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2004年10月31日 (日曜日)

ライブドア・楽天と2005年のスポーツ

ライブドアは、野球で近鉄買収→仙台に新球団設立してプロ野球参入で世間をにぎわしたが、それ以外でもJリーグ2部のベガルタ仙台への接近やサガン鳥栖への買収話、高崎競馬への参入意志の表明があり、格闘技やモータースポーツとも最近は関わっているようだ。どうも最近はダボハゼみたいに見えてしまう。

でもほりえもんこと堀江社長は、学部は違うし彼は中退だが、大学の後輩でもあるし、さして能力があるとも思えない高齢経営者に対して舌鋒鋭く批判している点は好感も持てるので、けっこう支持してもいいよ、という気持ちはある。まあ、彼からすれば私の支持など不要だろうけど(笑)

もともと企業買収で大きくなっており、不明な点もあるものの実態はIT企業というよりは金融業だという。

楽天もネットショッピングは有名だが、楽天証券というのもグループ企業の柱で、ライブドアほどではないが金融業的側面がある。

うーん、ネットがからむとなんでもIT企業になるからなあ。確かに一時期マスコミが勘違いして(携帯電話販売業だった)ちやほやした光通信(覚えている人何人いる?)とちがって、IT企業としての実態は2社ともきちんとあるわけだが。

さて、それでプロ野球の新球団は楽天が有利と報道されている。プロ野球関係者の中にも財務内容から比較にならないとのたもうている人もいるそうな。アダルトサイトやゲームが問題になったよね。今のプロ野球球団の中で、関連会社やグループ企業などを含めて、そういうのは一切ないと断言できるところはあるのかな?日本ハムなんかはなさそうだけど。

それに、ちょっと待てよ。だいたい親会社におんぶにだっこで、年間数十億円もの赤字を垂れ流している経営者に、そんなこという資格があるのか?それに楽天、というか三木谷氏はJリーグのヴィッセル神戸でもスポーツビジネスに不向きなことをさらけ出しているのだ。

たった3試合で敵前逃亡したイルハン・マンスズのことはいうまでもない。それ以外にもなりふりかまわぬ選手の獲得など、Jリーグの問題児扱いされているのだ。ラフプレーが問題視されたアビスパ福岡と双璧か。野球の新球団に関しても、監督選定の過程でいろいろあったらしい。確かにネットでは成功しているかもしれないけど、だからといって野球で成功する保証はない。

こう書いてくると、じゃおまえはライブドアを応援しているのか、と尋ねられそうだが、プロ野球に関してはそうだ、と断言しておこう。野球が盛んな東北がこれまでプロ野球の空白地帯だったのが解消されるのはいいことだ。折しも、サッカーでもこれまでプロチーム不在だった四国から、ヴォルティス徳島が来季J2入りすることが決まった。あとはザスパ草津だな。来年はドイツW杯のアジア最終予選もあるし、トリノ冬季五輪も翌年に控えて、楽しみな年になることを期待している。

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2004年10月30日 (土曜日)

再び台風ネタ

台風の年間発生個数の平均は26.7個だそうだ。
今年はこれまでに24。その24号はさすがに上陸前にあえなく温帯低気圧になった。
このまま行くと、発生個数は平年並みなのだろう。

平年と違うのは日本に上陸した個数と「強い台風」が多いこと。23号なんて最強。

しかし、どうもこのことのみをもって、温暖化→台風の個数が増えた、と短絡的に考えている人が多いように思う。自分の周囲だけかもしれないが、人と話しているとそういうニュアンスを強く感じる。

もうちょっと冷静に、そして科学的に自然現象を見られないかなあ。

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あいだみつを

地下鉄の車内広告にあいだみつをの書が引用されていた。
曰く、「つまづいたっていいじゃないか。だって人間なんだから」。

もちろん、これは精神のことを言っているのだが、実は生物学的にも含蓄があるな、と感じた次第。
なにしろ、二足歩行でつまづくのは人間くらいだから。類人猿はどうか知らないが(^_^;)。

ただ、高齢化が進展するとそうも言ってられないかも....

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2004年10月27日 (水曜日)

国立のマンション裁判の二審判決

景観緑三法が成立し、都市おける景観の重要性が社会的な認知度が高まっている、という現実を踏まえ、国立の明和地所マンション裁判の本日の東京高裁判決について、一応都市計画プランナーの末席を汚しているものとして、コメントをしておく義務があるだろう。

ここでは都市計画法や建築基準法があり、さらに景観法制という日本お得意のパッチワーク的法制の評価については棚上げしておく。ちなみに小生、景観緑三法の精神には賛成だし、一般的に言って良好な都市景観(主観的な表現ですまないが)の形成や維持も重要だと思う。

その上で、国立市長やこれを支持する今回の原告には賛同できない、とあらかじめスタンスを明示しておく。

法令の解釈や事実関係、あるいはその推移は既に報道や論評がいろいろとなされており、重複するような記述をここで小生がする必要もなかろう。

まずはデベロッパー側に一太刀(ヘタレ刀だが)。
マンション名である。これまで実は知らなかった(笑)。どうでもいいことだからだ。
それにしても、クリオレミントンヴィレッジ国立!なんじゃこれ。日本のマンション(ま、マンションとMansionは意味が違うので、敢えて日本のマンションと言っておく)の名称は、訳のわからないカタカナの羅列で、住んでいる方が恥ずかしくなるようなのが多い。グランドパレス。うーん、住んでいるのは王族や貴族か。英語とフランス語、フランス語とイタリア語といった適当なチャンポン、それも文法の間違い満載も日常茶飯事。響きがよければそれでいいのか。景観破壊の前に文化の破壊である。市町村合併の新自治体名の劣悪さとも相通ずるものがある。おっと、脱線しちまった。

建物の着工が、市条例よりも早いので違法ではない、建築計画が明らかになってからこれを阻止する目的で拙速に条例は制定された、という理由で、今日の判決は原告の主張を退けている。この点は小生も全く同感である。法令は遡って適用されないのであるから当然である。

国立の大学通りの景観を市民の努力で形成してきた、というのは事実だろう。しかし、それはあくまで慣習として守られてきた。今回の問題となった敷地は、もとは工場で文教地区の指定を受けられなかったそうだが、その後に地権者となった東京海上火災はお行儀のよい企業で、慣習を守ってくれたわけだ。しかし今回はそうではなかった。明和地所というのは確かにお行儀の悪い企業なのだろうな。でも法律を破ったわけではない。そもそも違法建築なら建築確認がおりないわけだから着工不可能である。

慣習に安住せず、本当に努力するなら可能な限り情報をキャッチして、お行儀の悪いデベロッパーが土地を手に入れた時点で、条例や地区計画策定に動くべきだった。

気になるのは、こういった「市民運動」をしている人たちにありがちなダブルスタンダードである。
まちづくりデザインワークスというウェブサイトを見ると、このマンションを攻撃する目的だろう、「違法建築 買うのは誰?」「とりこわし裁判中」といった決して美しくない立て看板を掲げている写真が見られる。これも景観破壊ではないのか。自分たちの主張が絶対に正しく、それを主張するためなら何をしてもいいのだろうか。

それからこの人たちにとって住民とは、自分たちと同じ価値観を持って住んでいる人たちだけなのだろう。しかしデベロッパーとして存在している以上、いくらお行儀悪くても、自分たちと価値観が違っても企業も「住民」として存在している。それを排除するのはムラ社会(閉鎖的でよくない、という意味)の論理だ。客観的なルールとしての法制でなく慣習に頼って景観を維持してきたのも、ムラ社会のメンタリティだろう。これまではそれでよかった、というだけでは説得力はない。無論、法令万能を主張するつもりはない。大切なのはそうした道具をいかに使うかという人間だからだ。しかし、国立の原告団に関しては、その人間の「頭」が少しおかしいのではないかと思える。

論点がそれるかもしれないが、国立市長は「無防備都市宣言」なるものを導入しようとしている、というオピニオン誌の記事がある。これは自分たちの都市は自分たちで守る、という意志を捨て、丸腰で敵に降伏する、というものであるが、そんな宣言を考えていること自体、本当に大学通りの景観を守る意志があるのか疑わしい。戦争反対、憲法九条を守れ、といった趣旨であることはわかるが、現実の社会はそんなセンチメンタリズムでは動いていないのだ。

さて、原告は上告するといっているので、今日の判決は最終ではないことになる。最高裁はどう判断する?情緒的な判断は止めて欲しいし、判決主文と趣旨の異なるコメントなど出すべきではない。

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2004年10月25日 (月曜日)

新潟県中越地震と上越新幹線の脱線

またも悲惨な災害が起きてしまった。
新潟県中越地震の犠牲者、被災者の方には心より、ご冥福・お見舞い申し上げます。

故郷の隣県であり、いくつかの被災地の市町村には仕事でも世話になったことがあるので、何か力になりたいが、現状、自分も生きるのに必死なため、精神的な支援のみでご容赦願いたい。復興などで具体的に力になれる場面があれば、都市計画に携わる者の一人として何か貢献したいものである。

日本列島に住む以上、避けられない宿命とはいえ、地震の犠牲・被害は少ないに越したことはない。いつものごとく、子供や高齢者に犠牲が多いのはやるせない気分になる。

東京の我が家もかなり揺れて、本棚から本や書類が若干落ちたが、大事はなかった。首都圏直下型がもしも睡眠中に襲ってきたら、命がないかもしれない。

今年は台風の来襲も多く、地盤が緩んでいたことも、土砂災害がそこここで見られる原因だろう。また、木造住宅を中心に、ぐしゃりと潰れた建物を見ると、耐震性や老朽化などの問題もあるだろう。あってはならないことだが、手抜き工事はなかったのだろうか。

寸断された道路や鉄道(上越線の線路は宙ぶらりん!電車が走ってなくてよかった)、上越新幹線の脱線した車両や鉄筋が曲がってむき出しになった高架の橋脚など、改めて自然の力の大きさをまざまざと見せつけられる。

ネット上の掲示板2ちゃんねるで批判されているが、上越新幹線の脱線に対するマスコミの報道については私も同感である。

曰く、「新幹線安全神話の崩壊」「『新幹線は脱線しない』という安全神話が崩れた」云々。おいおい、安全神話なんてマスコミが勝手につくったものだろう。脱線しないなんて誰が云ったんだ?そして、高速化、車両の軽量化に対して(こういう時だけ)危機感を煽り、安全性が確保されないなら、減速する勇気を持て、などと説教を垂れている。

誤報の危険が排除できないなら、廃刊する勇気を持て、と茶化した掲示板の書き込みには思わずうなってしまった。マスコミって、いつもこんな調子だからねえ。そして復旧すると、黙ってまた自分たちも仕事に遊びにとまた乗車することだろう。

理系の言論人を育てないとだめだ、という主張もあったが、まさにそのとおりである。聞いていてイライラするような質問するキャスターやアナウンサーが多すぎる。プロじゃねえよ。
日テレのバンキシャ!の菊川怜は、東大の建築学科卒だぞ。もう少し切り込めないのかよ。まあ芸能活動していたら、専門のことなどもう忘れておろうが。

むしろ、普通に走行していて車軸が折れて脱線し、多くの死者を出したドイツの高速鉄道に比べれば、新幹線の耐震性能が発揮されたと見るべきだろう。むろん、恐怖感を味わった乗客や運転士の方には同情申し上げる。

対向車両があったらとか(某鉄道ライターを出演させて「東海道新幹線なら惨事になっていただろう」というコメントを出させたテレビ番組もあったようだ)、より軽量の車両だったら、といった仮定の話はいくらでもできる。地形、地質、社会システム、国民の考え方など様々な点で違いがあるフランスと比較してもあまり意味はないだろうね。

しかし、不幸中の幸いであるのは、阪神・淡路大震災の時は、山陽新幹線の被害が始発前で死傷者がなく、そして今回も人命に関わる惨事は避けられた。山陽新幹線の教訓は構造物の耐震性強化につながったはずだから、それは今回生きていたのではないだろうか。もしもあの教訓がなければ、新幹線は橋桁ごと崩れていたかもしれない。昨年も東北で大きな地震があったけれど、東北新幹線はほとんどダメージを受けなかった。

こうした中から、課題を発掘し、次なる安全性につなげていくための技術開発、システム開発や意識改革こそが必要なのだと思う。

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2004年10月22日 (金曜日)

10個目の台風

またまた台風が首都圏を襲った。
ついに今年の上陸10個目となる23号である。南海上には24号がもう発生している。
年間の発生個数は26.7個だというから、数自体は今年が多いとはいえないのだろう。気圧配置のせいで日本列島がちょうど台風の通り道になっている。新記録はイチローの安打や松井秀喜のポストシーズン長打数くらいで十分だ。

だが、いくらこれまでの上陸記録の6個を大幅に上回ったとはいえ、所詮は統計を取って以降のことである。台風そのものは少なくとも数千年くらいは来襲しているはずだから(一万年前は氷河期!)、かつて今年くらいに日本列島(の場所)に台風が来襲したことがないとはいえない。

話は少し変わるが、地球温暖化(地表温暖化が正しいという主張もあり、私も同感)について、少しは冷静な立場であれば、最近の気温上昇は「ここ千年間で最高」とある。

そうなのだ。気象考古学(でよかったかな)によると、10世紀の北半球は今と同じくらいか、さらに少し暑いくらいだったようだ。おかげでブリテン島(イギリスの「本州」ね)で葡萄が採れて、イングランドがワイン産出国!だったらしい。現在はどう見てもウィスキーの産出国。もっともエールビールも美味いけど。今のまま温暖化が進展すると、イタリアでワインができなくなると予想されているようだから、10世紀のことは確かだと言っていいだろう。

とすると、日本でもこの時期、台風がたくさん来ていたかもしれないのである。
そういうのを記録した古文書はないのかなあ。知っている人がいたら教えて欲しい。

それにしても、だ。
地震と比較して、どうも我々は台風をなめているのかもしれない(西日本は台風の常襲地帯だから違うかもしれないが)。あるいはそんなつもりはなくても、人間の対処できる範囲を超えているのかもしれない。続けてくるうちにボディーブローが効いたように地盤は緩む。大量の雨は処理しきれない。大都市は雪だけでなく台風でも麻痺するのだ。亡くなった人の冥福を祈りつつも、こういう状況にどう対応したらよいのか、冷静に考えないといけないなあ。一人では無力だが。

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2004年10月14日 (木曜日)

ありゃりゃ↓

サッカーW杯アジア一次予選の6組、よく見たら、バフライン(バーレーン)は2位スーリーヤー(シリア)に対して1勝1分で最終予選進出決定だ。いよいよ因縁の最終予選になるかな。でも1組はウルドゥン(ヨルダン)よりもイーラーン(イラン)が有利だな。

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Road to Germany 2006

サッカーW杯アジア一次予選の天王山といわれたウマーン(オマーン)戦が終わった。

得点は1-0だが完勝だったといってよい。これまでの試合と比較したら、ひやひやするシーンはほとんどなかった。
高原はいいシュートを3本ほどはなったが、相手GKの好守に阻まれた。まあ、一点くらい入っていてもおかしくはなかったが、来年の最終予選にゴールはとっておいてね。

GK川口とDF宮本の連携が悪くてあわやというシーンがあったが、DF田中が身体を張ってウマーンのゴールを阻止した。

「闘う通訳」(と言っていいのかどうかわからないが)鈴木氏が後半に退席処分を食らったが、ベンチ寄りが左サイドでブラジル出身のアレックスが近くにいた、というのも強運なのだろうな。

AFC(アジアサッカー連盟)のサイトを見ているが、他には今日までの時点で、サウーディーヤ(サウジアラビア)、北朝鮮、ウズベキスタンが最終予選に進出決定。1組のウルドゥンとイーラーン(イラン)、4組のクワイト(クウェート)とチャイナの争いが最終戦にもつれ込んで興味深い。6組もバフライン(バーレーン)が一歩抜けてはいるが混戦だ。中東ではUAE、イラーク(イラク)が敗退、カタル(カタール)が苦しい。7組では韓国がルブナーン(レバノン)と勝ち点差1で最終戦を迎える。韓国はアウェーで引き分けて前監督解任の引き金となったモルディブとホームで対戦する。ルフナーンは順当に行けばベトナムに勝利するだろうから、韓国は気が抜けない。

敗退したとはいえ、東南アジアではタイを筆頭に各国が力をつけてきている。アジアのレベルはまだまだ世界の中では低いかもしれないが、長距離の移動、高温多湿の気候、多様や民族や文化、宗教、荒れたピッチといった独特の条件下でのアウェーの戦いがあり、決して予選で気を抜けない。

まだシンガポールとの一次予選最終戦を残してはいるが、来年のアジア最終予選が楽しみだ。組み合わせはまだ気が早いが、韓国が勝ち抜いた場合、恐らく日本と韓国はシードされて別グループになるだろうから、仮に日本と同組がウルドゥン(ヨルダン)、バフライン、チャイナなんてことになったら、戦い方の方式すら異なるが、今年のアジアカップの決勝トーナメントと同じ相手と闘うことになる。こういう因縁って、けっこう実現するんだよなあ。

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2004年10月10日 (日曜日)

台風

台風22号が関東南部を直撃したが、我が家の周りでは大きな被害はなかったようだ。
ようだ、というのは、こんな天気だから一日中外に出なかったのだ。

それでも、いつも災害に弱い埼京線は、池袋と板橋の間で線路が冠水してストップしていた。
最強の台風で止まった埼京線ねえ。

止まったのはこれだけじゃないので、あいかわらず首都圏の鉄道の雨に対する弱さが露呈されている。
四谷で崖崩れがあって、中央線の快速が止まったが、都心で崖崩れなんて、と思う人も少なくないだろう。
しかし、東京の都心というのは意外とでこぼこした地形で、坂も多く(富士見坂や潮見坂など坂がたくさんある)、我が家の近くにも武蔵野台地の縁辺部となる崖がある。江戸時代は中山道の難所だった。そういうわけで、崖崩れなど起こっても実は不思議ではない。

雨の多さに地下鉄の入り口の階段のところに、止水版が使われたのも久々だ。
東海道新幹線や中央線の快速電車に閉じこめられた人たちはお疲れさんでした。

それにしても、慶事や法事などやむを得ない場合はともかくとして、よく外出するよなあ。

これで台風の上陸が9個目とシーズン記録を更新中。記録を更新したのはイチローばかりではない。
でも、これをすぐに地球温暖化の影響と即断するのはやめよう。しかもその温暖化(しているとして、そ)の原因だって二酸化炭素だけとは限らないのだ。

別に資源やエネルギーの無駄遣いがいいとは言わないが、ヒステリックな新興宗教「地球環境教」に与するつもりもない。

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2004年10月 6日 (水曜日)

ハーンとハン

チンギス・カアン(いわゆるジンギスカン、漢字表記「成吉思汗」)の霊廟が発見されたとのニュースが新聞をにぎわしている。

さて、その名前の表記だが、毎日新聞はチンギス・ハン、日経はチンギスハンとなっている。
後はネットでの確認だが、読売新聞はチンギス・ハーン、産経、共同通信、時事通信はチンギスハン、朝日は見あたらない。地方新聞はこの際省略。

さて、冒頭になぜ「チンギス・カアン」と書いたか。
知ってはいたが記憶が曖昧なので、ウィキペディアで確認しつつ整理するが、上に列挙した表記の中では読売がまともである。

皇帝と訳すのがわかりやすく概念も近い「カアン」のテュルク・モンゴル諸語の古い形はカガン(qagan、漢字表記は可汗)で、これが変化してカアン(qa'an、khan)となった。このqやkhの子音が日本語にはないのよね。

大モンゴル帝国(イェケ・モンゴル・ウルス)、いわゆる元の場合、中華王朝としてではなくモンゴル民族の国家としてみた場合、頂点に立つカアンがいて、チャガタイ、キブチャク、イルなどの分国を支配するのがそれぞれの王のハン(qan)である。中華王朝風になぞらえれば(適当かどうかは別として)、皇帝がカアンで属国である周辺の朝貢国の王がハンということになる。日本の封建制なら将軍と大名といったところか。

チンギスの時代にはモンゴル帝国はまだこうした構造にはなっておらず、二代皇帝(カアン)のオゴディ(カアンの称号を復活させた張本人)以降に全体の長たるカアンと分国を支配するハンという形が形成されていったから、例えば五代のクビライ(またはフビライ)は紛れもなくカアンである。
だが、チンギスをモンゴル帝国の始祖として見なすのが一般的であり、そうした慣例に則って形式的に考えれば本名テムジンと言われるモンゴルの英雄は「チンギス・ハン」ではなく「チンギス・カアン」と表記するのが適当であると考えられる。

読売の「チンギス・ハーン」という表記は、ハーンという長母音にカアン(あるいはハーン)とハンの違いを認識していることが明らかであるからよいとして、あとは皆落第だね。

ついでに言っちゃうと、清は満洲人(ツングース系、モンゴル人とアルタイ系の民族という共通点がある)の国で、明の後継の中華王朝としての性格ばかりが我々の受けた歴史教育では強調されるが、その皇帝はちゃっかりモンゴル・ウルスの後継カアンにも納まっていた。

その清の後継の中華民国は、だからモンゴル全土をいまだに自らの領土だと主張しているし、中華人民共和国も内モンゴルを領土化してしまっている(今や内モンゴルの人口は圧倒的にモンゴル人よりも漢民族が多い)。チベットも清の保護国のような性格だったはずで(確認するのが面倒。少なくとも清の領土や属国ではない。モンゴルはチベット仏教だしね)、それだけで中華人民共和国はチベットに侵攻した(と彼らは絶対に言わないがそうである)。私ゃ、チベットで仏像が破壊された跡を生で見たよ。ひどいもんだ。ターリバーンのアフガンでの暴挙を避難するなら、同様に1950年代後半の中華人民共和国指導部、軍部を非難しないとおかしいよ。

13世紀にユーラシアを席巻し、西にはタタールのくびきという恐怖を残し、ペストを持ち込んでヨーロッパの人口を1/3に減らし、東には元寇はじめとしてあちこちに侵攻したモンゴル。東西文化の融合や交流というプラスの側面もあるけれど、21世紀の今になっても国際関係に負の影響も与え続けているモンゴル。朝青龍のことはとりあえず置いといて(笑)。

実はこうした知識を得るきっかけを与えてくれたのは、アジア史が専門の弟である。
おかげで支那・朝鮮半島一辺倒でない、もっと西側ないし北側からのアジアの視点を少しは得ることができた(つもりである)。

日頃、アジア、アジアとかき立てている新聞も、底が浅いな。

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傘は牛蒡じゃねえ

もう日付が変わってしまったが、5日は大雨だった。
電車は遅れるし(これくらいでも減速しないといかんのか、在来線は)、足下はびしょ濡れ。
まあ、それはよい。

朝と夜と二回、傘の柄の先をこちらに向けて、階段を駆け上がって駆け込み乗車した莫迦に遭遇した。
きちがいに刃物ならぬ凶器である。傘は立派な凶器になる。柄の先が目にぶつかって失明した子供もいるそうだ。
せめて傘くらい縦に持てよ。

雨の日はたいていこうだ。
階段を上りながら、傘を横にもつ莫迦は後をたたない。
怖くてしょうがないから、時々は自分の傘で叩く。こうなると真剣勝負、立ち会いである(んなわきゃないか)。

買ったばかりの決して安くない傘を、郵便局で持って行かれたこともある。

雨の日はいやだね、やはり。

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2004年10月 3日 (日曜日)

同音異義語

ソフトバンクや孫正義はあまり好きではないのだが、とりあえずポータルはMy Yahooにしている(^_^;)。
ネット初期からYahooに馴染んでしまったためなのだが、まあ好き嫌いはともかくとして。

そのMy Yahooを見ていたら、benza.jpというサイトが紹介されていた。
便座のことを扱っているのかと思ったら、武田薬品のベンザブロックのサイトだった(笑)。

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2004年10月 1日 (金曜日)

メジャーでの日本人選手の活躍と迷走する日本プロ野球

野球ネタ、特に昨今のプロ野球のごたごた騒ぎについては、いろんな人が論評しているので、様子見だったが、松井秀喜が30本塁打(今日時点で31本塁打)したし、イチローのシーズン安打最多記録も目前(今日現在で咲いた大麻=なんという変換だろ、じゃなくて最多タイまであと1)なので、一言書こうと思った次第。

実は、昨年の初夏に銀座でTBSの街頭インタビューを受けたのが、オンエアされてしまった。
どうせ没になるだろうと気楽に考えていたので、自分でも番組は見なかったのだが、何人か見ていた知り合いがいた(>_<)。しかもその一人はそのインタビュー直前まで一緒にいたのだ(@_@)。

その当時、松井の本塁打数が確か5本くらいで、インタビューでの質問は「松井の不振」についてどう思うか、というものだった。読売巨人は嫌いだが(というよりナベツネ嫌いかも)、好青年松井にはジャイアンツ時代から好感を持っており、彼のメジャーでの活躍を期待していた私は、当時も雑誌記事などで松井に関する報道や論評にいくつか目を通していた。

そのためもあり、私のインタビューでの回答は「彼は不振ではない。メジャーに自分を合わせるためのお試し期間であり、今シーズンは本塁打は20本程度。来期はもっと活躍するだろう」というものだった。本当よ(笑)。

結果、昨シーズンは16本塁打と私の希望的予測をやや下回ったが、四捨五入すりゃ20本だよね。
そして、それより嬉しいのは今シーズンは本当に予測通りの活躍をしていることである。

あとは打率が今.299なので何とか残り3試合で3割打って欲しい。

さて、翻って日本プロ野球である。
ジャイアンツ中心の放送見料の分配の不公平さや裏金込みの青田買いなど、根本的な問題が解決していないから、仮に楽天かライブドアのいずれかが参入しても、大きく構造が替わることはないだろう。むしろ2リーグはダメだった、とばかりに再び1リーグへの流れが加速する可能性もある。

そんなことより、国際基準にあわせる、というのならSBOの並びをBSOにするべきだろう。
アテネ五輪のソフトボールの実況で、「野球と違ってソフトボールはBSOの順番です」と迷言をはいた(何人気がついていただろうか)アナ氏がいたが、あんたメジャーの中継見てる?と思わず突っ込みたくなった。

この並びは、数字の最初の方が多ければ攻撃側に有利で、逆なら守備側に有利、という表示になっている。
よって、3桁の数字、しかも最大数が3の数字を並べただけで、状況が瞬時に把握できる(SBOの並びに慣れている日本人はそうじゃないけどね)。

アテネで銅メダルだった野球の日本代表だが、BSOの数字の並びを日本流にSBOに並び替えているうちに判断が遅れていたんじゃないだろうか。まあ今の選手はそれほどアホじゃないと思うけど。

リーグ戦での延長戦+PK戦、あるいは延長Vゴール方式、2シーズン制、と国際基準と異なったリーグ運営をしていたサッカーJリーグだが、現在は延長戦廃止の引き分け試合勝ち点1の採用、そして来シーズンから2シーズン制の廃止と、完全に国際基準のリーグ運営となった。1993年のリーグ戦開始からわずか12年でのことである。

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