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2005年5月11日 (水曜日)

日経新聞、今朝の「春秋」における男性差別の許し難き醜悪さ

日経読者は周知のように、第一面下部のコラムであるが、一通り読んで、目を疑ったよ。なんだこの文章ってね。
前半で電車の女性専用車両について述べている。

>>満員の通勤電車の中で作法を誤れば痴漢の冤罪を着せられる時代である

この一文をもって、女性専用車両歓迎の文章の導入としているのだ。ずさんだねえ。
満員電車の中の作法って何よ?それに「作法を誤らなくても」冤罪になっている人もいるのではないかな。手の甲が電車の揺れにともなって触れただけで痴漢扱いされたという話もよくあるではないか。そんな「作法」まで「正しく」できる訳がない。
しかもこの文章は、まるで冤罪になった男性に非があるようなニュアンスだ。逆だろうが。冤罪をでっち上げる女や警察が悪いに決まっている。

>>「逆差別」といった批判もないわけではないが

たったこれだけである。逆差別という批判に関しては、論点が多々あるし、法理論的にも社会的にも問題がある。それを、こんなにさらりと流してしまう、ということは、この筆者には逆差別に関する問題意識が希薄なのだろう。

>>男性の側からも誤解やぬれぎぬをなくすためには歓迎という声が多い

ほら、でましたよ。声が多い、と来ました。新聞社ならば客観的な調査データをお持ちのことだろう。ならば、本当にこの声が、満員の通勤電車を利用する男性の多数派なのか、具体的に示してもらいたいものだ。
恐らく、事実はそうではないのだろう。この文章を読んでいるとわかるのだが、要するに女性専用車両を歓迎しているのだ。そしてそれに合致するように強引に文章をつなげている。最初から記事の結論があって、取材内容をそれにあわせて「捏造」していく、という新聞記事の典型的なスタイルになっている。

>>「色このむ男」の心を前提とすれば、男女のすみ分けは車内平和への一つの選択肢だろう

このコラムの冒頭に、枕草子の一節を引用して「色このむ男」という表現を持ち出しているのだが、別にそうする必然性はない。知識をひけらかしているだけのように見える。

そのことはさておいても、上の文章は、男性にとって看過できない内容である。

確かに、同性愛者など一部の男性を除けば、男性は色好むだろう。それが普通だし、そうでないとすれば生物としてゆゆしきことだ。私も、車内できれいな女性がいれば目を奪われるし、ミニスカートの女性がいればついつい見てしまう。目の前で女性のスカートが風にいたずらされれば嬉しいし、女性をモデルに露出度の高い写真をものしたこともある。写真撮影を除けば、同様の感覚の男性も少なくないのではないか。

しかし、である。多くの男性は痴漢はしない。男性が色このみであることと、痴漢予備軍であるかどうか、ということとは全く違うのだ。もう一つ、同性愛者の痴漢や、女性が男性を対処とする痴女だって少数だがあるだうに。

女性専用車両の問題点として、痴漢の可能性という抽象的な犯罪可能性の予防のために、男性の乗車機会だけを一方的に制限することが妥当かどうか、ということが言われている。本日の毎日新聞の投書欄「みんなの広場」にも千葉県柏市の16歳の女子高校生の投書があり、痴漢や盗撮されないで安心して乗れるから女性専用車両はよいと思う、全国に拡大してほしい、とまで書かれているのだ。痴漢に遭わない可能性も決して低くはないのに、あるかどうかわからない被害に対する抽象的な安心感のためだけに、男性が逆差別されていい訳がないのだ。

そんなことを言ったら、誰でも外を歩いていれば、いろいろな犯罪被害に遭う可能性がある訳で、そうならないような安心感を得たい、と思っても、それは物理的にも社会的にも不可能だ。家の中にいたとしても、ヘリコプターの墜落、暴走トラックの突っ込み、放火、大地震(これは犯罪ではないけれど)など、決して、安心などできないぞ。

それに、こんな安直な対症療法に逃げたとしても、一部過激な性犯罪者達は、電車や駅構内以外の場所で、「報復」に出るかもしれないではないか。

嫌な世の中になってしまったねえ。女性側の自意識や被害者意識が強すぎないか。
本来ならば、こうあるべきではないだろうか。

まず、視覚的な性的刺激は多くの男性にとって不可避なので、いやらしい視線は女性に甘受してもらうしかない。ただし男性側もエチケットとして、過度にじろじろと凝視はしないこと。
電車の揺れや周囲から押されたりの結果で、女性の体にたまたま触れてしまうことは満員電車なら不可避である。そうなった時にもしも女性が不快に感じた表情をしたならば、男性は一言謝ればよい。女性がそれでも騒ぎ立てるようなら、もはや女性の方が加害者である。

大半の出来事はこれでお仕舞いのはずである。

実際の痴漢行為や、冤罪については、女性の言い分だけが優先される現在の取り締まりや取り調べの行われ方、という別の問題があるが、それはここでは深入りしない。

さて、日経のコラムの後半であるが、モスクワの対独戦勝60周年記念式典のことについて述べている。
核実験をほのめかせる北朝鮮のことを、前半の文章からの流れの中で、暴力や犯罪をちらつかせる乗客に例えている。素直に読めば、この文章の筆者は、我々男性を北朝鮮と同一視しているのだ、となる。

許せねえ!

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コメント

10年くらい前ですが電車の中でおばちゃんと背中どうしが触れただけで痴漢扱いされたことがあります。
10分以上電車内で罵り合いになりましたが、そのおばちゃんは翌日になると違う男性に同じことを言ってました。
恐らく、このおばちゃんの被害にあった男性はかなりの数になりそうですが、こういう人を隔離する車両はあってもいいかと思います。
可愛い女性がみんな女性専用車両に乗ってしまったら、出会いがなくなってしまいますからね(笑)

投稿: 江堀 | 2005年5月11日 (水曜日) 12時06分

江堀さん、コメントありがとうございます。

大変な目に遭ったことがおありなのですね。世の中には変な人も少なくないから。こういう人は、隔離車両に乗せるよりも、電車に乗らないで欲しいので、姥棄て山に行ってもらいたい。

可愛い女性で、自分に自信のある人の多くは、きっと痴漢に遭う危険よりも、自分が男に見られる場面が少なくなる、という危険を回避するため、隔離車両には乗らないのではないか、と期待します。

もっとも、私は女性専用車両が走っている時間帯に電車に乗ることは少ないのですが(笑)。

投稿: フロレスタン | 2005年5月11日 (水曜日) 20時07分

まあ、可愛い女がどうのこうのという問題ではない。これは立派な性差別だ。男は、女と同じ金額を払って乗る権利を買ったのに女が乗れる車両が1車両多い。たかが1車両だが大きな問題だ。サービスの質が違うのもそうだが非常に男性にとっては、屈辱的な措置といえる。元々この女性専用車両は、企業が好き好んで設けたわけではないと私は理解している。関東地方では女性専用車両の実施が、非常に遅れたのもその一つの理由だ。一番の問題は、政府が設けた内閣府男女共同参画局である。この組織は、男女共同と言いながら実にフェミニズムな組織で、女性専用車両を設けるきっかけも「女性の視点からサービスを考える」と言うものであった。男性からの視点は、無視された形だ。なにが男女共同なのか、私には、理解できない。元々、女と言うものは、自意識というのが男よりも高い。だから女は、嫉妬深いわけでもある。これは自然な事だ。しかし今の女たちは、自意識過剰と言っていいほど酷い。こんな意識では、いつまでたっても男女平等なんてものは、夢物語だ。差別と言うのは、実際社会制度なんかより意識的なものだ。社会制度なんてのは、法律を変えりゃすむことだろ。だが、人々の意識は、違う。じゃあ、なんで今の女たちは、自意識過剰なのだろうか。それは、男たちが、原因であることに間違いない。モーニング娘のようなただ単に若い女の子を商品化することが盛んになればなるほど女たちは、自分が女だという事を意識していく。その中で女性の社会進出、まあ私の中では、女性の男性化を急がされる。今の女は、はっきり言って不安定な存在。そんな風にしたのは、男の責任と言うこと。実際、今この社会を動かしてるのは、男だ。宗教でも女が、男より上に祭られる事は、少ない。しかし悪い意味で、時代が変わり女性保護や女性も男性と同じように働ける社会を作ろうとしていく。その中で、男の地位が、どんどん下がり女の地位がどんどん上がっていく。日本語でも家族で、主人と呼ばれるのは、男である。その男が、弱くなって良い社会ができるとは、到底想像が、できない。男の地位が、下がるというのは、昔は、男は汚れる事ができる存在だった、だから色々な仕事をこなす事ができたし、責任を取る能力も合った。女は、おしとやかで、綺麗であるべきとされてなかなか男ほど好き勝手に行動はできなかったが、今は、「男は、汚い、女は、綺麗」とされている。とにかくこの女性専用車両は、上で書いてある以上に社会問題と言うことだ、今に日本が、狂っていく一つの前兆である。

投稿: 飯塚 | 2005年8月 7日 (日曜日) 04時10分

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