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2005年6月13日 (月曜日)

半島の若者と関あじ

いつもは見ないのだが、たまたまテレビのチャンネルをいじっている途中でTBSの報道特集というのを夕方見た(正確には番組の一部)。朝鮮半島の休戦ラインの緊張感の推移と南北の学生の交流などが描かれていた。

休戦ライン付近の民間人統制ラインの内側に56世帯の村がつくられ、恐怖といえばイノシシが出てくることくらいという住民の話や、特異な立地条件を活かして村の活性化をしたい、という村長の話など、のどかな内容。休戦ライン付近の土産物店などは、現状がよい、と肯定的ですらある。実際に使われていた鉄条網の切れ端やDMZ(DeMilitalized Zone=非武装地帯)のロゴ入りの帽子などが売られている。

金大中の宥和政策以来、緊張感が薄れているようだが、コリアンレポートの辺真一氏は「銃声一発で情勢は一変し緊張感が高まる」とコメントしていた。

南北の学生の交流は、ハイキングやら「青年の主張」やら、どこでもありそうなイベントなのだが、内容を見るとやはりね、である。
北の女子学生に「あなたは綺麗だけれど、みんな綺麗なの?」という質問をすると、「父である将軍様の一家だからみんなきれい」という予定調和的回答。聞くだけ野暮というものだろう。服装や持ち物などからして、明らかに彼ら彼女らは労働党幹部の子弟である。だから、壇上で演説する時の口調も、例の朝鮮中央放送のアナウンサーそっくり(笑)。しかも、話の内容は「祖国が南北に分断されているだけでもこんなに悲しいのに、日本は竹島を我々から引き離そうとしている」ですと。韓国の連中も「祖国統一」の大合唱(北の連中はこの時何故か無言なのがわびしい)。こんなところまで反日ですか。

ああ、またTBSの対日工作番組か、と斜めに見ていたら、救いの女神が現れた。
韓国のコ・スギョンという女子学生が「北の学生には違和感がある。こんな調子では祖国統一は遠い」と非常に冷静に話していたのが印象的だった。彼女は化粧気もあまりなく、化粧で塗り固めていた北の女子学生と対照的だ。頬にはちょっとニキビがあって、メガネをかけていて、ややもすると日本ならばダサイ女子大生扱いされかねない。しかし、決して不細工ではない。よく見るとメガネの向こうにある眼は可愛らしくそして輝いている。話し方は理知的で、いかにも聡明な女の子、という印象である。恋愛すれば、大化けしてチャーミングな女性になりそうだ。

若い女の子だから、鼻の下を伸ばしているのではない(そういう部分もあるが(笑))。仮に登場したのが男子学生だったとしても、「こういう冷静で優秀な学生がいるうちは、韓国も捨てたものではない」という印象は同じであったはずである。彼女が今の自国の大統領をどう思っているのか、聞いてみたいと思った。

その後のテーマは、大分県佐賀関漁港がブランド化した関あじの産地偽装問題。
途中までしか見なかったが、ブランド物には偽物がつきもの、ということだろう。食にうるさい方は、本物の関あじは一匹3000円前後なので、780円なんてのは偽物である、という点にご注意を。

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コメント

『服装や持ち物などからして、明らかに彼ら彼女らは労働党幹部の子弟である。』

偉大なる将軍様の服装は、災害復旧事業に出かける役人みたいですが、あれって、生地はロロ・ピアーナ(=高級スーツ生地屋)、仕立てはミラノのサルトリアらしいですね。
冬場は魚河岸の親父みたいなブルゾン着てますけど、あれも表はシルク、内側は総ミンクだったりするそうな。

『しかも、話の内容は「祖国が南北に分断されているだけでもこんなに悲しいのに、日本は竹島を我々から引き離そうとしている」ですと。』

イムジン河 水清く 滔々と流る~♪(^^;

『化粧で塗り固めていた北の女子学生と対照的だ。』

北の化粧はちょっと異常ですよね。京劇の人みたいですもん。粉体屋さんの技術力の差ですかね?

『食にうるさい方は、本物の関あじは一匹3000円前後なので、780円なんてのは偽物である、という点にご注意を。』

僕は大学卒業まで九州で、現在も出張で頻繁に博多に出かけますけど、関アジを食べるのは、「関アジって高いらしいので食べてみたい」という人がいた時だけですね。実は壱岐の近くで取れるアジの方が旨かったりします。
九州旅行した時は、魚介類楽しみで行くなら、大分料理って書いてあるより、壱岐料理、呼子料理って書いてある店の方が楽しめます。大分は、関鯖、関アジ、城下カレイに頼っているので、他の貝類とかがぱっとしない。

投稿: JosephYoiko | 2005年6月13日 (月曜日) 09時39分

JosephYoikoさん
北部九州の魚介料理についての解説、ありがとうござまいした。まさか、さかな君がいとこ、なんてことはないですよねえ(^_^;)。

冗談はさておき。
あまり九州に行く機会はないのですが、もしもありましたら、壱岐というキーワードを忘れないようにします。

関あじも結局は、あまりぱっとしない大分の海産物を何とかしようとつくられたブランドということですね。

投稿: フロレスタン | 2005年6月14日 (火曜日) 01時05分

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