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2005年4月14日 (木曜日)

マイクロソフトの恫喝・脅迫

マイクロソフト(Microsoftでなく日本法人)が、自社のOfficeとオープンソースのOpenOfficeの「比較」を行い、自社の製品が有利だから使うようにと主張したという。まあ、私も、世の中にマイクロソフトユーザーがあまりにも多いので、「仕方なく」使っているが、ここではアンチ・マイクロソフトの立場から、報道記事に沿って、批判してみることにする。OpenOfficeもver.1.1はインストールしてます。
[ソースとなる記事はYahoo Japanに配信された(MYCOM PC WEB) - 4月12日23時26分更新]

正直、どっちでもいいわけで、わざわざ金と時間をかけてこんなパフォーマンスをすること自体がどうかと思うわけで、そういうコストも最終的には製品価格に跳ね返るんでしょ?と突っ込んでおく。それとOpenOfficeは2.0ベータを使ったらしいが、ベータは製品版じゃねえぞ、卑怯じゃねえか、とも突っ込んでおく。

>>もっとも高額なパッケージだと5万円を超え

これを安いと思う人はあまりいないだろう。もっともこういう記事では、一番安いパッケージや、一番利用されているパッケージの価格も出してもらいたい。ただしプリインストールマシンを購入したユーザは、あまりコスト感覚はないかもしれない。

>>オープンソースソフトウェアの台頭で、それらに対抗することを余儀なくされており、

それだけ危機感がある、ということだろう。本当の「横綱」ならどっしり構えて受けて立つもの。

>>MS Officeは高いか--。そんな問いに対して同社は、ライセンス価格は必要なコストの一部だと主張する。
>>コストには、(1)移行にかかるコスト(2)サポートコスト(3)トレーニングコスト(4)管理・障害時の対処・
>>メンテナンスにかかるコスト--の4点がある、と同社。さらにリスクも考慮に入れる必要があり、互換性・
>>再現性の問題、企業内ユーザーの再教育、企業内サポートの負荷増大--といったリスクが考えられるという。

世の中全部が大企業で、社員全員がもれなくOfficeの全機能を使いこなしているのか?そんなありもしない理想的な状態を想定してのコスト論にどれだけ意味があるというのか。ほとんどの企業ユーザーは、ライセンス価格だけがコストだけだろうよ。つまりOpenOfficeに移行すれば、コストは下がるという訳。

だって、サポートは、Officeに詳しい社員をタダで使うもん(^_^;)。
トレーニング?トレーニングを必要とするレベルの社員は、やはり詳しい社員に聞いてしまうもん(笑)。
管理・障害時の対処・メンテにかかるコスト これも同様ね(爆)。

大きな声では言えないけど、そもそもコスト削減のために一つのパッケージで2台にインストールしている会社って多いでしょうに(推測にすぎないが)。

>>ライセンス価格自体は無料であっても、「メニューが1つ変わっただけでユーザーは迷う」

マイクロソフト製品でも、バージョンアップしただけで迷うユーザーも多いんですけど....

>>「必要なサポートをいつでも提供」している

これって、自分で言うか?!

>>日本ユーザーは「(見え方が)90%同じでもダメで、100%同じでないと納得しない」

まあそういう奴はいるよね。でもなあ、その場合、やはり残り10%の修復には、詳しい社員がただ働きさせられるんだよ。すべてのマシンのフォントセットは完全に同じなのか?
それに、それなら同じマイクロソフトでWin版とMac版の違いはどうなるんだ。Mactopiaではさんざん互換性を主張しているのはどこのどいつだ。同じマイクロソフトのOfficeでWin版とMac版の違いは、マイクロソフトOfficeとOpenOfficeとの違いよりも大きい。あっ、そう、Macユーザーは少数だからいいんだ、ふーん。

>>Windows XP SP2などに代表されるセキュリティの強化

幻想だ。妄想といってもいい。嘘とも言うか。

>>年間5,000億円にも上る研究開発費の投入などがMS Officeの優位点

でもって、そのコストを製品価格に転嫁、と。

>>クラッシュ時のエラー報告を集計した結果、1つのアプリケーションにおけるクラッシュを分類すると、
>>報告されたクラッシュの上位1%が、全クラッシュの半数を占めているそうだ。

これをどう読むか、だが、残り半数のことが書いてないので推測を交えるしかないな。

一つは、それだけ重大なエラーを放置したまま、製品として売っている、ということだ。こんなこと自慢することじゃないだろう。普通の製品で、報告されたトラブル件数の半数が、分類されたトラブルの上位1%だったら、なんでそのトラブルを修復してから販売しないんだ、となるのではないかな。
トラブルが1000件報告され、その種類の内訳が100種だとして、500件のトラブルは100種類の内の同じ1種類だけということだぜ。そんなの最初からなくせよ。

しかも、残りの半数の99%がもしも致命的なものが多く、かつ多様性に富んでいる、と仮定すれば、これはこれでまた問題だ。頻発する少数のトラブルと、発生は少ないが致命的なトラブルの、両方を抱えていることになる。うわー、すごい製品だ、こりゃ。

OpenOfficeも同じようなバグを抱えている可能性はある。しかし、最低限バグフィックスしたパッチ(Update)を待つか、最悪有料の次回バージョンアップまで待たねばならないマイクロソフト製品に対して、オープンソースであれば、ここいらの対応はもっときめ細かく迅速にすることが可能だ。

>>同社では、こうした優位点や移行に伴うコストなどを、移行を検討している顧客に提示し、
>>顧客が同社製品を選択するよう促している、という。

前述の4種類のコスト及びリスクに対して、具体的にこういう会社ならいくらコスト削減になる、と提示してくれれば説得力はあるが、価格以外は抽象的、あるいは定性的な表現しかしていないのなら、これは「促している」のではなく、やはり「脅し」に近いというべきだろう。

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