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2005年3月19日 (土曜日)

地下鉄サリン事件被害者への鎮魂歌

明日で地下鉄サリン事件から10年か。早いものである。

10年前、ジャン・シベリウス作曲の交響曲第6番を演奏するために結成された臨時のオーケストラがあり、第一バイオリンで練習に参加していた。小生、最近は楽器に手を触れていないが、実はバイオリンを弾く(^_^;)。
シベリウスはご存じの向きも多いだろうが、北欧フィンランドの巨匠で、フィンランディア序曲が有名である。
交響曲第6番というのは、非常にマイナーな曲なのだが、小生は大好きで、一度は弾きたいと思っていたので、10年前の機会は願ったりかなったりで、大半のメンバーが20代という中で、最年長の37歳で参加していたのである。

前置きが長くなった。

そして、その本番が3月21日で、前日の20日はゲネプロ(General Probe、ゲネラル・プローベの略、いわば本番前の通しのリハーサルである)の日。トランペット奏者が一人来ない。大切なパートである。実は彼が事件に巻き込まれた、ということが翌日わかった。幸い大事に至らなかったのだが、ガスを吸ったらしく体調は最悪。本番はなんとか乗り切ったが辛そうだった。

また、他にも一本電車が違っていたら、被害に遭っていたかも、という知り合いもいた。

シベリウスの交響曲第6番は楽曲の構成は非常に構造的なのだが、第1楽章が静かに始まり、第4楽章が静かに終わるという、交響曲としては珍しいものである。そして、ニ短調という表示が一般的になされるが、実はドリア旋法という古い教会音楽の調性で、独特の響きをもっている。思い入れたっぷり、主観全開だが、今から考えると、あれが犠牲者の方への鎮魂歌になっていたのかもしれない。改めて犠牲者の方のご冥福を祈るものである。

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