« 頌春 | トップページ | この記事を書いた毎日新聞記者は莫迦かね! »

2006年1月 4日 (水曜日)

最初から皮肉っぽく残虐だけど(^_^;)

皆さんはお餅は好きでしょうか。日本人なら正月は餅ですよね。私も大好きです。
実家には杵と臼もあるので(最近はやってませんが)、ガキの頃は祖父や父がつくのを見ていて、自分でも中学生くらいからつくようになりましたね。つきたての餅を大根おろしに入れて「からみ餅」にして食べるのは最高ですよ。

ところで、毎年この時期、ご老人方が餅を喉に詰まらせて窒息死、という事故が起きます。
加齢による嚥下能力の低下で、餅が気道の方に入ってしまうわけですが、なんといざとなれば電気掃除機で吸い出せばいいとのこと。もちろん床掃除用のアタッチメントははずす訳ですが。それでもチューブが太くて口に入らないので、最近は吸引用の細いアタッチメントも売られているようです。正月の必需品かもしれませんね。

で、皮肉は米国産牛肉との対比です。もちろん、危険性がない訳ではないし、米国の対処法がいいと断定は出来ませんが、あくまでこれはリスク管理の問題なので、そうなると、米国産牛肉と餅とどっちが危険なんだ、という、まあいささか乱暴ではありますが、問題提起が出来る訳です。

少なくともこれまで日本人でBSE由来と思われるCJDで亡くなったのは、確か英国滞在歴のあるお一方だけだったように記憶しています。発症リスクは一億分の一/年以下(記憶があいまいなのですが、調べるのが面倒くさいので、言い訳しときます(^_^;))とも計算されていたはずです。これに対して餅では何人も毎年亡くなる訳ですな。

米国産牛肉は食べないというあなた、餅は食べますか?
私は以前にも書いたように、英国で1989年〜95年にかけて複数回牛肉食っていて、リスクが平均的日本人より高いでしょうから、「開き直って餅食って」います。ではなくて、本当は冒頭に書いたように餅が好きなだけですが。

ところで、前からの約束だから、と国会サボった料理研究家と称する新人議員のおばちゃんが「ケミカルな味」などというトンデモ発言をしていたようですが、一体どういう舌をしているんだか?
(追記:この最後の段落は米国産牛肉とは直接関係ありません)

|

« 頌春 | トップページ | この記事を書いた毎日新聞記者は莫迦かね! »

コメント

こんばんは。

 私は知らないことが多いので辞書は必需品なんです。ケミカル?調べていると「化学的」とでてきた。化学的な味・・・本当に料理研究家の発言でしょうか。食べたことないような異常な例えで「○○みたいな味がする」と変なこと言う人がいますが、そのレベルですよ。

 米国産牛肉に関しては、日本政府、更には日本人の過剰反応で後の祭り状態。フロレスタンさまが言われているように確率の面では低いようです。始めは私も「もし被害者が出たら日本政府は責任をとるんですか?」みたいな考えだったのですが、どこまで政府が面倒みるべきか?という部分が曖昧になっていると思います。チェック体制と自己責任のどこかで線引きしないと、日本人の異常性を露呈する一方のような気もします。米国産牛肉を食べて変てこなコメントするぐらいなら、もっと説得力のあるデータで国民に説明すべきです。

投稿: 無名 | 2006年1月 4日 (水曜日) 00時52分

>>無名さん

ああ、すみません。
藤野真紀子議員は、別に米国産牛肉をケミカルな味といった訳ではないのですよ。誤解されやすい書き方ですみませんm(_ _)m。

ただ、チェック体制と自己責任の線引きに関しては、おっしゃるとおりだと思います。

多分、食品添加物のことを批判して言ったのだと思いますが(今日見たお笑い番組で、その発言シーンが断片的に出ただけなので)、前後関係はよくわかりません。

爆笑問題の番組で、太田(光)総理のマニフェスト「小泉チルドレンをマスゴミに出すのを禁止する」のに賛成か反対かってネタでした(笑)。

ただですね、いくら料理研究家か何か知らないけれど、多分食品添加物の有無なんか食ってもわからないと思いますよ。うまみ調味料(いわゆる化学調味料)だって、主成分は昆布由来と同じグルタミン酸ソーダですから。

要するに、科学的根拠がないまま先入観や思いこみだけで発言しているのですよ。代議士という影響力のある立場の人としては拙いと思いますね。

投稿: フロレスタン | 2006年1月 4日 (水曜日) 00時58分

 前生化学屋・前疫学屋としてはコメントしておかねば...

ケミカル
 化学=人工的で体に悪い、生物=体に優しいという、「化学物質」恐怖症的なアホな感覚ですね。
 味覚も臭覚も全てケミカルな刺激に対する反応といえます。
 例えば旨味成分であるグルタミン酸が舌に存在する受容体に嵌り(つまりケミカルな刺激)、その刺激が神経組織を電気化学的に大脳に伝わり、他の受容体からの刺激とのバランスで味覚が認識されます。
 受容体に嵌る化合物であれば、天然の成分であっても人工の成分であっても起こる神経刺激は同じですから、利尻昆布であっても旨味調味料のMSGであってもケミカルですね。

BSEvs餅
 これは笑えない話ですね。アホが理解できない/理解させられない為に、例えば全く意味がない全頭検査に我々の払った税金が投入されている訳です。
 餅の事故は勿論そうだし、毒キノコによる死亡者数の方が遙かに多い訳ですしね。禁煙席で牛肉食べる方が、喫煙席で豚肉食べるより健康的です。
 因みに私は国内BSE真っ盛りの時でも禁煙席で牛肉食べてました。残念なのは牛の胸腺が食べられなくなったことですね。

 BSEに関する疫学的な考察で、安くて読みやすい本をリンクしておきます。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480059601/qid=1090108706/ref=sr_8_xs_ap_i1_xgl14/250-2729659-7708251

投稿: tygrysojciec | 2006年1月 4日 (水曜日) 08時47分

>>tygrysojciecさん

書籍の紹介、ありがとうございます。

世間にはびこる「化学=人工=悪」「天然=善」という間違った図式には困ったものです。教育の問題もあるけど(合成着色料に毛糸垂らして「染まった、危ない」という実験やるトンデモ教師が後を絶たない)、マスゴミの責任大きいですね。

似たような図式に有機肥料と化学肥料の堆肥、ぢゃなくて、対比がありますね。植物は有機肥料そのままは吸収しない。理科の時間に「窒素、リン酸、カリ」ってみんな学習しているはずなんだけど。有機栽培だからおいしい、ってので値段が高いのは私は敢えて拒否してます。

ただし化学肥料の投入過多による土壌障害の問題があるので、批判するならそっちを批判すべきだと思います。

結局、今年も歴史・外交と並んで科学技術報道でもマスゴミ批判は欠かせないと言うことですね。

投稿: フロレスタン | 2006年1月 4日 (水曜日) 11時12分

 えー、あけおめ(笑)。
 BSEなんですが、私はそれほど気にしていません。別に、ガシガシ輸入再開してもらってもいいですよ。我が家では産地表示された和牛以外食べていませんので、ええ。
 ただ、外食産業で牛肉に触れる機会はあるんだろうなぁ……と思いつつ、米国牛なんてBSE以外にもいっぱい爆弾抱えているのではないかと。まぁ、これといった牛肉起因の症例が出ていない以上、毎年何百万人もの「犠牲者?」が出ているアルコールよりはずっとマシですね。

投稿: 五月原清隆 | 2006年1月 4日 (水曜日) 12時30分

>>五月原さん

日本でもBSE牛出てまっせ(笑)。発症比率では米国より高いのでは?もっとも高齢の乳用牛なんですよねえ。

いや、それはともかく、五月原さんのような考え・行動の人がいておかしくないし、別の考え方を持つ例えば私のような奴がいてもいいと思う。

で、それはそれとして、何故米国産牛肉だけ目の敵にするのか、という点では、今回のエントリーでは正月なので餅を喩えに出しましたが、ご指摘のアルコールや食い物ではないけれどタバコなどとのアンバランスが酷すぎるのが今の日本、いやもしかすると先進国に共通の傾向かもしれません。

投稿: フロレスタン | 2006年1月 4日 (水曜日) 15時11分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/34842/7988932

この記事へのトラックバック一覧です: 最初から皮肉っぽく残虐だけど(^_^;):

« 頌春 | トップページ | この記事を書いた毎日新聞記者は莫迦かね! »