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2004年9月 1日 (水曜日)

市町村合併に伴う市名考 その1

秋田県の能代市と山本郡7市町村が合併して出来る新市の名前が「白神市」と決まったと昨日報じられた。

市町村合併に対する賛否はさておき、市名についてはひどい例が多すぎ、これは一種の文化破壊であると言わざるを得ない。今回の白神市もその一つだろう。

地元でないので、最適な名称の判断はつきかねるが、本来ならば、能代市か山本市が妥当なのだろう。

しかし、世界遺産である白神山地にあやかろう、という魂胆が見え見えである。
この命名は、従来も批判されてきた「僭称」の一つと見てよいだろう。岐阜県飛騨市、香川県さぬき市(こっちはひらがな市名でさらにたちが悪い)などである。白神山地は青森県にもまたがっており、今回の地域が白神市を名乗ることに関して、「本家はこっち」と青森県議会で話題になるのもむべなるかな、である。しかし、この青森県でもたった2町村(深浦町と岩崎村)が合併して白神町が新町名の候補だというのだから、どっちもどっちと言うべきか。

青森、岩手、秋田の北東北三県は、県レベルでの合併まで知事間では議論されているが、内部にはこうした問題もはらんでいるわけである。

白神山地はせっかくの貴重な原生林で世界遺産なのだから、狭い範囲の自治体の名前には用いず、もっと敬意をもって接するべきだろう。

そういえば、静岡県富士市なんてのもあったな。

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