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2005年4月 6日 (水曜日)

こんな「外相」では民主党に政権などまかせられない

4月4日の毎日新聞夕刊に「小泉外交 言いたい」と題して、鳩山由紀夫氏の寄稿(インタビューのリライトかもしれないが)があった。氏はご存じの通り、民主党の元代表であり、現在は同党の「次の内閣」外相の肩書きだ。

民主党の中堅や若手の保守系の議員、あるいは立候補予定者の中には、見識の高い人もいて信頼に足るのだが、鳩山氏は何を血迷っているのだろうか。この記事の中で氏は

「外交では愛情を持って相手国や相手国民の心を理解し、お互いに自立しながら共生できる世界を目指そうという気持ちを持つことが一番重要だ」
とのたもうている。

民間レベルの交流ならこれでいいだろう。しかし、外交がこれでいいのか。

小泉外交を批判するのはいい。確かに評価すべき点もないではないが、問題も多い。また、最近の隣国のヒステリックな動向にも鳩山氏は危機感を持ったのかもしれない。だが、少なくとも後者に関しては日本に責任はない。勝手に騒いでいるのは彼らの方だ。
前者について、

小泉首相は一度決めたらそれを貫いてぶれないことが、支持率を維持していると信じているようだ」
と批判している。それは外交では重要なことだろう。むしろ小泉首相はぶれていることが問題だ。拉致問題にしても「対話と圧力」といいつつ圧力はない。圧力は別のところ(石原知事、国土交通省の船舶保険など)がかけているようなものだ。靖国参拝にしても日付に一貫性がない。ここをきちんとして本当にぶれない方が、よほど外交上は効果があるだろう。

「中国の王毅駐日大使とも議論した。大使は『過去の歴史について悪いのは日本の軍で、一般国民は日本の一般国民に対する敵意を極力抑えようとしてきたのに、靖国参拝はそこに火をつけた。立場は違っても、相手の気持ちをおもんばかって理解しようとすることが大事だ』と話した」
とも書いている。

靖国参拝は中曽根元首相が首相当時の昭和61年の参拝時に、「ご注進」があるまではそもそも問題になっていなかった。火をつけたのは、日本国内にある反日勢力だ。そもそも、旧日本軍と日本国民を分けて考えるのはシナの勝手な論理であり、少なくとも戦時中は軍民一体となっていたはずだ。そのことの是非は別問題だが。
そもそも立場が違っても相手の気持ちをおもんばかれないのは、あんたの国の方だろう、と王大使には言っておく。盗人猛々しいとはよく言ったものだ。

「竹島問題で韓国世論が激化したのも、歴史認識や日本の右傾化について配慮が足りないからだ」
というのに至っては語るに落ちると言うべきか。
そもそも、今回の竹島問題の発端は島根県議会の条例制定だが、その背景にあるのは漁民の切実な声だ。江戸時代以来苦労して漁場を開拓してきたのは日本人であり、鳩山氏は日本人ならまず自国民に対して愛情を持つべきである。日本の右傾化というが、どこが右傾化なのか。今までが左すぎただけだろう。歴史認識がゆがんでいるのも韓国やシナ、あるいは北朝鮮の方なのだ。

民主党は一体全体政権を取ったら、どういうアジア外交を展開しようとしているのだろうか。この記事を読むと不安で、政権などまかせようという気が失せてしまう。

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コメント

民主党には横道孝弘や赤松広隆らの旧社会党議員がおり、その実態は民主党ではなく新社会党である。新社会党が社会主義国の中国に共鳴するのは自然の成り行きである。

投稿: sisi | 2005年6月10日 (金曜日) 07時48分

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