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2005年5月 9日 (月曜日)

軽量化車両について

鉄道のステンレス車両に関して、詳細かつ具体的な記述をしたブログから、トラックバックをいただいた。
JR西日本−事故とマスコミ
金属材料とその強度という観点から、具体的な数値を挙げての記述、大変参考になる記事である。
ライブドアのサービスを利用したブログなのだが、システムの仕様上長文のコメントができないので、ここで改めてコメントすることにする。

マスコミ(あるいは多くの記者)や評論家、ジャーナリスト達には、次のような誤解、ないし無知があるのではないだろうか。

  1. ステンレス車両の光沢がアルミないしジュラルミンのように見える。 → いつの間にか、ステンレスとアルミ、ジュラルミンの特性が似たようなものである、という妄想が芽生える。 → 妄想が脳内で事実と化して、そのまま記事ネタになる。
  2. ステンレスが鉄をベースにした合金であることを知らない。鉄以外の主な素材もクロム、ニッケルという「重金属」であることを知らない。
  3. 総重量と密度を混同している。
  4. 重量と強度が比例すると思っている。

そして、これは邪推の部類かもしれないが、こういうことを記事にする連中に限って、事故がなければ重い車両を省エネルギーに反するなどと攻撃する可能性がある、ということもいえる。

線路保守の専門的なことはわからないが、車両が軽量化すれば、レールや道床などに対する負担が減り、保線コストが下がるのではないだろうか。軽量化による電力コストの削減の他、保線に伴うレールなどの部材費用、保線に要する什器類の費用、人件費なども減ります。また保線の頻度が小さくなることで事故の危険性も減るというわけだ。

という指摘がはずれていなければ、車両の軽量化は、省エネ・大量輸送時代の鉄道事業にとって必然的な流れであると言える。今回のような、JR西日本の体質から来る労務管理の異常さや安全面への投資の少なさという特異な原因による事故による被害を少なくするため(それも可能性レベルの次元)に、トータルコストを増やしたり、(軽量化車両やATS、ATC、ATOなどの)技術革新を無視したノスタルジックな経営をしているようでは、リスク管理という点から見ると落第点だろう。

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