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2005年10月10日 (月曜日)

プロ野球二題

(パ・リーグ改革の真の担い手)
千葉ロッテ・マリーンズがプレーオフの第1ステージで連勝して、ホークスとの決戦に駒を進めた。
レギュラーシーズンで負け越したライオンズがここで消え去ったのはいいことだ。第一戦でライオンズ応援団が不当に外野席を占領して、チケットを買った客が締め出された(球場側が三塁側内野席に誘導して着席)という暴走もあったようだが、ともあれマリーンズはセバ交流戦でも優勝するなど戦力が充実していたから結果は当然だろう。プレーオフの第二ステージが楽しみだ。

少し前に出た某経済週刊誌の記事によると、マリーンズは今季再びバレンタイン監督を迎え、フロントも刷新して、監督の考えも採り入れて選手が戦いやすい環境づくりに腐心したという。やはりフロントと現場の役割分担の明確化と協調というのがスポーツビジネスにおいて重要であることを如実に示している。

昨年の今頃は、楽天やライブドアの参入騒ぎがあって結局楽天が参入した訳だが、この時は新興のIT企業の参入でプロ野球改革などとマスゴミは報道したものだ。楽天の惨状は予想されたとおりであったが、単に戦力だけの問題ではないだろうか。新規参入と言うが、どちらかというと旧態依然としたプロ野球経営者に阿るようなスタンスで、ライブドアを蹴落としたのであり、現在の野村監督招聘騒ぎでも醜態を晒しており、とてもプロ野球改革どころの騒ぎではない。

マリーンズだけでなく、北海道に本拠を移した日本ハム・ファイターズもそうだが、パリーグで長いことやってきて、どちらかというとあまりぱっとしないチームが、地元密着を打ち出して成功しつつあるのは、喜ばしいことである。小さな画面で画質も悪くボールが見えないような「ITを活用してネットで野球中継」などというのがプロ野球改革ではないのだ。

(「アニキ」の歩いた2球団)
阪神タイガースの金本知憲が初の40本塁打を達成した。広島カープからFAで移籍して、本拠地の球場が広くなった中で37歳での記録、そして満身創痍状態の中で連続イニング出場を続けて「鉄人」と呼ばれている彼は、孤高の人ではなくチームを引っ張るリーダーとしての存在感も大きい。鉄人といえば、かつてはカープの衣笠祥雄の代名詞であったが、ご本家はメジャーのカル・リプケンあたりである。衣笠はどちらかというと孤高の人タイプであるが、金本の場合は「アニキ」の方が代名詞になっていて、個性が現れていると思う。二軍監督からたたき上げて、その時に指導した若手選手を使う岡田監督にとっては、フィールドでのよき補佐役でもあるのだろう。

今季のタイガースのクリーンナップトリオには、もう1人、やはりカープから移籍したシーツがいて、そのカープは12年ぶりの最下位である。もっともカーブの場合打撃に関しては、初の本塁打王確実の新井をはじめ、前田、緒方、嶋と強力であり、投手陣のふがいなさが際立っている。本拠地球場が狭いことも関係しているか。カープの黄金時代は、セ・リーグの他の球場も似たようなものだった。資金力がなくて選手強化が他チームと比較してできにくいということもあるのだろう。ケチケチ経営だから黒字のようだが、ホリえもんにまで目をつけられてしまったくらいだ。

来季はかつて在籍したマーティ・ブラウンが監督就任だが、なんと1年契約だという。いかにもこの球団らしい。5年契約くらいで任せてみればいいものを、1975年に監督だったルーツのトラウマがまだ残っているのだろうか。

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