日の受賞者を、名前でググってみると、問題記者だけだということが分かります(^^;。

大島ってのは、誤解を招く記事で、核燃料サイクル開発機構から、訂正記事書くように猛抗議受けた奴ですし、酔っ払いはゲーム脳の母ですし。

投稿: JosephYoiko | 2006年5月27日 (土曜日) 12時46分

>>Yoikoさん

社会的インパクト → 捏造

というパターンが定着しないことを激しくキボンヌ。

投稿: フロレスタン | 2006年5月27日 (土曜日) 13時06分

あんまり皮肉っぽいことを書きたくないけれど(嘘つけ^_^;)、この賞の大賞を受賞した記者さんが、受賞理由の1つにもなったブログで、ジャワ島の大地震被害に対して、どうしたらいいか、とぼやいております。

栄えある第1回の科学ジャーナリスト賞大賞受賞記者なら、何はともあれ、現場に急行するのではないだろうか、と言ってみるテスト。受賞に際しては、社会的インパクトの大きい報道が重視されるようでもあることだし。

そういえば、今日ある書店に立ち寄って店内ぶらぶらしていたところ、イラクに突撃して人質になったカメラマンKが「気がつけば写真馬鹿」って本を出してるのを発見しました。ただの馬鹿じゃないのかね?w

投稿: フロレスタン | 2006年5月28日 (日曜日) 23時32分

えーと、ああいうのが科学ジャーナリズムなんでしょうかね。
アスベスト報道って・・・。

投稿: takeyan | 2006年5月29日 (月曜日) 00時47分

>>takeyanさん

そのとおりなんです。
あの受賞結果を見て、え゛っ、と感じている人は同じような印象をもっていると思います。

投稿: フロレスタン | 2006年5月29日 (月曜日) 01時03分

アスベストの有害性については、もう随分前に分かっているわけで、 保証の問題っていうのは科学とは直接関係ないですよね(T_T)

投稿: 山本和也 | 2006年5月29日 (月曜日) 01時23分

>>山本さん

有害性は30年くらい前には既に指摘済みでしたね。
たまたま、今回クボタのケースにぶち当たったというタイミングもあったと思いますが、いずれにしてもおっしゃるように科学とは直接関係ありませんね。

投稿: フロレスタン | 2006年5月29日 (月曜日) 20時37分

結局、本当に評価されるべき科学ジャーナリズムって先見性とか発掘とかそういうのがキーワードだと思うのですが。
で、この賞はそれとは関係ないですねぇ。

投稿: takeyan | 2006年5月31日 (水曜日) 11時10分

>>takeyanさん

先見性、発掘、まさに正鵠を射ていると思いますね。
それが出来ていない人が受賞するのだから、関係のない賞ということでしょう。

投稿: フロレスタン | 2006年5月31日 (水曜日) 23時53分

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