« 残念だが法律違反では仕方がない | トップページ | 面白い間違い発見(笑) »

2005年11月29日 (火曜日)

スタジアム経営でもお手本に

鹿島アントラーズ(企業名は株式会社鹿島アントラーズFC)が本拠地カシマサッカースタジアムの指定管理者に選定された

このスタジアムは茨城県営であるが、年間の赤字が2億だか3億だかで、県が直営から指定管理者による運営に切り替える方針で、企業を選定していた。どこだか名前は忘れたが全国規模のスポーツ関連の企業も名乗りを上げており、そうした中、鹿島も急遽、地元ということで立候補することになったという経緯らしい。

もともとこのスタジアムは、Jリーグの前身のJSL(日本サッカーリーグ)2部の住友金属を母体とするアントラーズがJに参加するための条件の1つであるスタジアムを、県が後押しでつくったものだから、今回の選定結果は、地域密着というJリーグの理念に照らしても妥当な結果だろう。

アントラーズは、Jリーグに駆け込みで10番目に参加したチームだが、初年度の第一ステージに優勝するなど、最初から成績を伴う地域密着型のチーム運営が成功した「優等生」である。最近は他のチームもすっかり地域にとけ込み、鹿島とともに最初から熱狂的なサポーターを抱えている浦和をはじめ、ビッグスワンを常に満員にする新潟、NPOと株式会社の分業で地域のスポーツ振興を図る湘南など、特色のあるチームが多くなってきて喜ばしいことである。全国ブランドを狙ったヴェルディ川崎(原東京ヴェルディ)の凋落が対照的で象徴的でもある。

アントラーズの地域密着は、サッカーだけでなくテニスやバスケットなど各種スポーツも手がけており、特に茨城県で高校総体が開かれた時鹿島に、地元がテニス会場ということもあって、テニスの強化で地元と協力するなどの実績もある。最近では地元の鹿島学園が連続して全国高校サッカーの県代表にもなっている。

これまではチームの運営に専念していればよかったわけだが、今後はスタジアムの運営も成功させなければならない。うまくいけば、この流れは全国に波及する可能性もあるだろう。2002年のW杯の時に建設された各地のスタジアムはお荷物化しているか、する危険性を孕んでいる。

ここ数年タイトルに縁がなく、今季も途中から失速してしまったアントラーズだが、スタジアムの指定管理者に選定されたのを契機に、クラブ経営の新しい方向を示して、他のクラブのお手本になって欲しいと願う。

|

« 残念だが法律違反では仕方がない | トップページ | 面白い間違い発見(笑) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/34842/7383485

この記事へのトラックバック一覧です: スタジアム経営でもお手本に:

« 残念だが法律違反では仕方がない | トップページ | 面白い間違い発見(笑) »