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2005年7月18日 (月曜日)

不惑を過ぎてもワクワクさせられる惑星の新発見

1ヶ月以上経過するが、6月14日のニュース。
最も「地球似」の惑星発見 太陽系の隣
アメリカ・カリフォルニア大やNASAのエームズ研究所、カーネギー研究所などのチームが、地球から15光年離れた場所に、太陽系外ではこれまで最小の惑星を発見した、と全米科学財団(NSF)で発表したというニュースがあった。

最小と言っても、質量は地球の7.5倍もあるそうだ。直径も地球の2倍はあるらしい。
木星型のガス惑星ではなく、地球型の岩石惑星らしい。
表面温度は摂氏200〜400度(何故にこんなに幅がある?計測精度の問題か、それともそもそもこれくらいの幅での温度分布があるのか?)で地球と似たような生命の可能性はない(当たり前だろ)、ということだが、惑星発見というといつも生命の有無が記事に載る。マスコミは地球外生命がお好きなようで(笑)。だが、現状では高温でも生息できる生命の可能性までは否定できないな。

gooのネット配信ニュース(シカゴ発共同)は、地球と同じような生命の可能性は低い、と書いているが、アカヒは単に「生物が存在する可能性は低そうだ」とだけ。杜撰な書き方だ。

これまでの太陽系外惑星の発見は、ほとんどが木星型のガス惑星で、質量は小さいものでも地球の15倍くらいだという。地球の7.5倍の質量の惑星が岩石惑星だとすると、地球や似たような規模の金星は必ずしも岩石惑星の平均的な大きさではないということになる。火星なんかもっと小さいしね。NHKスペシャルで見た記憶では、もともと火星くらいのおおきさの惑星が19個あって、10個が衝突して地球になり、8個が金星になり、残った1個がそのまま火星になった(全部で20で金星は9つだったかもしれない)という説がある。恒星との質量や位置関係、軌道なども含めて、初期条件が異なれば地球、金星、火星が衝突して、地球の2倍くらいの質量の岩石惑星になった可能性もあるかもしれない。そして、地球の10倍程度の質量までなら岩石惑星ができる可能性があるということなのか。

次に今月1日の記事。毎日新聞の記事では次のようになっている。
新惑星:ガスに覆われ星内部が巨大核 すばる望遠鏡で発見

ガスに覆われているのに星内部の核が異常に大きい太陽系外惑星を、国立天文台などの観測チームがすばる望遠鏡で発見した。惑星には、ガスに覆われ密度の低い木星型と、岩石でできていて密度の高い地球型の2タイプがあるが、どちらにも分類できない新タイプという。1日付の米天文学誌「アストロフィジカル・ジャーナル」に掲載された。
この惑星は地球から250光年離れているという。15光年よりは遙かに遠いが、宇宙サイズで見れば大差ないご近所である。

土星の1.2倍の質量で半径は0.86倍というサイズ。ガスは多いものの密度が高い。岩石や氷などでできている惑星内部の核は地球の質量の70倍ということで、東工大の井田茂助教授の話では、星の核が地球質量の10〜20倍になると重力で大量のガスを引き寄せ、ガス惑星が形成されると考えられているが、核の質量が地球の70倍もの大きさになるまで、どうしてガスが流れ込まなかったのか大きな謎で、惑星形成の理論を再考する必要がある、ということだ。

そして今月15日の読売のニュース。
3つの“太陽”持つ惑星…地球から149光年かなたに
今度はCaltech(カリフォルニア工科大)の発見である。「木星に似たガス状の巨大な星で、3個の“太陽”の周囲を3・35日周期で公転している。惑星がある場所は高温で、これまでの理論では、星は生まれないという。今回の発見は、惑星形成の常識を覆す可能性がある。英科学誌ネイチャーに発表した」ということだ。個音過ぎて氷の核ができないというのがこれまでの理論のようだが、つまり氷の核でなくともガス惑星ができるということか。
これも地球から149光年とご近所だ。観測機器や技術の発達で、「近場」にもいろいろとこれまでの考え方では説明できない星があることがわかってきたということだろう。

それにしても、発見される多くの惑星が、大きいし、恒星に近くて公転周期が短いような気がする。どちらかというと地球や太陽系が「例外」なのではないかとさえ思いたくなるが、そう断定できるほどデータがあるわけでもないだろう。まだまだわからないことの方が多いということで、これからも宇宙関係の新発見にはわくわくさせられることだろう。

小学生の頃、星が好きで天文学者になりたいと思ったこともあったが(単純だね、子供の発想って(笑))、もしも本当になっていたら、こういう発見に主体的に関わって充実していると感じるか、それとも仕事だから楽しさよりも苦しさが多いと感じるか、どちらだろう。現実はそうなっていないが(^_^;)、いずれにしても、こういうニュースに接して、あれこれと想像を広げるのは幾つになっても楽しいものである。

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