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2005年5月 4日 (水曜日)

本日の毎日新聞「余録」を斬る

毎日新聞は、しばらく前に特定の考え方の押し売りはしない、多様な意見を掲載して読者の判断を仰ぐ、という趣旨の電車内吊革広告を打った。ホリえもんが、既存のメディアを殺す、という発言をした頃のことだ。多分に「世論」を気にしての広告であることがうかがえて、おかしかった。しかし、左翼的な本質はどうにも隠しようがないらしく、日々そこここに顔を出す。本日の「余録」(その名前とはうらはらに、単なる付け足しコラムではなく、社の本音を吐露する場所らしい)もそうした内容だ。

全文引用はもちろんできないが。昨日の憲法記念日の護憲ムードを引きずっているようだ。
要は、隣の巨大な共産主義国家と喧嘩しないでつきあえ、ということ内容なのだが、およそ日本の新聞社のあるべきスタンスとも思えず、その隣国に阿っている。

以下、部分部分を引用しながら、突っ込んでみよう。

>>五四運動記念日の4日にデモを呼びかけるネットの書き込みに当局が目を光らせている。

いかにも、当局がまともな対応をしているような書きっぷりだが、あの国ではそもそもネットの書き込みのすべてが日常的に監視の対象になっている。マッチポンプをやりながら予想以上の「反乱」の広がりに手を焼いて、対外的にポーズをとっているだけなのを、ことさら持ち上げているのはどういうつもりか。

>>9日には、日本に対華21カ条要求をのまされたあの屈辱を忘れまいという「国恥記念日」が控えている

どの国にも、恥辱の歴史はあるだろう。日本など、それこそ大東亜戦争停戦後の東京裁判がその一つにあたる。しかし、そういう歴史をいつまでも後ろ向きの姿勢で保持している国もそうそうないだろう。死者の墓を掘り起こしてまで痛めつけるという「文化」の国ならではだろう。そしてそれを擁護しているかのようなこの書きっぷりも見事と言うしかない(笑)。

>>反日デモを江沢民時代の愛国教育のせいだという見方があるが、中国の抗日教育はそんな付け焼き刃ではない

まず、何度も言うが、反日「デモ」ではなく反日暴動だ。
それにしても、この文章は何が言いたいのだ。抗日教育を褒めているのは明白だが、それを付け焼き刃ではない、などと自信たっぷりに断定しているのは、自らも朝日の尻を追いかけて御注進記事を乱発し、付け焼き刃でない抗日教育の片棒を担いだからなのだろうか、と皮肉の一つも言いたくなる。

特定の国や民族に対して、それを殲滅して当然であるかのような教育は、人を育てるという意味の本当の教育ではないし(これは韓国の大莫迦大統領も同じようなことを言っていたな。日本と日本人は存在してはいけない、などと)、そもそもこれじゃあ、ユダヤ民族を抹殺しようとしたナツィスドイツとどこが違うというのか。

>>北京の事務所に長期滞在する知り合いがいた。(中略)ある日、息子が(中略)「中国人の同級生を殴った」と言った▼九一八の特別授業で反日気分の高ぶった同級生から「小日本、小日本」とからまれたという

この後の文章の展開は、この喧嘩を前提にしている。そもそも本当にあったことなのかどうか定かではない。竹橋で作り出されたフィクションかもしれないが、それは確かめようもない。

だがなあ、まず、そんな特別授業するなよ、と(無駄を承知で)言いたい。そして

>>父親は驚いた。「わけはどうあれ、手を出した方が悪い。謝ってこい」

出ました。お得意の「非暴力主義」。こんなの反日授業をやる方が悪いに決まっている。殴った息子はもしかすると自らの身の危険を感じたのかもしれない。この父親は、もしも息子が手を出さずに怪我をして帰ってきたら、「よくぞ手を出さずに我慢した」と褒めるのだろう。そして「謝罪と補償」を相手に要求したら、「我々に責任はない。すべて小日本が悪い」と続く。あ、いや、話が逸れた(笑)。

>>息子が父親に言った。「謝ったよ、おれが悪かったって」(中略)「おれのおやじはいつも『人の嫌がることはするな』と教えているが、君のおやじはどう教えているのかと聞いたら、真っ赤になってた」▼このけんか、息子の勝ちだ。父親は、息子を見直した。

相手がまともな奴なら、これでよい。だが、この相手はその場では言い負かされて真っ赤になっても、すぐに忘れる。何しろ抗日教育は「付け焼き刃でない」からな。翌年の同じ日に同じ授業をやったら、また同じ光景が繰り返されるのは明らかだ。

>>数を頼んで投石する中国人の反日デモは困る。

だからデモじゃなくて、既に暴動なんだってば。
それに、あんたらのご注進の結果、巡り巡ってこういう事態になったんだが、それを困る、と言われても困る(笑)。

>>日中友好団体の事務所に投石してこそこそ逃げる日本人の嫌がらせもみみっちい。

同意できるのはこの文章だけである。

>>けんかするなら、もっと堂々とできないものだろうか。もちろん手を出さずに。

そのやり方を教えてくれい。やってみるから。

で、私の結論だが、前に書いたのと同じことの繰り返しになる。
中華人民共和国という、幻想と歪曲の上に成立している共産党独裁王朝国家の存在を前提にして、仲良くしようとか、手を出さずにけんかしよう、と言っても意味がない。レーガンがソ連を解体に追い込み、ローマ教皇故ヨハネ・パウロ二世が祖国ポーランドの民主化を促進したように、この独裁国家を積極的に崩壊に導き、国際常識の通用する真に民主的な国家が後継となった時に、初めてまともなつきあいができるのだ。今の日本に、そんなことは期待できないが。

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