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2005年8月26日 (金曜日)

公示前に飽きてきそうだ

9月11日投票日の総選挙だが、まだ公示されていない。8月30日告示ですから。
ポスター貼る掲示板は設置されつつありますね。私のところでも、区役所の敷地内に昨日設置されてました。

しかし、マスゴミは既に選挙戦に入っていて、連日どうでもいいような報道ばかりで、もう飽きてきた。紙面読む気がしなくなってきた。今日など、定期購読止めようかと一瞬思ったほどだ。

さて、党首の訴えを聞いていると、みんな自分の土俵で戦っている。当然ではないかと思うかもしれないが、とんでもない。人の土俵で戦ってそれで勝てなきゃ、仮に政権取っても、野党相手に国会の論戦に勝てる訳がない。あ、裏取引の国対政治ですか、あっ、そう。

郵政民営化に対する形だけの対案(一部の項目では自民党案よりも実効性がある、という評価もあるようだが、民営化は手段であって目的ではないだろう)を出した民主党だが、敵の土俵で戦うのを避けようと、岡田党首は年金改革、年金改革と叫ぶようになった。

はあ?公的年金なんかとっくの昔に期待してませんが、何か?

私の年代はちょうど境目に位置しているのである。何の境目かというと支払った年金保険料と受け取る年金の金額がとんとんくらいか、下手をするとやや損をする。そんな情報は実は10年くらい前からあったので、わかっている人はとうの昔に公的年金になど過大な期待をしていないはずである。国民年金の確信犯的滞納・未払いの多さがそれを示していると言ってよいだろう。そういえば、年金保険料の未払いで、大臣や党の幹部を辞職する人達が与野党問わず相次いだのは、もう遠い昔のことのような気がする。

年金制度の一元化は、縦割りになっている現在の制度のそれぞれの区分の利害関係が絡む上に、上記のように世代間の対立が持ち込まれる。とってつけたような公約で実現など不可能ではないのかな。それができるくらいなら郵政民営化もできると思うのだが(笑)。

この間(23日)の夕方、「団塊の世代の将来は何色?」というNHKラジオの特集番組があって、団塊の世代のど真ん中(米の銘柄ではない)に位置するという作家の三田誠広氏がゲスト出演していた。最後の方で言ったことに腹が立ったねえ。

自分たちの世代はたくさん稼いで年金保険料もきちんと納めたが、厚生官僚が大盤振る舞いして年金制度が不十分だった上の世代にも年金をたくさん払ってしまった。自分たちは悪くない、官僚が悪いのだ、と。それはまあいいが、団塊の世代はもう年金保険料では親の世代に対して責任果たしたのだから、定年後は年金もらって好きなことをすればいい、と。その年金誰が負担すると思っているんだよ!

国民から預かった金であるにもかかわらず、目の前に大量にあると自分の金と錯覚して、訳のわからない使い方をずっとしてきたのが官僚だ。つまり現在の年金制度はスタート時点から破綻していたことになる。

50年くらい破綻したまま騙し騙し続けてきた制度の改革が「500日」でできるのだろうか。できるとしたらかなりの劇薬だ。郵政民営化どころではない造反劇が起きるかもしれない。

さて、郵政民営化だが、お前は賛成反対どっちなのだ、と聞かれたら、賛成と答える。
そもそも単純に切り分けられるような問題ではないと思うが、現状のマイナスが大きいと思うからだ。それが何かは、郵政民営化推進派の主張に準ずる。

過疎地の郵便局がなくなるだ?郵便業務のすべてを郵政公社の職員だけで一元的に行っている、という錯覚に立てばそういう考え方も出てくるだろうが、事実は異なる。そもそも、そういう矮小化された問題ではないだろう。それはなくさない、と現在の案でもなっている訳であるし、なくなってそんなに困るものだろうか。少なくとも郵便物は配達されるだろうし、貯金や保険だって今だって集金に来てくれるのではないかな。毎日貯金して、毎日手紙書いて投函したり、毎日郵便物(DMの類を除く)を受け取るのだろうか。要するに暇な郵便局員と暇な老人が世間話をする機会がなくなる、ということではないかのだろうか、と暴論を吐いてみる。郵便局の老人病院化である。

世襲の特定郵便局の経営という国家公務員にふさわしくない既得権益の破壊が大きな目的の一つ。努力もせず才能もない二世が楽をするという状況をなくすのは、この国の構造改革に必要なことである。

それから、郵貯・簡保の資金の使い道。約350兆円の資金を外国の金融資本が狙っている、というがそれは当然だろう。だってそういう経済体制の中で生きているのだから。アメリカ流の資本主義がいいかどうか、という問題はひとまず置いておく。望ましくない、というなら、それは郵政民営化反対とは別次元で、国際経済、国際金融をどうするか、という体制の議論になるはずだ。

日本の金融機関は、手をこまねいて見ているだけなのか?まあ、現状ではそうだろうな。護送船団方式機に守られ、独自の金融商品もろくに出せず、多様化した産業経済構造に対する深い理解や洞察力もない銀行員がごろごろいるのだから。それでいて、基幹システムは莫大な金かけてレガシーなまま(だから合併するとシステム統合に時間がかかって挙げ句の果てにトラプル頻発)、何で稼ぐかと言えば法外な手数料や子会社化した消費者金融会社を通じた消費者からの搾取。

郵政民営化と同時にこういうのを改革して、商品開発力や競争力があって利用者本位のまともな金融機関を国内に確立させることも必要なのだ。郵政民営化までに12年あるのだから、それくらいはできなければおかしい。

小泉総理の政治手法の是非や、構造改革の中で郵政民営化が本当に最優先なのか、という議論はある。それは当然だろう。郵政民営化が最優先でないからといって、しなくていいということでもない。たまたま小泉氏はこれを最優先課題に位置づけたにすぎないのだ。ご本人のライフワークみたいだからね(笑)。

かつて、やはり総選挙の時だったと思うが、某野党の幹部が「よりマシ政権」ということを言ったことがある。自民党「より」は「マシ」な連合政権を打ち立てる、ということだったのだが、それは実現しなかった。今こそ国民は「よりマシ政権」を求めているのだと思う。その先にベストな政権がある。

ところが、民主党は政権交代の好機と見て、国民への8つの約束という「ベストの政権」をいきなり狙おうとしているようである。でも、そんなのすぐにできないことは、まともな判断の出来る国民ならすぐにわかる。普通お約束やお願い事は3つまでですよ。いろいろなお話(民話、説話、寓話の類)でもだいたい3つだし、ちあきなおみの歌でもそうだった(笑)。

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コメント

コメントありがとうございました。
新社会党のHP、見ました(笑)
こんな政党あったんですね。。。
こちらにも遊びに来たいと思います。

投稿: pnh | 2005年8月26日 (金曜日) 12時25分

>>pnhさん

ようこそ(^_^)。

カンボジアにいらっしゃるのですよね。
糞ポル・ポトによる赤化革命から、内戦経て今日に至るまでに日本人の尊い犠牲もあったカンボジア。もう日本では忘れ去られたような扱いですが、現地ならではの情報、期待してます。

ちなみに私の弟はタイ北部におります。

投稿: フロレスタン | 2005年8月26日 (金曜日) 22時56分

 ブログ「代替案」の管理人です。本当に主張が180度違うので、おっかなびっくりTBをしてみたのですが、私のブログに丁寧なコメントをして下さいましてありがとうございました。
 やっぱり同じ主張同士がTBをし合っていても面白くないですね。これからも異なった主張の方々のブログにもTBをしていこうという勇気がわいてきました。

 ファシズムは政治学上の定義は本当にあいまいなので、安易に使うのは確かに危険だと思います。
 ただ、私はどうしても、今の状況は旧来の日本の政治状況になかった、かなり危険な状態だと思うのです。小泉首相は官僚と闘っているように見えますが、じつは財務省の言いなりですし。旧大蔵省VS旧郵政省の闘いという構造は今度の選挙に見え隠れします。
 私はアホな公共事業をやって、アホな特殊法人に湯水のごとく予算を投入してきたのは旧大蔵省だと思いますので、濡れ衣を着せられた郵政省は本当にかわいそうだと思います。
 改革の本丸は郵政公社ではなく、財務省だと私は思うのです。郵政民営化は、大蔵族の流れに属する小泉首相の改革雲隠れの術という感じもするのですが・・・・。
 また小泉首相の演説は、ワンフレーズの繰り返しのところがヒトラーに似ていますし、飯島秘書官なんかゲッペルスかなと思ってしまいます。
 また近衛文麿首相とも、やっぱり似たところがあるように思えます。
 
 田中知事の軽さに耐えられないというお気持ちは私もよく分かります。私のブログの他の記事で書いたのですが、田中知事の性格は本当に最悪です。
 でも、私にとっては小泉首相より田中知事は、米国型か北欧型かという理念の点で、田中氏の評価が高くなってしまうのです。
 
 では、今後とも何卒よろしくお願いいたします。

投稿: | 2005年8月27日 (土曜日) 00時01分

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