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2005年8月16日 (火曜日)

こちらも会社の体質に問題ありか?ヘリオス航空

アテネ北方に墜落したキプロスのヘリオス航空のBoeing737型機の事故ですが、今日16日付のReutersの記事には、こんな事が書かれています。

  • キプロス警察がヘリオス航空の本社の捜索を開始した。
    (会社の安全管理に問題がある可能性がある)
  • 飛行機はキプロスのラルナカ発アテネ経由プラハ行きで、アテネ着陸前に墜落。
  • 犠牲者の遺族によるヘリオス航空に対する事故対応の怒りの要求。
    ギリシャの調査官は、6体の死体検死の結果、乗客乗員は上空では意識はなかったものの生存していた可能性が大きいとの見解を発表。
  • ヘリオス航空は1999年創業のキプロス最初の民間航空会社。主として行楽客対象のBoeing737による航空便をアテネ、その他のギリシャの島嶼部、ダブリン、ソフィア、ワルシャワ、プラハ、ストラスブールや英国のいくつか空港に飛ばしている。
  • 会社のオーナーは英国の独立系大手旅行会社であるLibra Holidays Group。
  • この事故以降、これまでの同社の安全性の欠如に関する報告が相次ぎ、批判に晒されている。
  • ヘリオスの従業員が、同社の安全管理体制に関して時間をかけて究明すべきと述べている。
  • 犠牲者121人のうちパイロットはドイツ人、キプロス在住のアルメニア人家族が4人、ギリシャ人が12人で残り104人がキプロス人。16歳以下の子供が17人で最年少は4歳(48人が子供との報道は間違いか?)
  • 目視で遺体確認ができるのは45人で、残りは損傷がひどくDNA鑑定が必要で10日程度を要する模様。
  • ギリシャ当局はハイジャックやテロの可能性を否定。
  • 何故パイロットが長時間意識不明だったかはまだ不明だが、事故時オートパイロットで飛行しており、予定の飛行時間の2倍程度の時間飛行して、燃料切れになって墜落した可能性がある。

日本でも、先日のJALWAYSの事故や頻発するJALのトラブルがあり、おりしも御巣鷹山での墜落事故から20年目の節目を迎えたばかりで、他人事とは思えない。事故の原因とヘリオス航空の業務の実態が明らかにされることを期待したい。そして121人の犠牲者の冥福をお祈りします。

(追記)
17日付の続報

  • 墜落時に副操縦士やスチュワーデス(最近は客室乗務員って表現するけど、原記事がstewardessesになっている)を含む26人が墜落時には生きていた可能性があるらしい。
  • この飛行機は以前にもコックピットの急減圧が起きたことがある。
  • 1999年に同様の事故調査に参加したことのあるアメリカのRobert Benzonという人物が今回の調査に加わる模様。
  • コックピット内の会話を録音したボイスレコーダーの損傷がひどく、あまり役に立たない
なんてことが書いてある。

事故原因はどこまで究明できるだろうか。

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